丘の上から通信

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2010年 06月 08日

チベタン・ヤクのストール(上海の旅−2)

6月4日(金)の午後、上海市内のホテルにチェックインしたあと、
さっそく地下鉄で移動し、新天地というお洒落スポットに行ってみた。

歩きだしてすぐ、なにやら良さげな雑貨が見えるウインドーにぶちあたったので
「上海組合(シャンハイ・トリオ)」というその雑貨小物のお店に入ってみた。
フランス人がプロデュースしているだけあって、
同じシノワ雑貨でもどこか垢抜けていて、お洒落度が高い。

同行のM女史やO嬢らと共にいろいろ物色しているうちに
お店のウィンドー側にかかっている素敵な布ものに目がいった。
黒っぽい色のストールのタグをみると「Yak Wool 」とある。
ウワッ!見チャッタヨ〜!ドウスベカ〜?!

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私が「この地球上で憧れる10大動物」のひとつが
アジア中央の高地に家畜として飼われているヤクだ。
「この毛はヤクの喉もとに生えているニコ毛です」と店員さん。

よく見れば、深いチャコールと濃いオリーブグリーンの色が
光の加減で見えたり隠れたりする。
ヤク毛だけでは、カシミアや、映画『ココシリ』でも知られる
アンテロープというチベットカモシカの毛織物シャトゥーシュ
のようにはいかないのだろう。
ヤク毛70%に絹糸30%を織り交ぜて、しなやかさをだしているみたいだった。

(閑話休題:むかし一度だけ、ある人が持っているシャトゥーシュの
大判ショールを見せてもらい、その場で自分の指輪に通してみたら、
なんとホントにスルスルと指輪を通ったのでビックリしたことがある。
現在ワシントン条約や各国の法律により商業取引はいっさい禁止)

値段はといえば、日本円でも安くはないが、
私はヤク毛の織物は日本でまだ見たことがない。
自分なりにちょこっと考えて(悩んだフリ?)カードで買うことにした。
ヤク好きの私にとって、これはすごく嬉しい買い物だったけど、
旅のしょっぱなにいきなり衝動買いをしたため、
微々たるお小遣いは、旅の出だしでパァにしてしまったも同然だった・・・。
嗚呼、またしても布好き貧乏ヤッチマッタゼ!の巻である。

Shanghai-Trio「上海組合」
http://www.chainavi.jp/shanghai/user.html?sid=3935649

(番外として)映画「ココシリ」
http://www.sonypictures.jp/movies/mountainpatrol/site/top.html

# by team-osubachi2 | 2010-06-08 16:02 | 旅をする | Comments(0)
2010年 06月 08日

我看々世博会了(上海の旅ー1)

先週末の6月4日(金)から三泊四日の上海旅行に行ってきた。
旅行とはいっても、主な目的は上海万博の日本産業館に参加の
日本郵政さんにお納めしたアニメーションの上映を見るための視察旅行である。

今回のように、納品したあとに現地へ視察、しかも海外へ行けるなどというコトは
イラストレーターになってこの方、まったく初めてのことだったので、
ナンテオイシイ仕事ナノッ!と、決まった当初は喜びもしたけど、
報道で見たような長蛇の列や割込みの混乱にウンザリしそうな不安もあった。

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6月5日(土)の朝、今回のアニメーションを制作した「ロボット」の
野村監督ほか5名のスタッフと、2台のタクシーに乗って
市街地の南東、黄浦江という河をはさんで
広大な敷地につくられている万博会場へ向かうも、
ことさらな下調べをしなかった私たちは
どうやって入場するのかもよくわからないままに行ってみて驚いた。

私たちが乗った一般タクシーが行ける7番門にはすでに相当な人がむらがっており、
土曜日ということもあったのだろうけど、
そこはまるで大型連休中の東京ディズニーランドの開門前のような騒ぎだ。
セキュリティー・チェックもあり
入場するだけで1時間はかかるという有り様だった。

運営側は、ただでさえ行列をつくらない国民性のお客のために、
開催直後の大混乱からその後一工夫したらしい。
鉄柵をつづら折り状に囲んでおいて、
一人ひとりそこを通って門に向かうようにしてあった。
巨大なテントの下、鉄柵をくねくねと進む人々の騒がしい様子に、
なんだか巨大市場で家畜の牛や豚の出荷光景を見ているような気がしてきた・・・。

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1時間ちかくかかって7番門を入って無事、郵政の担当さんとお会いできた。
混雑の中を抜けてきたせいか、それだけでなんだかホッとする。
7番門から対岸の日本産業館のあるエリアまで、河の下に通した連絡地下鉄線で移動。
なんとか予定時間に指定の場所にたどり着き、脇の入り口から入れていただく。

日本の今を紹介するイメージ映像や、参加企業の各ブースを順番に見てまわり
ようやく郵政さんのブースで、完成したアニメーションの上映を見る。
他企業の最新技術と近未来をうたう
「これでもか、これでもか」なドカンドカ〜ンとした展示や映像の中で、
私たちの手がけたアニメーションは、ふんわりとぬくもり感のある映像で
いい意味で、ちょうど箸休めみたいにホッとするものとして感じられた。

が、3分間の上映は、それこそアッという間で、
ついつい仕事としての出来具合を見てしまう。
ま、それはそれでいいのだけれど、今にして思えば、
一般の人々がどんな風に見ているのか、どんな反応をするのか、
担当さんから反響の話はうかがいはしても、
自分の目でまわりの人々の様子をうかがう余裕はまったくなかった。
それからも、案内にしたがって館内をざっと見てまわり、
正午ごろ担当さんにお別れして日本産業館をあとにした。

その後、乗るもひと苦労、降りるのにもひと苦労する巡回バスで移動し
ゼネラル・モータースのパビリオンの列に並んでみた。
最後尾あたりにいた係の人は「(ここから)20分」と言っていたとかで
一瞬期待して並んでみたものの、そんなにうまくコトが運ぶはずがない。
炎天下に持参した携帯イス(万博には必携デス!)と水分補給で
ちょいちょい休みながら待つこと2時間半。
ようやく入場したGM館での、上映映画やショーといった見せ物は
お金がかかっていた。

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GM館の行列待ちで体力を消耗し、遅い昼食をすませたころはすでに夕方に近く、
ここから閉館まで可能なかぎり見て歩くという野村監督を残し、他の6名は離脱。
土産ものを物色したり、写真を撮ったりお茶したりしながら
ゆっくりと出口にむかい、タクシーをひろってホテルに戻った。

上海万博一番の人気は、もちろん中国館(入場は要予約)。
次いで、建物だけで136億円かけたというサウジアラビア館だそうだ。
その待ち時間はなんと8時間だとか!うへぇ〜・・・聞いただけで気が萎える。
そのサウジ館だけを目指すリピーターは多いそうだが、
これから雨期や真夏を迎えてますます厳しくなる環境の中、
上海万博に行くなら、帽子や日傘、水や補給食、
そして折りたたみ式の携帯イスは必携だ!

(閑話休題:万博会場は全体的に清掃が行き届いていて、
トイレもこまめに掃除されていて問題なかったけど、
入館待ちの行列の足元は、現地の人々の補給食・・・キュウリやプチトマトのへた、
ピスタチオや落花生の殻、スナックの袋ゴミなどが散乱していて汚い)

私たちを空港からホテルまで送迎してくれたガイド嬢は
「私は一回行きました。でも、もう行きません」と言っていたけれど、
個人的にはまったく同感だ〜。
でも、仕事とはいえ、現地に連れていっていただいたコトや
海外の万博を見聞するという経験をさせてもらって、本当にありがたいことだと思った。
このたびのお仕事に、非常感謝!

中国2010年上海万博
http://jp.expo2010.cn/

# by team-osubachi2 | 2010-06-08 14:19 | 旅をする | Comments(0)
2010年 06月 03日

YEBIS BEER

夏はやっぱりコレだ!と言いたいところなのだが、
お酒は好きでも、実は舐める程度しかいけない私は
おいしいと思う以上の量は飲めないから、
いまだ二日酔いになったことがない。
なので、自分にはお酒のことを語る資格はないと思っている。

中でもビールはことに弱くて、コップに半分がせいぜいなのだけど
それでも最初のひと口はホント〜に美味しいなあ!と思う。
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たいして飲めなくても、お酒と食事とおしゃべりの3点セットが大好きで、
独り暮らしの頃は、ときどき一人で飲みに行くこともよくやっていた。
私にとってのお酒は、飲む量よりも
おいしく楽しく飲めるかどうか・・・が大切なんである。

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今回は、以前、BSフジの
エビスビールのスポット番組でいただいたお仕事から。

*すべての画像、イラストレーション、文章の無断使用及び複製・転載を禁じます

# by team-osubachi2 | 2010-06-03 15:58 | 仕事をする | Comments(0)
2010年 06月 02日

今が旬

いいお天気だ!
昨日もだったけれど、今日もホントにいいお天気だ!
(これでもう少し気温が上がってくれるといいのにな)
すでにたびたび食卓にのせてはいるのだが、
初夏を知らせてくれる食べ物といえば、やっぱりコレかな。

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うちでは、豆の黒筋のところに切り込みを入れておいて、
沸騰した水500mlに、塩大さじ1と酒50ccを入れ、
2分半〜3分弱茹でて30秒ほど放置してからざるにあけて冷ましている。

モチーフとしても大好きなそら豆だけど、
太くて立派なさやからわずかな豆粒を取り出すとき、
なんでこんなに柔らかいふかふかの綿に包まれているのだろう?と
いつも不思議に思う。
でも、人も生まれたてで小さいうちは、真綿にくるまれて育てられるのだから
そら豆は箱入り娘にも似た大切さで種子を育てるのかしらん。

食べるときに剥いた皮からは、育ちきった若い娘のように、
なんともセクシーなカタチをした(?)あざやかな色のそら豆が、
つるつるりんと登場する瞬間がたまらない。
バカのひとつ覚えみたいに、何度でも同じ感動を受ける。
今年ももうしばらくは、このカタチと味が楽しめそうだ。

# by team-osubachi2 | 2010-06-02 12:08 | しみじみご飯 | Comments(0)
2010年 06月 01日

人の縁、地の縁

先週末、つよい寒気が入って、これから冬が来るんじゃないか〜?と
勘違いしそうな寒さの中、相方とともに私の郷里である富山県と、
相方の友人たちがいる石川県とをまわってきた。

まず富山では、母親の出資で二人の結婚記念写真を撮影。
二人して、ことさらな挙式や披露宴はしたくなかったので
年明けに入籍はしていたものの、互いの両親の希望もあり、
写真だけは撮っておこうということになったのだ。

はじめは気恥ずかしくてたまらなかったのだけれど、
撮影前日に衣装選びをするうちに、だんだんとキモチが高揚してきた。
ダッテ〜、女ノ子ダモン!そりゃあやっぱり、ネ。
ということで、当日は、せっかく一生に一度なんだし、と
文金高島田にドッシリした打掛けや、裾の長〜いウェディングドレスも、
コスプレよろしく面白がりながら撮っていただいた。

「これで肩の荷が降りたみたいな気持ち」と言って
付き添いで同行した母親も嬉しそうだった。
高校を出てすぐに上京してから、もう四半世紀以上になる。
甘えよりも独立心の方が勝る可愛げのないムスメも、
ま、これで少しは親孝行が出来たかな?と思ったりした。

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撮影のあと、午後は金沢へ移動して、
子供のころ遠足で来たことがある兼六園以外は
まだ知らない金沢の街を少しばかり歩いてみた。
時代小説好きとしては、いろいろ発見したり
妄想(?)をかきたてられるような武家屋敷跡が点在する町を散策したり、
金沢での取引先でもある呉服店「ゑり華」さんを訪ねたり・・・。

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ところで、今回の金沢訪問は、
相方が石川県のダイビングショップを贔屓にしていて、
日曜はそちらの創立記念パーティーに参加しに行ったのだけれど、
浅草出身で横浜市在住の人間が、
なぜ石川のショップを一番贔屓に?と不思議に思うのだが、
彼の母親も富山にほんの一時期住んでいたり、
おじさんが富山の女性と結婚されて富山市内に住んでいたり、
彼自身、仕事がもとで知ったダイビングショップの人々と
仲良くなったりして、なぜか北陸の土地との深いご縁があるようだ。

そして私はといえば、着物を着るようになる以前からのことだが、
よく遊びにいったり友だちができたりと、浅草とのご縁があって、
吉原大門からもほど近い相方の実家を訪れても、違和感を感じない。

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目に見えるカタチで、人の縁というものを
私たちみんなは人との出会いを通して知ることができるけれど、
同時にそこには、目には見えない地の縁という
不思議で魅力的なものがあるのだと感じずにはいられない。

私は、人や土地と出会ったり、住んだり、旅で訪れたりするコトも、
そもそも『ご縁』というものがなければ成立しないと思う方なのだが、
人の縁も地の縁も、本当は目に見えないところで元々つながっているものを、
生きてる私たちには、あからじめ知らされていないだけなのかもしれない。
それがひとつひとつ、人それぞれにつながってあらわになっていく面白さが
人生における出会いの醍醐味なんじゃないのかな?
・・・そんなコトを思ったりした旅だった。

# by team-osubachi2 | 2010-06-01 11:04 | 出かける・見る | Comments(1)