丘の上から通信

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2018年 10月 07日

祝・新成人の振袖姿前撮り祭り

*10月7日(日)晴れ、気温32度のあっつ暑の日

若いときに知り合って、なぜか不思議と気が合って、
でもってお互いの良いところも悪いところも知っててなおずっと長く付き合っている
我が「生誕祭(お誕生会と称して年に四回ほど集まる)」メンバー四人。
そのうち同級生のKaとHa二人それぞれのひとり娘YちゃんとMちゃんが生まれておおよそ二十年。

赤ちゃんの時から見てきたお嬢二人も、生まれ月が近く、お互いの母親の仲を通じて
幼い頃からまるで従姉妹みたいにして育ってきた。
そんな二人がもうじき成人式を迎えるというので、今日はその新成人の記念の前撮り日。

カメラマンはこれも我ら生誕祭メンバーには昔から馴染みの武藤奈緒美さんにお願いし、
着付け師さんも我らの昔馴染みである友だちMさん、
ヘアメイクさんも武藤さんや私には馴染みの木村智華子さんでかため、いざ!!

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まずはYちゃんの番。

あらま〜!白地のお振袖、なーんてきれいなんでしょ♡
黒地の帯に少しばかり抑えた赤の小物がまたピッタリね!

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最初は緊張して堅かった表情も、武藤さんの話しかけで徐々にほぐれていって・・・。

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先にYちゃんが撮影されている間、 Mちゃんがヘアメイクをして貰って、と。

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あらま〜♪ ほっぺのピンクがまるで水密桃のよう。

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肌が白いMちゃんには若々しいピンクの振袖、ピッタリね〜♡
白地に金の錦帯も品格があって綺麗だわ〜〜あ♡

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あら〜綺麗♡まあ〜可愛い♡・・・なんつー感嘆台詞を連発する自称「偽叔母」のYoと私は、
この日メシスタント兼雑用係を買ってでた。
若い二人のみずみずしい姿を私達も愛でるためであ〜る♪

だって、赤ちゃんの時からずっと見てきたんだもの、いつも話に聞いてきたんだもの。
晴れて成人を迎えようとする二人のこんな素敵な前撮り祭りよ?
偽叔母としては絶対見なきゃ駄目ぢゃんよ?!w

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荷物の多さにくたびれた母親二人と偽叔母二人に囲まれて記念撮影もして、
まだ十代おしまいの二人は機嫌よく被写体になって撮影は無事終了。

私自身は新成人の当時、美容院で仕立て上げられる振袖姿がとても老けて見えると思っていたし
また、まだ着物に目覚める以前で、あの当時は振袖なんか着たいとも思わなかったのよ。
そんな私から見ると、美しい古典柄の振袖を着て、
ちゃんと前撮りに臨んだ二人はなんてエライのかしら・・・と思ってしまう。

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最近ねえ、てゆーか、この年齢になってみてよ〜くわかったのよ。
自分が若かりし頃、周りのおばちゃん達に散々言われた事。

まだ若いんだから綺麗な振袖を着てね、可愛い着物を着なきゃもったいないわよ、云々かんぬん。

なんで幾人ものおばちゃん達がそう言っていたのか、今はよ〜くわかるの。w
そんな風に思うようになった、感じるようになった、口にするようになった、
これってつまりは自分もようやく一人前の偽叔母ちゃんになった・・・てコトか?!

まだちょっと早いけど、もうじき新成人、おめでとう♡
これからますます綺麗になってゆく二人の将来が楽しみだわ。
結婚するなら早くても良いからね〜?!・・・て、ウザイ偽叔母にもなってしまいそうだ。w

何はともあれ、今日は暑い中、みんなお疲れさまでした♪


# by team-osubachi2 | 2018-10-07 21:22 | 着物のこと | Comments(9)
2018年 10月 06日

一年目、五十年目

私は自分の結婚がとても遅かったので、結婚一年目にして
自分たち夫婦はすでに中年の顏をした新婚カップルでした。

若いときには結婚したいとは露ほども思いませんでしたが、寄る年波でしょうか
四十代も半ばになって結婚すると決めたそのころに思ったことは、
人間余計なことは何も考えず、ただ好きで一緒になるというというのは、
生命循環のうえでも案外大事なことかもしれないなあということでした。

良くも悪くも結婚後の暮らし方は夫婦の数だけそれぞれあるのでしょうが、
(たとえ馬には乗れずとも)人に添うてみるのは人生面白いのではないかと思うようになりました。


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結婚して五十年が大きな節目かもしれませんが、今年五十年どころか
結婚六十周年を迎えるはずだった舅殿と姑どのが最初に知り合ったのはさらに古くて
互いが高校生くらいの年ごろだったんだとか。
戦後の東京で出会い、青春時代から人生の終わりまでの連れ合いを一人の人に決めて
苦楽をともに生きて来たというのは、想像するとこれはなかなか大した事だと思うのでした。

今年の二月に先に旅立った姑どのの、なんやかや後の手続きを
今もゆっくりとこなしている舅どのです。


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上段「一年目」 下段「五十年目」(c)Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます


# by team-osubachi2 | 2018-10-06 16:44 | 人を描く
2018年 10月 05日

秋色の着物と帯で

この頃とんと見かけないけれど、むかし流行った漆箔の帯って好きだ。

金銀錦だとか、唐織なんかの糸錦とも違ってて、
例えるなら、いぶし銀の渋みみたいな存在感がある。(なんて思ってるのは私だけか?)

これは元はヨレヨレして相当にくたびれた古手の洒落袋帯。
でも、錆びた朱の地色と、焦げ茶色の漆箔で織り出された葡萄唐草がなぜか私には捨て難く、
悉皆屋さんへ手入れに出し、帯芯を新しくして、
ついでに短くして(開きのままの)名古屋帯に直して貰ってあったもの。

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秋になったので、こっくりした色が着たいな〜♪と思っていたら、ブログ友だちからお出かけのお誘い。

あら!それなら、そのお友だちが好きだという焦げ茶色のざざんざ織に、
この葡萄唐草の漆箔帯を締めて行こうかな。

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待ち合わせた場所は、リニューアルした日本橋高島屋S.C.・・・ん?「S.C.」って何だ?
あ、ショッピングセンターね、そうか、ハイハイ。ともかくその日本橋高島屋S.C.で今開催中の
「黒柳徹子×田川啓二コレクション もっとSUTEKICHI!」展を一緒に拝見した。

トットちゃんがパンダ好きになるキッカケになった最初のぬいぐるみが拝見出来て感激。
田川さんのビーズ刺繍も凄いんだね。個人的にはお人形を座らせたくなる椅子が良かったな♪

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その後ランチとお茶しながらお喋りを楽しみ、お互いガス抜きしてスッキリした顔で早めに家路に着いた。
途中パラリと雨がきたけれど、雨ゴート(これだけは化繊のワタシ)を着たままでも平気な涼しさで助かる。

しかし、何十年着てても、半襟付けと、着た後の後始末は正直言って面倒くさ〜〜〜い。

だけど、毎日着るわけじゃなし、次に身につける時、自分なりに我慢ならないのは
ふくふくに膨らんでしまった帯締めの房・・・。
なので、帯締めの房だけは紙で巻いてマスキングテープで留めておく。

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暑かったり寒かったり、単衣も袷も引っ張り出して、その日その時のお天気に合わせて装う十月。
さて、次はいつ着られるかな?

楽しいお誘い、どうもありがとうございました♪


# by team-osubachi2 | 2018-10-05 14:40 | 着物のこと | Comments(2)
2018年 10月 04日

労いと感謝(田中昭夫issue)

*10月2日(火)晴れ

自由が丘の「岩立フォーク テキスタイル ミュージアム」さんで開催中の『アフリカの藍、日本の藍』展。

岩立さんのコレクションに迎え入れられた正藍型染師・田中昭夫御大の布も
今回展示されるのにあわせて津田千枝子さんが「田中紺屋の藍仕事を解説する」というので、
予約受付日に朝から電話して申し込んでおき、うちから近場なのも有り難く、
いそいそと支度してお話を聴きに行ってきた。

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津田さんとけろさんと、のちの田中ガールズが発信した騒動(?)に
興味を持って川口へ見に行ったのがもう四年も前のことになるのか。
月日の経つのは本当にはやいなあとしみじみ思う。

過去ログ「田中昭夫さんの藍染め」

改めて過去ログを読むと、冒頭に記した部分への思いを新たにした。
生涯かけて一つ事に取り組んできた一職人にとって、
幸福な引退っていったいどういうことを言うのだろう?と。

津田さんのお話は、残された端切れや雑誌の記事や動画などを見ながら
あらためて御大との出会いのキッカケからはじまり、
ご自身も型染めをなさりながら、何十年と御大の仕事ぶりを見てきて
技の確かさや、彼一個の仕事の工夫などをお話なさっていらして、
現代では稀有なものになってしまった(馬鹿正直な)仕事を、
とても、とても大切に思っていらっしゃる風が伝わってくるのものだった。

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四年前の引退宣言後の自宅展から始まって、青山での頒布会、限定のネット販売、
そして昨年の名古屋での若い衆とのコラボ展でのフィーバーぶりは
人生もお終い近くなって打ち上がった、信じられないくらいの大花火の連発ぶりは
場外から見守る御大の布ファンらにも興奮覚めやらぬものだったなあと思う。

そういえば、四年前には、せめて夫婦で温泉でも入っていただくだけの売上げが出来れば、
なーんてところで締め括ったのだけど、はたして御大夫婦は温泉に入っただろうか?
藍の世話に夢中で温泉どころではなかったりして・・・?
嗚呼、推して知るべし、職人の女房子供のこころ・・・。
(個人的には、フィーバーの後の確定申告と納税が心配だったけど w)

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うかがえば、かつて個展を開いても、会場は閑散として人気もない時期もあったそうだけれど、
へこたれずに一所懸命に働いた仕事から生まれた布は、この四年の間、
その時期には想像も出来なかったほど多くの人に望まれてお嫁入りした。

実際にはかなり面倒くさそうな頑固一徹人間の御大とのやり取りや、
布が羽ばたいてゆための面倒一切を見てきた津田さんとけろさんをはじめ、
田中ガールズ(一部ボーイズも)の皆さんのご苦労と奉仕の働きがあったおかげだ。

津田さんがこうして田中紺屋のお話をなさるのも、ひょっとしたら今回でお終いかもしれない。
(と、こちらが勝手に思ってるだけだけど)
どんなお祭りにも名残惜しさと一抹の寂しさと共に終わりがやってくるように
リバマ御大騒動にもいつか終わりは来る。

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引退後もやることと言ったら染めるしかない御大も、でも、もう八十三歳。
生涯現役というのは大体の職人にとっては(私にとっても)理想だけど、
もはや若い時のような仕事ではないのを一番堪えているのはご本人なんだろう。
この先どうなさるのかはわからないけれど、御大の藍染めのいちファンとして想う。
おかげさまで自分が心から好きだと思う布と出逢えました。
これまでのご苦労を労いたい気持ちに代わり、この布をこれからも可愛がってゆきます♡

田中昭夫御大とご家族、そして津田千枝子さんとけろさんと田中ガールズの皆さんに心から感謝!
まだまだ何かある(?)かもしれないけど、御大、どうぞこれからもお達者でいてネ♪
どうもありがとうございました♡

**********************************************

↓御大のすべて(?)のことの顛末は以下からどうぞ。

正藍型染師 田中昭夫/けろ企画


# by team-osubachi2 | 2018-10-04 00:09 | 着物のこと | Comments(2)
2018年 10月 02日

藍と藍

台風一過の昨日は蒸し暑かった〜!
今日も暑さは多少残ってたけど、でも、湿度は下がったかな。
気持ちの良い風が吹いてたけど十月の頭はまだ暑い日が多いから、
着る着物はもっぱら紬や木綿の単衣だったりする。

今日着たいと思ったのは牛首紬。
最初は袷だったのが、四十代後半からだったか、真冬に着ると
なんとなく冷やっこいもんだから、単衣に直してもらったもの。
私にはこれが正解で、今日みたいな陽気の日とか心地良く着られるんだ。

で、これに田中昭夫御大のカタバミ模様の藍染帯を締める。

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藍色の着物に 藍色の帯、、、。

はあて、これを秋めくように着るにはどんな小物合わせがいいのかな?

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自分としてはこういう色使い ↑ 好きだけど、これは、、、そうね、
もっと年齢がいってからでも出来る色あわせかもね?

カラリと晴れ上がった秋の空には、ちょっと大人しすぎるかもだ。

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着物ビギナーだったころから好きなのが、帯締めに緑色系統をもってくること。
数はないのだけど、秋になるとこんな色目の ↑ 帯締めを使いたくなる。

帯揚げにも飛び絞りで地味な緑がちょっと見えるものを。

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やっぱり栗の季節なんだし、↑ 栗色に近い赤茶色の帯締めもありかしらん?

帯揚げはグレーに茶の染分け模様のものにしてみようか。

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昨日の暑さなら、麻襦袢にしたかもしれないけど、今日は風がサラリと秋めいていたから、
自分でこさえたバティック(つまり木綿ね)のお襦袢にしたので、
色が散らからないよう帯揚げの色味も似たのを優先、二番目の組み合わせに決めた。

向かった先は、うちからも遠くない岩立フォークテキスタイルミュージアム。

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本来は展覧会期中の木、金、土曜しかオープンしていないのだけど、
今日は講演会があったから、予約済みの方々のための開館日。

お話の感想は、、、また後で書いておこうかな。


# by team-osubachi2 | 2018-10-02 23:53 | 着物のこと | Comments(4)