白瓜の浅漬け

この二三日、湿気った南風が吹いてきて
どことなく梅雨の走りみたいなお天気だったし、
今日の午後なんて、晴れてきた空のむこう、
海の上にはむくむくした入道雲がもう見えてたもんね。

スーパーで白瓜があったので、きざみ茗荷と一緒に浅漬けにする。

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パリパリ、パリ・・・♪
瓜の類いが美味しい季節になったね。


by team-osubachi2 | 2018-05-24 22:06 | しみじみご飯 | Comments(1)

雨の銀座で

午後、パパ(舅どの)の見舞いに行く前に銀座へ寄った。
小雨が降り出した中、ちょうど松屋銀座の角にさしかかったとき、
中から出て現われた女性の姿を見て、思わず声をお掛けして、しばし立ち話をした。

女性の名前は、アンネット・一恵・ストゥルナートさん。
1971年日本人ではじめてウィーン国立歌劇場の団員歌手になった方だ。

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この春、アンネットさんのドキュメンタリーを見てとても感動した。
*「わたしのラストオペラ〜ウィーンの日本人歌手最後の舞台〜」
(NHKBSプレミアムにて2010年初回放送)

ことに、ハレて劇団員とはなったものの、
日本人として言葉に尽くせぬの差別を受けていた最中、
稽古する全員の前でアンネットさんを救ってくれたのが
かのカラヤンだったというエピソードを見たときには涙でボロボロになってしまった。
(*備忘録として/ゆびはじぶんに「カラヤンと日本人」

私個人の勝手なイメージだけど、カラヤンと聞くと
気位が高くて強面のハンサムというイメージだったのが、
アンネットさんのお話で、実はカラヤンという人物は
とても大きくて、寛くて、あたたかい温情を持ち合わせてる人だったことを知って
目からウロコが落ちたようなキモチになった。
その温情が、アンネットさんの思い出語りとともに
フワ〜・・・ッとこちらにまで流れてくるようで、とても深い感銘を覚えた。

ご苦労が大変に多かった人生でいらしたようだけれど、
良いお家に育った方のようで、少し古風でとても美しい日本語を話される。

交響曲好きのうちの相方がカラヤンの大ファンで、
彼も番組を見て感動したことを伝えると
「カラヤンは私の恩師です(そう言えるってだけで凄いなあって思う)。
そうですか、ありがとうございます。どうぞご主人さまへもよろしくお伝えくださいね」
とおっしゃってくださった。
「お会いできて嬉しゅうございました」と何度も感謝の言葉を云い、
お互い「ありがとうございました」とその場をあとにした。

云ってみれば袖を振り合うただけのご縁だけど
おだやかな雨と余韻でしばらくの間胸の内がしっとりと潤っていた。
人生、ときどき思いもしないところで、こんな偶然の出会いってあるね。

by team-osubachi2 | 2018-05-23 23:25 | 日々いろいろ | Comments(0)

夏の出番に備えて

昨日はいいお天気だった。
風はさわやかに乾いていて、真っ青な空にポンポンとちぎった綿毛のような雲が浮かび
これぞ待ちかねていた五月晴れがやっときた!といいたくなるような晴天だった。

せっかくなので、春の「マイ小紋祭り」でゲットした
駒絽の小紋(ようやく袖丈のお直し完了)と、縮緬小紋の単衣を虫干しした。

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縮緬の単衣は、昭和のころの印判の瀬戸物の小皿を思い出させてくれるような柄で、
紗綾型や亀甲や七宝、草木の花模様などの裂取りに、
チープな文人画や山水、それから魚鱗に鳥獣といったモチーフが染めてあって、
ジャンルでいえば和更紗だの江戸更紗にこういう感じのものも含まれるのかしら?

いまどき流行りじゃないかもしれないけど、いかにも小紋らしい柄もの、
実は案外好きで、二十代の頃によく着てたっけ。
無地っぽいのや江戸小紋なんかもイイけどね、こういう小紋を見てると、
はじめて自分で着物を着た頃のワクワク感が内側からよみがえってくる気がする♪

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風を通し、さっぱりしたところでアイロン掛けして、
ついでにしつけ糸もとっておく。
近いうちに里子に出す予定の着物や帯を取り出して、
それと入れ替わりに夏の“やわもん”が一枚ずつ箪笥に収まった。

さあ!これでいつでも出動オッケーよ!ルン♪

by team-osubachi2 | 2018-05-21 15:31 | 着物のこと | Comments(6)

七年前も英国ロイヤルウェディングの中継を夢見心地のように見てたけど、
今日のハリー王子とメーガンさんの結婚式も
思わずテレビの前でジーーッと見入ってしまったわ♡

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まるで夢のような荘厳さと美しさ♡・・・でも、これは夢じゃないのね。

この新郎と新婦の婚礼はおとぎ話なんかじゃなく、ましてや映画やドラマでもない、
まぎれもない現実で、歴史に刻まれる事実なのねえ。

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指輪交換のとき、メーガンさんの向こうに、
感無量といった表情で映ってらした新婦のお母さまもまたとても美しい方で
ジーッとそのお顔に見入ってしまったけど、
まさか自分の娘が英国王室に嫁ぐことになるなんて、
夢にも思わないことだったでしょうね。

人種も国境も越えて、健やかで美しい人を生涯の伴侶に得た王子さま。
心に深い傷とおおきな苦痛を抱え、それを乗り越えてきた人の幸福って
まわりにも広く大きく伝播してゆくものなのかもしれない。

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お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。

The Royal Family

by team-osubachi2 | 2018-05-19 23:14 | 日々いろいろ | Comments(2)

浅草は三社祭

*5月18日(金)晴れのち曇り

午後、銀行をまわったあと浅草へ向かう。
今日から浅草はお祭りだ。

町のいたるところに揚げられた提灯も、どことなく粋な感じがする。

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まだ入院中のパパのところへ行く前に、松屋浅草で差し入れを買い、
その足で仲見世の脇にある履物屋へちょこっと立ち寄る。

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スッキリとアカ抜けた装いの美しい女性は「辻屋本店」女将の富田里枝さん。

浅草老舗和装履物 辻屋本店「下駄屋.jp」

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お母さまのものだったという三網(浅草神社の神紋)を染めた
町会揃いの着物をお召しだった。
いやあ〜、やっぱり地元の人の祭礼の成りはサマになるね〜♪
この小粋な着物姿を拝見したくて寄らせていただいたのであ〜る。

それから浅草神社へお詣り。

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三社祭は(浅草寺ではなく、そのお隣の)浅草神社の祭礼だから
こちらに三つの宮(神輿)が鎮座している。

最終日の宮出しから宮入りまでが一番の賑わいだそうだけど、
さすがに人混みに怖れをなしていまだ見たことがなくて、
各町の神輿が其処此処でわっしょいしてるとこしか見たことがない。
(それだけでも充分面白かったけど)

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能楽堂ではときどきお囃子があって、
祭りらしい音色で祭りの雰囲気がさらに盛り上がるなあ〜♪

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パパを見舞って病院からの帰り、浅草寺境内にたくさんの屋台がたってて
思わず田楽味噌の焼き団子をほおばってから帰宅した。

お祭りが終われば、下町浅草にもいよいよ夏の暑さがやってくるのかな。
残り二日間、どうぞお天気に恵まれて(宮出しもスムーズにいき)
よい祭礼日となりますように♪

by team-osubachi2 | 2018-05-19 00:26 | 日々いろいろ | Comments(4)

袖の円み

この春某所からちょっとしたお小遣い(のような報酬)をいただいて、
それを思い切って全部着物に投入した。

とはいえ、新品一反買うには程遠い額なので、もちろんリサイクル品。
ネットショップでときどき見て少々気にかけておいた小紋が
春のバーゲンで半額や三割引きになったので『マイ小紋祭り♪』を決行。

二度にわたってゲットした小紋は
袷二枚、単衣一枚、駒絽一枚という充実ぶり。
紬縮緬、上代紬、縮緬に駒絽という生地にしっかりと染められていて、
いずれもほぼ未着用か新古品のものばかり。

考えてしまう。
キミたちはいったいどうしてこんな値段にされてしまったの?と
問いかけたくなるほどにそれらは廉価な値札で大放出され、
小紋にとって受難(?)な時代を思わないでもない。

でも、そのおかげで私が救い上げることが出来たワケで、
買う側から言えばこんなにありがたいことはないから、
悦び勇んで手に入れたのだった。

一枚あたりの値段の安さとコンディションの良さから
なるべく直さずに着られるものを選んだのだけど、
一枚だけ駒絽の袖が短かったので丈出しをすることにした。

七分長くするのに充分な折り上げはある。
盛夏の着物だから裏もないし生地も薄い。
まっすぐ縫えれば大丈夫だから、私にもなんとか直せそうだ。
だけど、難所がある。それは袖の円みのところ。

なので、近場で和裁が出来るお友だちの予定を訊いておいて、
先日ひとっ走り行って助けてもらってきた。

自分で出来るところはやって、円みのところはお友だちの手を借りて
ちょこちょこ直して正味一時間ちょっとって感じ?
お友だちがやってくれたこの円みのところ・・・なんてきれい♡
あらためて思うけど、和裁にしろ洋裁にしろ、
布を裁って縫う技術ってすごいわ!素晴らしい!
あらかた出来たところで帰宅し、
あとは振りの始末だけすれば出来上がりであ〜る。
(・・・まだやってないけど(^ ^;; 今週末には仕上げる予定)

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もっぱら織り好きの私の絽小紋はこれ一枚きり。
でも物良し、柄ゆき好し、お仕立ても良しで、これ一枚あれば充分♪
さすがに今から絽を着るようなことはしないけど、
あとひと月もすればぼちぼち出番かしら?

おかげさまで、これで着られます。
教えていただき、どうもありがとうございました♪

by team-osubachi2 | 2018-05-17 16:59 | 着物のこと | Comments(4)

効く一服

湿度は低いものの、昨日今日の暑さに身体がついていけずにいる。
午前中家事をすませて早めのお昼ご飯を食べたら、一気に眠気が襲ってきた。

だめ〜〜!だめだめ!!
やらなきゃいけないことがあるの。いま寝てらんないの。
それじゃコーヒーでもいれてから取り掛かろうかな。

マグカップを用意したところで急に気が変わった。

そうだ!お薄にしよう♪

少々バテ気味の身体が抹茶を欲してる・・・気がした。

食器棚から大好きな雲鶴青磁の平茶碗を出して一服点て、
麦こがしと干し無花果とをお供にしていただいた。

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30分ほどたった。・・・ん?
なにやら身体の中に清涼感が湧き、頭がスッキリするじゃないの?!
ほおお〜〜〜効くね〜!
いつものドリップコーヒーじゃ忘れていたカフェインの効能。

そりゃ〜うんと昔々には薬として珍重されたものだっただけのことはあるか。

美味しいなあ〜♡ 身体が欲しただけあって、本当に染みるように美味しかった。
一瞬欲がでて、もう一服・・・と思ったけどやめた。
ちょっとした薬効を期待していただくなら、そこでやめておく方がいい。

夕方、ある程度制作の目処がついたところで小一時間仮眠をとった。
横になりながら、ふう〜、よかった、一服にとどめておいて・・・と思う間もなく、
いい心持ちで眠りに落ちた。

by team-osubachi2 | 2018-05-16 23:50 | これが好き | Comments(4)

育てるグレイヘア

ハフポストで面白い記事を見つけたから、備忘録に貼っておこうかな。
じんわりと巷で広がりを見せている女性の白髪、グレイヘアの話題。

18歳からの白髪染めをやめたら「自由」になれた。
グレイヘアを「育てた」女性が乗り越えた葛藤。/HUFFPOST

読んでていたく共感するところ多々あり。
私ももうずっと前から思ってたことだけど、
髪染めを止めるだけのことだのに、世間の見方だとか価値感とか、
自分がどんな風にとらわれているかを知る機会になったりするよね。

場合によっては、他人さまのアドバイスって「世間には非常に正しい」としても、
本当にその人その人、個々の魅力を引き出すための
アドバイスにはなってないってこともあったり・・・ね?

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ある程度の年齢を重ねてくると、自分を縛りつけている窮屈な枠がイヤになってきて
自分に正直になりたい!っていうキモチが大きく膨らんでくるわよね。
自己の葛藤、おおいにオッケーだわ!

でもって何度も日記に書いちゃうけど、ナチュラルな白髪オッケー!
染めて艶やかな黒髪オッケー!
紫色とかチャコールとかアッシュとか、いろんなグレイもオッケー!
自分がのびのびと“自分らしくいられる”そのひとつとして
私が私の白髪を育てるっていうの、いいかも ♪
私もまだまだ育ててる途中。

by team-osubachi2 | 2018-05-15 00:22 | 日々いろいろ | Comments(8)

暑熱の先駆けだったり、寒かったり、走り梅雨のような雨降りだったり、と
めまぐるしくお天気がかわってゆく五月。気がせくような若い夏です。

今週催される展示のお知らせを四つばかりアップしておこうと思います。

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*世界の籠2018「かごを巡る旅」

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「ギャラリーKEIAN」にて
5月18(金)19(土)20日(日)25(金)26(土)27(日)
金、土/11:00〜18:00 日/11:00〜1700 OPEN

かご好きにはこちらの展示のお写真見るだけで
ため息をいっぱいそこらじゅうにこぼしてしまいます。
じっさいにはもう始まっておりまして、残すところ今週と来週二週の週末の開催です。

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*early summer2018 ポンナレット in プレインピープル青山

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「 プレインピープル青山」にて
5月17(木)〜27(日)/10:30〜20:00 OPEN(会期中無休)
ポンナレット/http://www.ponnalet.com
プレインピープル青山/http://www.one-be-one.com

相模湾を見下ろす葉山の丘の途中にあるポンナレットさん。
メコン川流域の大地から生まれた布による着物や帯の初夏のコレクションを
表参道にてご覧いただけます♪

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*白洲千代子展

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「ギャラリーYORI」にて
5月17日(土)〜6月2日(土)/11:00〜17:30 OPEN(月曜休廊)

千代子さんのハンドクラフトによるジュエリー展、
今回は遊び心あふれる指輪にフォーカスしています。

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*日本の夏じたく2018

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毎年横浜の三渓園初夏の催しとしてすっかり定着した感があります
「日本の夏じたく」展。

今年ご参加の中でも、色の組み合わせや織りの巧みさを拝見したい♪
・・・といつも思ってしまう岩崎訓久さん悦子さんご夫妻の染織です。

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そして、もうお一方。
いらくさと大麻という植物の持つ強いチカラを
しなやかな布に変えてしまう手を持つ人、西川はるえさん。
Textile COCOON/http://textile-cocoon.com

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ほかにもため息が出るような手仕事の作品がたくさん展示される会です。
少し遠いですが日帰り旅行のようにして三渓園のお庭と共に愉しめる展示会です。

「三渓園/鶴翔閣および旧燈明寺本堂」にて
5月17日(木)/14:00〜18:00
18日(金)および19日(土)/11:00〜17:00
日本の夏じたく/https://n-natsu-s.jimdo.com
横浜三渓園/http://www.sankeien.or.jp(要・入園料)

悩ましい花粉の季節もすぎて、すがすがしい若夏の空気を体に取り込むように、
其処此処へお出かけいただければと思います♪

by team-osubachi2 | 2018-05-14 15:04 | お知らせ

食べるもののエッセイの面白さを最初に教えてくれたのは池波正太郎さんの本だった。
夢中になって読んで、なけなしのお小遣いで文中に登場したお店へ食べに行ったりもした。
(さすがに高級店や地方の遠いお店は無理だったけど・・・)

以後、沢村貞子さんや向田邦子さん、武田百合子さん、
岸朝子さん、泉麻人さん、藤原新也さんらいろんな作家さんが書く
食べものの話をいくつも面白く読んできたけれど、
先日録画しておいたETV特集『わが不知火はひかり凪 石牟礼道子の遺言』を見て、
石牟礼道子さんの著作物を検索していたら、このエッセイ本があることを知り、
思わず手が動いてポチってしまった。

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表紙をめくるや文中に登場する料理の写真がいっぱい出てきて、
電車の中でページをめくりながら思わず唾ごっくんしてしまった。

テレビや新聞でごくごくわずかに知ってる石牟礼さんの著作は
これまで一冊も読んだことがなく、どういう文章をお書きになるのかは知らないくせに
石牟礼さんの食べものにまつわる文章は、冒頭の美味しそうな写真よりも
はるかに豊かな食べるものと食べることの世界の大きさ豊かさを感じさせてくれて
「豊穣」ってこういうことを言うのかな・・・と感じさせてくれるものだと思った。

と、ここまで日記を書いたいまごろになって帯に記された
池澤夏樹さんの言葉が目に入って、ああ、この帯の文章の通りだなあと思った。

まだ全部は読み終わってないけれど、
これもくり返し何回も読みたくなる一冊になりそうな予感がする。

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いただきもののミンサーのブックカバーでくるみ、
かれこれ二十年くらい愛用している自作の栞をはさんでカバンにしのばせておく♪

by team-osubachi2 | 2018-05-13 00:44 | 買う | Comments(2)