丘の上から通信

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2015年 06月 18日

フェイスライン

春3月のこと、左下の奥歯を一本治療し終えた。
その後、おいおい馴らしながらご飯を食べていたのだけど、
やっぱり最初のうちはかばうせいか右側でばかり噛んでいたら、
案の定一ヶ月後には左側の頬と口角のお肉はほんのりとたるみ、
あごの線もどこか締まりのない顔になっていた。ガビ〜〜ン!!

そう、人間、片方でばかり噛んでいると、
顔の筋肉に差が生じて顔がゆがむのであ〜る。

こりゃいけない!としっかりと左側でも噛むよう意識してまた一ヶ月。
どうやら左側の頬の線も、口角横のたるみも引き締まり
今現在はほとんど左右均等になってくれたように思われる。
(ホントか?)

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もともと食べるのが遅い方なのだが、
20代のころからとにかくよく噛むように心がけている。
よく噛んで食べることの効用はいろいろ言われているが、
フェイスラインがたるみにくいということもあるんじゃないかしらん?

美顔マッサージという必殺技がこの世にあっても
無縁でズボラなこのいやしん坊にも出来るフェイスラインのキープ術。
それはひと口ごとによ〜く噛んで食べることよ!

だって、ほら、よく噛む動物のあごって引き締まってるじゃない?
だからきっと人間だって・・・!?
根拠のない自信たっぷりである。w



by team-osubachi2 | 2015-06-18 18:51 | 日々いろいろ | Comments(6)
2015年 06月 17日

透ける着物を透けにくく着る

梅雨も後半に入っていよいよ湿度の高い毎日になってきた。
よほどヒンヤリするような日ならともかく
これだけ高い湿度に恵まれてしまうと、歩けばそれだけで大汗になる。
着る単衣も「もう透けてもいいんでない?」ってくらいの気分。

とはいえ、紗には早すぎるし、
あれこれ選べるほど持ってはいないから手持ちを工夫して着る。

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ひと様からいただいた格子柄の夏紬は不思議な織りもので
太い糸と紗の糸が交差している。
紗が交差するところは当然のように透けるのである。

いただいてすぐに、六月や九月の蒸し暑い日なんかに
これを着たら具合がよさそうだ!・・・と思った。
下に濃い色の長襦袢を着て、
要は紗の窓が透けないようにして着ればいいのである。

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いただいたこの着物も何度か夏場に着て、その後洗い張りに出し、
白い居敷あては外して仕立て直してもらった。
その間、それとなく濃い色の夏の襦袢を思い描いていたら、
藍色の男ものの麻襦袢に出会い、ようやく念願かなって
今月透けない具合にして着られるようになった!・・・うん、いんでない?

時期を見て、今度は下に白い襦袢を着れば、
この着物はサッとほどよく透ける着物に変わるのであ〜る ♪

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昨年の夏はとうとう出番がなかったしな布の無地帯。
植物から成る繊維は正直に湿度に反応する。
この季節に重宝される理由である。
今年はちょいちょい締めて、
もっと柔らかくしてあげたいなと思っている。



by team-osubachi2 | 2015-06-17 10:28 | 着物のこと | Comments(10)
2015年 06月 16日

手拭い掛け

この方、丘の上に越してきてかれこれ5年半ほど。
今ごろになって、というか、転居以来で放ったらかしにしてきた棚や
あちこち収納の見直し、そして懸案の「暗黒部屋の解除」へと、
ほんの少しずつだけど片付けをしている。

昨日のこと。キッチン収納のすき間から
あら、そういえば、こんなのあったっけか?!とひっぱり出したる手拭い掛け。

芝居や映画なんかでよく見かけるコレが欲しくて、
むかしどこかの物産展でだったか竹で出来たのを見つけて手に入れたのに、
当時の嬉しさもどこへやらですっかり埃まみれにしてしまった。

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ご免ね、放ったらかしにしちゃって。
モノにむかって謝りつつ、お風呂場でサッと洗って拭いて、チャチャ〜ン!
晴れて和室で、着付けのときの紐かけとして使うことにする。
着付けの際に足元にある紐をサッと取るのもへいちゃらだけど
これに紐をあれこれ掛けて着付けるというのも風情やよからん。
活かさないのこそは勿体ないもんネ。



by team-osubachi2 | 2015-06-16 08:49 | これが好き | Comments(4)
2015年 06月 14日

マイおにぎらず

忙しない日のお昼ご飯は
いかに手抜きに済ませるかあれこれ思案する。

仮名の手習いに出かけた日は
正午すぎにはうちを出ないといけなかったので、
よし!っと、岩手産の海苔を一枚ガス火でさっと炙り

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冷凍してある麦飯をチンして真ん中にのっけて、

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冷蔵庫にあった昆布ときくらげの佃煮を
熱々の麦飯の上にさらにのっけて、と。

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で、畳むようにして海苔でくるみ、

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ひっくり返してお皿にのせれば、
あっという間に「マイおにぎらず」の出来上がり〜♪

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つくり置きのカボチャのいとこ煮と
白瓜の浅漬けをお供にしてお昼ご飯にした。
ま、これじゃせいぜい「虫養い」っていう分量だけどね〜。

案の定、お習字のお稽古のあとお腹ぺこぺこになって
先生宅で新潟笹団子をふたつペロリといただいちゃったーん。w
ちゃんちゃん!



by team-osubachi2 | 2015-06-14 11:50 | しみじみご飯 | Comments(7)
2015年 06月 13日

「彦星さんへ」の和歌

いま自分が習っている唯一のものは、月に一度の変体仮名の手習いだけ。
にもかかわらず、なかなかタイミングがあわなくて
毎月行けなかったりもするけど、それでも続けていられるっていうのは
やっぱり好きなんだろうなあ〜、筆を持つことが。
面白いんだろうなあ〜、絵とはまったく異なる線を表現するのが。
もちろん、目標は絵巻物や古書なんかで
一字一句でも読めるようになることなんだけどね。

昨日はまた久しぶりでその仮名文字のお稽古に行ってきた。
今回先生と相談して選んだお題は

「あ末の可はとほ支わ多り尓あらねとも支み可ふ那てはとし尓こ所末て 人丸」

・・・はあ〜?なんて書いてあるですか?
毎度そんなことになる変体仮名。でも、だから飽きないのかも?w

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『天の川 遠き渡りにあらねども 君が船出は年にこそ待て 』
                     柿本人麻呂



by team-osubachi2 | 2015-06-13 11:16 | 日々いろいろ | Comments(4)
2015年 06月 12日

風をきり風に舞う

我が家のベランダは丘と丘の間の窪地に面していて風の通り道になっている。
そのせいか、さまざまな鳥や虫たちの通り道にもなっている。

ちょうど目の前にある珊瑚樹には、この間まで白い花が満開で
いろいろな蜂や蝶たちが訪れていたのだけど、
昨日の午後、ふとキッチンから窓の外を見たら、おや?
珊瑚樹と竹やぶの間をヒラヒラと見慣れない虫がペアで飛んでいるのが見えた。

黒いアゲハチョウにしては小さいなあ・・・と
相方の戸棚から高倍率のオペラグラスを持ち出してのぞいてみたらば
それはチョウではなくトンボの姿をしていた。
わあ〜〜っ!チョウトンボ?!

すぐに検索してみたらば、そうそう、前羽根の先が透明で
黒く微かに青光りして見える美しい羽根はまさに!だった。
生まれてはじめて見るチョウトンボ。
それも二羽いっぺんに!きゃあ〜♡うれすぃ〜〜♡

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丘をずっと下っていったところにせせらぎも出来る河川はあるんだけど
このコたちはいったいどこから来たのかな?
まさかこんなところで見られるとは?!である。

もしかしたら捕食中だったのかもしれないけど、
こちらが気がついてからも小一時間、
風をきりながら、また風に舞いながら、
珊瑚樹と竹やぶのてっぺんぎりぎりのあたりを
なんとも気持ちよさげに飛んでいた。

きっとトンボにだってあるわよね、
飛んでて「あ〜〜、キモチいい〜〜〜♪」って瞬間が。



by team-osubachi2 | 2015-06-12 10:23 | 生きものの世界 | Comments(4)
2015年 06月 11日

バジルとトマト

先月買ったバジルの苗は
売れ残りだったせいか、色あせて葉のあちこちに傷みがあったけど、
まあ、これも苗のサルベージと諦めて買うことにした。

せこい話だが、そんなバジルの苗だったので、
精算するときに一瞬「まけて」とおネエさんに言いそうになった。
でも、財布にちょうど小銭もあったことだし、
この花屋の扶けになるかもなので素直にお金を払って持ちかえった。

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我が家のベランダ草むら園で適当なポットに植え替えて
その後は順調に育っているバジル。

今朝トーストに添えるのにトマトを切った。
塩をふり、オリーブ油をひとっ垂らし。
若い葉っぱをちょっと摘んではりつける。・・・美味しい♪

このバジルひと鉢あれば、夏の間ずっと賄えるのがありがたい。
安い買い物じゃん!・・・値切らなくてよかった。w



by team-osubachi2 | 2015-06-11 10:32 | しみじみご飯 | Comments(2)
2015年 06月 10日

祭も終わりに近づいて・・・

通販サイト、静かに成りゆきを見守っておりました。

残り少なくなった布には、
先に嫁入った布たちが置いてゆく『福』がいっぱい込められているもの。
最後の最後まで、無事お嫁入りしますように。

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いつか、田中御大にお手紙を書こうかな ♪
自分がお嫁にいただいた布のその後の消息として・・・。


けろ企画 (blog)/カテゴリ:正藍型染師 田中昭夫(更新あり)
http://kerokikaku.exblog.jp/i10



by team-osubachi2 | 2015-06-10 10:57 | 着物のこと | Comments(2)
2015年 06月 10日

白い毛

頭髪の話である。
人間五十年も生きてると、
体の毛のいたるところに白い毛が混ざってくるのよねえ。

長いこと、自分の頭にいまどれだけ白い毛が生えてるのか
知りたいキモチはあったんだけど、
なかなか現実直視するキッカケもなかったところへ、
去年皮膚科のトラブルが起きたので、この数ヶ月髪を染めるのをストップ。
ようやくいま現在の自分の頭の白い毛の全貌が見てとれるようになった。w

だんだんあらわになる自分の髪の現実。
(直視するにはちょっぴり勇気がいるね)
第一印象は・・・やっぱり「老けて見える」だった。
でもね、慣れてくると・・・あら?「うん、悪くないんじゃない?」

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この間、美容院へ行ってきた。
前々から白い毛を活かしたい希望を伝えてはあるけど、
地肌につかない程度に部分部分にカラーしたらいいねという話になった。
「年齢的な“見せ方”ってあるからネ」と言われた。
ああ〜“見せ方”ね。ナルホド。
自分で見ても中途半端な感じは否めないもん。
オリジナルを活かしつつ、でも、見せ方を意識する・・・いいね。

その日の帰りの電車の中でのこと。
偶然、私の前とお隣に60代から70代とおぼしき
ベリーショートのグレイヘアが居合せて座った。
どちらもとってもご自分らしいおされなスタイリングで、
「ほら、ベリーショートのグレイヘアはいいものでしょ?」って
無言のまま、後輩のこちらにいいお手本を見せてくださってるかのようだった。

ま、そんなことで、もうしばらくの間部分的にカラーを加えつつ
還暦を迎えるころには、オールナチュラルな髪が格好イイ!
・・・と思ってもらえるような
そんなおされなネンパイ女子(?)になれたらいいな〜♪

・・・ね?ミイちゃん!?
生まれたときから白い毛と黒い毛の友だちんちの猫に話かけてみる。w



by team-osubachi2 | 2015-06-10 10:14 | 日々いろいろ | Comments(8)
2015年 06月 09日

Pray for Beautiful Yemen

先週末のこと、とても哀しい報せを受けた。
在日イエメン人の友だちMの従妹さんが二人、
イエメン国内で起きた紛争のため
サウジアラビアからのミサイル攻撃に巻き込まれて
命を落としたとのことだった。

Mの妻であるRがメールで教えてくれて、空爆の写真と動画を送ってきた。
世界中に流されて誰もが見るニュース映像ではなく、
プライベートに送られてきた私には生まれて初めて見る本物の爆撃の動画だった。


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アラビア半島の西南端にあるイエメンを旅したのはちょうど十年前のこと。
行ってみて知ったのは、このイエメン共和国という国は
オイルマネーで潤う周辺の産油国とは異なり、
エネルギー資源に乏しいこともあって“アラブの最貧国”などという
ありがたくない言葉が冠せられることが多い。
実際農業と漁業と観光以外には
国の産業もこれといって思い浮かばない国で、国外へ出稼ぎに行く人も多い。

こういう言い方をしては変かもしれないが、その貧しさゆえか
途中経由した近代的な都市のドバイとは比べものにならないほど
古きよきアラビアの文化と香りがこの国には色濃く漂っていて、
はじめてそれを見た旅人はたちまち虜になってしまうのである。

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天空から射るように降り注ぐ太陽の光、
厳しく雄大な太古の大地と紅海やインド洋の青い海、
腰布に半月刀を帯刀する男たちと、
ヒジャブを被って何か物言いたげにこちらを見てゆく女たちの瞳。

山々の峰をびっしりと覆う段々畑は静かに雨期を待ち、
暑い午後、険しい崖の上に建つ家々や沙漠の摩天楼の街はひっそりとして
港や市場での売り買いのひとときは人々の熱気があふれる。
いくつもの町を見てまわった。
独裁的な支配者の館、昔の富豪の邸宅、古い大学の町。
はるか古代には乳香とコーヒー豆の出荷でにぎわったのもいまは昔、
すでに廃墟の町と成り果ててさびれてゆくばかりのモカの港跡。

山の麓のある街で、夜明けのアザーンを聞いた。
窓辺にいって外を見ると、塔のある街はまだ黒々として暗かったけれど
紫色をした東の空には鳥の爪のように細い月が低くかかっていた・・・。
貧しさとは決して美しさを見いだす妨げになったりはしないものだ。

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けれども、歴史的背景のもと、現在の共和国になるほんの数十年前まで
この国は北と南に分かれて戦争をしていた。
いたるところで当時の傷病兵を見かけたし、
瓦礫に埋もれたままの廃墟もたくさんあった。
戦後の復興は地方まではなかなか適わない。

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国内には鉄道がなく、移動は飛行機やバス、車に頼るしかない。
大きな道路は諸外国の融資で整備されていて
観光業ではトヨタの4WDへの信頼は厚い。
ある日、そのトヨタを運転していたドライバーの一人と喋っていたら
「いつか日本に行って暮らしてみたい・・・」とポソッと言った。
「どうして?」と聞いたら、
「日本にはあらゆるものがあるでしょ?お金もあるし」
「日本だっていいことばかりじゃないよ」
「でもここ(イエメン)よりはいろんなものがあるよ。
・・・ここには何もない」と言っていた。

もしも日本に行ったら失望するかもしれないよ。
イエメンにだって、いいものやいいところがいくつもあるよ。
・・・でも・・・ドライバーの言いたいことがわかるから黙って聞いていた。
旅人とは無責任な人種なのである。


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それでもこの国の空と大地と文化と、
懐かしみのある人々に惹かれて、春と初夏に二度旅をした。
帰国後、日本で暮らすイエメン人の若い新婚夫婦MとRに出会った。
イエメンのご飯が好きで食べたいというと、
初対面にもかかわらずこの若い夫婦はラマダン中ながら夕食に招いてくれた。
以来十年以上のつきあいになる。
初孫の顔を見にきた夫婦の家族にも会い、互いの消息を訊ねたりもする。

いまふたたび国内に広がった紛争のために
そのMとRの家族や親戚、友だち、そして私が旅でお世話になった人たち皆が
現実として危機にさらされている。

Rからのメールの最後にこう書いてあった。
「祈って。Tomoko お願い」
うん、私にも出来ることはそれしかない。

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信仰心に厚く誇り高い、そのくせ人なつっこくて親しみのある人たち。
気難しいようでもいったん受け入れてくれると懐深く受け入れてくれる。
そのだれもが平和でよりいい暮らしを求めているのに、
さまざまな問題が絡みついて紛争は泥沼のようになっていく。

私は、自分が知っている人たちや、ただ一生懸命に生きる人たちの無事と
自分が見た美しいイエメンの平和のために祈りたい。



by team-osubachi2 | 2015-06-09 11:12 | 旅をする