丘の上から通信

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2013年 03月 04日

魚の土鍋飯

先週末は相方が一週間の出張から帰宅したので、
我が家の週末メニューの定番、魚の土鍋飯にした。

冷凍の魚を解凍するときに、ペーパータオルを敷き、塩をふっておく。
余分な臭みと冷凍庫の匂いが取れるので
面倒でもこのひと手間を忘れてはいけない。
解凍したら、サッと水洗いし、水気を拭き取ってから
切り目を入れ、あらためて塩をふってグリルでこんがりと焼いておく。

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土鍋に研いでおいたお米と、適量の水(出し昆布を戻した水とか)、酒、醤油、
細く切っておいた生姜(たまに油揚げも)を入れて、
出し昆布を敷いた上に塩焼きした魚をのせて土鍋で一緒に炊くだけなのに、
なんだってこんなに美味しいご飯になるのかなあ?

炊きあがって、魚の頭や大きな骨を除き身をほぐしながら混ぜまぜ。
お茶碗に盛りつけてから細かく刻んだミョウガや
三ツ葉なんかも乗っけてばくばく食べる。
でもって、ついおかわりしてしまう。
流行りの糖質制限ダイエットは今現在の我が家では無用であ〜る。
(少しでもいいから炭水化物、要る。だって好きなんだも〜ん)

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結婚の祝いに友人らが贈ってくれた「土楽」の黒鍋も
ちょいちょい使い込んで、いい感じになってきた。
土鍋で食べている私たちも、いわば土鍋に育ててもらっているワケで、
自分たちの歩みの分だけ、土鍋も一緒に育っている。

う〜ん、それはつまり、人生も土鍋も、
旨味は一朝一夕では醸せない・・・ってコトなのかな?
鍋底のほどよい “お焦げ” も土鍋飯には欠かせない味わいであ〜る ♪

by team-osubachi2 | 2013-03-04 18:37 | しみじみご飯 | Comments(4)
2013年 03月 02日

『和服女性』三月の展示@ゑり華

*この展示は終了しました
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今年から、青山・骨董通りわきにある「青山ゑり華」さんで、
思いつくままに描いたいろんな着物姿の人物画を
月替わりで展示させていただいています。

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今月は弥生(なんだかいかにも春めく響きですよね)。
上巳の節句に欠かせないのはやっぱりお雛さま。
いくつか頭に浮かんだ中で、手が最後まで動いたのは流し雛の情景でした。

「ゆび先も ほっぺも赤く 流し雛   紅春」

・・・お粗末。若いころ、元いた会社の同僚の人たちや
そのお仲間らの句会によく参加していました。
(句さえ読まなければ愉しい飲み会・・・といった句会でしたが)
「紅春」はそのころにつけた自分の俳号です。


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何年も前になりますが、某女性誌で
美輪明宏さんがレギュラーで若い女子たちの悩み相談にのるページがありました。
いつもはイラストなど使わないそのページに、その年の春にだけ、
唱歌『朧月夜』の歌詞について日本の美しい景色や心模様について
美輪さんのお話が綴られることになり、
私が挿絵を担当させていただいたことがありました。

なぜかちょっと前からこの『朧月夜』の唄が何度も浮かんでくるので
今回また一枚描いてみました。
春の夕暮れの空の色や、遠く汽車が通りすぎてゆく音が
遠くからもったりと聞こえてくるのが好きでした。



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江戸初期から中期にかけての風俗画を見るのが好きで、
また、その当時の小袖の意匠も大好きなので、
そんな展覧会があるとよく観に出かけます。
たとえば京の都なんかには、こんな男とも女ともつかないような洒落者や傾き者が
うろうろしていたのかなあ〜と想像しながら、
こんな小袖の模様が好き、あんな小袖を着てみたい、とか
自分だったらどんな小袖を着せようか、
いつか機会があったら描いてみたいと思っていたら、この芭蕉の句に出会いました。

「艶なる奴 今様花に 弄斎す   芭蕉」

弄斎(ろうさい)節とは、ある時期に流行った歌謡のひとつらしいです。
実際芭蕉が見た「艶なる奴(やっこ)」はこの絵よりも
もう少し後の時代かもしれませんね。
はたしてどんな色男が謳っていたのやら・・・。
(こちらは男性になってしまったので、和服女性の番外編というコトで)



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*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

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スキャニングがあまりよくなくてすいません。
もしもお近くにいらっしゃることがありましたら、
ぜひ「ゑり華」さんの店頭で、額絵としてご覧いただけましたらさいわいです。

青山ゑり華
http://www.erihana.co.jp

by team-osubachi2 | 2013-03-02 08:19 | 時代もの画 | Comments(6)
2013年 03月 01日

私のお雛さま

今日から三月である。
去年の今ごろ、どなたかのブログを拝見していて急に思い出した。
「あれ?私も立ち雛一対持ってなかったっけ?」
・・・そうそう、そうだ、独り暮らしをはじめた頃、
いつか自分も結婚して広いところに住んだら引き取ろうと思っていたのだ。
あんまり独身時代が長かったせいか、
いつの間にかすっかり忘れてしまっていた。

去年実家に帰省したさい、母親に言って出してもらったお雛さま。
子どもの頃に見て以来何十年と出していない。
・・・どんなお顔だろう?
内心、もしも「怖い」お顔だったら、
そっとそのまま人形寺にでも送ろうかと思っていたのだが、
巻かれた白いティッシュ紙から現れたお顔は
自分が思っていた以上に優しく上品なお顔で、
経年の傷みも裂地にごくわずか見られるだけだったのでホッとした。

そして昨日、ようやく祭りの季節を迎えて
私のお雛さまを何十年ぶりに飾ってあげることができた。
いやあ〜、よかったよかった ♪

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でも、残念なことに、金屏風だのぼんぼりだのと
脇を固める飾りものが何もない。
・・・と、ちょうどそこへ人さまからお借りした見事な染め帯が届いたので
それを屏風に見立てて、ちょいと “記念撮影” をさせてもらうことにした。

まあ〜!背景が違うと人形の表情もこんなに違うものかと驚いた。
お顔が華やいで、とっても嬉しそうである。
(帯、ヤケちゃいけないからネ、すぐに仕舞っちゃったけど)

かたや、私が独身時代によく飾っていたのは、
京都でお土産に買った手のひらサイズのごくちいさな雛壇。
これに画材店で買った小道具を並べて、ひとりで悦に入っていた。

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この豆雛のわずか大豆ほどのちいさなお顔が大好きだ。
(右大臣だけぢゃなく)少し白酒召されたか・・・の歌の文句みたいに、
おめ目がトロ〜ンと「よい心持ちじゃ〜♪」なお顔に見えてしょうがない。
三人官女まで「眠くなってきちゃった〜」な顔に見えてしまう。

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嬉しいことに、先日友人から折り紙のお雛さまのカードが届いたので
それも一緒に飾り、私のお雛さまたちがはじめて勢揃いした ♪

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前もって買っておいた雛菓子はお供えしたものの、
主役以外にはなんのお飾りもなく、いかにも急ごしらえ。
でもって、昨日も買い物に出なかったせいで
桃の枝も貰いモンの一本だけでショボいなあ〜。

でもまあ、ひとまずこれで我慢していただくとして、
おいおいに金屏風やぼんぼりなど探していこう。
どうせだから、旧暦のお雛祭りの日までのんびりしていただこうかな。

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・・・と、お雛さまを飾り終えた昨日の午後、
これもフリーで仕事をしている友だちが横浜方面で仕事をした帰りに、
なんとぼた餅と草餅を持参で寄ってくれた。ひゃっほ〜♪

雛飾りの前にちゃぶ台を出してお茶にし、しばしおしゃべりを愉しんだ。
やっぱりお雛さまと甘いものと女友だちとのおしゃべりっていいネ ♪
ひと足早くひな祭りしちゃった気分。
どうもごちそうさまでした!

by team-osubachi2 | 2013-03-01 00:08 | 日々いろいろ | Comments(6)