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あれえ〜〜?
あんなに一世風靡した作品だけど、
ワタシちゃんと見たことなかったのかあ〜?これも?

昨日の夜、テレビで録画しておいた映画『サタデー・ナイト・フィーバー』を見て
思い出した感覚は・・・「熱き昭和の町の盆踊り大会!」だった。
その町で生まれ育った若い衆にとっては、盆踊り大会は燃えるのよ〜!・・・なんてね。

当時のブルックリンの街の雰囲気や、何気なくも深いところに根ざしてる人種差別、
敬虔なカトリックの教えのもとで生きる若者の閉塞感とかも見てとれるけど、
個人的に感じたお話の物足りなさや主演女優のショボさは置いといて、
全体を通して何が素晴らしいって、やっぱり主役のトニーを演じたジョン・トラボルタよ!

“死語”の賛美はふさわしいかわからないけれど、
とにかくイカしてるわ!ナウいファッションだわ!ディスコダンスもキマッテルわーー♡
23歳の彼の蒼い目から発射されるオーラ光線がスゴイのなんのって!!
このビームに悩殺されたアメリカ娘がどんだけいたかってゆー・・・。
アメリカだけじゃなかったんだろうな。
こりゃ彼一人を世界へむかって押し出すスター誕生の映画だわ。

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日本公開は1978年だって。
洋楽ばっかり聴いていた当時の私には映画よりもまずビー・ジーズの音楽ありきだった。
相方が買った輸入サントラ盤を聴きながらこの日記を書く。
うわあ〜!たまんないわ〜♪ ビー・ジーズ全盛時代の音楽♡
いま聴いても新鮮で、自然に身体がウズウズ踊りだしたくなる〜♪

そのジョン・トラボルタさんもいまや63歳。すっかりふくふくに丸い演技派俳優さんだ。
今夜はサタデー・ナイト。この映画の時代からともに年取った私にも
リビングに響くディスコサウンド以外はしごくおだやかな土曜の夜である。





by team-osubachi2 | 2018-01-27 20:35 | 出かける・見る | Comments(10)

年が明けてからも、あっという間に日が過ぎてゆく。
正月休みも最後の週末に放送していた二本のドラマをとても面白く見た。

一本は『平成細雪』。
あの名作を平成仕立てのドラマで・・・ほお〜、どんな感じになるん?
出だしを見て、設定が上手いなあ〜と思った。
昭和も終わって数年。ついに時代の波に揉まれてもちきれず没落したものの、
まだまだそれまでの栄華を引きずる蒔岡家の四姉妹。

配役もうまいこといってるなあって感じ。
個人的には、あの中山美穂さんがいつの間にこんな大人になってらしたのでしょう?って印象で
堂に入った長女鶴子の芝居に良い驚き。
高岡早紀さんはまたこれまでの女優さんらとは別の雰囲気を醸す次女幸子。
そして、いまやったらあんたらちょうどええがな、ぴったしや!という雰囲気の
三女雪子の伊東歩さんと四女妙子の中村ゆりさん。他脇で登場する人らもなんだかとてもしっくり。

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1983年の市川崑監督の作品を彷彿とさせる部分をあえて含ませてる気もする。
でも現代の事情もうまいこと混ぜ込んで、見ていて物語にすんなりと入ってゆけるし
なによりドラマとしてもとても面白いのは、やっぱり原作のチカラと、
映画に舞台にと磨かれて踏襲されてきた演出ってこともあるのかな?

名作の主人公ってみんなそうだけど、作家・谷崎潤一郎もまた
時空を越えて永遠に老けることなく生き続ける女姉妹四人を生んでしまったのね・・・なんて思ったりして。
お話の筋はわかってても、この先の展開がとても楽しみ ♪

プレミアムドラマ『平成細雪』/NHK BSプレミアム

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もう一つのドラマは去年の暮れに亡くなられた脚本家の早坂 暁さんの追悼で放送の『夢千代日記』。
何度か部分部分では見たことがあったけれど、通しで見るのは
私にはこれがはじめてじゃないかなあ。物語の結末の記憶がない。

もはや昭和のドラマは時代劇なんだなあと思う。
いまはもう聞かれなくなった「表日本」という言葉も出てくる。
戦後の哀しみとかやるせなさとかが画面いっぱいにあふれてる。
日本海側(当時で言えば「裏日本」ね)の冬の気候ともあいまって、
昼間でも薄暗く重く湿った空気のなかに血の通ったやわらかい人情の味がする・・・と、しみじみ。

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主演の吉永小百合さんはまるで風間 完さんの画から抜けでてきたかのような風情だ。
出演の俳優さんら皆さんお若いけれど、ああ、いい芝居だなあ〜って見ていて思う。
でもって久しぶりに聴いた林隆三さんのお声・・・とてもいい心地になる♡

こちらは今夜(草木も眠る丑三つ時に)最後の二回分を放送して終了。
録画しておいて、あとでじっくりと見よう。

追悼 早坂暁さん『夢千代日記』/NHKドラマ

『夢千代日記』脚本家・早坂暁が三谷幸喜に投げかけた「疑問」/エキレビ!

by team-osubachi2 | 2018-01-09 13:40 | 出かける・見る | Comments(4)

*1月5日(金)くもり

間に合った!・・・という感じだ。
去年から気になりつつも行けずにいた展覧会へやっといくコトができた。
板橋区立美術館で開催中の『世界を変える美しい絵本 インド・タラブックスの挑戦』展。
(1月8日月曜/祝日まで)

板橋区立美術館へ行くのは実はこれがはじめて。
『ボローニャ国際絵本原画展』が有名だから、いつか一度は行こう!と思ってはいても
遠いところへわざわざ行くほどの気持ちの高まりがなかった。
でも、今回はぜひ観てみたい!という気持ちが勝った。

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インドの民俗絵画は、ものによっては、日本の昔の、たとえば室町時代の絵双紙だとか
朝鮮の民俗画ともどこか共通する土着の匂いがする。
土地土地の風土に育まれた線の描き方や色使い、
その地域で生まれ育った人の遺伝子に深く入り込んだような表現方法・・・。
描こうと思って描ける絵ではないよなあ〜と思う。

タラブックスさんのお手製絵本はまるで民藝的手工芸品のような輝きがある。
儲けには走らない。小規模のまんま、ひとつひとつのご本を大切に生み出す。

手漉きの、これはコットン紙だろうか、ふっくらと風合いのよい紙に、
美しいインド民画の絵が一枚一枚シルクスクリーンで刷られてゆく。
それをさらに手作業で一冊一冊製本して生まれるご本が醸す美しさと優しさ。
なんでこうも人の心を穏やかだのに愉快な方へともっていくのかなあ?

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たまたまうちの隣り駅から電車に乗れば、
美術館がある駅(終点)まで一本で行けるという長い道中、
いしいしんじさんの『且座喫茶』を読みながら、
文章による茶の湯の宇宙に浸っていたのだけど、
タラブックスさんの絵本も観ているうちに、なんだか壮大な宇宙が
これらの絵本の中にも広がっているんだなあ〜と感じたのだった。

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紙の本は無くならないと思う。
電子書籍と紙書籍はきっと共存する。
ただ、紙の本が生き残るための良い形のひとつが
タラブックスさんのやり方にあるんだろうという気がする。
仮に主催側がそういうことを挨拶文や解説に記さずとも、この展覧会を見た人たちは
みんなその可能性を感じとったに違いない。そんな気がした。
いい展覧会だった。





『世界を変える美しい絵本 インド・タラブックスの挑戦』展/板橋区立美術館にて今月8日(月・祝)まで
(*春4月21日から愛知県刈谷市へも巡回予定)

by team-osubachi2 | 2018-01-05 21:05 | 出かける・見る | Comments(2)

*1月3日(水)晴れ

起床は4時半。早朝5時半ころに家を出た。
私は夜明け直前の透明な空にまたたく星の光を見るのが一番好きだ。
その透明な空にぽっかりと浮かんだスーパームーンが
だんだん西の空に移動して丹沢の山々の端に低くかかるころ、
相模の海の向こうから朝日が顔をのぞかせる・・・♡

思いがけない天空ショーの美しさにうっとりしながら見ているうちに
相方が運転する車は山道を走ってヤビツ峠に到着。
ひと休みして、ゆっくり山歩きの支度をしていると、山の先達一行がやってきて合流。
登り始めたのは朝8時半ごろ。

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大山の中腹にある阿夫利神社とケーブルカーを横目に見て
下からずっと登ったコースとは違い、
ヤビツ峠からはゆっくり休み休み登っても約2時間くらい。

山頂に到着したのは午前10時半ごろ。これでようやく三度目、かな?
まずは山頂にある阿夫利神社の本社へ参拝。

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山頂から方角により関東を一望できる眺めを楽しんだあと、
先達さんが湧かしてくれたお湯をちょうだいしてお昼ご飯♪

むちゃくちゃ寒い日にはこんなあったかい汁物は嬉すい〜い♡

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登山途中も拝んだけれど、お腹をほどよく満たしたところで、
あらためて山頂からの霊峰のお姿を拝した。

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このお姿を撮ろうとしたところ、3年以上経ったわが古スマホはなんと寒さに負けて電池落ち。
コンデジもおなじく作動せず。相方のデジイチに頼るしかなかった・・・。

電気ものは寒さに弱いなあ〜。
北の寒冷地で走る電気自動車なんてぜったい信用できないぞ。

少し軽装備だったメンバーの一人がジッとしてると冷えてきたというので、
まだ正午前だったけど、早々に下山開始。

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帰りもゆっくりゆっくりと下りる。

朝から見えていた霜柱がまだそのまんま溶けずにいる。
今日は寒い日なんだなあ。

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寒気でこわばってるせいか、いや、こりゃ加齢が進んだせいだな、
登り以上に帰りのわが太ももの乳酸値はあがり、ストックを持つ腕にも乳酸が溜まり、
以前よりももっと筋力が落ちてると実感する。嗚呼・・・。

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お土産にたいそう立派な蒟蒻を一つ買って帰り、夜はおでん蒟蒻にした。
寒さと山登りで疲れた身にしみじみ沁みて美味しかった〜♪

今年の大山トレッキングも無事に行ってこられて、いい一日だった。


丹沢大山に登ろう!登山コースを一挙紹介!/YAMA HACK

by team-osubachi2 | 2018-01-04 16:01 | 出かける・見る | Comments(12)

カレンダーに従って日々暮らしているのだから、
「いつのまにか」という言葉を使うのはおかしなことなのだけど、
でも、やっぱり、いつのまにか、もう師走も半ばをすぎてしまって、
今年もどんどん時間が短くなっていく季節になった。

この秋、腰の治療をした姑どののお使いもかねて
今年は一人で築地場外市場へ暮れの買い出しに行ってきた。
まあ、暮れの買い出しなんていうとちょっと大袈裟だけど、
毎度買うのは主に出汁にする昆布、煮干し、そして削り節。
安くはないなあと思う。だけど、出汁がいいと、
ほかの食材は贅沢しなくても「なんとかなる」という気がする。
あと買うのは相方の好物である鯨の串カツと立田揚げ、身欠き鰊、そして数の子くらい。
いつも削り節屋さんで荷をまとめて姑どののお家へ送れば任務は完了!

・・・で、今回は一人で行ったこともあり、
オープンしたときから気になっていたカフェでひと休みした。

あの「PRONTO」が築地本願寺の境内につい先月だかオープンさせたばかりの
『築地本願寺カフェ Tsumugi(紬) 』。

きれいな店内はゆったりしていて、ご案内の女の子の対応も丁寧。
場外市場がすぐそこってゆー場所柄か、朝8時オープンで朝食も食べられるんだそうな。

まだまだ朝の日差しが気持ちのいい窓際で本願寺本堂を見ながら、
堂島あすきロールと珈琲でひと休み♪

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この前テレビで見てはじめて知ったけど、
なんとこの本堂には仏教寺院にしてはめずらしくパイプオルガンがあるのね〜!
今回は見に入らなかったけど、そのうち見てみようかな。
ランチタイムにはコンサートもやってるっていう・・・不思議。

ランチタイムコンサート/築地本願寺

場所柄海外の旅行客もいっぱい訪れる境内・・・。
こうして見てると、なんだか日本じゃないみたいだよね ♪

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うちの実家は日本海沿岸の真宗王国のご多分に漏れず浄土真宗なのだけど、
本堂を見ていて、ふと、そういえば30年くらい前に
両親が体調を崩した身内の見舞いがてら東京に出て来たことがあったのを思い出し、
そうだ、こんな不思議な本願寺、連れてきて見せてあげたらよかったなあ〜・・・なんて
二人とも他界してしまった今ごろになってそんなこと思ってどーするよ?
はいはい、どーにもなりませんね。w


築地本願寺内に和カフェ「ツムギ」がオープン、朝食メニューが充実/女子旅press

by team-osubachi2 | 2017-12-18 17:24 | 出かける・見る | Comments(2)

ドキュメンタリー好きのせいもあって、若いころにテレビ番組で見た
アジア各地の少数民族にキモチが動かされた。

ある番組では怒江という河の流域に住まう人々の暮らしぶりだったり、
またある番組では広西チワン自治区やシャングリラ地方の
村々の生活の様子などを見るのが私にはとても面白かった。

いつだったか、雲南省だか貴州省だか、農耕するある部族で、
女子は子供のうちから黒髪を長く伸ばし(日本髪とは違うカタチに)結う部族がいるのを知った。

少女たちた母親たち、さらにはお祖母さんらも農耕や家事の合間に
民俗衣装のための刺繍布を手芸する。
そうして出来上がったハレがましい衣装を身に纏い
年に一度の大きな祭りのときなど歌垣に集い、若い男女が出会い結ばれる。

いまの世の中にもこういう人たちがいるのかあ〜!すごいなあ!見てみたいなあ!

・・・でもその当時自分が旅したのはムスリム文化圏。
その旅のあとでアジアの少数民族を見てまわろうと思ってみても、なかなか予算と時期はあわず、
そのうち四十代も半ばでついに独身時代もおしまいにすることになってバタバタしつつ今にいたる。

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そんなワケで少数民族的地域への旅は叶わぬままだけど、
こういう衣装展は、でも、見に行けるわ〜♪しかも無料!行かない手はないじゃない?
で、なんとか間に合った『ミャオ族の刺繍と暮らし』展@キャロットタワー。

もうのっけからシビレるような素敵な服が展示されてた。

ま〜!素敵!これ着てみたい!!

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身頃の藍地の染め布にも惚れ惚れしたけど、
別布で付けられたお袖も震えがくるくらい素敵で、
この日はローガン鏡ではなく持参した20倍のルーペでさっそく覗いてみると・・・

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ひゃあ〜〜!わずか4センチ四方くらいの大きさの布に
びっしりと刺された刺繍の細かさに息を飲んじゃった・・・!

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もう出だしからそんなで、あとはもう何を見ても嘆息しては息を吸い、
ルーペで覗いてはグッ!っと息をとめて見入るばかり。

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刺繍ってやったことがないのだけど、ミシンの縫い目よりも短く刺してある細い色糸も
ルーペで見ると、ぜーんぜんよじれてないからどんなに小さい箇所でも糸目の光沢がそろってる。
きっと針を持つ手がちゃんとまっすぐに刺して、まっすぐに抜いて・・・
延々それのくり返しなんだろうなあ〜、なんて思ってみたり。
出来上がったときの喜びっていかばかり。

このスカートのひだもすごかった〜!

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部族によって模様や技法にそれぞれ特徴があって、どれが好きかは訊かれても困〜る。

あ、でも、着てみたいってゆーのだったらハッキリしてる。
これも着てみたい!って思った一枚。

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パーツ、パーツによってユニークな模様を見つけると、お?!って目が喜ぶ。

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刺繍だけでなく、臈纈などの染めの模様もユニークで面白かったなあ〜♪
それぞれに独特で力強いの。

いったいどんな風にしてこれだけの衣装を集められたのかなあって思う。

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これらを所蔵なさってる常滑の苗族刺繍博物館ってなんてスゴイのかしら。
貴州省へは果たしてこの先も旅に行けるかはわかんないけど、常滑市へなら行けるわ!w
またいつかぜひじっくりと拝見しに行ってみたいな♪
そう思いながら会場をあとにした。

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*この展示は終了しました
クライム・エブリ・マウンテンvol.1「ミャオ族の刺繍と暮らし展」

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備忘録
なんといっても布のことならこの方、“布茶”さんのこの展示の日記を貼っておこうと思います。

Blog「布とお茶をめぐる旅」
*ミャオ族の刺繍と暮らし/http://nunocha.exblog.jp/28243913/
*佐藤夫妻、ミャオ族の刺繍と出会う/http://nunocha.exblog.jp/28247291/

by team-osubachi2 | 2017-12-10 16:22 | 出かける・見る | Comments(4)

五島美術館での茶会へ

*11月23日(祝・木)雨のち晴れ

今年も香和会茶道教室のS先生の茶会へ美味しい一服をいただきに
朝からいそいそと着物に着替えて出かける。

着た着物は金茶色の縮緬の無地。
雨天でも平気で着ようと思えるのは撥水ガードを施してあるから。
厄年に誂えたので、「厄難去る」にちなみ紋がわりにちいさな猿んぼがふたつ提がっている。

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天気予報では午後から晴れるというけれど、朝はずいぶんな雨降りだ。
足袋カバーをはき、カレンブロッソには爪革をかけ、
化繊のアップルコート(撥水力があってシワも気にならない)に防寒ショールを巻いて
ガッチリと雨拵えしてむかった先は五島美術館。

この美術館の奥にある起伏に富んだ土地を活かして作られた庭園には
「古経楼」と「冨士見亭」という茶室がある。
この日参加した着物仲間と入り口で合流し、指定場所の待合いで支度をし、
まだそぼふる雨の中傘をさしてまずは「古経楼」の広間の薄茶席へ。

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お軸は『白珪尚可磨』(参考:http://www.kakejikuclub.com/hpgen/HPB/entries/150.html)とある。
白い玉でもそりゃあ放ったらかしでいいわけがない、より輝きを放つためには尚も磨くべし。
磨き続ける努力も要るわけね。そうか、うん。そうだね。自分もそうありたいものだと思う。

お点前よりもついつい見事な室内の建築や建具に目がいってしまった。
でもって、照葉を模したお菓子も美味しかったけど、
冷たい外でしばし並んで順番を待ったあとだったせいか、
お茶の熱さがちょうどよく、冷えた身体に沁みるように美味しかった〜♪

自分の楽しむ「お茶」はしょせんそんなレベルだ。
美しいものを見て、感じて、美味しい茶を喫する。いいんだ、それで。

その一席目を退出するころには雨はあがって、雲がきれてきたかも?!

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待合いになってる会場にいったん戻って、お昼に点心をいただく。
わ〜〜い!地雷也の「天むす」だわん!!好きなんだ〜、天むすぅ〜〜♡

連れのお仲間とお喋りしながらほおばってる間に空はすっかり青空になっていた。
さっきまでの寒さもどこへやら。
お日さまのチカラってすごいのね、日差しのあるところはあったかい。

ってことで、しばし撮影タイム。はーい、撮りますよ〜!

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続いてS先生のお席である「冨士見亭」に入る。

実は二十代のころに一度この五島美術館での茶会に訪れたことがあって、
はじめて冨士見亭(立礼席)からの眺めに感動して、ぜひまた体験したいと思っていたら
はからずもS先生のお席でまた体験することができた。
それも紅葉シーズンで雨上がりのこんなピッカピカのお天気に恵まれて・・・運がいいわあ♡

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開け放たれた窓の向こうには、雨に洗われて澄んだ青空と紅葉しはじめた木々。
小鳥たちがさえずり、吹く風に木の葉が舞い散る様子が眺められる景色こそは
席主であるS先生がお客さま方への最上のもてなしに違いなく、この日一番のご馳走であった♪

お軸は「松風」。美味しいお菓子は偶然ながら私の郷里富山の銘菓「鹿の子餅」。
風光明媚な景色を愛でながら、和製マシュマロといった食感の白いお菓子をほおばり、
窓から差し込む光線越しにゆらぐ湯気とともに点てられた一服をいただく幸せってば、もう・・・♡

こういう喜びをいただきたくて、私はこの先生の茶会に参加したいと思うのかも♪

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満足感と余韻たぷたぷで「冨士見亭」を退席し、続いて「古経楼」の小間での濃茶席へ。
しばし待ったあと、寄り付きでお菓子を先にいただいてから移動し、にじり口から小間へ入る。

たまたま空いた場所めがけて座った位置はお詰めの位置。
席主の大先生(S先生のお母様)と膝を並べて座らせていただく。
こちらの大先生も気取りがなくて、おおらかさと優しみを感じられるお席で、
偶然ながらS先生の娘さんの濃茶点前を柱越しに拝見。

点前座に窓からかすかに外の明かりがさして、釜の湯気のたちのぼるのが見える。
さっきの「冨士見亭」とはまた全然違う風情だ。

(帰宅してからの記憶スケッチ↓ご本人と似てないのですけど・・・(^ ^;;)
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お茶の世界は長年好まれ支持されてきたように侘びてて寂びてて老成したような文化だと思うけど、
お正客ほか皆さんがいっせいに視線を注ぐ中、ものおじせず真剣に茶を点てる若い人の姿って、
いろんな意味での青さが感じられていいものだなあと思った。

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無事に三席まわり終えて、ついでに美術館での展示もさっと見終えて、
素晴らしかった今日一日の余韻でふくふくになりながら家路についた。

今年も嬉しさいっぱいの美味しいお茶をありがとうございました♡


香和会 茶道教室(Blog)

by team-osubachi2 | 2017-11-25 01:35 | 出かける・見る | Comments(8)

映画『普通の人々』

ここんとこ寒さがやってきていたのに油断した。
塩紅茶でうがいするなど初動の手当ても遅れて喉風邪をひいた。
昨日はなんだか芥子を塗ったみたいに喉のあたりが辛くて難儀したけど、
一日寝たらどうにかこじらせることなく小康状態に。
今日出かけるつもりっだった予定もキャンセルして家で安静に過ごした。

午後、今期はじめて電気ストーブをつけて、頭を使わずにすむ作業をしながら、
テレビで映画『普通の人々』を放送していたので見てみた。
ロバート・レッドフォードさんが初監督をして話題になった作品ってことだけ覚えているけど
見たことがないんじゃないかなあ。へえ〜、アカデミー作品賞と監督賞とったんだね、これ。

絵に描いた餅みたいに豊かな中流の上のクラスって感じのお家に、
お父さん、お母さん、そして高校生の息子。
息子だけかと思ったら、みんなして抱えてるものがけっこう重い。

溌剌と明るく元気そうに見えても(見せていても)、
心に抱える大きな傷みとか、自分の弱さとか、そういうものとどう向き合うのかな。
う〜ん、しんどいなあ〜、こりゃあ〜つらいなあ〜、いったいどうやって終わるんだ?この映画は?
・・・などとブツブツ言いながら結局最後まで見てしまった。







1980年かあ、これ、公開当時じゃあ見ても全然わかんなかっただろうなあ〜。
てゆーか十代じゃ見るワケがない、こういうテーマ。
今の年代だから見ててなんかわかる気がするもん。
人間どこかで自分の中のもの(または現実の直視だとか)と向き合わなくちゃ、
とてもじゃないけど、これから先やってらんないってときがくるよね。
父と息子は何か大切なものに気がついたみたいで、ホッとして見終えた。

そのあと、陽があるうちに買い物へ。
喉風邪はどうにか大人しくしてくれている。明日には追い出してしまいたいものだ。

by team-osubachi2 | 2017-11-20 18:28 | 出かける・見る | Comments(4)

都内の画材店へ紙の買い出しがてら、青山に出て
「青山 八木」さんと「ギャラリーハウスMAYA」さんを見てまわってきた。

まずは青山一丁目にある八木さんのところで今日からはじまった『冨田 潤 帯展』へ・・・。

タペストリーや敷物などを織っていらっしゃる冨田さんの帯は
あたりがやわらかく湿度が感じられるようなきれいな色と面白い構図取りでモダンな印象。

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早々にお嫁入りが決まったものも、まだまだこれからどなたかとの出会いを待っている帯も
どれも秋の光を受けてなんともいい顔色で並んでいた。
ひとつ横に寝ているコを縦に起こすととたんに目を覚ましたみたいに
表情がパッと変わるのがまた面白いんだ。

布であることと身につける着物や帯であることはやっぱりどこか違うものなんだろう。

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ちょうど昼食から戻られた冨田さんと、ともに工房からいらした女性お二人ともお話をして
秋の日差しがまだたっぷりとあるうちにお店をあとにした。
(*写真撮影および掲載は了解を得ています)

冨田 潤 帯展/「青山 八木」にて、18日(土)まで

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そのあと外苑の銀杏並木を見て歩き、外苑前の「ギャラリーハウスMAYA」さんで
いま開催中の東 逸子さんの個展を見に寄った。

ジャンルは異なるけれど、イラストレーターの東 逸子さんと漫画家の内田善美さんお二人の絵は、
どこか別格の美しさと上手さがあって、まだ富山の片田舎にいたころから魅了されていた私。

その東さんの世界観はいまも健在で、ギャラリーから届いたDMの作品の美しさに目眩がしそうだった。

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今日はローガン鏡を忘れず持参して正解だったわ ♪

東 逸子 個展『ロンド(輪舞曲』の夜と秘密の庭』/ギャラリーハウスMAYAにて18日(土)まで

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余談:漫画家 内田善美さんの『星の時計のリデル』と、この『草迷宮・草空間』は宝本のひとつ。

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たとえいまはもう活動されていらっしゃらなくても、書棚からこの本を取り出し、
ページを開けば、いつでもこの作品にはじめて触れた時の香りがよみがえる。

綺麗なものや美しいものに触れると、ちょっと疲れたり、キモチが凹みそうなときでも
心のふくふく感がすぐに戻る気がする・・・♡

by team-osubachi2 | 2017-11-15 23:31 | 出かける・見る | Comments(4)

私にとって、SF映画のベスト3は『2001年宇宙の旅』と『エイリアン』と
そして『ブレードランナー』である。
・・・って、この3本のSF映画の評価の高さとファンの熱烈さは、
ある年代から上の人になら当然よね〜?っていう3作品である。違う?

その『ブレードランナー』の続編になる新作『ブレードランナー2049』。
やめとく方がいいのかな?とも思ったけど、やっぱり興味が勝って見に行ってきた。

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上映時間2時間44分。
結果からいえば、うん!私は気に入った!また見てもいいくらいだ。

この新作の主役が発表になったとき、
ええ〜?これ〜?なんかピンとこないなあ〜なんて好き勝手言ってたくせに、
いざ見てみたら、あら?!なに、主役のライアン・ゴズリングさん、いいじゃない!適役ぢゃん!

オリジナルを踏襲した重低音を聴きながら見る映像もとても美しい。
(たとえ役者さんらがブルーシートの中でした演技とCGとの合成だとしても)
陰翳が深く、哀しみと温もりと詩情も感じられる。

でもって、どいつもこいつも片っ端から暴力で襲ってきて、
主役がその全部を切り抜けるような“これでもかアクション”が連続しない。
『ブレードランナー』は、オリジナルでも、この新作でも、
主人公が痛そうに怪我をし、絆創膏なんか貼るところがまたいいんだ。w






それにしても、SFであっても、科学が進むほどに現実味をおびてくる
生身の人間と人造人間やロボットとの問題。
そして、なぜかそこに(宗教や信仰にはまったく関わり無く)
人間のカタチをしたものにはたして「魂」があるのかどうか、
・・・というテーマが少なからず絡んでくるというのはどうしてなのだろう。
面白い問題だ。私が惹かれるのも、そういうところなのかもしれない。

昨日一緒に見た相方はこれが2回目。彼は3回は見に行くつもりらしい。
私はブルーレイの発売を待つことにしよう。それを買うのももちろん相方なのだけど。w

『ブレードランナー2049』オフィシャルサイト

by team-osubachi2 | 2017-11-12 00:25 | 出かける・見る | Comments(2)