丘の上から通信

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2018年 10月 15日

映画『日日是好日』

いつもは相方と車でレイトショーに訪れる映画館。
電車でなら10分ほどのところへ初めて一人で行く。
今日はみんなにお得な観覧曜日。なので、朝のうちにサクッと一本映画を観に行ってきた。

今日のお題は『日日是好日』。
圧倒的にお婆さんお爺さんが多い中、最後尾の席に座ると、お隣は大学生と思しき若い男子二人。
ふと、良い席につけたかな、なんて思ったりして。w

お話がはじまって、主人公の典子と美智子が初めて武田先生のお宅に伺い、
お稽古場で最初の一服を先生が点ててくださるというところ・・・
武田先生こと樹木希林さんの手はカメラにぐっと寄って撮られていても、手指は全く震えていない。
大ベテランの女優さんなのだから、そんなことは当たり前な話なのだけど。
でも、お茶に入りたての若い二人に袱紗さばきを教えるときも、点前の手順を一手一手教えているときも、
茶会で茶碗を拝見するときも、樹木希林さんの中にはもう茶の湯が何十年分も入っていて、
身についたものを自在に出し入れできるお師匠さんという感じだ。

観ているうちに、かつて自分にも茶道を手ほどきしてくださった
(流派も年齢も大きく違う)二人の先生の佇まいも自然と思い出されて、
お稽古場に入った時の炭火の匂いや、灯りの陰ったほの暗い水屋や、
居ずまいを直す時や茶道具がかすかにたてる音が鮮やかに蘇ってきた。

そういえば、お茶を習っていた当時は、自分がお茶会に出かけるということがなかった。
どちらの先生も、他の先生とのおつきあいは個々にあったのだろうけれど、
弟子の私たちには強要なさらず、むしろ様々な点前の勉強やお茶事の勉強の方に熱心でいらした。
私がお茶会へ出かけるようになったのは、だから、茶道から遠ざかってからのことだ。
この原作や映画にも出てくる三渓園での茶会へ行ったこともあったっけ。
茶人といってもいろいろな人がいるから、場合によっては嬉しくないささやき声も聞こえてきたりして
あんまり規模の大きな茶会は行かなくてもいいなあ〜なんて思うようになったり。


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映画の中のお話が進むにつれ、典子も美智子もそれぞれの人生を歩んでゆく。
はて、武田先生はどんな人生を送ってこられたのだろう?
・・・ああ、そうだ。思い出した。
大正はじめの生まれでいらした老先生の人生もすごく波乱に富んでいたし、
私より若かった若先生の人生もすでに大きく悩み、揺れ動いていたんだっけ。
姉弟子さんらも実に様々なことが起きていたけれど、私自身もお茶を習っていた頃は
ジェットコースターに乗っかっているような出来事が色々あったり・・・。
でも、お稽古場ではみんな頭を空っぽにして、静かに目の前のお点前に集中してたんだった。
当時、茶道を習う弟子の一人として皆さんのお点前を見ていたころよりも、
今の方がひしひしと皆さんの人生の来し方というものを感じる。

本当に、世の中には、すぐわかるものと、すぐにはわからないものがあるね。
いつの日か、茶道を通して、それをまた体感する日がくるのかも。
焦ることはないんだな。お茶だけでなく、自分の仕事もあれこれも・・・。


映画『日日是好日』公式ホームページ





by team-osubachi2 | 2018-10-15 15:05 | 出かける・見る | Comments(2)
2018年 10月 12日

映画『2001年宇宙の旅』70mmニュープリント版を鑑賞する

*10月11日(木)小雨のち曇り

朝8時過ぎ、京橋の「国立映画アーカイブ」に到着。
この春までは「国立近代美術館フィルムセンター」だったのが独立して
四月から「国立映画アーカイブ」になったらしい。へえ〜〜知らんかった。
個人的には「フィルムセンター」の方が馴染み深かったんだけど・・・。

ビルの入り口からはすでにかなりの行列がのびていた。
すごいね〜。一番目のシトっていったい何時に並び始めたんだ?
訊いて見たいキモチをこらえて、急いで最後尾の看板を持つおじさんのところへ向かう。
看板を持つおじさんが言った数字は150番代。やったー!なんとか間に合った!!
本日の上映2回分の当日券を手にできるのは200人までなんであ〜る。

なんのことかといえば、かの鬼才スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』が
制作から50周年を迎えるんだって。そういう節目に合わせてか、
70mmサイズのニュープリントが作成され、そのフィルム上映会が今月あるというので、
この作品がSF映画の金字塔と仰ぐ我が家としては、
こりゃやっぱり見ておかねばならぬとばかりに出かけたのであった。

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ニュープリントのフィルム上映は6日間で12回のみ。追加上映は一切ナシ。
ホールの客席数310席のうち、前売り分200席(それを12回分)は
開始2、3分で完売してしまった〜!オーマイガーーッ!!
かくなる上は、当日券狙いで行くしかない。

携帯椅子と補給食と水持参で、いざ列に並んで見たら思いのほか若い世代が多かった。
いいねえ、これ、お家のテレビ画面で見るよりやっぱり劇場で見てもらいたいもんね。
中には私ら世代より上の方もいらっしゃれば、一人で並んでる若い女性も多かった。

無事整理券を手にした後は、京橋のサラリーマンに混じってランチしたり、
日本橋三越まで歩いて行って、呉服売り場で出店中のペタコさんを陣中見舞いしたり、
三越のベンチで寸暇寝落ちしたり、隣の富山ショップをのぞいたり、
スタバでゆっくり読書して時間を潰し、本日の2回目夜6時半からの上映を鑑賞できた♪

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冒頭、この上映会の企画担当の女性のご挨拶によれば、今回の上映に当たって、
まずチケットの高額転売を避けるためにとった販売の対処法の説明とお詫びのこと、
制作した米ワーナー・ブラザーズの意向に添う形で上映すること、
フィルムの多少の傷はそのまま、音声はかくかくしかじかと説明されていた。

また、12回の上映でも多いということ(よその国に比べて最多)、
上映終了後は次の上映予定の国へ回されること、だから追加上映はできないのだということ、
そして、70mmのフィルムを上映できる映写機を持ってるのは、
ここ国立映画アーカイブだけなのだということ、等々のお話をされていた。

この作品を「封切り当時」の雰囲気で観られたことがファンとしてはなんとも嬉しく、
これを見るために集ったファンの皆さんきっと同じ気持ちになったんだと思う、
上映会の終了後、会場から拍手が起こった。うん、素晴らしかったもんね〜!!

先に挨拶なさった担当者の女性のお話によれば、
映写技師の人も今回の上映は毎回緊張して作業なさっているとのことだった。
上映終了後、何人もの人がスクリーンの側に行って、映写機の様子をスマホで撮っていた。

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映画館で観る映画がすべてデジタル上映になってしまった今、
映画のフィルムだの、映写機だの映写技師って言葉は、なんだかとても魅力的に響く。
50年前の作品よ?後世のためにも、やっぱりフィルムで残していただかないとね。

しかし、朝から並んで観終わるまでほぼ14時間。今日の1日は長かった〜〜〜!!
まあね、考えようによっては、Z*Z*の社長Mさんがお月さまへ向かう旅より
何億倍もお安く安全に月世界旅行(気分)を楽しめたワケだし、十分満足したってコトで、
今回のプロジェクトの製作から上映までに関わる世界中の人々に心から感謝♡

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製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映/国立映画アーカイブ

『2001年宇宙の旅』を70mmプリント、IMAXデジタル鑑賞する意義とは?/CINEMORE

*今月19日よりIMAXシアターでも2週間の限定上映あり
『2001年宇宙の旅』IMAX上映情報ほか/cinefil

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新しい予告編。
いかにも現代のSF映画の予告っぽくなってて、
個人的にはこのバックの効果音や音楽には違和感を覚えるんだけどね〜。
でも、これで若い人たちを呼び込めるならオッケー。
スタイリッシュで、哲学的で、宇宙への夢とロマンと謎に満ちた164分間。
ヘイSiriも、オッケーGoogleもない時代に HAL9000よ?!
若人らよ、是非観てくれたまえ!
CGなど一片もナシにすべてアナログで製作されたSF映画の傑作を!!






by team-osubachi2 | 2018-10-12 15:50 | 出かける・見る | Comments(4)
2018年 09月 24日

3大テノールをスクリーンで見る、聴く♪

先週相方が突然行きたいと言い出したので、何かと思ったらコレだった。

映画『3大テノール 夢のコンサート』@東京都写真美術館ホール。

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へえー、こんな映画あったの?!

どういう経緯か、長い間ロンドンの倉庫で眠ってたという、
この3大テノールの世界的なコンサート(7公演分)のフィルムから、
インタビューと珠玉のシーンを集めて編集された映画らしい。

お三方が一緒に世界中で歌っていらしたころは
私はクラシックバレエと歌舞伎に夢中で、
オペラ方面は場外にいてちょっと話題を知ってたというくらいだったから
(あ、いまもそれは同じか?w)
日本公演のときだって、報道でにぎわしいなあと思っただけだったんだけど、
いや〜〜〜、映画ではあったけど、こりゃまたなーんて素晴らしい歌声なんだ!!

小ホールのスクリーンに映し出されたドミンゴさん、カレーラスさん、パヴァロッティさん、
お三方が歌う声がスピーカーを通してビリビリビリビリとこちらに響いて
うわ〜〜っ!なんて素晴らしいんだ〜!震えがきて、涙流しながら聴いちゃったよ!

個人的にはパヴァロッティおじさんの声が一番好きかな。
もう亡くなられてしまってるけど、でもかつての歌声を今も聴けるって素晴らしいことだ。







ネット上でいくらでも再生出来る世の中ではあっても、ライヴコンサートは唯一無比。
動画ならせめて劇場で観て聴くのがベストっていうんなら、これは望ましいカタチかも。

場内にはもしかしたらライヴでご覧になった事があるのですか?とおぼしき
お洒落をした老婦人方でいっぱいで、男性はぽつんぽつんといたくらい。
曲が終わるごとにその観客みんなが(控えめにだけど)拍手しちゃったくらい
観る人を魅了した一時間半だった♪

見終わって、有名なロベール・ドアノー作品の前で一枚パチリ ♪

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大好きなドアノーの写真の良さは、個人的には
「パリ市庁舎前のキス」より、もっと他の作品に表れてると思うけどね。

ま、それはともかく、余韻たっぷりに楽しめた映画だった。
こういう上映会ってあるのね。知らなかったなあ〜。

次はこれを狙うわ!ああ、マーゴとヌレエフの『白鳥の湖』♡


by team-osubachi2 | 2018-09-24 13:02 | 出かける・見る | Comments(4)
2018年 09月 20日

本という宇宙、『世界を変えた書物』展へ

*9月19日(水)晴れ

都心へ出るついでに、午後、上野の森美術館へ。

以前、科学博物館であった「元素」だか「光」の展覧会で
古いその分野の本(それも初版ばかり)を出展されていてビックリしたことがあって、
こんなすごいご本はどこの誰が持ってるの?と見て知ったのが金沢工業大学さん。

その金沢工業大学さんが、今回蔵書の中から建築から理数系を中心とした
科学の本ベストセレクション展って感じの展覧会。

展示期間は短いのだけど、なんと入場無料!行かいでか!!

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まるで「本という宇宙」に入り込んだような気分・・・♡

本というものが好きで、
それも古の本に浪漫を感じるような人間にとってはたまらない展覧会。
(場内撮影可)

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古い活版印刷の時代からの書籍は、たとえ数物科学に興味がない人でも
革張りやマーブル紙で覆われた装幀や、タイポグラフィや図解、挿画など
その美しさは観賞に値するんである。

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あっ!ガリレオ ガリレイの「星界の報告」。
月面のスケッチ、これね、絵葉書持ってるけど、実物のご本を見たはじめて。
・・・・・・感激♡

ページのレイアウトも美しいし、後半に登場するカラー印刷も
色の保存がよくとても綺麗。よくまあ、こんな綺麗に残ってるもんだね。

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どんな科学も、先人の発見と研究を本という形で受け継ぎ、
次世代が連綿と発見と研究を引き続けてきた上で
今の世の中が成り立っているのという系統だてた展示になっていて、
場内を見ていて思った。
電子書籍は後世には残らない。絶対に残せないなって。

電子書籍そのものは(たとえ自分は利用しなくてもね)否定はしないし、
あっても構わないけれど、もしも何百年も先まで残そうと思うものは、
必ず紙媒体の書籍として残しておくべきだよね。

余裕もって一時間半あれば充分見られるかと思いきや、
なんと閉館時間になってしまい、ショップコーナーはすでに終了。ガビーン!
近年の美術展ではめずらしいくらいセンスが好いらしい関連グッズを
見る時間がまったくなかった〜!でも私には行く暇がもうない。嗚呼・・・!

それにしても、金沢工業大学さんのコレクションは素晴らしい!
なぜ、誰が、どんな風にしてこんなに古い良書を集めるにいたったのか、
そこにもおおいに興味がわく展覧会だった。行ってよかった♪
ご興味のある方は是非!!

『世界を変えた書物』展
上野の森美術館にて、9月24日(月・祝)まで/入場無料!

*備忘録:『世界を変えた書物』展/青い日記帳


by team-osubachi2 | 2018-09-20 11:08 | 出かける・見る | Comments(0)
2018年 09月 12日

映画『判決、ふたつの希望』

たくさん見てるわけじゃないけど、
アフガニスタンやチベット(中国)、イラン、イラク、イスラエルなど、
中央アジアから中東方面で制作され、日本にやってくる映画は面白いね。
もちろん、面白さの中には言葉にもできないくらいの
悲惨な出来事がベースにあるものが多いのだけど。
でも・・・と、映画を見たあとに思う。
政情も不安定だし、暮らしもなかなか立ちゆかないことが多い地域であっても
文章とか絵画や音楽、演劇とも違う「映画」という表現方法があるって、
なんて素晴らしいことだろう!・・・って。

で、今回はレバノンの映画ですかね。
フランスの共同制作による『判決、ふたつの希望(THE INSULT)』。
先月だったか、公開されたと宣伝をチラリと見てはいたけれど、
懐寒しでスルーしていたら、昨夜台所仕事をしながら聴いたラジオで
ぜひ見るべきです!と話題にしていたのを耳にしたら俄然そそられてしまい
翌日のタイムテーブルを調べてみたら・・・あら、水曜日(レディースデー)?
それじゃあもう行くしかない!・・・のであった。

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ウワサに違わず、午前中初回の上映から見事に満席であった。

舞台こそは中東で、彼の地域がずーっと抱え続けてる近代の戦禍と深い痛みと
いろんな混乱がベースになっているけど、昨夜ラジオで聴いた言葉を借りるなら
「フィクションでしか描けないこと、フィクションだからこそ描ける世界」とのことで、
ナルホドなぁ〜、描かれていることはどこの国にもあることで、
個々の人間の出自やプライドや意固地、いっときの激昂とふと垣間見せる人情とか、
人目線から見ると、こういうことってどんな国にもあるし
どんな人にも起こりうる事態かもなあ〜って、映画を見た人の多くが感じることかも。

ずっと前に中東を旅したさい、シリアからレバノンに移動し、
(国境越えのとき、銃を装着した警備兵がバスに乗り込むのだけど)あ
首都ベイルートに到着してみたら、街の近代的な様子にビックリしたことがあった。
フランス風の洒落たカフェの横を歩いていると、シリアの砂と埃まみれの自分が、
まるで田舎出のおのぼりさんになったみたいなカルチャーショックを受けた。
なんだ、ベイルートってすごい都会じゃん!失礼しました。
でも、大通りををちょっとはずれると中東戦争のときのボロボロの廃屋がまだいくつもあって、
それをひとつひとつ新しい建物にすべく、そこここでクレーンが動いているのが見てとれる
今まさに建設中の都市なんだなって思ったんだった。

映画の後半、軍用とおぼしきヘリからベイルートの街を見下ろす映像がチラッとでてくるのだけど
いろんなものが頭をよぎって一瞬ドキンとした。
舞台の背景は重くても、でも、ことさらきな臭いものはこの映画には出て来ない。
とにかくしょっぱなから見る人をグイグイッと引き寄せる力のある法廷劇。
主演の二人のちょっとした表情の動きがよかったな。
どこの国にも味のある役者さんっているネ♪

『判決、ふたつの希望』公式サイト





by team-osubachi2 | 2018-09-12 17:58 | 出かける・見る | Comments(0)
2018年 08月 19日

映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』

公開当時見たかったけど結局行けなかった映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』。
「TSUTAYAにあったわよ」とお友だちが教えてくれたので、さっそく借りてきて見た。

何年か前に見た『ファッションが教えてくれること』は
雑誌「VOGUE」の9月号(モードにおける新年度)が出来るまでの過程が
編集長のアナ・ウィンターという人物のインタビューとともにあれこれと見られて
とても興味深かったけれど、この『メットガラ・・・』は
かのメトロポリタン美術館の服飾部門の運営資金をこれで稼ぐという巨大イベントと
ファッションを美術と同格に扱う美術展としての展覧会のオープニングまでを追っていて、
仕事の裏方のやりとりがすっごく面白かった。
もちろんゴージャスなファッションが煌めく映像美も文句なしよ〜♡

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見ながらこの映画の面白さとはちょっと別のところで興味を持ったのは、
タイトル「鏡の中の中国(China : Through the Looking Glass)」
・・・ファッションにおける中国の影響を見るに、現代の中国が、
なぜ過去の中国ばかりを見て今現在の我々を扱わない?なぜ我々の今の姿を見ない?と、
疑問とも不満ともする点をキュレーターのアンドリュー・ボルトン氏と
アナ・ウィンター女史に投げかけてインタビューしていたけれど、
そう言われてみると、現代中国が発する文化やファッションって何があるのかしら?

えっと、自分に思いつくのはまず映画と、少数民族の暮らしに根付いた文化を僅かばかり。
あとは大好きな大熊猫と小熊猫。w
古の中国(もちろん当時は「中国」という名称ではなかったころ)の文化の方が
やっぱり有名で面白いと思ってしまうし、今の中国の文化のことは自分は知らない・・・。
どうしても「ぱちもん」文化と、政治経済の拝金と権力しか浮かんでこないや。

でも、の映画の衆目をさらったリアーナのドデカイ黄色いドレスで知った
グオ・ペイさんの服ってなかなかファンタジックで素敵だなあ〜♪
「VOGUE JAPAN」で読んだインタビュー、面白かった。
中国人クチュリエ、グオ・ペイが告白「METガラでリアーナがドレスを着たその後」

まあ、何にしても、巨大なイベントや美術展の裏仕事の大変さ、期待の重圧・・・。
アンドリュー・ボルトン氏とアナ・ウィンター女史って本当になんて凄い人たちなんだろ!
絵空事じゃない異次元世界の仕事を見るのってやっぱり面白いわ〜♡






by team-osubachi2 | 2018-08-19 01:35 | 出かける・見る | Comments(4)
2018年 08月 08日

映画『濹東綺譚』

ついこの間、真夜中に文豪の好んだスイーツを紹介していた番組を見た相方が
にわかに永井荷風先生に興味を持ったので、
私が好きだった新藤兼人監督の映画『濹東綺譚』に
資生堂パーラーのアイスクリームが出てくる話をしたら、
さっそくポチったものか、おとといDVD( R-15指定です。念のため)が届いた。

私はこの映画で荷風センセの御母堂役の杉村春子さんと
玉の井で生きてきた女将の音羽信子さんお二人のお芝居が好きなんである♡

そして、主演の荷風先生役は津川雅彦さんであった。
(↓御母堂がご持参の資生堂パーラーのアイスクリームを食べるシーン)

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途中まで見たところへ昨晩届いた津川さんの訃報。
映画のエンディングでは飄々とした荷風先生の最晩年の姿も演じられて、
思いがけず追悼みたいにして見ることになってしまったけれど、
すでにあちらでは愛しい奥様がお待ちかね♡・・・ご冥福をお祈りいたします。

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映画のタイトル画はかの木村荘八さんの挿絵である。
東京ステーションギャラリーへ観に行ったのがもう五年も前になるけれど
この『濹東綺譚』の挿画も展示してあって嬉しかったな。


by team-osubachi2 | 2018-08-08 10:23 | 出かける・見る | Comments(2)
2018年 07月 18日

昆活、パンダ活、ゴリラ活♪

*7月18日(水)晴れ

玄関を一歩出て熱気に襲われる。
溶ける〜〜。今日も朝から溶けるような陽気だよ〜〜〜!

そんな暑さの中、ちょっと早めの夏休みの相方と一緒に、
朝も早よから上野の山へ・・・。

まず向かったのは、科学博物館で開催中の特別展『昆虫』展へ。

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なんだ、大人の人、いっぱいきてるじゃん?!
みんな好きなんだね、昆虫のこと。

はじめは虫のことについてことさら新しい発見はなかったようにも思ったけど
いやいや、見たこともない種や部位や標本の数々には目を見張るものがあって、
なんやかや2時間かけてみっちりと見学したあと、
お腹がすいたので地下のカフェで軽食(ロコモモ風)で腹ごなし♪

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当初はそれで帰る予定だったのが、この科博で偶然相方のご同僚夫妻にバッタリお会いし、
シャンシャン見ました?いえまだ。そうですか20分ほど待って見れましたよ
・・・という話を聞いたため、急遽「まだ見た事が無いシャンシャンを見よう!」
ということになり、科博のあとは上野動物園へ移動♡

午後2時半ごろ、入園してすぐのパンダ舎へ。
待つこと25分ほど。いざパンダ舎の中へGO!

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まずはお父さんパンダのリーリー♡
噂に違わず(?)カメラに対して愛想がいい〜っ!

ガラスのとこまで移動してきて、さてっと、竹、
どれから食べようかな〜って顔して(?)右手左手持ってるのを見比べてた。

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続いていっとき全国の話題をさらったシャンシャンとシンシン母子♡

これも噂に違わず(?)・・・寝落ち〜〜〜〜♪

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そりゃあねえ、午後も3時ころのクーラーのきいた部屋で
母子して寝てないほうがおかしいでしょ。
本場中国の成都の子パンダ園行った人にいわせるなら、
「子パンダは(見るなら)午前中!」なんだそうだ。

ま、でも、初めて見るシャンシャン。
寝てる姿もめちゃくちゃ可愛いからいーのいーの。
ライブで見られただけでシアワセさ〜♡

その後、相方をゴリラ園に案内した。
上野動物園は何年か前から日本のゴリラ繁殖と飼育に本腰を入れることにしてから
ゴリラ園を改装してもうずいぶんになるんじゃなかったかな。

そういえば、シャンシャンのフィーバーで影が薄かったけど、
別嬪ゴリラのモモコが昨秋オスの赤ちゃんを生んだんだってね。
名前はリキ。

もう遊びたい盛りで可愛いのなんのって♡

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うだるような暑さの中、日陰でくつろぐゴリラたちの姿にジッと見入る。
・・・見てて飽きない。ぜんぜん飽きない。

なんだけどあまりの暑さに、(パンダ舎とゴリラ園以外はサラリと近場を流し見して)
ほどほどのところで離脱することにした。

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死にそうな暑さから私たちを救ってくれたのは、上野広小路「みはし」の甘味♡
相方は抹茶アイスのあんみつ、私は杏入りクリームあんみつ♡

・・・もうね、見事に生き返ったワ♡

そうは言っても、ソフトクリームよりはちょっと遅れて溶けてしまいそうな中、
お昼寝なしにあちこち見てあるいてくたびれたのか、
帰りの電車は前後不覚に寝入ってしまったけどね。

でも、愉しい夏休みの一日だった♪

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昆活の興奮覚めやらず。
備忘録として、最近見つけたお気に入りの動画を貼っておこう♡

Real Transformers/Insection"THE WINGS" by FUMIHIKO HIRAI





by team-osubachi2 | 2018-07-18 22:11 | 出かける・見る | Comments(4)
2018年 07月 16日

ミュージカル『EVITA』

*7月14日(土)晴れ

中学生のころだったろうか、
傾倒していたオリビア・ニュートン・ジョンさんのアルバムから
歌詞カード片手に一所懸命覚えた歌のひとつが『Don't cry for me Argentina』。

アルバム版のものかな『エビータ』からのその楽曲を聴いたオリビアさんが、
ぜひカバーしてアルバムに入れたいと望んだと書いてあったように思うけれど、
いま思うと、アンドリュー・ロイド=ウェーバーという人は
よっぽど凄い人なんだという気がしてきた。
その当時発表した楽曲のひとつが、はるか遠く日本の片田舎の小娘の耳に届き、
通学の途中田んぼにむかって歌われるなどという情景を想像し得ただろうか?w

その歌を、何十年もたった今ごろになって、本物の舞台で聴く機会がめぐってきた。
しかもオリジナル演出版で初来日だというではないの。
いつもの金欠もなんのその、この舞台だけは観ておきたい!と思ったのだった。

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いやあ〜、素晴らしい歌の数々に酔いしれた〜〜♡

とくにチェ役のラミン・カリムルーさん、素晴らしかったなあ〜♪
しょっぱなからピカーッ!と光ってた。
エヴァ役のL J ニールソンさんも上手かったー!(ってあたり前か)

前置きの間、そして終幕の間、無駄な余韻は無用とばかりに
スパッと物語に入ってスパッと物語が終わってカーテンコールになったのには
こちらの気持ちが少々おたおたしてしまったけど、ま、それはいっか。

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かの名曲『Don't cry for me Argentina』のシーンは二幕はじまってほどなく登場。
いってみればここがこの物語のクライマックスかな。
あ〜〜〜・・・沁み入る〜・・・♪

他に知ってる有名曲も、こんなシーンで歌われるのかと興味深く観たりして・・・。
個人的には一幕おしまい近くに登場する上流社会人男女8名によるコーラスも
聴いてて心地よかったけれど、歌が上手いってなんて素晴らしい能力かしら。

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しかし、アンドリュー・ロイド=ウェーバーね、そっか、やっぱり天才。
この人以前のミュージカルってどんなのがあったのかなあ。
ボブ・フォッシーもほぼ同時代?
ミュージカルはもっぱら映画やDVDで観るばかりだったけど、
なんかいろいろ観てみたくなっちゃったな、舞台も・・・年にひとつくらいとかネ♪w

ミュージカル『エビータ』/東急シアターオーブ

『Don't cry for me Argentina』、懐かしいオリビア版を貼っておこう♪






by team-osubachi2 | 2018-07-16 09:48 | 出かける・見る | Comments(0)
2018年 07月 11日

夢のように美しいもの。「アンティーク・レース展」へ

都内へ水彩紙や絵の具を仕入れに出かけついでに
さくっと渋谷で途中下車して松濤美術館へ立ち寄った。

かねてから見たかったダイアン・クライスコレクション「アンティーク・レース展」。
当然のことだけれども、現代人の私たちが日常見たり、
触ったりして知っているレースとは次元がまるで違うものであった。

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16〜18世紀の王侯貴族や高位の司祭や豪商らが愛し、保護し、
奨励して制作させたレースの数々。
中にはものの良さがわかる人らもいて、さぞかし大事にして着てたんだろう。
展示してあるものはどれも特上の上質さで、その上コンディションも素晴らしく、
よく見える方のローガン鏡で二時間かけて
たっぷりとコレクションの数々をガン見してきた。

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・・・いつも想う。
かなうことなら、透明人間になって(必ず往復切符で行く)タイムマシンに乗り、
その時代の、このレースを作った村なり人なりを訪ねて見てみたいものだなあ、と。

当然のことながら、すべての素材を作る職人さんらがいてこその仕事なわけで、
これらの古のレースでいえば、そもそも糸の細さからして凄いのだけど、
和洋を問わずよく言われる超絶技功、眼鏡も拡大鏡もない、
さらに手元を照らす照明もない時代、いったいどんな暮らしぶりの中、
どんな修行をして、どんな技法を駆使し、
どんだけこのひと目ひと目に心血注いでものを作っていたのか、
一枚一枚のレースが発する美しさと、
持っているチカラのようなものに引き込まれるようにして
ただただ見入るばかりであった。

海外ドラマ『女王ヴィクトリア』で見たような衿につけるレースや手に持つハンカチ。
ルイ王朝や中世ヨーロッパの王侯貴族らの肖像画の衣装などで見るレースなど
本物はこういうものだったのね〜・・・♡
会場には、私のものだけでなく、いらしたお客様のため息が
いっぱいいっぱいこぼれ落ちていた。

それにしても、だ。毎度ワンコインでこういう展覧会を見られるってところが
この松濤美術館の素晴らしいところである。ありがたい♡

ダイアン・クライスコレクション「アンティーク・レース展」
松濤美術館にて、7月29日(日)まで


by team-osubachi2 | 2018-07-11 10:31 | 出かける・見る | Comments(6)