カテゴリ:日々いろいろ( 579 )

使い終えたチューブ

おととい画材店で買ってきたもの。
水彩紙10枚、ポケットサイズのクロッキー帳3冊、
そして透明水彩の絵の具4本。

透明水彩と本気でつきあうようになってほぼ25年くらい。
透明水彩は固形でも水で濡らした筆で色を溶きながら使うのがスタンダード。
私の場合、チューブもパレット(私は漆調の金属パレットを使用)に絞り出して
乾燥させてから使うので、他の絵の具に比べて減り方がとても緩やかなのだけど、
その使い終えたチューブを取り溜めてある缶々に入れようとして
蓋をあけてみたら、中味はまだこんなものでしかないのだった。

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「もっと描いてくださいよ ♪」

使い終えてつぶれたチューブたちにそう言われている気がした。
へ〜い!がんばりま〜す!!

by team-osubachi2 | 2018-07-12 09:01 | 日々いろいろ | Comments(2)

今日は七月七日。
昨日一昨日あたりからの大雨による被害甚大の報道をみて
みんなが心を痛めています。
犠牲になられた方々へお悔やみを申し上げるとともに、
どうか早く雨も止み、被災された方々と行方不明の方々の捜索と救助、
および復旧作業が進みますよう、心からお祈り申し上げます。

平成30年7月梅雨前線等による大雨被害緊急災害支援募金/Yahoo!基金
(Tポイントカードからも寄付できます)

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Facebookでフォローしている「NHKアーカイブス」さんがあげる
昔の記録映像に興味津々なのですが、きょうは「ゆかたの日」ということで
昭和29年に撮られた浴衣コンクールの様子が面白いので、
ここに貼っておこうと思います。

審査員に吉屋信子さんや東郷青児さんらのお名前もあるのも時代だなと思いますし、
優勝者には花嫁道具一式が贈られたとのことですが、
その一式の中味はいったいどんなものなのか、
出来ることならそれも見てみたかったなあ〜と思います。

きょうは何の日/7月7日「ゆかたコンクール」/きょうの蔵出しNHK

by team-osubachi2 | 2018-07-07 22:57 | 日々いろいろ | Comments(8)

まだまだ青い

W杯ロシア大会。
決勝トーナメントに進んだジャパンブルー、日本代表の対ベルギー戦。
呆然、悔し歯がゆし、残念無念の結果。

・・・でも、でも、まだW杯の出場さえおぼつかなかった頃や、
はじめてW杯出場したあの当時からみれば、
なんて粘り強い試合をするようになったことか!
なんて素晴らしいシュートを打つようになったことか!
サッカーファンでなくとも、世界を相手に堂々とした試合ぶりに
成長を感じる人は多いんじゃないのかなあ〜。
この結果を糧に、また四年後を目指して頑張ってください!!
さらなる成長を楽しみに待っています!

DF吉田麻也「美談で終わらせるのではなく、皆さんには厳しい意見を」/Livedoor NEWS

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で、今日はそのあと朝ドラを見た。『半分、青い。』
私自身は高校生時代に某月刊誌のまんが大賞に応募し佳作入選したことで
かえって自分には絵は描けても物語が作れないことを悟り漫画家は断念したものの、
今日のおじいちゃん(中村雅俊さん)の台詞じゃないけど、
いまだに絵を描いて生きていられて、まったくもって御の字と思う。

創作することの大変さをあらためて見たようなキモチになった今日の放送。
漫画家家業だけに限ったことではないけれど、
一発や二、三発だけのことならなんとかなっても
そこで生み続ける難しさは必ず険峻に立ちはだかってくるものなのよねえ〜。
でもね、鈴愛ちゃん、仕事における創作だけがクリエイティブではないんだよ。
もちろんいい作品が残せて、世間に広く知られて名前が残せたなら、
それはひとつの素晴らしい成果には違いないけど、人生ってもっともっとおおきくて
生きることそのものがクリエイティブなんじゃないかなってこのごろ思う。
そんな風に思うのは、自分が年取ったせいかもだけど・・・。

才能と努力と成功だけじゃ案外物足りなくて、失敗、あがき、闘い、
多忙に休閑、挫折に失望、さらなる希望と夢、そんなのがいっぱいある方が、
その人にとって色濃く豊かな人生という創作物になるよねって思う。

昨日亡くなられた桂歌丸師匠は、そうやってひとつの人生を
創作し終えて生命を全うなさったんだなあと思う。
師匠の廓噺がことに好きだった。
本当にこういう女郎さんっていたんだろうなってくらい上手かった。
これからも落語の勉強をと思っていらっしゃったんだろうなあ。
心からご冥福をお祈りいたします。

半分だろうが、全部だろうが、まだまだ自分たちは青い。
生命ある限り、人生のクリエイティブは続く・・・。

by team-osubachi2 | 2018-07-03 14:47 | 日々いろいろ | Comments(2)

七月の青い空

連日熱戦のW杯決勝トーナメント。
ベスト16からが俄然面白くなるのは毎度のこと。
今朝未明の録画分を再生しながら洗濯をし、ベランダに干す。

遠くの海からの風が吹き抜けて、新しく伸びた青竹の笹がゆさゆさと揺れる。

見上げれば、空のはしっこに千切ったようなちいさな雲一片。

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テレビを消してラジオに切り替える。

部屋の中から流れてくる異国の音楽を聴きながら
ベランダでレモン水を一杯飲む。

丘の上にいながら、気分だけはどこか旅にいるかのような昼前のひととき。

by team-osubachi2 | 2018-07-02 12:31 | 日々いろいろ | Comments(0)

こびりついた垢を落とす

イラストレーターとして独立してから三十年近くになる。
ずいぶんと長かった独身時代、イラストレーションだけ食べてこられたのは
「こんなのも描けます、あんなのも描けます」なんていう
器用貧乏とも言える技術のおかげではあったのだろうけど、
何年か前から、ある意味、助平根性にも似た小器用さで絵を描くことが
私自身もうほとほと嫌になってしまったのだと思う。

これからは自分に正直に、私ならではの絵を描いてゆきたい。
でも、そうは言っても、私の絵っていったいどういうものなんだろう?
どうすればちゃんとそれを見つけられるのだろう?

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今週、塾生として作品ファイルを提出し、先生にダメ出ししていただいた。
人に褒められているばかりでは決して見い出せない
自分の絵にこびりついた長年の垢のようなもの・・・。

おそらく始めはよかれと思って使い始めたテクニックは
いつしかただの描き癖になってしまっていたんだろう、
そこをズバーッと斬るように指摘されハッとなった。

もしも若い自分だったら、ダメを出されただけでショックを受けて
ものすごく凹んでしまったかもしれない。

でも、先生はただ斬り捨てるようなことはしない。
どうすればそこから「私のもの」が前面に現れるようになるのか、
その道しるべをも示してくださった。

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私だって無駄にこの仕事を続けてきたワケじゃない。
言われたことの意味を汲み取ってすぐに合点がいった。

私にとっての正解、自分にとっての答え。
たぶん、それは自分の中にすでに在るものなんだろう。
そうだ、自分はそういうことをもう知ってるハズだ。
プライベートにおける問題でもずっと同じことを経験してきたんだもの。
だけど、心でわかったことは、頭で思考しているだけではダメだ。
身体を使って描くことでしか表に現われないし進歩の手応えも得られない。

まずはこの垢のようにこびりついた描き癖に修正を加えてみる。
・・・すると、ほんのわずかなことだのに、
自分の絵が息を吹き返すような気がしてきたから不思議だ。

おそらく傍から見ても、私の世界は今までとそう変わらないのかもしれない。
でも自分には見つけられなかったこの古い皮を脱ぎ捨てよう!
こびりついた垢を落とせ!そして自分が持てる限りの素材を磨け!

そうして自分で選んだこの道をこれからも歩いてゆく。

by team-osubachi2 | 2018-06-24 00:17 | 日々いろいろ

梅雨寒

朝、ごみを捨てに外へ出たら、
寒気でぐんと身が引き締められるような感覚。
これぞ「梅雨寒」って感じ。

近所へお使いに出るのでも
雨の日には、雨の日ならではの綺麗なものを見つけるが好き。

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雨露が重たげなアガパンサスの花♡
色が冴えていた。

by team-osubachi2 | 2018-06-16 09:27 | 日々いろいろ | Comments(2)

台風5号からの雨

ベランダの艸鉢を移動させてはおいたものの
風はあまり大したことはなさそうかな?

どうか雨の被害が出ませんように。

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でも、この雨、せっかくだし自分だけの楽しみに変えたいな。

今日は新しい長靴をはいて出かけよう♪

by team-osubachi2 | 2018-06-11 11:30 | 日々いろいろ | Comments(2)

装画の世界へ

絵をただ無心に描いているときは本当に楽しい。
思うように表現できないもどかしさも、苦しさも、失敗も全部ひっくるめて。

でも、こうして俯瞰してみると、自分の小ささ(大きさではなく)を知る思いがする。

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ふとしたときに、自信のなさが胸をよぎる。

もういい加減、そんな自分自身にうんざりだわ。どこにあるのかな?私の伸びしろ。

それを見つけたくて、今日から二ヶ月間にわたり教えを請いにゆく。

by team-osubachi2 | 2018-06-07 16:50 | 日々いろいろ

ガツン!とくる言葉

イラストレーターとして独立してもうあと1〜2年ほどで30年になる。
ある程度、ではあるけれど、そこそこ長く歩いてるなあ〜と思わないでもない。

飽きもせず歩いている道は、一向に変わりないようでもあるし、
ある時期を境にして変わってきたようでもあるし、途中途中で道草しつつも、
でもやっぱりこの道しか進む気がない自分がいる。

年明けに仕事の報酬が少しだけまとまったおかげもあり、
また時期が巡ってきたようにも感じられ、
来月から短期でプロ向けのある画塾へ通うことにした。
50代も半ばにさしかかって、この先あらためて向き合いたい世界があり、
自分では気がつかずにいる伸びしろを見つけたいキモチもある。

その塾がはじまるまでに、そこそこの枚数の作品を用意せねばならず、
そろそろお尻に火がついてなくちゃいけないハズなのだが、
どういうワケか描くペースはあまりあがらない。
(無理にペースをあげて粗い仕上がりになるようでは意味がないのである)

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そんなこんなで今日も筆を持って制作中、
絵の具が乾くまでの間、ネットをぷらぷらと見ていたらこんな記事にぶちあたった。

無能だった私を変えてくれた凄い人たちー女優樹木希林さん/Forbes(松尾卓也)

「あなた、クリエイティブを名乗る仕事してるなら、自分の感性を信じなさいよ!
情けない!そんな仕事の仕方してたら、これからあなた、
強い表現なんてつくれないわよ!」(文中より)

ガツーン!とこめかみのあたりに一発くらったような感じだ。
以前の私なら強烈に参ったかもしれない。
今の自分は若いころのようなことはないけれど、
「自分の感性を信じなさいよ!」・・・これは響く。
心の中の道のところどころにある指標に貼っておきたいような言葉である。
樹木希林さん、肚が座ってるなあ〜。

さあ、塾の開始までに、追い込みでもうひと頑張りしないと!

by team-osubachi2 | 2018-05-29 23:22 | 日々いろいろ | Comments(10)

雨の銀座で

午後、パパ(舅どの)の見舞いに行く前に銀座へ寄った。
小雨が降り出した中、ちょうど松屋銀座の角にさしかかったとき、
中から出て現われた女性の姿を見て、思わず声をお掛けして、しばし立ち話をした。

女性の名前は、アンネット・一恵・ストゥルナートさん。
1971年日本人ではじめてウィーン国立歌劇場の団員歌手になった方だ。

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この春、アンネットさんのドキュメンタリーを見てとても感動した。
*「わたしのラストオペラ〜ウィーンの日本人歌手最後の舞台〜」
(NHKBSプレミアムにて2010年初回放送)

ことに、ハレて劇団員とはなったものの、
日本人として言葉に尽くせぬの差別を受けていた最中、
稽古する全員の前でアンネットさんを救ってくれたのが
かのカラヤンだったというエピソードを見たときには涙でボロボロになってしまった。
(*備忘録として/ゆびはじぶんに「カラヤンと日本人」

私個人の勝手なイメージだけど、カラヤンと聞くと
気位が高くて強面のハンサムというイメージだったのが、
アンネットさんのお話で、実はカラヤンという人物は
とても大きくて、寛くて、あたたかい温情を持ち合わせてる人だったことを知って
目からウロコが落ちたようなキモチになった。
その温情が、アンネットさんの思い出語りとともに
フワ〜・・・ッとこちらにまで流れてくるようで、とても深い感銘を覚えた。

ご苦労が大変に多かった人生でいらしたようだけれど、
良いお家に育った方のようで、少し古風でとても美しい日本語を話される。

交響曲好きのうちの相方がカラヤンの大ファンで、
彼も番組を見て感動したことを伝えると
「カラヤンは私の恩師です(そう言えるってだけで凄いなあって思う)。
そうですか、ありがとうございます。どうぞご主人さまへもよろしくお伝えくださいね」
とおっしゃってくださった。
「お会いできて嬉しゅうございました」と何度も感謝の言葉を云い、
お互い「ありがとうございました」とその場をあとにした。

云ってみれば袖を振り合うただけのご縁だけど
おだやかな雨と余韻でしばらくの間胸の内がしっとりと潤っていた。
人生、ときどき思いもしないところで、こんな偶然の出会いってあるね。

by team-osubachi2 | 2018-05-23 23:25 | 日々いろいろ | Comments(2)