カテゴリ:日々いろいろ( 570 )

雨の銀座で

午後、パパ(舅どの)の見舞いに行く前に銀座へ寄った。
小雨が降り出した中、ちょうど松屋銀座の角にさしかかったとき、
中から出て現われた女性の姿を見て、思わず声をお掛けして、しばし立ち話をした。

女性の名前は、アンネット・一恵・ストゥルナートさん。
1971年日本人ではじめてウィーン国立歌劇場の団員歌手になった方だ。

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この春、アンネットさんのドキュメンタリーを見てとても感動した。
*「わたしのラストオペラ〜ウィーンの日本人歌手最後の舞台〜」
(NHKBSプレミアムにて2010年初回放送)

ことに、ハレて劇団員とはなったものの、
日本人として言葉に尽くせぬの差別を受けていた最中、
稽古する全員の前でアンネットさんを救ってくれたのが
かのカラヤンだったというエピソードを見たときには涙でボロボロになってしまった。
(*備忘録として/ゆびはじぶんに「カラヤンと日本人」

私個人の勝手なイメージだけど、カラヤンと聞くと
気位が高くて強面のハンサムというイメージだったのが、
アンネットさんのお話で、実はカラヤンという人物は
とても大きくて、寛くて、あたたかい温情を持ち合わせてる人だったことを知って
目からウロコが落ちたようなキモチになった。
その温情が、アンネットさんの思い出語りとともに
フワ〜・・・ッとこちらにまで流れてくるようで、とても深い感銘を覚えた。

ご苦労が大変に多かった人生でいらしたようだけれど、
良いお家に育った方のようで、少し古風でとても美しい日本語を話される。

交響曲好きのうちの相方がカラヤンの大ファンで、
彼も番組を見て感動したことを伝えると
「カラヤンは私の恩師です(そう言えるってだけで凄いなあって思う)。
そうですか、ありがとうございます。どうぞご主人さまへもよろしくお伝えくださいね」
とおっしゃってくださった。
「お会いできて嬉しゅうございました」と何度も感謝の言葉を云い、
お互い「ありがとうございました」とその場をあとにした。

云ってみれば袖を振り合うただけのご縁だけど
おだやかな雨と余韻でしばらくの間胸の内がしっとりと潤っていた。
人生、ときどき思いもしないところで、こんな偶然の出会いってあるね。

by team-osubachi2 | 2018-05-23 23:25 | 日々いろいろ | Comments(2)

七年前も英国ロイヤルウェディングの中継を夢見心地のように見てたけど、
今日のハリー王子とメーガンさんの結婚式も
思わずテレビの前でジーーッと見入ってしまったわ♡

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まるで夢のような荘厳さと美しさ♡・・・でも、これは夢じゃないのね。

この新郎と新婦の婚礼はおとぎ話なんかじゃなく、ましてや映画やドラマでもない、
まぎれもない現実で、歴史に刻まれる事実なのねえ。

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指輪交換のとき、メーガンさんの向こうに、
感無量といった表情で映ってらした新婦のお母さまもまたとても美しい方で
ジーッとそのお顔に見入ってしまったけど、
まさか自分の娘が英国王室に嫁ぐことになるなんて、
夢にも思わないことだったでしょうね。

人種も国境も越えて、健やかで美しい人を生涯の伴侶に得た王子さま。
心に深い傷とおおきな苦痛を抱え、それを乗り越えてきた人の幸福って
まわりにも広く大きく伝播してゆくものなのかもしれない。

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お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。

The Royal Family

by team-osubachi2 | 2018-05-19 23:14 | 日々いろいろ | Comments(2)

浅草は三社祭

*5月18日(金)晴れのち曇り

午後、銀行をまわったあと浅草へ向かう。
今日から浅草はお祭りだ。

町のいたるところに揚げられた提灯も、どことなく粋な感じがする。

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まだ入院中のパパのところへ行く前に、松屋浅草で差し入れを買い、
その足で仲見世の脇にある履物屋へちょこっと立ち寄る。

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スッキリとアカ抜けた装いの美しい女性は「辻屋本店」女将の富田里枝さん。

浅草老舗和装履物 辻屋本店「下駄屋.jp」

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お母さまのものだったという三網(浅草神社の神紋)を染めた
町会揃いの着物をお召しだった。
いやあ〜、やっぱり地元の人の祭礼の成りはサマになるね〜♪
この小粋な着物姿を拝見したくて寄らせていただいたのであ〜る。

それから浅草神社へお詣り。

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三社祭は(浅草寺ではなく、そのお隣の)浅草神社の祭礼だから
こちらに三つの宮(神輿)が鎮座している。

最終日の宮出しから宮入りまでが一番の賑わいだそうだけど、
さすがに人混みに怖れをなしていまだ見たことがなくて、
各町の神輿が其処此処でわっしょいしてるとこしか見たことがない。
(それだけでも充分面白かったけど)

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能楽堂ではときどきお囃子があって、
祭りらしい音色で祭りの雰囲気がさらに盛り上がるなあ〜♪

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パパを見舞って病院からの帰り、浅草寺境内にたくさんの屋台がたってて
思わず田楽味噌の焼き団子をほおばってから帰宅した。

お祭りが終われば、下町浅草にもいよいよ夏の暑さがやってくるのかな。
残り二日間、どうぞお天気に恵まれて(宮出しもスムーズにいき)
よい祭礼日となりますように♪

by team-osubachi2 | 2018-05-19 00:26 | 日々いろいろ | Comments(4)

育てるグレイヘア

ハフポストで面白い記事を見つけたから、備忘録に貼っておこうかな。
じんわりと巷で広がりを見せている女性の白髪、グレイヘアの話題。

18歳からの白髪染めをやめたら「自由」になれた。
グレイヘアを「育てた」女性が乗り越えた葛藤。/HUFFPOST

読んでていたく共感するところ多々あり。
私ももうずっと前から思ってたことだけど、
髪染めを止めるだけのことだのに、世間の見方だとか価値感とか、
自分がどんな風にとらわれているかを知る機会になったりするよね。

場合によっては、他人さまのアドバイスって「世間には非常に正しい」としても、
本当にその人その人、個々の魅力を引き出すための
アドバイスにはなってないってこともあったり・・・ね?

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ある程度の年齢を重ねてくると、自分を縛りつけている窮屈な枠がイヤになってきて
自分に正直になりたい!っていうキモチが大きく膨らんでくるわよね。
自己の葛藤、おおいにオッケーだわ!

でもって何度も日記に書いちゃうけど、ナチュラルな白髪オッケー!
染めて艶やかな黒髪オッケー!
紫色とかチャコールとかアッシュとか、いろんなグレイもオッケー!
自分がのびのびと“自分らしくいられる”そのひとつとして
私が私の白髪を育てるっていうの、いいかも ♪
私もまだまだ育ててる途中。

by team-osubachi2 | 2018-05-15 00:22 | 日々いろいろ | Comments(8)

山また山

昨日の雨上がり、浅草寺の大屋根や五重塔のてっぺんの相輪に当たる日も
だんだんに弱くなって暮れかかったころ、
舅どのが肩の骨折の手術から無事ご帰還した。

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幼少時「この子は二十歳まで生きられないでしょう」と
お医者に言われたそうだけど、その予想を見事に裏切っていま御歳八十七。

その人生は山また山のくり返しだったそう。
けれども、むかし占いする人に
「山の上に山が重なると『出る』になりますから」と言われもしたらしい。
・・・なるほど。

はたしてこれで抜けて出ることができるのか、また山がやってくるのか、
いずれにしても、もう完全に抜けて出るまでは、
たとえまたどんな山がやってきても、それを乗り越えてゆくだけである。

しかーし、骨と筋肉は大事ね。
いまからでも充分間に合うから、我々世代は骨と筋肉をしっかりと意識して生活すべし。

by team-osubachi2 | 2018-04-19 08:02 | 日々いろいろ

88歳の女性博士

昨日Facebookで毎日新聞社のタイムラインを見ていたら
こんなニュースに出くわした。

立命館大 88歳の女性研究員に博士号 国内最高齢/毎日新聞

わあ〜!スゴいね!!

縄文時代の布についての論文だそうだけど、
どんな内容か興味がわいてくるじゃない?
いったいどんな布なのか、ぜひお話を拝聴してみたいものだなあ〜♪

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国内最高齢という女性博士の誕生・・・なんだか遅咲きのすみれみたい♡
なんとも目出度い年齢でいらっしゃることにもビックリだけど、
いくつになっても好奇心と興味と勉学への尽きない情熱が
写真のお顔からも伝わってくるかのよう。

このたびは本当におめでとうございます♪
勉学に年齢って関係ないですネ。

by team-osubachi2 | 2018-03-25 23:13 | 日々いろいろ | Comments(0)

平昌も平日に戻る日

先月のオリンピックに続いて開催されたピョンチャン・パラリンピックも
とうとう昨日で閉幕。

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日本の選手のみなさん、ご活躍だった大会。

閉会式で、聖火が消えるときを
韓国の伝統歌謡と伝統舞踊で鎮めるところがとても素敵だったなあ〜♡

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ヤン ギルスンさんとおっしゃる舞踊家さんのなんとお美しいこと・・・。
私が見たいと想う韓国の美しさを、はためく布の先にまで感じさせてくれる伝統の舞い。
去年来日して舞っていらしたのを見逃したコトが残念至極。
どうかまたぜひ来日していただきたく・・・♡

祭典の終わりはやっぱりちょっとばかりさみしいけど、
多少無理くり競技会場にされてしまったピョンチャンの山野にも
ようやく静かな日々が戻るね。

by team-osubachi2 | 2018-03-19 09:27 | 日々いろいろ | Comments(0)

さっきBBCで報道された直後から、たとえ光速には及ばずとも、
いま、ものすごい速さで世界中をこのニュースが駆け巡っているに違いない。

ホーキング博士、死去。享年76。

追悼、、、もう一度観たくなっちゃったな。映画『博士と彼女のセオリー』。





さようなら、ホーキング博士。
では、どうぞ、ゆっくりとおやすみなさってください。

宇宙と科学の面白さをたくさん想像させてくれてありがとうございました♡

by team-osubachi2 | 2018-03-14 13:20 | 日々いろいろ | Comments(8)

なんでもない日

土曜日だけど、朝、休日出勤する相方のためにお弁当を詰めて送り出す。
そのあと洗濯と掃除。

いつもの家事、普段とかわりないルーティンワークをしただけなのに、
なんだかキモチもカラダもホッとしたのがわかった。

ふう〜・・・やっとこさ俗世に戻った気がする。

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人生にはジェットコースターみたいな出来事も、
ドラマみたいなハプニングも起きたりするけど、
結局は、ごく平凡な、こんななんでもない日がいちばん大事なんだよね、うん。

by team-osubachi2 | 2018-03-03 15:35 | 日々いろいろ

カツライスの味

突然の知らせから一週間以上も過ぎて、
昨日ようやくママ(姑どの)が彼岸へと旅立っていった。

まさかこんなタイミングでお迎えがやってくるなんて誰も夢にも思わなかったよ。
生前、浅草っ子らしいハキハキした物言いで
「ピンピンコロリと逝きたいもんだわね、はっはっは!」な〜んて言ってたけど、
そうね、たぶんママ自身がいちばんビックリしたろうね。

来月にはパパ(舅どの)と二人して互いの足腰の治療にかかろうと
準備しはじめたその矢先だったんだもんね。
「わぁやだ!なんでいまなの〜?!」って思ったかもしれない。
でも、お迎えがきちゃったら、誰もそれを拒むことはできないんだもんねえ。

当初はみんな混乱もしたし、ママがお家に戻ってくるまでの間ヤキモキしたりもしたけど、
いま思い返すと、旅立ちまで充分に時間があったことは、
もしかしたら天のお計らいだったのかもしれないって思う。
亡くなった原因もわかったことで、家族みんな、
かえって落ち着きを取り戻すことが出来たみたいだったし、
パパも体を休めながらお見送りの準備をしてたし、
キモチが落ち着いたところで送り出してあげることが出来てよかったなって思う。

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あの日の夕方、ママからの電話であれこれ段取りを確認したあと、
検査で遅くなった日の夕飯の話になって、
近所からとった店屋物のカツライスが美味しかったって言ってたよね。
「そうなのよ、昔は食べられたもんじゃなかったのに、
しょうがないから久々にとってみたら、それが美味しかったの!
今度ね、知子さんが来てくれたときに食べさせてあげたいと思って」って。

だもんだから、パパがね、(ママがお家に帰ってくる前の晩に)とってくれたのよ。
「Y子(ママ)が知子さんに食べさせたいって言ってたもんだから」って言って。
で、さっそく食べたよ。うん、美味しかった!イケた。
これから先、またお家へ行ったら、たまにパパに頼んでもらうことにするわ。w

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「でもさあ、(料理は)アタシがつくるものが一番美味しいの」って言ってたけど、
そうだね、ママがこさえてくれたご飯はどれも美味しかったし、
中でも魚屋さんに頼んで取り寄せてた泥鰌(開き)でこさえてくれた
ママの柳川が私は大好きだったんだ〜♡
あれ、もう食べられないのかあ〜。残念だなあ・・・とっても残念だ。

主婦歴58年。最後まで完全に自立し通したね。長い間ほんとうにご苦労さまでした。
誰もママの代わりにはなれないけど(また、なる必要もないって分かってるよ)、
これからおいおいみんなでパパをサポートしていくからね。

ではね、ママ、さようなら。
いつか、あちらの世界でもきっと会いましょ。
カツライスの感想は、またあらためてそのときにでも。

知子より

by team-osubachi2 | 2018-02-27 08:18 | 日々いろいろ