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私も物心つくそれ以前から、成人するまで
どっぷりと漫画に浸かって育った。
(そゆ意味でいえば、私の絵の最初の “先生” は萩尾望都さんかも)

高校生のころには、数本短編を描いてS社に投稿もし、
ある年のまんが大賞で佳作をもらったコトもあったけれど、
そのあたりでハッキリと悟ったコトがある。

「自分には絵は描けるけど、物語が書けない・・・」
それで漫画家になるのはきっぱりと諦めた。

富山の片田舎にいながら、
よくもまあコミックを買い集めたものだと感心するけれど、
古い木造家屋の実家に置いてあったコミックは、
(能登半島地震が起きたのをキッカケに)
ほんの数冊だけ残して、ほとんどすべて自分の手で処分した。


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その救い上げたわずかな漫画のひとつ、内田善美さんの『星の時計のLiddell』。
昨晩、何十年?ぶりに手にとって読み始めたらとまらなくなってしまった。

印刷された紙こそは少々経年を感じても、この中に描かれた世界観だとか、
香気のようなものは、何十年たってもまったく失われていない。
・・・素晴らしい。

ああ〜、漫画家にならなくて、いや、なれなくてよかった。
今ごろになって、しみじみそう思った。
by team-osubachi2 | 2013-04-17 09:57 | これが好き | Comments(12)

着物ブラシと洋服ブラシ

昨日はまたひときわひどいお天気だった。
富山の高校を出て、はじめて東京に出てきたとき、
関東に吹くカラッ風で
目や鼻や耳が汚れてビックリした覚えがある。

まだ社会人になりたての頃のこと、
小津安二郎さんの映画『晩春』でだったろうか、
原節子さんが外出から帰宅して
着ていた上着にブラシをかけて埃を払うシーンを見て、
「ああ、いいなあ、私もコートとか大事に着よう!」と思い
東急ハンズで洋服ブラシを一本買った。

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だからこの洋服ブラシは、かれこれもう四半世紀も使っていて、
何の毛が植わってるのかすっかり忘れてしまったけれど、
いまも重宝にしている。

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それから着物を着るようになって、和装用のブラシも一本買った。
サラサラと手触りのいいブタ毛のブラシ。
秋から春先にかけて、ことに埃っぽい日のお出かけのあと、
コートや羽織、ちりめんでも紬でも、
肩から裾までサラサラとこのブラシをかけて
目には見えない埃を落しておく。

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春生まれの私でも、三月の東京(および関東平野)に吹く
砂埃まみれの強い風はキライだ。
花粉に塵芥に黄砂にPM2,5、エトセトラ・・・。
根はズボラで忘れっぽいから決して毎日、毎回じゃないけれど、
外出から帰宅して、ふと思い出してサッとブラシをかける。
自己満足か、ほんの心持ち
「ものを大切にしている」感を味わいながら・・・。

私の「一生もの」になるかもしれない二本のブラシである。
by team-osubachi2 | 2013-03-14 08:25 | これが好き | Comments(2)

フクちゃん手ぬぐい

着物を着るようになって以来、ハンカチを持たなくなった。
かわりに持ち歩くようになったのが手ぬぐい。
拭くという主目的以外にも、覆ったり包んだり保温したりと、
工夫次第でどんな風にも使える利便性があるし、
なんといってもアイロンをかけずにすむんだも〜ん♪

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先週、相方の誕生日にごくささやかなプレゼントをした。
金沢の有名な酒造「福光屋」さんで売っているフクちゃん手ぬぐい〜♪
なんか懐かし〜〜〜 ♪

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可愛くて、ついでに自分にもプレゼント?!
・・・って、もういったい何枚手ぬぐい持ってるんだろ〜?

「福光屋」さんの名物雑貨・一升瓶帆布トートバッグも愛用して数年。
フクちゃん手ぬぐいもこれから大活躍さ〜♪

福光屋
http://www.fukumitsuya.co.jp
by team-osubachi2 | 2012-12-18 07:42 | これが好き | Comments(4)

眠りの前のひとときに

頭のすみに「今日は何日?」と思い浮かべると
ああっ?!・・・もう師走も半ばァ〜〜!?
あれもやってないし、これも出来てない・・・。
今さらながらに時間のたつ早さに仰天して、
気持ちはついつい焦りそうになる。

一日が終わってお布団に入るやいなや、一気に眠りに落ちる毎日。
思えばゆっくり本を読むのなんて、いつからやってないんだろう?
(主婦って、そゆもの?)

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最近あたらしくこんな本を買った。
志村ふくみ著『私の小裂たち』と清野恵里子著『きものの愉しみ 帯あそび』。
眠りにつく前のほんのわずかなひととき、
ちょっぴりずつ眺めては、ああ、綺麗だなあ〜・・・。
と思っている間に、今夜も「まるで寝落ち」よ。ぐーすかぴ〜 ♪
by team-osubachi2 | 2012-12-14 07:49 | これが好き | Comments(6)

アラン島のセーター

先日、テレビで糸井重里さんが
アラン島のセーターを訪ねる旅をしているのを見た。
糸井さんはいま、自分のところのプロジェクトで
気仙沼のおばちゃんたちと一緒に編みものに取り組もうとしているらしい。

糸井さんが訪ね歩いたアラン島の編みものの現状を見てちょっと驚いた。
羊一頭を手で刈った原毛がわずか3ユーロだとか、
手編みで売ろうとしても、島の外から大量に入ってくる
廉価な衣服に負けて採算がとれない現実や、
地元で編んでお店に卸しているのは島の中でもたったの6人だとか、
そんなアラン島で成功しているところは、最初から戦略的に編み機を使い、
生産体制を組んだ上でのプロダクツだったりして、
手編みのアランセーターの世界を見たくて訪れた糸井さんは失望する。

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でも、番組の最後に、糸井さんは
「編みものがあったから自分が自分らしくいられた」という女性に出会い、
お話をし、そして一冊のアルバムを見せてもらっていた。
そこには、かつて彼女のセーターを買い求めた人たちから送られてきた写真、
・・・彼女のセーターを着て笑顔で映っている写真がまとめてあった。
それらを編んだ女性にとって大切な宝物であるアルバムを見て、
糸井さんは編みものが持つしあわせのチカラを
あらためて実感することが出来たみたいだった。

もともと家族のために毛を紡ぎ、手で編まれたセーターには
模様にも家それぞれの特徴や祈りがこめられていて、
「大事にされているという感じ」があるって糸井さん。
・・・ああ、それって、日本の昔の女性が
家族のために織ったり縫ったりした着物と同じかも。
私自身は織りも縫いも編みも出来ないけれど、そう思った。

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まあしかし、いい加減暑いのにも飽きてきた・・・。
早く秋ものが着たいな♬・・・と、そんなワケで、
自分も手編みのセーターが欲しくなっちゃった。
ネットでちょっと探してみたけれど、まあ〜これが高くて(そりゃそうよね)
レディースのアランセーターなんてあるものではなかった。

で、やっと見つけた used のフィッシャーニットはメンズのXS。
届いた品物には「 Loch Garman 」という、
調べてみたらアイルランド南東部にある町の(お店の?)タグがついていて、
アラン島のものではなさそうだけど、
手編みのセーターとしてはそう悪くない感じ ♬
ただ、used の宿命で、ごく小さなシミが二カ所。
それから編み目のヌケ(っていうのかな?)が一カ所。
・・・はて、どうしよう?
『ほぼ日』にも登場している横尾香央留さんの“お直し”みたいに
私も何かちがうもので手当てしてみようかな。

フェルトを小花のカタチにカットしていくつか縫いつけてみようか、
それとも、セーターについてるボタンと同じような
二つ穴のごく小さなボタンビーズをちりばめてみようか・・・♬
これを着られるようになるにはまだ時間もあるコトだし、
自分なりのお直しを考えてみようかと思う。
by team-osubachi2 | 2012-08-30 08:12 | これが好き | Comments(2)

いまだ扱い下手

四半世紀にわたって独り暮らしをしていた間に買った器は
どれも一客、一枚とバラのものばかり。
いずれもちゃぶ台の上に置いてよさげなものや、
好きだわ〜!と思って買ったものばかりだから愛着がある。

でも、その中でひとつ。
これも「好き♪」と思って買ってはみたものの、
いまだに上手く使いこなせないお皿がある。
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ちいさなメザシなんかの干物をのっけてみたりした。
小さな西京漬のお魚なんかものっけるといいかもしれない。
先日いいワサビをちょうだいしたときに
カマボコをのっけて板ワサにしてみたのもまずまず。

この間、ひじき入りの卵焼きをのっけてみた。

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・・・・・・失敗。
一人前しかのらないとわかっているのに、
なんとかして二人前のっけようとするところは貧乏性。

器と料理のバランスってむずかしい。
by team-osubachi2 | 2012-06-26 12:58 | これが好き | Comments(2)

赤い傘と紫の傘

じきに梅雨入りだ。
昨日の午後、南風が強く吹きはじめてお天気がよくなってきたら
急に思い出して、お気に入りの和傘を陰干しした。

若いころ、着物を着てさす赤い蛇の目傘に憧れて、
ずっと以前、京都へ行ったさいに買って帰った赤い傘。
長く使うことを考えて、羽二重張りの無地にした。

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いつだったか、新宿御苑でのお茶会に行ったときのこと。
もとからお天気が怪しかったところへ、
見事に台風が関東にぶつかってきて、お昼ごろから激しい雨風・・・。
竹と和紙と薄絹で出来た傘でダイジョーブかなあ〜?!

でも、骨の数が多い和傘は嵐の中でも大丈夫だった。
もっとも、すぼめ気味にささなくちゃいけなかったけれど、
骨の数が多いと、傘も風に強いものだということをその時に知った。
雨風の中、お茶会もどうにかこうにか中止にならず
三席まわって帰宅したころには
たっぷりと水を吸った傘はズッシリと重くなっていた・・・。

しかし和傘のいちばん面倒なところは、持ち運びかもしれない。
和傘は柄を下にして持たなくてはならないし、
手荷物が多いときには、とてもじゃないが持ち辛いんである。
そこで、思案して作ってみたのが和傘用の傘袋。
あちこち寸法をはかり、どうすれば自分が持ちやすいかデザインも吟味して
うちにあった鰹縞のかた〜い木綿の反物を切って作ってみた。

結果は上々!! 丈夫な木綿で作ってあるから、
濡れた傘を入れても、水を吸ってしずくがたれてこないし、
差し込み口の結び目で長さを調整できるようにしたので
手首にかけて持ち運びも出来るんであ〜る ♬

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『夜目 遠目 傘のうち』という。
暗い雨の日に、雨コートを着て、爪革をつけた利休を履いて
赤い傘をさして歩くのは気分がよかった。
傘内に張られた糸飾りの様子を眺めるのも愉しいが
なんといっても赤い色が顔によく映って元気になるカンジがした。

でも、今ではさすがに地下鉄の階段の上り下りを考えて、
もう利休は履かなくなってしまった。
母親が誂えてくれた赤い雨コートももう着ない。
どうで撥水力は劣化するので、いまの自分の雨コートは、
最初から割り切ってアップルコート(化繊)である。
場合によっては、洋傘で出かけたりもする。
疲れ予防や経済を優先して楽な方に流れると、
風情というのは失われるものなのかもしれない・・・。

ところで、この春、着物の大先輩の方から、
紫の傘(これも羽二重張りの無地)を譲りうけた。
もうしばらくは赤い傘の色を楽しみつつ、
いずれ紫の傘も楽しむようになるのだろう。
和傘、洋傘、それぞれに使い分けながら
長い雨の季節を少しでも楽しく快適に過ごしたいものである。
by team-osubachi2 | 2012-06-08 09:00 | これが好き | Comments(8)

アケビのかご

まだ20代だった頃、友だちに案内してもらった世田谷のボロ市で、
東北から商いに来ていたおばちゃんのお店で買った
アケビのかごを今も愛用している。

「あ!これがいいな〜♬」と
中からひとつ選んだかごを見て、おばちゃんは言った。
「あ〜それはいいものよ。“巻き”もいいし」・・・巻き?
おばちゃんは蔓科の植物の表皮の具合を“巻き”と言った。

当時は『地球温暖化』よりも『酸性雨』が話題だった。
東北の蔓科の植物も酸性雨の影響を受けて
表皮のいいものが減っていると言っていた。
「ホラ、こういうところ、これもそう、ここもそう」と
他のかごを見せながら傷んだ表皮部分を説明してくれたのだった。

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あの当時(今も、か)ヤマブドウのかごは高嶺の花で
私には手が出なかったけれど、このアケビならなんとか出来るかも、と
決意して買ったかごである。・・・あれから20年。
おばちゃんが太鼓判を押してくれたかごは
いまも当時のコンディションを保ったまま
使うほどにツヤが増していく。
(1〜2年に一度、砕いたくるみで磨いてはいるけどネ)

紬や木綿の着物で出かけるときなど、ことに重宝しているが
真冬だけでなく、こういう素材は夏がいちばん似合うと思う。
自分の荷物が重くて、一度持ち手とかごのつなぎ目を傷めてしまった。
知り合いを通じて一時的な補修はやってもらったが、
これから先、露天で買ったこのかごはどこで補修したらいいのだろう?

そんな心配もないではないが、
基本的にはとっても丈夫で使いやすいお気に入りのかごである。
これからも大切に使い続けていきたいものだ。
by team-osubachi2 | 2012-05-08 00:19 | これが好き | Comments(0)

こどもの日。
横浜界わいもようやく五月らしいイ〜イお天気だった。
夕方には東の空からもぽっかりキレイな月も昇ってきた。
そのまんまるな月を見ながら、のんびり夕飯の支度をしていたら、
NHKでピクサーの映画『ウォーリー』がはじまった。

地デジより少し先だってBSプレミアムで放送したのを
この前はじめて見てみたら、
なんだかすっかりこの映画の虜になってしまった!

人間が大量のゴミと共に棄てていった地球で、
一人(?)もくもくと働く古ぼけたゴミ処理ロボット・ウォーリーが
も〜可愛くって愛おしくってたまらなくなっちゃったんである。

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そのウォーリーが出会って恋してしまった
最新鋭型ロボット・イヴへの献身ぶりがとってもいい。

いま、こんな風に「一途に人を好きになる」コトを
恥ずかしがらないでやっている人はどれだけいるのかな?
ただシンプルに人を「好き!」になるのが
ムズカシイことになってやしないかな?
ロボット・ウォーリーの一所懸命さを見て
そんなコトまで考えてしまった・・・。

ところで、この映画『ウォーリー』の中に出てくる
ミュージカル映画が気になって、ネットで調べてみたらば、
『ハロー・ドーリー』という映画だった。

ネットで安く出ていたDVDを手に入れてさっそく見てみたらば、
バーブラ・ストライサンド扮するドーリーこと
“お世話おばちゃん” を中心に展開する恋愛コメディー映画で、
ミュージカル映画はほんの2〜3しか知らない私には
ルイ・アームストロングとのデュエットシーンが
とっても見もので面白かった。

ミュージカル映画は、見ていると自然に
こちらのカラダが動き出してしまう、そんな楽しさがあって
他にもいろいろ見たくなってしまった ♬

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ま、それはともかく。
ウォーリーもドーリーも恋していた。(・・・映画の中のお話だけど)
一途に人を好きになるってすっごく素敵なコトだ!
生きてる人間も、もっと恋をするといいのになあ〜♬
もちろん年齢なんてカンケーない。
人を好きになるキモチを忘れちゃったら、なんだか人生もったいない。
そんなコトを感じさせてくれた2本の映画だった。
by team-osubachi2 | 2012-05-05 20:37 | これが好き | Comments(0)

バカのひとつ覚えみたいに、白いコットンシャツが好きだ。
よそゆきになるようなドレスシャツは一枚も持っていないが
このごろはいろんな生地やデザインのシャツが
リーズナブルに手に入るから、
コットンシャツ好きには嬉しいかぎり。

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昨年の冬、バーゲンで見つけた白いチュニック。
値札もつけっぱなしでハンガーにかけたまんまだったけど、
もう少したてばデビューできるかな♬

ボトムはボーイフレンド・デニムをロールアップにして、
シューズは白茶のフラットシューズかトリコロール色のスニーカー。
ラフィア編みのトートバッグに麦わら帽子をかぶって〜♬
・・・って、やっと春になったばかりなのに
キモチはもう初夏にとんでいってしまう。

毎年のことだけれど、桜がいっせいに咲くころは
きつい花冷えもあったりするから
ストールや春ものコートはまだまだ手放せないのに、
こと着るものに関して、頭の中はいつも先走ってばかりいる。
by team-osubachi2 | 2012-04-05 00:11 | これが好き | Comments(4)