丘の上から通信:着物のこと
2024-03-24T21:26:32+09:00
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イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々
Excite Blog
上野で音楽会
http://okakara.exblog.jp/33915694/
2024-03-22T07:59:00+09:00
2024-03-24T21:26:32+09:00
2024-03-22T07:59:58+09:00
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着物のこと
きつい寒気と、花粉と、北西の風が吹く日だけど
着物に着替える。
小紋は、柳に桜。もう着ないとね、桜もの。
合わせた帯は、春霞。
(かまぼこ板から自作した)帯留は祇園提灯♪
その赤みにあわせた襦袢には舞う桜花弁。
あと十日ほどではじまる「都をどり」に
想いばかり募らせる、私の花衣。
早めに腹ごしらえして向かった先は、閉館後の上野の森美術館。
東京都が毎年企画している上野の森での音楽会のプログラムのひとつ
『三浦一馬(バンドネオン)~現代美術と音楽が出会うとき』へ。
https://www.tokyo-harusai.com/program_info/miura/
広めの展示室で、三浦一馬さんのバンドネオンと、
閑喜弦介さんのギターが奏でる心地よい音楽に浸った♪
バンドネオンって、はじめてちゃんとナマで聴いたかも。
閑喜さんのギター(←大河ドラマでもときおり流れてます)を聴くのは
二度目だけど、ラテン系もナイスな響き♪
いいわあ〜♪ 二人とも洒落た音楽を聴かせてくれるって印象を持った。
しかし、音楽をするってなんてすごいことなんだろ。
プロなんだし、上手いのは当たり前として、
優れた演者は、楽器に歌わせてあげてる感じさえする。
・・・と、鑑賞専門で、楽器はまるで門外漢の私にはそこが驚異的。
よき、よき♡
この日の夕刻、上野の森には早々とぼんぼりが灯って、逢魔が時の風情。
まだ固い蕾の枝の下、寒風の中でも気の早い東京人が酒盛りしてた。w
気の早いことにおいては、桜の着物を着るのも、似たようなものかも?
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『七緒』春号発売中です
http://okakara.exblog.jp/33901672/
2024-03-17T17:59:00+09:00
2024-03-17T17:59:56+09:00
2024-03-17T17:57:49+09:00
team-osubachi2
着物のこと
「お直しの新常識」p.78〜 にて、着る着物のお直しをどうするか、
というページでは着装のお手伝いをさせていただいています。
「あの人の御用達。”お直し”店」p.88〜では、
個人的にもお世話になっている「青山ゑり華」さんのご紹介を。
青山ゑり華
https://aoyama-erihana.jp
(本誌には写真を載せてはいませんが)
実家の母があつらえた昔の喪帯が、なぜか袋帯だったので、
青山ゑり華さんで、名古屋帯と喪のバッグに
仕立て直して貰ったお話をさせていただきました。
(↓ 喪のバッグは、持ち手がボタンで簡単に取り外しできます)
もしもご興味がありましたら、お手にとって見てみてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
『七緒』/プレジデント社
https://www.president.co.jp/nanaoh/article/chiramise/4991/
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ざざんざ織
http://okakara.exblog.jp/33830022/
2024-02-08T14:13:00+09:00
2024-02-08T14:14:52+09:00
2024-02-08T14:13:55+09:00
team-osubachi2
着物のこと
浜松の「あかね屋」さんのざざんざ織 の展示を見ていたら、
急に思い出したご本の、このページ↓。
あるコレクターさんがお召しのざざんざ織の写真。
男物を直したものだというこの着物に、
当時ビギナーながらノックアウトされた〜♡
この光沢はなに?どうしてこんなに光るの?
いったいどこへ行けば、こんな着物を見られるの?と疑問だらけだった。
それから何年も経って、のちに『灯屋2』さんで
私がご縁をいただいた二枚のざざんざ織は、矢鱈縞と無地。
縞は春に、無地は秋に袖を通す。
本文は、近藤富枝さんが書いておられる。
(近藤富江さんのお名前を知ったのは、たぶんこのご本のおかげ。
原日出子さん主演の朝ドラ『本日も晴天なり』のモデルとしてではなく)
ネットもなかった時代。
重たい本だけど、端から端まで舐めるようにして見ていた。
『美しい朝夕』/監修 千宗室(十五代) 千登三子
春夏編、秋冬編/講談社より、1989、1990年刊
冒頭に登場なさる千登三子夫人の着物姿にも憧れました〜♡
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備忘録:十年前に「あかね屋」さんをお訪ねした時の日記
「浜松の松の音は颯々、ざざんざ織」
https://okakara.exblog.jp/23099347/
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ジャワ更紗の帯
http://okakara.exblog.jp/33793072/
2024-01-18T14:28:00+09:00
2024-01-18T14:28:01+09:00
2024-01-18T14:28:01+09:00
team-osubachi2
着物のこと
ひゃあーー♡
ジャワ島チレボンというところの更紗なんだって。
ブロックプリントじゃなくて、手描きの、なのね。
弓浜絣にのせてみた。
そうね、そうね、これもいいけど、他にどの着物にあわせようかな♪
この帯に、笑いの切符も添えられて。。。
洒落たことをなさるお人からのお年玉だ。
ありがとうございます。
どんだけぶりで、初笑いに行ってきまーす♪
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お対の着物を着て
http://okakara.exblog.jp/33785380/
2024-01-13T16:42:00+09:00
2024-01-14T16:23:18+09:00
2024-01-13T16:42:04+09:00
team-osubachi2
着物のこと
二組あった平織り紬のアンサンブルをよく着ていた。
そのせいか、アンサンブルが案外に好きだ。
「お対」ともいう。
いまアンサンブルの着物姿をお見かけすることは、滅多にないけれど。
無地ぽい色大島のアンサンブルの下に、あえてモスリンの長襦袢を着る。
お対の着物にモスリンのお襦袢だなんて、昭和時代の着物みたい。w
それへ無地の半幅帯を締め、
かまぼこ板を彫った手作り帯留めで季節のアクセントを添える。
わりに温かい日は、これに大判のストールと手袋で、防寒は充分。
昨日「七緒」さんの「和トセトラ」へ寄り、
(*15日月曜日まで日本橋高島屋8階で開催中↓
https://www.president.co.jp/nanaoh/article/information/4863/)
知ったる方々へご挨拶したり、
素敵なあれこれをゆっくり見てから、新しい帯板を一枚購入。
そのあといったん地下に降りて、
食品売り場でみつけたサンドイッチを持って、
ふたたびあがって、屋上庭園のテラスで補給、ひと休みした。
まんぞくまんぞく♪
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『七緒』冬号発売中
http://okakara.exblog.jp/33698260/
2023-12-14T11:51:00+09:00
2023-12-14T11:51:30+09:00
2023-12-14T11:51:30+09:00
team-osubachi2
着物のこと
着物雑紙『七緒』冬号、プレジデント社より発売中です。
「ゆったり小さなお太鼓結び」のページで取材をお受けしました。
白井葉子さんも同じ枠でご登場されています。
私が着ているやたら縞のざざんざ織は、
かつて白井さんがおつとめでいらしたお店で、
まったく違う柄ゆきの伊兵衛織を見ていたときに、
「あなたにはコレ!こっちの方がお似合いになりますよ」と
お見立てくださった一枚です。
帯は、上原美智子さんが、昔入手したまま
使わなくなっていたという太い糸で織られた草木染めの無地八寸。
どちらも気に入って長い付き合いになる着物と帯です。
同じコーナーの実践編では、
SNSでも人気の着付師みずのしのぶさんが結び方をご指南。
もしご興味がありましたら、どうぞお手にとって見てみてください♪
よろしくお願いいたします。
『七緒』Vol.76 冬号/プレジデント社
https://www.president.co.jp/nanaoh/new/
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私の久米島紬
http://okakara.exblog.jp/33694173/
2023-12-13T14:47:00+09:00
2023-12-14T08:47:41+09:00
2023-12-13T14:47:12+09:00
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着物のこと
古着屋さんの什器にこの紬が掛けられていた。
通りがかりに見た私は、フラフラと引き寄せられてゆき、
「これ、久米島ですか?」と訊いたら、販売おばちゃんに
「信州のですよ。そんなあなた、
久米島紬がこんな(安い)値段で出てるはずがないじゃありませんか」
と言われたけれど、私にはどうしても久米島紬に見えるので
(当時としては実際お安かったので)、
一か八かでお持ち帰りすることにした。
六畳アパートの小さな部屋の箪笥にかけて眺めていると、
なんだか光って見えた。
眺めてる自分に向かって、何か訴えてくるものを感じたのって、
これが初めてだったかも。
へえ、こんなことってあるんだなあと思い、
琉球ものもよくご存知の染織店へ持ち込んで、ご主人に見てもらい、
「これ、久米島でしかないですよ」と太鼓判を押していただいた。
重要無形文化財に指定されるよりももっと前の、
昭和の後半か平成の初めか、
ヨコ糸が強く感じられる糸で織られてたころの久米島紬。
その後、久米島の海へ潜りに行く機会が一度あり、
この紬を持参して予備日にでも組合へ訪ね、
どなたが織ったものか訊いてみるつもりだったけれど、
親の危篤の報せが入り、旅の予定はキャンセルとなった。
それから十年たった今は、
ひょっとして織り子さんもご存命かどうか分からないなあ〜と思う。
昨日、「半幅帯は締めないので」という
若い友だちからめぐってきた黄八丈の帯を締めて仕事に出かけた。
畳紙から出すと、初めて出会ったときと同じように光ってて、
重厚感も変わりなく、枯れないというか、
今もまったく衰えてない感じがする。
あれから久米島へ訪れるチャンスもないままだけど、
どんな方が織られたのかな、知りたかったなあ・・・。
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真綿紬で根津美術館へ
http://okakara.exblog.jp/33647760/
2023-12-03T16:22:00+09:00
2023-12-04T07:54:18+09:00
2023-12-03T16:22:14+09:00
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着物のこと
ビューッ!・・・と音がして、今年もついに師走に入ったようだ。
思ったより空気が寒くて、予定していたツルツルサラッと系着物はやめて、
いそいそと真綿紬を引き出しから引っ張り出した。
帯は、これも先だって津田千枝子さんの型染めと一緒に我が家にやってきた
冨田潤さんの八寸名古屋帯♡
冨田さんは富山県出身の染織作家さんなので、還暦になったら、
この方の帯をゲットできるよう、私、頑張ろうっと!
・・・なんて夢を持ってたのだけど、まさか還暦になるよりも前に
こんなご縁をいただけるなんて、それこそ夢のようではないか。
コックリとした鳥の子色の真綿紬に合わせてみたら、
あつらえたようにピタッと決まった。
さて、着物に着替えて向かった先はといえば、
永青文庫の「長谷雄草子」全巻公開か、根津美術館の李公麟「五馬図巻」か、
何日も前によ〜く吟味して根津行きに決め、あらかじめ予約券をとっておいた。
どちらも12月3日(日)で会期終了という悩ましさ。
毎月のお小遣いとしては、あっちへもこっちへも
美術展を観に行くだけの余裕はなかったけど、本当いうと
どちらも観れたらよかったなあ〜と思う。
北宋時代の絵画や書の展示のためか、
インバウンドさんも中国の人が多いみたいで、
漏れ聞こえてくる言葉は圧倒的に中国語ばかりだった。
それにしても、初めてこの目で見た五馬図鑑、素晴らしかったなあ〜・・・♡
二度三度と回って、スコープを覗き込み、よ〜く観て頭に焼き付けておいた。
あ、思いがけず歴史美術の資料教科書なんかでも登場する
「桃鳩図」も、私は初めて観たかも♡
先月観に行った『やまと絵』展と比較しながらの鑑賞も面白かった。
例によって、予算と重量の関係で、ここでも図録には手を出さず、
購入したのは絵葉書だけ。でも十分よ。
これと出典目録があれば思い出せるもの(たぶんw)。
そのあと、少し庭を散策した。
そういえば、ここなら青山のど真ん中で紅葉を楽しめるんだったわ🍁
日差しがあっても、風はもう冬だ。
やっと真綿紬の季節になった。
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めぐりゆき、めぐりくるもの
http://okakara.exblog.jp/33636231/
2023-11-29T11:17:00+09:00
2023-11-29T11:18:32+09:00
2023-11-29T11:17:12+09:00
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着物のこと
今年、帯を二本ほど、お着物好きの人たちに差し上げたら、
別の方面から、思いもかけずにいた帯を二本いただいた。
そのうちの一本は、津田千枝子さんの型染め帯だった。
思わず「ええっ?!私でよろしいのですかっ?!」とお返事した。
多くを語らないけれど、譲ってくださった方は、
もしかしたら、人生における次のステージに進まれたのかも知れない。
届いた帯を広げて見ていたら、
送り主のそんな強い意志と、気持ちの軽やかが伝わってくるようだった。
昨日は暑くなるという予報だったけれど、
朝、真綿紬の着物のしつけをとり、
譲り受けためぐりものの帯を締め、羽織姿で外出。
今までの自分のワードローブにはなかった世界観の帯。
一段おとなになったような、そんな気持ちになった。
着物や帯、人から人へ、めぐりゆくもの、めぐりくるもの。
ご縁に感謝いたします♡
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二十三回忌の法事の着物
http://okakara.exblog.jp/33611441/
2023-11-20T07:42:00+09:00
2023-11-20T07:43:39+09:00
2023-11-20T07:42:21+09:00
team-osubachi2
着物のこと
相方の大叔母(お祖父さんの妹)さんの二十三回忌。
相方兄弟にとっては、一つ屋根の下で一緒に暮らしていたという大叔母さんも
私はまったく存じ上げない仏様で、さすがに遠い感じもあり、
また、身内四人だけの法事なので、少しくだけた着物で失礼させていただいた。
黒地に細かい白格子の駒結城紬に、鬼縮緬の無地帯(←写真、モアレてるね)。
一つ紋の黒羽織、地紋は有栖川文様(鹿)。
二十代が終わるころに誂えた着物なので、裾裏がやや傷んでいるのであった。
次は単衣に直して、年々暑くなる三月と九月のお彼岸にも着ようかと思案中。
(お彼岸の中日にお寺さんへ伺うと、
毎度着物でいらっしゃる素敵なおばあさまがいらして、
いつも刺激を受けているせいもあり・・・)
法事の後、所用で神保町へ寄り、小川町にある、
元々は額縁屋さんだったという「優美堂」のカフェでひと休み。
プリンのカラメルの焦がし具合が香ばしくて美味しかった♡
夕方、ちょうど日が沈んだころに帰宅。丘の上から眺める富士山の景色。
この季節は空気が澄んで黄昏れた空の色が綺麗。見惚れちゃう。
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ふたたび、帯をカスタマイズする(追記あり)
http://okakara.exblog.jp/33583625/
2023-11-09T17:32:00+09:00
2023-11-10T17:58:29+09:00
2023-11-09T17:32:34+09:00
team-osubachi2
着物のこと
が、せっかく好きだと思って手に入れたものの、
模様や色にちょっとした引っ掛かりがあると、気持ちが今ひとつ上がらず、
帯の出番も無かったりすることがある。
11年前に、紙布の手描き更紗の染め帯に、手持ちの顔彩絵の具で色を足して
自分好みにカスタマイズしたことがあった。
https://okakara.exblog.jp/18006052/
手直しして大正解であった。締める時の気持ちが違うんである。
当然、出番が増えている。
さて、いつぞや手に入れた八寸。何かの図案の写しなのか、
鳥の模様が、少し攻撃的に見えなくもないので、
勝手に「百舌鳥の帯」と呼んでるくらいだから、秋に締めたいのだが、
引き出しから出してみると・・・なぜかピンとこないんである。
お太鼓の模様を眺めるうちに、
滲んだような鳥の目をなんとかしたい〜!となった。
で、おもむろに針と糸を持ち出して、目やくちばしあたりに手を加えてみる。
白茶や焦茶色などのボタン用糸を二本どりするとちょうど良さそうだ。
さっそく目元や体の線に刺してみた。
ついでに体や脚の線も、少しだけ濃くしたい気持ちにかられた。
気をつけるべきなのは、元の風合いを感じさせる線を活かすこと。
なので、絵柄を綺麗に整えすぎないこと。やりすぎは禁物だ。
お太鼓につづいて前柄の鳥にも手を加える。
この前柄の鳥さんたちの目は、お太鼓柄よりももっとアバウトでいけない。
↓BEFORE
↓AFTER(目元と脚の線を中心に手を加える)
はたして、これが正解かは自分でもわからないままやってみたら・・・
ま、結果オーライ!かな。
↓BEFORE
↓AFTER
もはやモズのような猛々しさは感じられなくなったけれど、
単に小鳥の絵柄の帯ってことで十分である。
(光の加減でうまく写真に写らないのだけど)
鳥の目がしっかり主張するようになったので、帯留めも無用かも。
さあ、これで気分良く締められそうだ♪
よかった。
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追記:11月10日(金)曇りのち雨
今日は、この日記の取り合わせの通りに着替えてみた。
弓浜の絣木綿に、こういう八寸帯ってとても相性が良いわよね。
自分なりのお直し、気に入った。
雨が降る前に家を出て、友だちと太田記念美術館へ。
葛飾応為の「吉原格子先之図」ほかさまざまな絵師の肉筆画を堪能。
やっぱり何度訪れても、こちらのコレクションはすごいなあ〜!って思う。
美術館の後は、ランチとお喋りもたっぷりと堪能した午後。
女子トーク、楽しかった。ありがとう♪
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三溪園で田中敦子さんとトーク会
http://okakara.exblog.jp/33559311/
2023-10-30T08:00:00+09:00
2023-10-30T15:31:47+09:00
2023-10-30T08:00:34+09:00
team-osubachi2
着物のこと
三溪園で開催の『手仕事に遊ぶ錦秋』展。
今日は工芸ライターの田中敦子さんにお招きいただき、
「着物好きの文と絵のお話」というテーマでお喋り。
唐獅子太鼓に竹と松の絵絣を織りだした昭和な久米島紬は、
友人のお母様の箪笥からのめぐりもの。
帯は、これもひと様からいただいた田中昭夫御大の正藍型染めの
松竹梅模様の名古屋帯。
とくにお正月でなくても、着てもいい取り合わせだと思うけれど、
気分は、来月の「酉の市」を、ちょっとだけ早く先取りしたつもりで。
横浜市の三溪園では、鶴翔閣での手仕事イベントのほか、
園の奥の茶室などでは、どちらかの流派の茶会も催されていたようで、
朝から着物姿の女性客もたくさんいらっしゃったようだ。
朝のうちは肌寒い雨模様だったけれど、
トーク会も終わるころには、青空になってよかった。
お互いの着物熱にハマったころの着物本を手に、
田中敦子さんの柔らかい語り口と、
見守ってくださるお客様方が醸す、和み感漂う場のおかげで、
とても楽しくお喋りさせていただいた。
会に申し込んでくださったお客様、
また、手仕事に遊ぶ錦秋展にお出かけくださったお客様、
まことにどうもありがとうございました。
トーク会の後、顔見知りの方々にご挨拶がてら展示を見てまわり、
↑ダマスク織の吉野綾さんが染められた
「クチナシブルー」の帯揚げをいただいてきた♡
今まで持ってなかった色目、どんな風に合わせようか楽しみ♪
このたびは大変お世話になり、どうもありがとうございました。
感謝申します。
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中置きのお稽古で
http://okakara.exblog.jp/33522569/
2023-10-16T16:34:00+09:00
2023-10-16T16:40:21+09:00
2023-10-16T16:34:55+09:00
team-osubachi2
着物のこと
やっと秋らしいお天気だなあ〜、と思うけれど
日中日がさすとまだ暑かったりもして、弓浜絣でお茶のお稽古へ。
帯は前日締めた型染め二部式と帯締めをそのままに、帯揚げだけ替えて。
何度となくこの木綿でお稽古をつけていただいているせいか、
膝部分が早くもテカリ気味になってきた・・・。
先生や地域によっては、こんな木綿絣でのお稽古はNG
というところもあると思うけれど、
こちらの先生にはおおらかに受けとめていただいているなあと思う。
暑い暑いと頭がぼーっとしてる間に暦はすすんで、
今月で風炉も終わりになる。驚くではないか。
中置きの濃茶点前をつけていただくも、帰宅してからのこと。
(そういえば、先生が姉弟子さまとお話されていた間に)
あれこれ抜け作やらかしてたことを、
寝るころになって自分で気がついて反省した〜。
この日のお菓子には、先生お手製の渋皮煮。
姿の綺麗さと、味のしみ方にもにうっとりとなった。
(水屋で撮った写真、うまく写ってないけれど)
でも、飲む・食べる喜びも、お点前の時はいったんわきに置いて、
もっとちゃんと集中するように、意識するようにしないと、だ。
くううう〜。
年々加齢的散漫(←言い訳)になってゆくのを防ぎたい。
今月も、ありがとうございました。
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着物で太田記念美術館へ
http://okakara.exblog.jp/33515008/
2023-10-14T10:40:00+09:00
2023-10-14T10:40:55+09:00
2023-10-14T10:40:55+09:00
team-osubachi2
着物のこと
原宿の太田記念美術館で開催中の『美人画 麗しきキモノ』展へ。
お着物の人は百円引き♡の展示。見れば会場で着物をお召しのお客様は、
皆さま麗しく薄羽織を羽織っていらっしゃった・・・。
歩けば汗ばむ昼日中、私には無理だ〜と、ショール片手にこちらはむしろ
秋のはじまりならではの帯つきの身軽さを楽しみたい方。
タテに生糸を用いた朱茶色の細かい縞紬は、軽くて着やすい普段着向き。
いただきものの縮緬の型染め帯は、だいぶ古そうだのに、
いまだチカラが残っているのを感じる帯。
少し短かかったので、思い切って自分でハサミを入れて二部式にしたもの。
これでまた、私の元で、帯としての寿命を
延ばしてあげられたんじゃないかしらん?と自賛。
(過去ログ:https://okakara.exblog.jp/30837030/)
さて、太田記念美術館。ずいぶん久しぶりに訪れたけれど、
こちらのコレクションはホントにいつ見ても素晴らしいものばかり。
入場のお客さまのうち、半分はインバウンドさんて感じ。
小規模だけど、原宿で、八百円で、
静かにこのクオリティの浮世絵を見られるって
インバウンドさんにも、かなりいい美術館じゃないのかなあ、ここ。
浮世絵は何度見ても不思議に思うんだけど、
昔の日本人はこんなに顔が小さかったハズはなく、
でも描くとなると、絵師は、
やっぱり髪と着物のバランスのいいところをとって、
顔を小さく描くものなのかしら?と、そんな事を思いながら見入る。
今月22日(日)まで開催中。
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kimono
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九月『三献の茶会』へ
http://okakara.exblog.jp/33441661/
2023-09-20T15:20:00+09:00
2023-09-20T19:46:15+09:00
2023-09-20T15:20:35+09:00
team-osubachi2
着物のこと
朝からじめじめした空気が張りついてくるようなお天気だ。
今日の午後は、佐藤先生の『三献の茶会』へうかがうのだけど、
九月の茶会って、本当に着るものに迷う。
「この暑さですから、洋服でも、浴衣などでも良いと思います」とのことで
かしこまらず、身体にも負担が少なさそうな小千谷縮にした。
うんとむかし「青山 八木」さんで求めた黒と白の交織無地の小千谷縮と、
これもむかし「浅草 帯源」さんで出会っためずらしい白麻地の本袋帯。
(あえて帯芯は入れず、たれ先だけに短く入れてもらってある)
どちらも大事に持ってて、いまだに現役でいてくれるのが嬉しい。
今日は、作家として、また、職人としても友禅染めをなさる方で、
お茶席はまったく初めてというTさんをお誘いし、駅で待ち合わせたら、
Tさんは、爽やかな緑系の単衣江戸小紋に、白い織り帯、
そして暑さもものかは紺色の薄羽織という姿で登場なさった。
わあ〜、なんてうるわしい着姿♡見ていると、胸がすう〜っとしてくる。
(自分の姿のことは脇においといて、と。w)
さて、この日の午後、席入りした茶室の床のお軸には
「楽在一碗中(らくありいちわんのなか)」の言葉。
客側六名で座についた後、心尽しのお手製のお料理を出していただき・・・
美味しいお酒も、それぞれのお皿にあわせていただいた。
下戸の私は、いつも舐めるだけのくせに「ちょっとだけ」と所望。
(ちょっぴりでもお酒がある方が、お料理が美味しいんだもの)
こんな趣向は、いただく客側ももちろん嬉しいけれど・・・
考えてカタチにするまでの大変さも含め、この喜びは、
亭主の方が、きっと人一倍感じるんだろうなあ〜と想像する。
だって、ほら・・・
包みをあけたら、こんな飯が登場するんだもの。
茶席に、ほのかに、わあ〜♡と、どよめきが起きないはずがない。
後座では、続き薄茶(暑さも考慮して、あえてお薄とお薄にして)で
ご連客の皆さまと、二服ずついただいた。
出していただいた器のひとつひとつに、
菓子に、そして一碗の茶に、楽しさや、美味しさ、寛ぎとか和みとか、
偶然の出会いの面白さや親しみを感じたお席だった。
寄りつきに戻ってあらためて見た色紙には「古今無二路」。
ご連客のお一人に、中国出身の方がいらして、掛けられた二つの言葉を指して
「この二つは同じですね、一つの意味のことを云ってる気がします」という
感想を口にしていたけれど、ほんと、なんだかご亭主の気持ちが、
お客様方と、こちらにも染み渡ってきたような茶会だった。
出かける前に、あらかじめ取り合わせたものを着付けてみれば、
急に帯締めが沈みすぎてると感じて、急いで帯締めだけ淡黄色系に変更。
帯揚げと揃いみたいになっちゃったけど、
結果、こっちの方が気分が軽くて正解だったかな、と思う。
おかげさまで、とても美味しく、楽しくお茶をちょうだいしました。
どうもありがとうございました。
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