丘の上から通信

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カテゴリ:着物のこと( 481 )


2019年 02月 18日

一周忌にあれこれ思う喪の装い

昨日、無事に姑どのの一周忌の法要が済んだ。
自分が歳を重ねるごとに、数年が束になって過ぎて行くように感じるようになったのだけど
その速度でいえば、一年が経過する速さなんてまたたく瞬間みたいなものだ。

まさに糟糠の妻を失い、その失意の直後に肩の骨折だの手術、入院だのという時期を乗り越え、
穏やかにマイペースで本来の生命力を(年相応に)持ち直した舅どのが仕切って、
ごくごく身内だけのささやかな一周忌の法事だ。

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もう全身真っ黒である必要もないだろうし、四十九日の時と同様、帯は軽くして参列した。
着物を着ていくと、舅どのの妹であるおばちゃんが喜んでくれる。

帯締めは江戸紫でもよかったかな?と思わないでもない。

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去年、姑どのは急逝したこともあってバタバタのご葬儀で洋服にしたのだけど、
たしかにあちらこちらのご葬儀に参列して見渡してみれば、
ご遺族ご親族はやはり洋装が圧倒的に多い。

そんなご葬儀に、もしも親族ではない自分が着物で参列するとしたら・・・?

何年か前、恩師と仰いだある方のお通夜に、着道楽でもいらっしゃる落語家のS師匠が
茶系統の濃淡の着物と羽織姿で参列なさってらしたのを見て、
着物好きでもいらした故人は、このいかにも芸人さんらしいアカ抜けた喪の装いを
きっと歓迎なさったに違いないという気がして、
同じことは出来ないまでも(どだい無理!w)、参考にしてみたいものだと思った。

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洋装なら簡単に済む話なのだけど、せっかく持っている喪の和装ひと揃い。
着物を着られる気力体力があるうちは活かしたい。

黒一色の中で、ご遺族よりは控えめに。でも、礼を失しない、悪目立ちしない装い。
大正・昭和に定まったと思われるルールに、
あまりきっちり縛られなくてもいいんじゃない?とも思うし、
う〜ん、まだまだ思案してみたいところである。

備忘録:「着物で迎える喪の装い」/着物と悉皆みなぎ


by team-osubachi2 | 2019-02-18 10:26 | 着物のこと | Comments(2)
2019年 02月 05日

ドクダミの芽吹き

立春の暖かさから一転して今日は寒い。
三寒四温は早春のお約束ごとみたいなものね。

でも、太陽光線は熱よりも早く地球に到達するので、
晴れれば、お外はもう春の光で眩しい。

その光の加減を身に感じてか、立春の後になると締めたくなる染め帯。

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縮緬の地に、染料か顔料で素描き染めされた芽吹きは
お太鼓のところを見れば、私にはこれはドクダミに見える。

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ドクダミの花って大好き♡
あの香りは、でも、ちょっと脇に置いといて、と。w

実際芽が出て、すくすく育って、花をつけるのはもっと先だけど、
今はドクダミだけでなく、いろいろな草たちが
土中で夢膨らませている時期なんだな〜って思う♪

時期は早くても、その花咲く夢を想い、
まだ春浅いいま時分に締めるのが好きな帯である。


by team-osubachi2 | 2019-02-05 09:57 | 着物のこと | Comments(6)
2019年 01月 16日

初芝居の着物

年が明けて最初に着た着物は茶事に着た色留袖。
次に、急に回ってきた歌舞伎見物も(いいお席だったので)柔らかいものを。

でも、サクッと行ってサクッと帰るには、江戸小紋くらいがちょうどいいのかも。

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今のところ、これしか持ってない江戸小紋
・・・とおぼしき木賊色に雨滴の伊勢型紙の小紋。作家名が入ってる。
無紋のまま、わずかに寸法が小さいのを未だ直さずに着ているので、
襦袢の裄を前の晩にちょいちょいと縫い詰めておく。
いずれこれも洗い張りして仕立て直さなくちゃね、と気持ちだけは前向き。w

はじめ松林の袋帯を締めようと思ったけど、迷った末に締めたのは
能装束から一部を取った図案のよそゆき名古屋帯。
(調べてみたら↓オリジナルはこちらの能装束のもよう。喜多川平朗さんによる復元)

能狂言の衣装の模様って大好きだな。今や立派な袋帯っていっぱいあるけど、
これら装束由来の、だけど手頃で使いやすい「よそ行き名古屋帯」って
今こそもっと出てきていい時代じゃないのかな。

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ところで、私が座ったお席の右隣(辨松のお弁当夫妻とは反対側の)には、
二人してお着物をお召しのご夫婦がいらして、ご婦人は明るい色目の付け下げ。
白髪の男性は、抑えた色だけど洒落を感じさせる地紋の羽織と、
微妙な色の段を織り出してある真綿紬をお召しで、こんな羽織と着物って、
さしずめ銀座のあそこのお誂えかなあ〜?なんて思いながら
幕間にお二人が横切っていくのを膝を引っ込めながらお通しする。

ん?(ご婦人の薬指に)指輪がない・・・?
ご夫婦連れかと思いきや、ただのカップルかもね?そういえば物腰が・・・なんて、
どーでもいーことを、天むすムシャムシャやりながら推測してしまった。
きっとね、芝居(歌舞伎)見物って江戸の昔から
いろ〜んな男女が洒落粧して集う場だったんだろうに、うっかり詮索しかかって野暮だコト。w

幕間ともなれば、これもいろんなお召し物を見られるのが
歌舞伎見物の楽しみの一つだったりするネ♪


by team-osubachi2 | 2019-01-16 10:09 | 着物のこと | Comments(10)
2019年 01月 11日

一つ紋の色留袖

いつ頃のお正月だったか、帰省していたときに、
おふくろさんからの電話で「ちょっと来て」と呼び出されたのは、村の中にある布団屋さん。

この布団屋さんの二階は、多少雑然としてはいたのだけど
布団の他におばちゃんたちの割烹着や家庭着などいろんなものが雑然と置かれていて、
その一角に、普段着の反物から大よそ行きの絵羽ものや帯といった
呉服の類いもゴチャッと積んであって、実家では「反物屋さん」と呼んでいた。

何度か訪れたことがあるその二階へ上がると、
女将のおばちゃんが箱入りの絵羽ものを出してきた。
「これ、どうやろ?」と言って見せられたのはシックなベージュ色の地に
和綴じ本の模様とともに四季花が描かれた色留袖。
(過去ログ「礼装着物の虫干し」:https://okakara.exblog.jp/20566483/

「色留ぇ〜?そんなの一体いつ着るの〜?」と思ったけど、
想像するに、すでにおふくろさんはのショッピング魂はメラメラと燃えてしまっていたようで
要は私の顔映りが良いか否かだけを確かめたかったようだ。

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当ててみれば、顔映りは悪くない。
「ほんなら、これにせられ(これにしておきなさい)」ということになり、
続いて「紋はどうする?」という話になった時に、待ったをかけたのは私。
「お願いだから五つは絶対やめて!三つも要らない!着る機会がなくなってしまう。
一つだけにして!一つでいい!訪問着みたいにしてお初釜とかに着るから」

・・・あの時から二十年くらいも経ったけど、
結局袖を通したのはお初釜や従兄弟の結婚式の時くらい。

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まあ、裾模様は自分の好みとは違うけど、考えてみれば、
色留袖って、和室で正座してしまえば、洋間でテーブルに着席してしまえば、
自分の顔周りは無地着物と変わりない。

上前の胸元に中途半端な模様が描かれている形式の絵羽着物より、
いっそ胸元はすっきりと無地の方が好きな私には、色留袖って好みに適ってるなって思う。

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今日はお招きに与り、大ベテランの方々に混ぜていただき、お茶を一服頂戴しにゆく。

お招きをいただいた時に、はじめ、一応喪中ではあるし、これはどうかしら?と
箪笥から青磁色の一つ紋の無地を出して見てみたら、全然気持ちがそっちには向かわなかった。

せっかく晴れ着で装うのなら、今の自分の気持ちに正直に・・・。

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年の初めの正午の茶事。清々しい気持ちで臨みたい。


by team-osubachi2 | 2019-01-11 07:41 | 着物のこと | Comments(8)
2018年 12月 14日

着納めは小紋で

三十年近く着物を着てきて、自分の性分はこうなの!私の着物はこれよ!などと
ひとり勝手に強く決めつけていた時期もあったけれど、
年とともに、そういう決めつけも面倒くさくなってきたのか、
自分の性分なんて特にどうってこともなくなるし、
自分の着物はこういうのでなくちゃ、なんて決めつけもゆるゆるになってきた気がする。

もちろん「好き」なものは好きだし、「着たい」と思うものを着ることに変わりはないのだけど
時の移ろいとともに好みにも変化が訪れて、例えば紬であってもパッキリした柄よりは
もそっと明るい色目や柔らかい表情に惹かれている自分にあるとき気がつくのだ。
そういう自分の中の変化が求める選択から言えば、
今の私はどういうわけか小紋に気持ちが向くんである。

今年の春に「小紋祭り」と称して某リサイクル店のバーゲンセールで
まとめてポチった、これもそのうちの一枚。
なんていう生地だろう?さらさらとした手触りで紬縮緬みたいな・・・?
(写真ではやっぱり色が出ないけど)ほんのり温かみのある灰色の地に、
扇面だの光悦垣だのや、建ものの屋根だの庭の草木といったモチーフが
ちょいちょいと絵筆で描いたような型にして染められていて、
こういう小紋も好きだなあ・・・と思って求めたものだ。

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濃い葡萄色や青緑といった色が、ちまちまとした色使いの中にあるので、
帯はある方のお形見でいただいた浦野理一さんのたて節紬の無地、帯揚げは深緑の縮緬。
輪島塗りの指輪を帯留めにして、提げものはスノーマン(あっち向いてるし・・・)

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というわけで、この小紋を着て出かけた先は南青山。
年に一度、染色家の津田千枝子さんの個展が「青山八木」さんで開かれるので
友だちと待ち合わせて昨日見に行ってきた。

青山八木/Facebookhttps://www.facebook.com/aoyamayagi/

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もちろん私は拝見するだけなのだけど、
津田さんの染める花のモチーフと色遣いを見るのが大好きだから、
絵画を見るのと同じような気持ちで、その形や色の微妙さを見ると
大いに刺激を受けてワクワクゾクゾクする。

それから、この時に合わせて津田さんの帯を締める友だちの着物姿を見るのも楽しみのひとつ。

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友だちの装いは、まるで練乳で溶いたような柔らかみのある灰緑色の無地結城紬に、
津田千枝子さんの赤い帯。帯締めは道明さんの「戸張」。
帯の中にかすかに感じられる色と調和していて、とても素敵な組み合わせだった。

そのあと、表参道のDEE'S HALLに寄って、「しょうぶ学園 nui プロジェクト」展の作品も見て
今後自分が手を入れて直して着たい古いシャツへのヒントというのか刺激をいただいてきた。

DEE'S HALL /Facebookhttps://www.facebook.com/dokiyoshimi/

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長く愛用してきたシャツを、ちょっと手を入れてもっと着ていたいという気持ちがあって、
もちろんこれらnui プロジェクト作品のようなシャツは出来るはずもないのだけど、
ひとかけらでもいいから、そのヒントになればいいなと思っている。

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気のおけない友だちと着物で散歩して、綺麗なものを見、
美味しいお茶とおしゃべりを楽しみ、愉快に半日を過ごしてチョン。

今年は、たぶん、着物はこれで着納め、かな。
あとは怒涛の年末モードへ突入するのみである。


by team-osubachi2 | 2018-12-14 10:17 | 着物のこと | Comments(12)
2018年 12月 07日

着物を着ると、どんないいことがある?

着物好きの「横浜きものあそび」さん(http://yokohama-kimono-asobi.com/index.html)が
先日サイト内のブログにこんなことを記していらっしゃった。

『和・綿・更紗展2018』に遠方からいらした方から
“着物を着ると、どんないいことがありますか?”という質問を受けて、
それにじっくりと向き合ってみたという日記。ふむふむ・・・。

そうだなあ、着物を着ると、どんないいことがあるかしらん?
まずは、褒められる!w それから、お店やホテルなどで気遣ってもらえる。
さらには、着物を介していろんな人と知り合える。着物や帯をいただく。
針と糸に親しくなれる。和文化への理解が深まる。身体の感覚と意識が広がる。
季節や気候、歳時に敏感になる・・・とか、数えてみると結構いろいろあるね〜。

でも「何かいいことがあるから着物を着る」ということはなくて、
ただただ「着物が好きだから着る」、それだけのことだよね。
そんな風に着ていたら、いいことが幾つもあった・・・という感じかな?

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そんな中で、自分だったら何かな?と考えてみたら、
私の中で「着物を着ていいこと」の筆頭に上がったものがある。
それは「年をとるのが楽しみになった♪」ということだ。

若い時にしか着られないものがあるように、年配でなければ着こなせないものってある。
時として年配の方がさらりと着こなす姿には、若い人が逆立ちしても敵わないものがある。

なにせ着物を着るきっかけをくれたのは、着物姿のおばあさま方だったせいもあって、
若くて美しいことを良しとする考え方とは逆行するように
二十代のうちから早くおばあさんになりたくて仕方がなかった私。

あんまり背伸びしすぎて随分と失敗もした気がするけど、光陰矢の如しで、
この頃少しずつ着たかった着物がすんなり着られるようになってきたのが嬉しくてたまらない♪

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ここに載せた写真の袋帯二本。
どちらもリサイクル店で見つけたものだけど、手に入れた当時の私はまだ四十代だった。
いつか締められるようになりたいと箪笥で何年も寝かせたままだったのだけど、
気がつけば自分もいつの間にか五十代なかばにさしかかっているではないか。

久しぶりに箪笥の引き出しの底から出してみた。・・・そろそろ出番かな?

着物を着ることにおいて、加齢(エイジング)は強力な味方よ〜!って思う。
おかげで年をとるのが本当に楽しい♪


by team-osubachi2 | 2018-12-07 13:24 | 着物のこと | Comments(6)
2018年 11月 18日

友、遠方より来たる

11月17日(土)晴れ

雨の予報に相反して、穏やかな小春日和の週末。案外にあたたかい。
着物に着替えて、お昼ごろ駅まで遠方からやってくるお友だちを迎えに行く。
お会いするのはいつ以来かしらん?ちょっとすぐには思い出せないのだけど、
とにかくお久しぶりでした〜♪と再会を喜び合った。

今日はそのお友だちからお誘いいただいて一緒にうかがった場所は、
なんと!うちから歩いてほんの数分というすぐ近くの、こちらも丘の上にある瀟洒なお宅の茶室だった。

こちらのお宅の女主人である茶道の先生と私のお友だちとは、
長年姉妹のようにお付き合いされてきたそうで、こんなご縁もあるものかとお互いにびっくり。
広いながらも、世の中は狭くできていて、思いもしなかったような出会いや面白いことがときおり起きる。

まるで映画『日々是好日』に出てきそうなお茶室で、お友達とともにおもてなしを受けた。
先生のお身内でもある若いお弟子さんのお稽古も兼ねて、和やかな雰囲気の中、
松花堂弁当の点心、炭点前、お濃茶、続き薄茶で美味しいお茶を頂戴してきた。

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お軸は『關(関)』の一文字。その傍に「南北東西活路通ず」とある。
どうしてだろう?このごろ気持ちよく過ごせるお茶席の床の間で、
今の自分に大なり小なりハッとさせられるような言葉と出会うような気がするのはなぜかしらん。
花は椿に珊瑚樹。主菓子はこの時期らしく亥の子餅♡

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服装は、どうぞ普段着でとのことだったので、小紋でもいいかなと思いつつ
前の晩に組んでおいたのは焦げ茶色のざざんざ織に、椿の染め帯。
帯揚げ、もうちょっと淡いか深い色目の方がよかったかな?と思わないでもない。

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先生やお弟子さん、お友だちのお召し物も素敵だった♡
お茶室の様子も、美味しかったお昼やお茶にお菓子、そしてお道具のあれこれも
余韻とともに思い出して振り返るひとときもまたご馳走の時間なのかも・・・。

今日はどうもありがとうございました♡


by team-osubachi2 | 2018-11-18 00:06 | 着物のこと | Comments(8)
2018年 11月 09日

本日発売「きちんときもの 手ほどき帖」

茶道の世界ではお馴染みの淡交社さんから、
淡交ムック「きちんときもの 手ほどき帖」が本日発売となりました。

茶道教授でみやび流和装道教授でもいらっしゃる北見雅子先生により
きものの基礎知識から、着付け、茶席でのコーディネート例も
カラー写真でたくさん紹介されていて、きものビギナーさんはもちろん、
お茶を始められたばかりで、どういうきものを着たらいいのかわからない方などにも
特にオススメの一冊です。

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カバーと挿絵はますこえりさんが担当。
こちらは着付けページで図解をちょこっとお手伝いさせていただきました。

ご興味がありましたら、どうぞお手にとってご覧いただけましたら幸いです。

淡交ムック「きちんときもの 手ほどき帖」北見雅子/淡交社


by team-osubachi2 | 2018-11-09 08:57 | 着物のこと | Comments(2)
2018年 11月 06日

真綿紬はあったかい

先月の後半のことだったけど、ようやく着たかった真綿紬に袖を通した。
古手をお直ししたものだけど、しつけ糸を取るなんてなんだか久しぶりだわあ〜♪

選んだ帯は八重山ミンサーの名古屋帯。
今どきのミンサー織りは糸が細くなって軽くなり色合いも都会的になったけれど、
昭和から平成の初めのころまでのものは糸も太かったし、ドシッとした重みがある。
これを締めるなら少しでも若いうちに・・・と思うようになってきた。

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着付けの途中、鏡を見て、あら?と思った。

これを見つけた当時は、もしかしてギリギリ四十代も終わるだったか知らん?
洗い張りに出して押入れで寝かせていた数年の間、自分も歳を重ねたせいか
最初に顔に当ててみたときよりもしっくりと似合うようになったかも?

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出かけた先はほんの数駅隣の近場。
お友だちと待ち合わせて太物(木綿)の展示を少し覗き見して、
そのあとちょっと駅のベーカリーでお茶して着物話に花を咲かせて二時間ほどで別れ、
スーパーで大根やなんかを買って、夕方まだ明るいうちにえっちらおっちら坂道を上って帰宅。
ふう〜、ちょっと汗かいちゃった。

これに合わせられるような羽織は残念ながら持ってないので、道中着を着ればいいけど、
もうしばらくの間、普段着として着るなら大判のストールをぐるりと掛けるくらいでいいのかな。
ほんと、真綿の紬ってあったかい。


by team-osubachi2 | 2018-11-06 10:14 | 着物のこと | Comments(4)
2018年 10月 31日

足袋の繕い

着物を着る回数からいえば、独身時代のときほどは着ていないせいか
足袋の傷みが緩やかになったなあと思う。

とはいえ、当時のように半ダース誂えるだの、
何足も買い置きが用意してあるワケではないので、いまは一足一足を大事に履く。

おっと、また一足、傷みを発見!洗濯後に針箱を出してちょこちょこっと繕う。

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玉結びはわずかに当たる感じがするし、飛び出てる分だけ早く擦り切れるようなので、
玉結びは作らず、糸を残して縫い返して、と。

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あ”〜〜、ローガンが過ぎて針先がよく見えない〜!

仕上がりはあまりきれいじゃないけど、いいわ。気にしない。履けば隠れる部分だもの。

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先月だったか、名古屋の月日荘さんが以前足袋の繕いについて
こんな書き込みをFacebookにあげていらした。

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オーナーさんからお許しを貰ってページの写真を転載させていただくと、
ほおー?なになに?戦前の家庭科の教科書に?・・・・・・ふむふむ。

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あ、やっぱり足袋底の脇のところ、傷みやすいんだネ、なるほど。

正座していた時代の足袋の傷みはこんな箇所が多かったんだろうね。
お茶のお稽古に通ってたころは、たしかにこんな辺りが汚れたり傷んでたかも。

そういえば、親指の爪が当たるあたりもよく傷んでたっけ。
青木玉さんのエッセイだったか、幸田文さんが足袋の繕いを、縦糸と横糸とで
まるで平織りのように繕ってた・・・というようなお話があったように思うけれど、
それってつまり最近よく聞く「ダーニング」ってことね?

一体どうすればそんな細かい針仕事ができるのかしらん?
私にはむ〜〜り!針を投げるわ。w

いやいや、そうしてもいられない。
新しい足袋を手にいれるまでは、自分にできる範囲で繕うことにする。

月日荘/Facebook


by team-osubachi2 | 2018-10-31 23:49 | 着物のこと | Comments(2)