カテゴリ:仕事をする( 95 )

はがき絵「千鳥」

今日四月五日は、二十四節気でいうところの「清明」だそうです。
万物みな清々しく、綺麗で、明るく輝くころなのだとか。
昨日までの暑い夏日から一転、今日の丘の上界わいは
あいにく曇天の肌寒い日ではありますが・・・。

年によって、日によって乱れもあるでしょうが、
たしかに鳥たちがさえずり、花がたくさん咲き、青葉もいっせいに芽吹いていて、
買い物がてらであっても近所を歩けば、
明るい日差しのもと、そこここでキラキラした生命感にふれて
自分の気持ちも軽やかになるような心地がします。

そろそろツバメも飛来するころ。
夏向きのはがき絵のシリーズにツバメを描こうか迷いましたが、
悩んだ末に選んだのは水辺に親しいチドリでした。
(パッと見、スズメと間違われそうな色合いになっちゃいましたけど)

晩春から夏のはがき絵「千鳥」(https://okakara.exblog.jp/28141871/


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by team-osubachi2 | 2018-04-05 09:06 | 仕事をする

はがき絵「桜」

今年に入ってからの寒気はずいぶんと強かったわりには
春の花々の開花は案外早めのような気がいたします。
来週には関東の染井吉野の開花予報が出ていますが、
河津桜などの早咲きはもう満開くらいでしょうか。
春も本番を迎えました。

今回、江戸初期のころの風俗画にあるような女性を真似て
桜の花の下に一人描き入れましたところ、この絵を見たデザイナーさんが
「この人、片手がない?!」と驚かれたそうです。
着物を着なくなり、また時代ものの小説を読んだり
時代劇などの映画やドラマを見ることもないとなれば、
「懐手(ふところで)」を知らないのもしょうがない今の世かもしれませんね。

・春のはがき絵(https://okakara.exblog.jp/28157247/

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by team-osubachi2 | 2018-03-13 09:04 | 仕事をする

はがき絵「山茶花と椿」

毎年冬がはじまると咲き始める山茶花の花と
真冬から春先まで咲く椿の花が大好きです。

今年も、その椿の花々もそろそろシーズン終盤となりました。
道すがら見かけるご近所の家々の軒先に咲く
さまざまな椿を名残り惜しみながた愛でたいと思います。

・冬から春にかけてのはがき絵(https://okakara.exblog.jp/28169308/

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by team-osubachi2 | 2018-03-06 18:00 | 仕事をする

はがき絵「流し雛」

今日から三月に入りました。
私事では忌中ということもあり、今年はお雛さまを飾ることはやめましたが
其処此処の家々では、たくさんのお雛さまでにぎわう季節になりました。
今朝の春の嵐のあとは急にあったかいお天気になるそうで、
菜の花などは一気に咲き出す陽気になりそうです。
でも、三寒四温といいますから、まだまだ寒い日もあるでしょうが
旧暦の上巳の節句までにはのどかな春が調うことでありましょう。

・春のはがき絵「流し雛」(https://okakara.exblog.jp/28572249/

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by team-osubachi2 | 2018-03-01 07:56 | 仕事をする

はがき絵「節分」

ーーー寒中お見舞いを申しあげますーーー

正月十五日ともなればもう小正月。女正月ともいうそうですね。
家内で忙しく立ち働いた女性たちが、ようやく年末年始の忙しさから開放されて、
ゆっくりできる・・・ということらしいのですが、「正月事仕舞い」というだけあって、
新年を迎えたお飾りももうおしまいですから、うちのお飾りも取り替えなくては!
・・・と、心急くばかりです。
小豆粥を炊くなどという余裕もなく、はてさて、いったいどこがゆっくり?
・・・いつまでたっても落ち着きのない毎日です。

大津絵より『福は外』。
ーーー我という 心の鬼が募りなば なにとて福の内にいるべきーーー
残念ながら、私が描く鬼はちっとも怖くないのですが、
オリジナルの大津絵の鬼はどこか怖くてユーモラス。
そして皮肉がピリッと効いています。


・冬のはがき絵「節分」(http://okakara.exblog.jp/28502613/


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by team-osubachi2 | 2018-01-15 14:19 | 仕事をする

はがき絵「松竹梅」

あらためまして、あけましておめでとうございます。

初春・・・新しい年のはじまり。
目出度さを寿ぐ象徴になっている松竹梅を末広にちりばめたはがき絵です。

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

・冬のはがき絵「松竹梅」(http://okakara.exblog.jp/28213164/

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by team-osubachi2 | 2018-01-02 11:32 | 仕事をする

クリスマスが終わると、いよいよ正月飾りの出番ですね。
さあ!今年も残すところあと六日間のみとなりました。
今年はどんな一年だったかな?などと振り返っている暇もなく、
新年を迎える準備で大わらわになる一週間のはじまりです。

・冬のはがき絵「酉の市とえべっさん」(http://okakara.exblog.jp/28469281/

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by team-osubachi2 | 2017-12-26 00:25 | 仕事をする

はがき絵「南天」

今日12月22日は冬至。
一陽来復・・・冬至は太陽が生まれ変わる日なのだそうです。
冬の寒さもいよいよ本格化する時期になりました。

この夏から秋にかけて『青山 ゑり華』さんのご依頼で制作してきたはがき絵は、
先日、印刷屋さんの手にわたりました。
まだどういう形になるのか相談の途中ですが、
もしかしたら一般の方々にもお手にとっていただけることになるかもしれません。

いずれにしてもカタチになるのは来年のお話ですが
もしも正式に決まりましたら、またお知らせさせていただきます。

描いたのは全部で12点。おいおいブログでもアップしてゆきますので、
よろしければ制作最中の日記とともにお目通しいただければさいわいです。

・冬のはがき絵「南天」(http://okakara.exblog.jp/28432218/

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by team-osubachi2 | 2017-12-22 00:34 | 仕事をする

はがき絵を描くー12

幼かった保育園児のころのこと、毎年春が近づいてくると、
保母さんらが総動員で準備をし、園の入り口正面におおきな雛段を飾っていました。
昭和四十年代も前半の片田舎のこと、どこも豊かな暮らし向きではありませんでしたから
思えばそれは地元の大きな網元さんからの寄付だったのかもしれません。

最上段の男雛女雛ははるか天上界(?)のアイドルですから、
園児らが見ようとしてもおそばへ寄ることなど叶いませんが、
お絵描きの時間には、この男雛と女雛、それに両脇の雪洞を
クレヨンで夢中になって描いたものでしたが、いまもその絵は手許に残してあります。

うちは三人兄弟で、私の上と下には男兄弟が一人ずつ。
女子は私だけでしたが、ことさらな桃の節句を祝ったという思い出はなく、
唯一立ち雛が箪笥の上に飾られたこともあったかな?とおぼろな記憶です。
実家のその一対の立ち雛は、子供時分には、保育園で眺めた立派な段飾りに比べて、
ずいぶんと地味に思えたものでしたが、結婚したのを機に引き取って見てみれば
なかなか上品なお顔立ちで、大人になった今となっては
かえってこのシンプルな一対のお雛様の方が好ましいのでした。

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桃の節句の三月三日から旧暦あたりの四月三日まで使ってもらえたらいいなと思い、
流し雛を描いてみましたが、幼子たちが赤いおべべを着せてもらい、
春の小川に流す雛の光景はテレビや雑誌などでしか見た事がありませんが、
そういう風習に育った方の記憶のなかでは、小川のきらめきとともに、
ずーっとずっとキラキラと揺らめき続けているに違いないという気がします。


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by team-osubachi2 | 2017-11-14 12:28 | 仕事をする

はがき絵を描くー11

民藝好きの人にはよく知られているもので、
江戸時代に始まったという民画に「大津絵」というものがあります。
はじめて見たときはビックリしました。上手いのか下手なのかさっぱりわからない・・・。
でも、おおらかで走る筆の勢いがある絵にはどこか強く目を引くものが感じられて
見てすぐにファンになりました。

もともとは時代背景の中で仏画からはじまった絵も、美人画、武者絵、鳥獣画などがあるようで
中でも人気があるのはやっぱり風刺の効いた鬼の絵でしょうか。
念仏を唱える鬼、行水する鬼、三味線を弾く鬼、落とした太鼓を釣ろうとする鬼、等々。
スター級は傘を背負って奉加帳に鐘叩きを手に念仏を唱える鬼と思われます。
ネットで調べてみましたら、節分にちなんだものもあるようですね。

『福は外』
ーーー我という 心の鬼が募りなば なにとて福の内にいるべきーーー

裃をつけた鬼が豆を蒔きながら大黒さんを追い払おうとする絵はことに風刺が効いています。
オレが、オレがで幸せを願って、かえって大黒さまを追っ払ってしまっているではないか
・・・ということでしょうか。

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焼いたイワシの頭を豆殻と柊の枝に刺して玄関先に提げておくという風習は
どこから発生したものかは知らないのですが、節分のころのはがき絵に
その焼い嗅がしと、巻物から逃げ出す裃をつけた鬼を描いてみましたが、
なんだか虎になり損ねた猫みたいに怖げのない顔になってしまいました。
いやあ〜、大津絵の絵が上手いのか下手なのかわからないですって?
どうしてどうして、真似て描いてみようとしても、線や表情がとても難しく、
すぐには描けない絵だということがよくわかりました。

私は鬼という恐ろしげなものに笑いを持たせ、哀しみや皮肉など風刺を効かせた世界が好きです。
子供のころに大好きだった浜田廣介さんの名作『泣いた赤鬼』の影響かもしれません。
また機会があれば、私なりの鬼を描いてみたいと思います。


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by team-osubachi2 | 2017-11-07 14:03 | 仕事をする