丘の上から通信

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カテゴリ:人を描く( 51 )


2018年 12月 02日

小雪の日

師走に入っても、関東地方はまだ暖かい空気に覆われているようです。
こういう陽気で何が助かっているかというと、野菜のお値段と光熱費でしょうか。
それでも、北国からは雪の便りがちらほらと聞かれるようになりました。

小学生のころ、映画『八甲田山』よろしく集団登下校で
学校まで約3キロほどの道のりを歩いて通ったものでしたが、
そんな日本海側の豪雪地帯から一転、高校卒業後に空っ風の吹く東京にやってきた当初は
真っ青な青空が広がる真冬にかなり面食らった覚えがあります。
それでも、関東に雪が降りそうな日に「雪の匂い」が感じられたときには
やはり懐かしさを覚えたものでした。
さすがに太平洋側での暮らしも長くなり、いまではその感覚も鈍ってきたように思います。

これから本格的な冬を迎えますが、日照りや雨と同じように、
雪もどうか大層に暴れることがありませんようにと祈るばかりです。

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「小雪の日」©Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます


by team-osubachi2 | 2018-12-02 10:28 | 人を描く
2018年 11月 22日

柔らかい時間・2

しばらく暖かい日が続いていましたが、昨日今日は寒気が入り込んで、
この時期には少し早いような寒い朝をむかえました。
(調べてみたら本日「小雪」だそうで、ごく真っ当な寒さでありました)
草むら園(ベランダ)の片付けをしないと、と思いつつ、
外の寒さにやる気が失せてしまいました。

じっとしていると冷えてきます。
ウールの着物を自分で手直ししたうわっぱりを出してきて羽織ると、
ホカホカと温もりが布下で膨らんでくるような感じがします。
そういうところはやっぱり毛織物だなあと感心します。
(そのくせ着物として着ると、サラリとしたウールの単衣はなぜか
そうあったかいとも思えないので、洋服にも羽織れるうわっぱりに直したのですが)

絵は、春に描いた『柔らかい時間』を、あったかバージョンで描き直してみたものです。
どなた様も風邪などお引きになりませんよう、暖かくしてお過ごしください。

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「柔らかい時間・2」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-11-22 10:18 | 人を描く
2018年 10月 16日

浜の午後

郷里の家は日本海に面したちいさな漁村にありますが、
私がうんと幼かったころ、村の端に港が造られる以前、
荒波に丸められたゴロゴロの丸石が多くて、ハマヒルガオやハマエンドウが咲く浜辺には
網小屋や船小屋がいくつもあり、野良猫たちの住処にもなっていたのではないかと思います。
滅多には人になつかない野良猫にも例外はいて、猫好きな人から餌をもらううちに
(実際には野良猫たちが家に近づくのを嫌がって、餌をあげない人が大半ですが)
人なつっこくなる猫と仲良くなり、秋寒の午後など膝に抱く温もりも、
家で飼えない子供には嬉しいことでした。

中学生になったある時、野良猫と遊んで、その後突然くしゃみと鼻水を連発するようになりましたが、
猫アレルギーなどというものがあるということを後になって知りました。
大人になってからは、もう子供のころのように一緒に戯れることはなくなりましたが、
それでも稀になつっこい猫がいると嬉しくてそっと撫でてあげたくなります。

まだときおり蒸し暑い日があったりもしますが、それでも季節はもう秋。
日によって朝晩冷え込むこともあります。
うちの近くの公園付近をうろうろしている野良猫たちにも、
どこか暖かい寝床が見つけられるといいなと思います。


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「浜の午後」©Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます


by team-osubachi2 | 2018-10-16 14:07 | 人を描く
2018年 10月 13日

薔薇のシャツ

洋服で好きなアイテムといえばシャツでしょうか。
ブラウスではなくシャツ。

これも万年好きで履くデニムに合わせて着るのはだいたい白いコットンやリネンのシャツ。
もちろん柄もののシャツも好きなのですが、
どういうワケか、可愛かったり面白い柄はなぜかメンズものに多く、
こちらが着たいと思うような綺麗なものや面白い柄ものは
レディースもののシャツにはとても少ないという不思議。
(いろいろな柄ものはシャツではなくブラウスに多いように思います)

そんな中で、かれこれ20年ほども大切に着ているのが
ピンクの薔薇の花模様のコットンシャツです。
さすがに買った当時より色が褪せて着てはいるものの、処分するにはまだ早く、
ゆくゆくはよそゆきでなくても、家着として大切に長く着たいと思います。


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「薔薇のシャツ」(c)Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-10-13 16:51 | 人を描く
2018年 10月 06日

一年目、五十年目

私は自分の結婚がとても遅かったので、結婚一年目にして
自分たち夫婦はすでに中年の顏をした新婚カップルでした。

若いときには結婚したいとは露ほども思いませんでしたが、寄る年波でしょうか
四十代も半ばになって結婚すると決めたそのころに思ったことは、
人間余計なことは何も考えず、ただ好きで一緒になるというというのは、
生命循環のうえでも案外大事なことかもしれないなあということでした。

良くも悪くも結婚後の暮らし方は夫婦の数だけそれぞれあるのでしょうが、
(たとえ馬には乗れずとも)人に添うてみるのは人生面白いのではないかと思うようになりました。


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結婚して五十年が大きな節目かもしれませんが、今年五十年どころか
結婚六十周年を迎えるはずだった舅殿と姑どのが最初に知り合ったのはさらに古くて
互いが高校生くらいの年ごろだったんだとか。
戦後の東京で出会い、青春時代から人生の終わりまでの連れ合いを一人の人に決めて
苦楽をともに生きて来たというのは、想像するとこれはなかなか大した事だと思うのでした。

今年の二月に先に旅立った姑どのの、なんやかや後の手続きを
今もゆっくりとこなしている舅どのです。


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上段「一年目」 下段「五十年目」(c)Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-10-06 16:44 | 人を描く
2018年 09月 21日

秋の珈琲

“暑さ寒さも彼岸まで”とはよく聞くことですが、
こうも急に寒さがくると体調管理も難しくなりますね。

急に冷え込んだ秋の朝など、窓を開けると、または玄関を一歩外に出た瞬間、
まず頬のあたりに、次に手の甲から指先にかけて
ひんやりと冷たい空気を感じるのが大好きな子どもでした。

年齢とともにそういう喜びはちいさくなって、
いまではこんな肌寒い日には、うっかり風邪をひかないよう、
暖かい服やショールなどをかき集めて
身に纏うことを優先するようになってしまいましたが・・・。

暖かい飲みものもひときわ美味しさが勝るのも、
こんな急に肌寒い日かもしれません。
どなたさまもどうぞお風邪などひかれませぬよう、暖かくしてお過ごしください。


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「秋の珈琲」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-09-21 09:28 | 人を描く
2018年 09月 15日

雨の日

日本にはいくつか長雨の時期がありますが、
いま秋雨前線は紀州から山陰方面に横たわっているようで、関東は昨晩から雨模様。
じっとしているとほんのり冷えがくるようなお天気です。

いつだったか「傘を前10度くらいに傾けると一番濡れないそうです」と
テレビでそう言っているのを聞きましたが、
今日みたいな風のない雨降りの日に実験すると確認しやすいかもしれません。

雨傘の角度を実験するのはいつでもできますが、
私個人は子どもの頃からずっと憧れていて、
一度でいいから被ってみたいと思っている笠がひとつあります。
虫の垂れ衣がさがる市女笠・・・♡

昔々菅笠を被って雨露を凌ぐのはさぞ難儀だったことでしょうが、
子どもの私には、薄い絹布にぐるりと覆われていると、蚊帳みたいで虫も防げるだろうし、
雨も防いでくれそうだし、暖かくてきっと居心地がいいんじゃないのかな?
なんて想像していたのですが、
実際雨の日にどれくらい役に立つものだったかはわかりません。w

今日一日はどんよりと湿気ったお天気の関東地方です。
また少し暑さも戻る日があるかもしれませんが、
季節は一雨ごとに加速的に秋本番へと向かっていきます。


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「雨の日」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-09-15 14:30 | 人を描く
2018年 09月 02日

「ギンガムチェックの悦び」

季節はいつのまにか九月です。
秋雨前線が少し南下したのか、夜半から夜明けにたっぷりと雨が降ったあと
曇天ながら涼しい風が吹いている丘の上です。

夏もいよいよおしまい、早く秋のお洒落を愉しみたいな〜♪
そう思いつつもまだ夏服を仕舞うわけにもいかないのが九月でしょうか。

去年今年、ギンガムチェックをお召しの若い人の姿が見られました。
私も何年も愛用しているギンガムチェックのシャツがあります。
白黒の麻ものと、深く赤いコットンネルのと二枚だけ。

さすがに赤いギンガムチェックのスカートなどは若い人のものかなぁ・・・と
この年になってようやく悟ったかもしれません。w

でも、大人になってもおばあちゃんいなっても楽しみたいギンガムチェック♪
可愛い色目のものは、たとえばハンカチだとかバッグの内布だとか、
どこかにチラリと楽しみたいと思う永遠の柄もののひとつと思います。

季節遅れではありますが、こんな絵も一枚アップしておこうと思います。

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「ギンガムチェックの悦び」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-09-02 14:51 | 人を描く
2018年 08月 20日

「あいつ」

ここへきて急に暑さがすぼんだせいか、
もう九月にでもなったような勘違いをしてしまいますが、
いえいえ、世の中はお盆休み明けのまだまだ八月です。

そして、明日は第100回全国高校野球選手権の決勝日。
話題騒然の秋田の金足農VS北大阪の大阪桐蔭。
この猛暑の中、地方予選を含め、いったい何試合闘ってここへたどり着いたのでしょう?
連戦の疲れもピークでしょうが、どうぞどちらも体調万全にいい試合となりますように。

私は中学生のときにソフトボールに青春を燃やし、
高校生のときには美術部に入ってはいましたが、
野球部員のひとりに片想いなんかもしたりして、思えば、十代のそのころ、
朝や放課後に汗と泥にまみれた彼らの姿を見ることは
野外の体育会系に馴染んでいた私にはごくあたり前の風景でした。

社会人になったころからめっきり縁遠くなっていった野球というスポーツ。
でも、第100回大会の決勝という大一番の試合を
うんと遠巻きにですが、双方を応援しながらテレビ観戦を楽しみたいと思います。

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「あいつ」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-08-20 16:54 | 人を描く
2018年 08月 07日

柔らかい時間

八月七日の今日は「立秋」です。
今朝未明から秋立つの文字通りな涼しい空気に覆われて、
これまでの猛暑に翻弄された身にはかえって戸惑いさえありますが
暑熱の緊張感から解放されるせいか、
こういうとき身体は正直に眠気を訴えてきます。実際、眠いです。w

明後日には台風13号が関東方面へやってくるそうなので、
じきにまた違う緊張感に包まれると思いますが、
ひさしぶりに熱いお茶をいただきながら今日一日はボーッとするなどして、
心身ともに休ませてあげたいと思います。


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「柔らかい時間」©Tomoko Okada

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by team-osubachi2 | 2018-08-07 09:22 | 人を描く