カテゴリ:生きものの世界( 114 )

草木の意志

いまの住まいに越してきて以来、
ベランダでおもに雑草などを育てるようになって思うことがある。

もしかしたら、草木にも意志ってものがあるのかも?

f0229926_755527.jpgニワゼキショウ

近所に生えている雑草と呼ばれる野の草から
好きなものをうちの草むら園に移植しても、
翌年も素直にそのまんま生えてきてくれなかったりする。

f0229926_7595066.jpgチシマタンポポ

もちろん、野草好きの友人らの元からやってきたものなど、
いくつかは素直にその場で成長してくれるものもあるけれど、
うまくいくかと思えば、元の鉢とは全然違う別の鉢のところで
元気に育ち始める草もあったりして、
とにかく、自分でこうと思わない限り元気に育たないようである。

f0229926_833239.jpg←鉢から脱走ちう

手入れをしつつも草木の勝手気ままにまかせてみて
思いがけない「出会い」もある。

3年前の夏、野のアサガオの種を植えたはずの鉢から
突然見覚えのない双葉がニョッキリ生えてきて、
いったい何もの?・・・と見ていたら
なんとケヤキの木がむくむくと育ちはじめた。
(アサガオは芽吹かなかったのに・・・)
へ〜!ケヤキって実生から芽吹くんだ〜!はじめて知った。

f0229926_8113645.jpgうちのケヤキ1号

嬉しかったけれど、大きくなられても困るので
早々にてっぺんを切って、
図太く腰の低いケヤキに育ててみようかと思っている。
いつかオトシブミ(昆虫)がここに来てくれるといいな、
な〜んて目論みも持ちつつ・・・。

水やりだけは気をつけるようにしてるけど、
もとより園芸のセンスはないし、土も肥料もいい加減。
もっとも、枯れたところで大半がそこいらでも見られる雑草ばかりという
我が草むら園は、小学生気分で楽しむ実験と観察の場でもあ〜る ♪
by team-osubachi2 | 2013-05-09 08:32 | 生きものの世界 | Comments(8)

うちの草むら園の様子

一昨年だったか、同じ区内に住む友人宅へ
ススキの株を分けてもらいに行った。
時期が悪かったのか、ススキの株は見事にダメになったけれど、
他にヤブコウジなどもいただいてきて
その土から思いがけない野の草が生えてきた。

f0229926_922026.jpg

・・・アマドコロ。
去年、一昨年と三本小さく葉っぱだけ生やしてそれ以上育たなかったのが
今年は根がしっかりしたのか、何本も生えてはじめてつぼみを持った。

嬉しい!水をやるくらいしか世話をしないけれど、
自ら生えてくる野の草がこんなふうに徐々に育つって、
なんだかとても嬉しい ♪

f0229926_9264154.jpg

主に雑草をわざわざ採取してきて育てている我が家の草むら園にも
いくつか買ってきた草がある。

これはお店で買った鉢からいつのまにか他所の鉢へ「逃げ出して」いたのを
ちょいと我慢してもらって元の鉢へ戻したイワカラクサ。
背丈は2センチにも満たないのに5ミリの花を咲かせてカワイイ〜♪

f0229926_17392045.jpg

これも3年前に買ったヤマアジサイの鉢から
突然勝手に生えてきた白いアリアケスミレ(たぶん)。

ちいさな鉢に移植した直後はあまり元気ではなかったのに、
その後どんどこと種を飛ばして、
今年はあっちこっちの鉢で盛んに咲いている。

f0229926_925871.jpg

ちいさくても黄色くて目につきやすい可憐な花のオニタビラコ。
元は何の鉢だったかわからなくなったところに
招いた覚えもないのに勝手気ままに生えてくる野の草たち。
まだまだわからないことだらけだけれど、
こんなふうにちいさな花を咲かせているのをみると
あえて引っこ抜かずにしばらく放っておく。

f0229926_9382835.jpg

園芸好きの友人宅からやってきたピンクのタツナミソウが
今年はさらに元気よく咲き出した。

ふと見ると、葉っぱに一匹、ヨトウガの幼虫がお昼寝ちう。
農家を悩ませるコイツも、まあ、一匹だけならいてもいっか。
丈夫なタツナミソウだからネ。
あんまり悪さをするようならどいてもらうけど、しばし様子見かな。

あ〜、もうそろそろベランダのお手入れ、やらなくっちゃ〜。
by team-osubachi2 | 2013-04-11 09:46 | 生きものの世界 | Comments(6)

春は勇み足に過ぎつつ

今日はお習字の日だったので、ちょいと都心に出たらば、
満開になったらしい桜でよく知られた道のあたりは
どこもかしこも混雑そのものだった。

f0229926_1723070.png

人混みの中には、進学のために上京したてと思われる
どこか初々しい親子もいたりして、
年度末と新年度を迎える喧噪でごった返している。

f0229926_1743539.jpg

丘の上のこの辺りは、桜もまだ八分咲きといったところだけど、
近所の家々の軒先には春の花がいっぱい咲き溢れていて、
うかうかしていると、もう咲いている〜!となって、
下手をすると、もう終わってる〜!という有り様だ。

f0229926_1752025.jpg

地面に生えている草花は、土の温度のおかげか
まだ少〜し余裕があるカンジがするけれど、
気温の影響をもろに受けている木の花々は、
相当に急かされて咲いている気がする。

f0229926_1711455.jpg

毎年木々の枝に花が咲きはじめると、
富士の高峰から木花咲耶姫が降りていらっしゃって、
日本列島を南から北へとお渡りになるようなイメージを抱く。

f0229926_17215428.jpg

今年のお渡りはえらくお早いようで、侍女のような花々は大忙しである。
2月の寒さで出遅れた早春の花は、咲き出したと思ったら
薄紙に火がついたみたいにあっという間に花が終わってしまい、
花たち自身もビックリしているように見える。
ああ、そんなに咲き急ぐでない、急ぐでない・・・。

カメラを持たずに出歩く道の途中、iPhoneで花を撮るだけでも
追いつかないくらい忙しない春である。
by team-osubachi2 | 2013-03-23 19:35 | 生きものの世界 | Comments(4)

マンサクまんず咲く

うちの大長屋(マンション)の敷地に植わっている樹木には
マンサクの木も何本かあって、
この時期になるとひかえめで素朴な花を咲かせる。

今年も数日前からいっせいに咲き始めたのだけれど
去年と違って、冬場には落とす枯葉が
たくさん枝に残ったまんまなのはどうしてかな?

f0229926_2021778.jpg


まんさくに 水激しくて 村静か    飯田龍太


f0229926_20213550.jpg


まんさくや 小雪となりし 朝の雨    水原秋桜子


春にまんず咲くマンサクの花。
まだまだ寒い日が続くけれど、この花はこれから
遠くみちのくへとゆっくり北上していくんだね~。
by team-osubachi2 | 2013-02-23 00:17 | 生きものの世界 | Comments(4)

コトの顛末

スーパーで買うとなると、山椒の葉っぱは
枚数が多い上にお値段が高い。
必要と思うそのときどきにだけ新鮮な山椒の葉っぱが欲しくて、
今年、ちいさな鉢をひとつ手に入れた。

山椒の小枝には、実はもうひとつ目論みがあった。
「こういうコ」に来てもらいたかったんである。
・・・ナミアゲハの幼虫 ♪

f0229926_8503265.jpg9月下旬

夏場に水をあげすぎて、いったん弱った山椒は
9月になって元気を取り戻し、葉を茂らせはじめたそこへ
やや季節も遅れて「こういうコ」が念願通りに来てくれた。

でも、うちの山椒の葉ではどう見ても足りなくて、
食べ尽くされる寸前、急遽庭がある友人宅へすっ飛んでいき
山椒の枝を分けてもらって、その付け足し葉を食べて数日後
「こういうコ」はベランダの角の棚下にあった
発泡スチロールの箱で蛹になった。
季節も遅かったせいか、まだ小柄なうちに蛹化したらしい。

ひと月もすると枯葉色に落ちついたちいさな蛹。
春が来るのが楽しみだな〜♪
春先には段ボールを改造して移し、そこで羽化を見守るつもりだった。

f0229926_984770.jpg10月下旬

でも・・・・・・思いがけないコトが起きた。
ある日、ベランダに出てみると、あれ?スチロールの箱がなんでここに?
なんと木枯らしにあおられて、スチロールの箱が飛ばされてしまった!
ガビ〜〜〜ン!!蛹は?蛹は?蛹はどこだ〜〜〜?!
蛹はどこにもいなかった・・・。

台風でも動かなかった棚下のスチロールが
まさか木枯らしで飛ばされるなんて思いもしなかった。
痛恨の極み!重しをしなかったのが悔やまれたがもう遅い。
え〜〜ん、蛹さん、ごめんなさい〜。
でも、まあ、仕方がない。これも自然にまかせた結果である。

来年の春、また来てもらえるよう、
ひとまず山椒の小枝を枯らさないよう水やりには気をつけよう。
by team-osubachi2 | 2012-12-20 08:50 | 生きものの世界 | Comments(2)

その目線の先にあるもの

「好きな野生動物は?」と訊かれると
まず筆頭にシンリンオオカミ、アメリカンバッファロー、
それからジャイアントパンダに、ミツユビナマケモノ、
そしてガラパゴス・ウミイグアナと答える。
(犬や猫も大好きだけど野生とは一線を画すので)
この間の『ワイルドライフ』という番組で
ガラパゴス・ウミイグアナのドキュメントをやっていたので楽しみに見た。

苦手な人には怖気をふるうようないかつい体つきや面構えも
つい惚れ惚れと見てしまう。
ナマケモノもそうだけど、このウミイグアナたちの
なんとも平和的な生態が好きだ。

f0229926_123044100.jpgウミイグアナの子。
頭の大きさは大人の親指くらいだって

浜辺にウミイグアナしかいない様子を見ていると、
恐竜がいた時代ってこんな景色だったんじゃないかしらん、と思えてくる。
今の時代、ちょっとくらい人間がちょろちょろしたって
(それが自然界にはいちばん毒だったりもするけど)
たぶん彼等の目にはぜんぜん写らない。
その目線の先にあるのは、はるかな太古からずっと同じものだろう。
それはきっとこれからの未来も・・・。

海藻を食べ終えて海からあがったウミイグアナは、
ウットリと夢見るような顔をして
日がな一日、日向ぼっこをして今日も生きている。ステキ・・・♪
by team-osubachi2 | 2012-11-17 12:47 | 生きものの世界 | Comments(2)

便秘解消のおまじない?

一昨年、トイレの上蓋に、米粒ほどの黒いものがポツンとあるので
何かと思ってよ〜く見てみたら、なんとそれは
虫のフンそっくりのちいさなちいさな甲虫だった。
名前を「ムシクソハムシ」という。

名前の通り、虫のフンにそっくりな虫さんである。
でも、なんだってまたよりによってうちのトイレにいるの???

たぶん公園のコナラの木から私の身に落ちて、
うちへ舞い込んでしまったのだろうけれど、
はじめてお目見えするのに、トイレで発見されるとは
つくづくそういうご縁だったのかな?

f0229926_9141177.jpg

数日前のこと、友だちへのメールで
とある着物サイトのURLを貼って送信したところ、その友だちから
「ところで、リンク先の動画、ウンチしてる虫のビデオなんですが・・・
便秘のおまじない(笑)?」
・・・という返事がきた。
え?動画?虫のウンチって、まさか・・・!?

別のサイトで見つけたムシクソハムシがフンをする動画のURLを
どうやら間違って貼付けてしまったようである。
うわ〜、いやあ〜、どうも失礼しました。

虫のフンに擬態しているムシクソハムシ。
その黒っぽいカラダからは、なんと白っぽいフンが出るんである。
虫の世界はホントに面白くてたまらない。
つぶらなお目目をして、なんとものどかで平和な虫さんである。
またどこかで会えるといいな ♬

この動画を3回見ると、便秘が治る・・・
そんなおまじないになるかもしれない?
便秘気味の方はどうぞお試しください。責任は持てませんが・・・。
(虫嫌いの方はどうぞスルーしてください)

フンをするムシクソハムシ
http://www.youtube.com/watch?v=SH_iovOmx4o
by team-osubachi2 | 2012-09-07 00:12 | 生きものの世界 | Comments(2)

ひとつの終わりと始まり

数年前、昆虫好きの相方が持っていたBBC制作のDVD
『LIFE IN THE UNDERGROWTH』をはじめて見た。

D・アッテンボロー氏が案内する驚異の昆虫世界は、
宇宙や深海の世界を知るのと同じくらいビックリ仰天するような映像の連続で、
そこから見えてくる自然界の姿は、
私たち人間なんかには想像もつかないくらい
ゆたかで、多様で、大きな包容力と優しさがあると同時に
峻烈なほどに厳しい生命世界だということだった。

f0229926_1534871.jpg

先日、ご近所からもらってきたラベンダーの枝に
テントウムシの蛹をふたつ見つけたので
枝を水に差して観察していたら、日曜の朝たっぷりと寝坊したその隙に
一匹はすでに羽化して、蛹の殻を残してどこかへ飛び去ってしまっていた。
うわ〜残念!でも、もう一匹残ってるし〜♬

そのもう一匹の羽化を楽しみにしていたところ、
翌日、なにやら様子がおかしい。
「・・・?」と、ルーペを持ち出してきて見てみたところ、
なんとその蛹のまわりに体長2ミリにも満たない
黒くて微小なハチが何匹もたかっているではないか!?
うわっ、なにこれ〜っ?!
よ〜く観察してみたらば、それはなんと
蛹の中に寄生していたハチたちの羽化したばかりの姿だった!
ガビ〜〜ン!!

この地上には寄生するハチやハエの仲間はとても多いらしい。
(でも、人間と違って、彼らは共存している宿り主を
決して根絶やしにしたりはしない)
テントウムシを糧に羽化したハチたちの動きは、
いたっての〜んびりとしたもので、その亡骸をあとに、
ゆっくりゆっくりと飛び去っていった・・・。

ひとつの生命が消えると同時に、
そこからいくつもの生命が生まれ、巣立っていく。
知識として頭でわかってはいても、
実際この目ではじめて見るその有り様には少なからずショックを受けた。
テントウムシの羽化を楽しみにしていただけに、
この、思いもしなかった結果には
正直いって自分でも意外なほど胸がザワついた。

胸のザワつきは結局一日中続いたけれど、
夜になってようやく「でも・・・」と思った。
私が見たのは、大きなおおきな自然界の
ほんのピンの先ほどのちいさな一部分にすぎない。
でも、そうだ。これもまた “あるがままの自然” の姿なんだ。
この胸のザワつきは、自分が初めて接した事実に
心が動いた・・・「感動」した証しだと思った。

知識と体験が一人の人間の中で結びつき、ひとつの経験となるには、
こういう出来事は不可欠なのだろう。
いい勉強をさせてもらったと思っている。
by team-osubachi2 | 2012-06-13 12:21 | 生きものの世界 | Comments(0)

紫露草の根

昨日の朝、うちのマンションの斜めむかいにあった空き地に人が入り、
それまでたくさん咲き乱れていた草花がいっせいに切られて
ゴミ袋に入れられていた・・・。

家が建つんだそうである。
ああ〜・・・ついにこの草地もなくなるのかあ〜。
こちらの勝手な言い分で、建て主には申し訳ないけど、
なんといえばいいのか、残念というか、
なんだかちょっとばかり淋し〜・・・と思ってしまった。

お隣の奥さんが切り花をもらっていて、
「あなたももらったら?」というので、草地の奥の方を見ると
前々から欲しいと思っていたムラサキツユクサが咲いていたので、
急いでうちに走ってバケツを引っさげて空き地に戻り、
他にもラベンダー、ヒルサキツキミソウ(ピンクの月見草)
ヤグルマギク、ドクダミ、などなど、ここぞとばかりに
根っこごと土ごと掘り出してきて、
我が家のベランダの草むら園に迎え入れた。

f0229926_1263554.jpg

夏場に咲く水色のツユクサも好きだけど、
このムラサキツユクサの花芯の美しさにはいつもウットリ・・・。
しかし花芯って・・・やっぱりsexyで妖しい部位だなあ〜と思う。

それにしても、この草の根っこが、まるで太打ちの焼きそば麺みたいに
太くてしなやかなのにはビックリした!
(例えが貧相なのは、自分の性格ではしょうがない、か)
世の中には、自分なんかには知らないコトがまだまだいっぱいある。
どうってコトないといえばそれまでだけど、
知らないコトを知るのって本当に面白いネ ♬
by team-osubachi2 | 2012-06-03 12:14 | 生きものの世界 | Comments(2)

シラユキゲシの花

今日から6月、・・・衣更えの日。
12年間制服を着ていた学生時代には、
衣更えの日の朝、登校したときに、みんなの服装が
いっせいに変わったのを見るのが好きだった。
4月に新学期がはじまって、
ようやっとクラスメイトの顔ぶれにも慣れたところへ
その日はみんなのシャツの白さが目に眩しく、
教室の空気までがサーッと変わった気がした。

f0229926_2343897.jpg

先だって実家に帰省したときに、
あまり日が射さない軒下に、知らない植物がさかんに茂って
どことなく品のいい白い花が咲いていた。
調べてみたら「シラユキゲシ」という中国原産の花だった。

数年前の冬の高潮で、村ごと大きな被害を受けたときに、
どこかからか種が流れ着いて勝手に生えてきたものらしい、と
母親がちょびっと嬉しそうに言っていた。
へえ〜、初夏に咲く白い雪色の芥子の花・・・か。

さて、この夏の暑さはどんなコトになるのかな?
この白い芥子の花のように、爽やか〜にすごしたいものだ。
by team-osubachi2 | 2012-06-01 00:07 | 生きものの世界 | Comments(2)