丘の上から通信

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カテゴリ:らくがき帖( 79 )


2019年 08月 09日

夏の甘味、和菓子帖

慌ただしい中、ちょっと油断したのか、
したたかに夏風邪をひいてしまいました。今夏二度目の夏風邪にやれやれです。

すでに立秋を迎え、お盆休みも間近です。
すっかり遅くなってしまったなあと思いつつ、
私の和菓子帖には夏のお菓子を描き溜めています。

若かりしころ、夏の京都でいただいたお菓子の一つが忘れられません。
(ひょっとして毎年祇園祭りの頃に祇園の街中で開かれる大寄せの茶会のお席ででしたか)

透明で綺麗な琥珀色の中に、思いもかけない黒いお豆の味覚に衝撃を受けました。w
その独特な風味から、一瞬浜辺を思い出しました。

なるほど、『浜土産』と書いて「はまづと」と読むネーミングも、
菓子の容れ物も、色も、デザインも、そして包みまで抜群のセンスの良さを感じます。

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大人になって、はじめて知る和菓子の味の数々は、
子供の味覚から大人の味覚の世界への扉をいくつも開けてゆくようなイメージがあります。
知っているようで、ぜんぜん知らなかった、または気付かずにきた和菓子の美味しさ。
葛切りを口にしたのも、京都でだったように思います。

そのせいか、葛切りは、できることなら、どこか夏旅に出て、
小体な茶店の奥で、簾越しに蝉しぐれを聴きながらいただきたいと思う甘味です。

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他にも、夏柑糖や麩まんじゅうなども描いている最中なのですが、
暑さにも飽きがくるころには、もう秋のお菓子を描きたくなることでしょう。

はやくこの風邪も治してしまいたいものです。
そんな風邪っぴきが言うのもなんですが、w
どなたさまも夏風邪、夏バテ、熱中症にはお気をつけていただき、
どうぞご自愛くださいますよう。


by team-osubachi2 | 2019-08-09 09:47 | らくがき帖
2019年 08月 03日

明日もたぶん晴れ

長かった梅雨があけたと思ったら突然のように襲いかかってきた猛暑です。
熱帯夜も続いています。

酷暑に外出しても、エアコンがきいた室内にいても、どちらも疲れますですね。
私の一日の締めくくりは、夏でも冬でもお風呂でザブンと湯に浸かることでしょうか。
全身がホッと弛む感じがいたします。

どなた様も、どうぞ「意識して(←大事)水分補給を」していただき、
一椀のお汁や、ちょっとくらい塩辛いおかずも食べ、無理せず休憩しながら動いて、
くれぐれもお互い無事にこの夏をのりきりましょう。


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『明日もたぶん晴れ』©️Tomoko Okada

(イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます)


by team-osubachi2 | 2019-08-03 16:58 | らくがき帖
2019年 06月 01日

今日から六月の和菓子帖

早いもので今日から六月です。
六月の和菓子といえば・・・筆頭はやっぱりこれでしょうか。
水無月。なんとも素朴な風味が好ましいお菓子です。

氷室の氷に模して三角に切り分けることを思いついたは
いつの時代のどなたでしょうか。センスの良さを感じます。

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紫陽花もいよいよガクが薄く色付き始めましたね。

このデザインも本当によく出来ていて、たとえ鬱陶しい小雨模様のお天気でも、
出かけていった先などで、お茶に添えられた紫陽花の主かしが出てくると、
その紫陽花によく似た綺麗さに一瞬心を奪われて、爽やかな気持ちになるから不思議です。

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これもシンプルながら、よく出来てるなあと思う和菓子のひとつが
竹筒に流し込まれた水羊羹です。

初めて見たのは大人になってから。
旅先の京都で見て、その涼しげで美味しそうな様子にほだされ、
町中の菓子舗でひと包み買って宿に戻り、いざ口に入れようとして蓋を取るも
店先で見たようにツルリンと出てこないのでしばし四苦八苦。
同行の友達が、包みに添えられていた刺し針に気付いて
ようやく一件落着下のも懐かしい思い出です。

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ポケットサイズのマルマンのスケッチブックに、
自分だけの愉しみのために描き溜めている和菓子帖。
季節がもうじき折り返しになるのと同じように、もう少しで半分に達します。
でも、この一冊には到底描ききれないくらい
和菓子の種類はまだまだたんとありますですね〜。

(イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます)


by team-osubachi2 | 2019-06-01 23:37 | らくがき帖
2019年 05月 31日

絵の具の色・緑

今日で五月もおしまいですね。
新しい元号「令和」がはじまって一ヶ月になりますが、
新緑のときに新しい時代が始まるというのも、
とても爽やかで良かったかもしれません。

私が愛用している透明水彩 WINSOR&NEWTON の絵の具にも
様々な緑色がありますが、どんな色にしても、
この季節どんどん成長する草木の緑色を表現するのは
本当に難しいなと思います。
むしろ「自然のままを再現するということは出来ない」ことを認識した上で
表現に挑むのがいいのかもしれません。

思いつきで、絵の具のチューブを描いてみました。
季節の変化にあわせて、色を変えて描き溜めたくなりました。


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「絵の具の色・緑」(c)Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-05-31 15:30 | らくがき帖
2019年 03月 16日

桜花のころ、らくがき和菓子帖

この季節は、さすが年度末というだけあって、
年の瀬にも増して時間が過ぎる早さが加速する時期ですね。

うかうかしてると、あっという間に桜が開花して、
ぼやぼやしてるうちに満開になって、
あれ〜?もうそんな時期?と思う間に散ってしまいそうな・・・おっとっと。
今年の桜はまだまだこれからでした。

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富山の郷里の村では、文化的には東と西の境目で、
和菓子を仕入れる近所の商店の好みか都合か、
まきまき皮のタイプ、つぶつぶ道明寺のタイプ、どちらも桜餅としても売られていて、
こだわりもなく両方好きで食べていた気がします。

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それぞれに馴染みがあるために、
「どちらが好きですか?」と訊かれると「どちらも好きです」と答えます。

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私個人は、クレープみたいな皮であろうと、
つぶつぶ道明寺粉であろうと、それはいっこうに構わないのですが
桜の葉を塩漬けにして巻くなどという芸当こそはどなたが考え出したのか、
今やこの葉っぱ無しには桜餅とは到底なりえないものにしてしまった
絶妙な発案に感心してしまうのでした。

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-03-16 13:46 | らくがき帖
2019年 03月 04日

白いスニーカーをはいた日

日中など、電車の空いている時など、
気がつくとマン・ウォッチングをしてしまうことがよくあります。
もっとも、ジッと見るのは人のお顔ではなく、羽織っているコートだったり、
提げているバッグだったり、履いているスニーカーだったり・・・。

「あ、お洒落だな」とか「好きだな」と思うスニーカーや
カッコイイ靴を履いてる男子や男性は、まずほとんどの場合、
着ている服もお洒落なことが多いように思います。
(あくまで個人的感想ですが)

ある時、白いスニーカーを履いた男子のスタイルがことのほか私の好みだったせいか、
ああ、いいな、私もこんなお洒落がしたいな、と思いました。
(もちろんそのまんまの格好を真似るわけではなく)

ボーイッシュなスタイルが好きなせいか、お洒落男子のスタイルから学ぶこと多しです。


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「白いスニーカーをはいた日」(c)Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-03-04 22:47 | らくがき帖
2019年 03月 01日

やよい、らくがき和菓子帖

春っていいですねえ。
三寒四温でお天気も目まぐるしく変わりますし、花粉もピーク、
強い紫外線にへばってしまうこともあるのですが、
それでも今日からもう弥生、三月です。

いろんな生きものがこれから出てきてぐんぐん育つ時期。
光の量も増して、景色の色も、街ゆく人の服装も、
日々軽やかにカラフルになっていきますが、
私の中では、三月はやっぱり黄色から始まるイメージがあります。

食べたことのない有名なお菓子はたくさんありますが、
松江の「菜種の里」もそのひとつ。

雑誌などで紹介されるのを見るたびに、どんな食感なのかなあ〜と思います。

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金沢の「花うさぎ」は馴染みがあるお干菓子のひとつ。
ひとつひとつ紙で丁寧に包んであって上品なお菓子。

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先だってお茶のお稽古に伺った時に出てきた主菓子は「引千切」でした。
引き千切ると書いてひっちぎり。
このお菓子をみると、ああ、桃の節句だなあ〜と思います。

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ふ〜む、練りきりは描きやすいですが、
きんとんなどのそぼろ餡は描くのが難しいものですねえ。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-03-01 17:31 | らくがき帖
2019年 02月 01日

きさらぎ、らくがき和菓子

今日から二月。
のろのろしていた寒中見舞いをようやく投函できたと思ったら
週末にはもう節分です。

ときどき和菓子帖にらくがきしている「絵に描いた餅」、いえ、「絵に描いた菓子」。
どうしても描きたかったものの一つが『南無観椿』。

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東大寺の修二会、お水取りのころに出るらしい奈良のお菓子だそうですが
和紙で作る椿の造花に似せて上手いことこしらえてあるなあ〜と感心しています。
(ちなみに今年の修二会は三月一日から十四日までだそうですね。

節分のお菓子はといえば、五色豆でも描こうかなと思ったところで、
そうだわ♪と、こんなお菓子を見かけたことを思い出しました。
豆の形がなんとも愛敬ある『福ハ内』。

残念ながら、どちらもまだ食したことがないので、お味のほどは不明です。

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仕事とは関わりのない楽しいらくがきです。
・・・「楽描き」と当て字したくなりました♪

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-02-01 22:19 | らくがき帖
2019年 01月 24日

私の和菓子帖

一年くらい前のこと。
けろ企画さんが開催した『ガレージ・セール・ショー7(略してGSS7)』で
「maruman」製のポケットサイズのスケッチブックを手に入れた。

たしか50円・・・だったかな?
こういう無地のブックやノートって大好き♡いくつも欲しくなってしまう♪

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何に使おうかな〜?と温存してたのだけど、
そうだ!マイ「和菓子帖」にしよう!と決めた。

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和菓子の意匠が大好きで、某老舗の菓子帖みたいなのが欲しいとずっと思ってたんだけど
そうよ、自分で描けばいいのよ♪

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実在する菓子(主菓子から駄菓子の類も含め)や、
自分で勝手にデザインする“妄想菓子”も自由に織り交ぜて描く。

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リストアップしてみると、描きとめておきたい和菓子がいっぱい♪

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ページ、足りる?とても全部は描ききれないかも・・・。

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しかしこの紙、吸わないし、滲まないねー。

まあいいわ、ゆる趣味だもん。気にしない。

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あくまで好き勝手に、でも四季それぞれは考慮して少しずつ描き溜めていこう。

私の和菓子帖・・・自分だけの愉しみ♪

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-01-24 08:56 | らくがき帖
2019年 01月 18日

お茶の時間

かつてあんなに好きだった(もしくは食べたかった)生クリームやバタークリーム、
中にはムースがたっぷりのケーキ。
もちろん今も年に一、二度くらいは街へ出かけた時に、
喫茶室などで飲み物と一緒にケーキを食べることはありますが、
このごろしみじみ美味しいなと思うのは素朴な焼き菓子の類いです。
(和菓子はまた別のおはなし/笑)

パウンドケーキのプレーンタイプや、ナッツにドライフルーツがたっぷりと入ったもの、
それからビスケットにクッキー、サブレやアップルパイなどなど・・・♡

去年、一昨年あたりから「フィーカ」という言葉が流行っていますが、
向こうのお国のフィーカの時間を楽しむ人々の写真を見るとお洒落だなあと思いつつ、
個人的には「寛ぎ」や「憩い」、「和みの時間」という方がしっくりきます。

仕事でも、お家でも、お茶の時間は大切な憩いのひととき。
飲み物だけでもいいのですけど、ほんの少しでいいから
焼き菓子があると寛ぎだけでない「嬉しさ」が増す気がします。

さあ、そろそろ珈琲でも淹れてひと息入れましょうか。
大したものでなくても、ひと口お甘を添えるとしましょう♪


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「お茶の時間」(c)Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載を禁じます


by team-osubachi2 | 2019-01-18 14:54 | らくがき帖