丘の上から通信

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2019年 09月 01日 ( 1 )


2019年 09月 01日

幸田文『きもの』

今日は9月1日。まだまだ残暑が厳しい。

テレビで防災訓練をしている様子を見て思い出した。
そういえば、今日は防災の日だったっけ。

近年は自分が知っている東日本大震災に気持ちがいってしまうので
関東大震災の日のことは映画やドラマや小説で触れるものになってしまっている。

私には、幸田文さんの『きもの』もそのうちのひとつ。

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私の読む本の幅はとても狭い。
狭いのだけど、気に入ったものは何度も何度も繰り返して読む。

この『きもの』は何回読んでも、主人公るつ子へのおばあさんの仕込み方に唸ってしまう。
登場人物それぞれが生き生きと(個々の良さも駄目さも含めて)描かれていて
顔つきまでが勝手に想像できてしまうほどだ。
そして、読むたびに、あの関東大震災で命を落とさないで済んだ人が
どう暮らし向きのことを考えて生きていたかを考えさせられる。

初版の単行本の装丁が素晴らしかった。
繰り返し読んだ後、読みたいという人がいてスカッとあげてしまった。
だから今手許にあるのは文庫版。
単行本のあれ、とっておけばよかったかなあと思わないでもないけれど、
中身の方が私には比重が大きいから、本の形にはこだわらない。

秋になったら、また読書熱が上がらないかなあ〜。
でも、その前にローガン鏡のレンズを交換することが肝要だわね。w


by team-osubachi2 | 2019-09-01 16:44 | 読む | Comments(6)