丘の上から通信

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2018年 07月 11日 ( 1 )


2018年 07月 11日

夢のように美しいもの。「アンティーク・レース展」へ

都内へ水彩紙や絵の具を仕入れに出かけついでに
さくっと渋谷で途中下車して松濤美術館へ立ち寄った。

かねてから見たかったダイアン・クライスコレクション「アンティーク・レース展」。
当然のことだけれども、現代人の私たちが日常見たり、
触ったりして知っているレースとは次元がまるで違うものであった。

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16〜18世紀の王侯貴族や高位の司祭や豪商らが愛し、保護し、
奨励して制作させたレースの数々。
中にはものの良さがわかる人らもいて、さぞかし大事にして着てたんだろう。
展示してあるものはどれも特上の上質さで、その上コンディションも素晴らしく、
よく見える方のローガン鏡で二時間かけて
たっぷりとコレクションの数々をガン見してきた。

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・・・いつも想う。
かなうことなら、透明人間になって(必ず往復切符で行く)タイムマシンに乗り、
その時代の、このレースを作った村なり人なりを訪ねて見てみたいものだなあ、と。

当然のことながら、すべての素材を作る職人さんらがいてこその仕事なわけで、
これらの古のレースでいえば、そもそも糸の細さからして凄いのだけど、
和洋を問わずよく言われる超絶技功、眼鏡も拡大鏡もない、
さらに手元を照らす照明もない時代、いったいどんな暮らしぶりの中、
どんな修行をして、どんな技法を駆使し、
どんだけこのひと目ひと目に心血注いでものを作っていたのか、
一枚一枚のレースが発する美しさと、
持っているチカラのようなものに引き込まれるようにして
ただただ見入るばかりであった。

海外ドラマ『女王ヴィクトリア』で見たような衿につけるレースや手に持つハンカチ。
ルイ王朝や中世ヨーロッパの王侯貴族らの肖像画の衣装などで見るレースなど
本物はこういうものだったのね〜・・・♡
会場には、私のものだけでなく、いらしたお客様のため息が
いっぱいいっぱいこぼれ落ちていた。

それにしても、だ。毎度ワンコインでこういう展覧会を見られるってところが
この松濤美術館の素晴らしいところである。ありがたい♡

ダイアン・クライスコレクション「アンティーク・レース展」
松濤美術館にて、7月29日(日)まで


by team-osubachi2 | 2018-07-11 10:31 | 出かける・見る | Comments(6)