2018年 06月 15日 ( 1 )

紙布のぬくもり

今日はまた一段と肌寒いようなお天気だ。
昨日もちょっとヒンヤリした曇天のもと、週イチで通う挿画塾へ。
何を着ようかなと考えて、紙布の単衣を出して袖を通す。

和紙を切って紙縒りして糸を作り、それを織るだなんて
よくまあ考えついたものだと紙布を見るといつも感心するけれど、
着物として着ると、生紬のような張りがあって風通しもよく、
そのくせ梅雨寒むのようなお天気のもと着ていて体温を逃さない温もりを発揮する。

さらにはちょっとやそっとの汗や雨にも負けない強さがあって、
洗い張りもやったし、このごろは自分でそっと水洗いしてアイロンをかけても
まだ張りが保たれていることに感動する。

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この単衣に、たいがい麻の手描き染めの半幅帯をついついあわせてしまうのは
自分が思ってる以上に好きなんだろうなあ、この組み合わせが。

昨日は帯揚げをちょいと挟み込んで、カルタ結びに。

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半幅帯の青にあわせて、下には群青の麻襦袢。

さらしを巻いて、麻の長襦袢を着て、その上に紙布の単衣。
歩けば風をはらむのに、冷えすぎない温もりもあって着心地はすこぶる快適♪
六月と九月には本当に重宝な一枚。

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さて、ところで。
ギョーカイ内では「フムフムおじさん」の愛称で知られる装丁家さんの教室。

私の着物好きをご存知なので、事前に「着物着ておいでよ」と言っていただいたけど、
言われるまでもなく私はこういうお教室には着物を着ていくのである♪

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今期の生徒は三人だけ(云うまでもなく最年長は私)。
先生の各人の作品へのご指摘は非常に厳しい。
自分のでないのに、クラスメイトへのご指摘を聴くだけでイタイ気がしてくる。
けれども、その中で、その人の光る部分や良いところをグイとひっぱりあげる。
ベストセラーをいくつも生んできたプロフェッショナルの視点にはうなずく事多く、
何よりイラストレーターとイラストレーションへの愛情が根底にあるその授業は
むちゃくちゃ面白くて、2時間、ときには3時間近くでも
みんなずっと集中して聴いていて、時間がたつのを忘れるくらい夢中になる。

着物を着ていくのは、我が身をシャンとさせる効果も
無意識に狙ってのことかもしれないなあと思う。
来週は私の作品へのチェック。
ビビリそうになりながらも、ご指導ご鞭撻をいただくのが今から楽しみだ。

by team-osubachi2 | 2018-06-15 13:28 | 着物のこと | Comments(4)