丘の上から通信

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2014年 05月 11日 ( 1 )


2014年 05月 11日

初めて『バルテュス』展へ

一昨日の午後の大荒れしたお天気の名残りで
まだ少しヒンヤリとした空気が残っていた昨日の午後、
上野の東京都美術館へ『バルテュス』展を観に行ってきた。

バルテュス(と節子夫人)の名前やお顔は
生前からグラビア雑誌などで見聞きはしてても
実は一度も作品を観たコトがなかったので、今回とても興味を持って見学した。


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絵が上手いのは言わずもがな。
画面に描かれた光の感じとそれに伴う色彩がとっても綺麗で
人物や静物などくっきりとした存在感がある。

・・・と思っていたのに、それが観ているうちにだんだんと、
ただ光と影というものだけではない
あの世とこの世の間(あわい)とでも言いたくなるような
ふたつの世界を行き交う妖しい夢を見ているような気分になってきた。

はっきりしている男性の顔に比べて、
女性たちの顔がこの世じゃないところへ半身を置いてるみたいで
なんだか透けてしまってるような気がしてきた。
美しくて妖しくて摩訶不思議な世界・・・。

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例によって会場をまわりながら無茶な妄想をして遊ぶ。
ーーーもしもこの中でひとつだけ作品を貰えるとしたらどれがいい?ーーー

私なら、バルテュスが11才のときに猫と少年のお話を描いた「MITSOU (ミツ)」か
20代に描いた「嵐が丘」の挿し絵が断然いいなあ〜〜!欲しいっ!

どだい無理な妄想はほどほどにして、ショップコーナーに行ったら
さいわい「MITSOU 」が一冊の本として売られていたのでそれを買ってきた♬
(本だけじゃなくクリアファイルとかポストカードとかもミツばっか)
いやあ〜それにしても、だ。
11才で描いたとはいえ、これは“子どもの絵”なんかじゃない。
すごいなあ〜!バルテュス。

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美術館を出ると、外はもう夕暮れ時だった。
ずいぶんと日がのびたものだ。
初夏の心地よい風に吹かれながら上野公園を後にした。

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*追記
買ってきた書籍「MITSOU (ミツ)」は復刊版。
(2011年5月30日初版発行/河出書房新社)
これ、図録よりも私的には嬉しいお買いもの♡

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「MITSOU (ミツ)」と「嵐が丘」のポストカード集(6枚組)は
出来が良すぎて使えない・・・。

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『バルテュス展』/東京都美術館にて6月22日まで
http://balthus2014.jp

by team-osubachi2 | 2014-05-11 00:15 | 出かける・見る | Comments(14)