丘の上から通信

okakara.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2013年 04月 17日 ( 1 )


2013年 04月 17日

内田善美『星の時計のLiddell』

私も物心つくそれ以前から、成人するまで
どっぷりと漫画に浸かって育った。
(そゆ意味でいえば、私の絵の最初の “先生” は萩尾望都さんかも)

高校生のころには、数本短編を描いてS社に投稿もし、
ある年のまんが大賞で佳作をもらったコトもあったけれど、
そのあたりでハッキリと悟ったコトがある。

「自分には絵は描けるけど、物語が書けない・・・」
それで漫画家になるのはきっぱりと諦めた。

富山の片田舎にいながら、
よくもまあコミックを買い集めたものだと感心するけれど、
古い木造家屋の実家に置いてあったコミックは、
(能登半島地震が起きたのをキッカケに)
ほんの数冊だけ残して、ほとんどすべて自分の手で処分した。


f0229926_9411767.jpg


その救い上げたわずかな漫画のひとつ、内田善美さんの『星の時計のLiddell』。
昨晩、何十年?ぶりに手にとって読み始めたらとまらなくなってしまった。

印刷された紙こそは少々経年を感じても、この中に描かれた世界観だとか、
香気のようなものは、何十年たってもまったく失われていない。
・・・素晴らしい。

ああ〜、漫画家にならなくて、いや、なれなくてよかった。
今ごろになって、しみじみそう思った。

by team-osubachi2 | 2013-04-17 09:57 | これが好き | Comments(12)