丘の上から通信

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2013年 02月 21日 ( 1 )


2013年 02月 21日

「書聖 王羲之」展へ

一昨日の雪空から一転して、昨日は風もない穏やかな一日だった。
このごろ自宅で小筆の手習いを愉しんでいる着物友だちと
東京国立博物館へ「書聖 王羲之展」を観に行ってきた。

「書を芸術にした男」というキャッチフレーズの王羲之に触れるのは、
私は若かりし頃に10年ほど楷書を習いに通っていた先生のもとで
練習した『蘭亭序』の拓本をコピーで見て以来である。

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つい昨年日本で見つかった新発見のも含め
世界に十点もないらしい「模本(精密に模した書)」を目当てに
会場は(多少中年若年の人もいたけれど)圧倒的に、
人生の大ベテランともいうべきお年の
老々男女であふれかえっていた。

古い唐の紙に記された王羲之の模本はさすがに見応えがあったし、
いまや中国や韓国ですら残っていない「漢字」の大多数が
千数百年たった今も、なぜかこの日本で息づいているというコトに
とても感動したのだった。

でも、たいそうな人混みの中、前半ガッチリと見てまわったせいか、
後半の『蘭亭序』拓本のオンパレードはさすがにへばってしまい、
すっかりくたびれてしまった・・・。
てんこ盛りな展覧会を自分の体力以上に必死に観るのも考えものである。
同行した友だちが「もう、書は10年分見た気分」と言っていたけど、
ホント、それ、まったく同感!

いまでは日々パソコンやスマホをいじるコトばかりで、
めったに書かなくなってしまった漢字文字。
この数年は別の先生のもとで変体仮名を習っているのだけれど、
月に一度とはいえ、墨と筆に戯れる書の時間を
せいぜい大事にしたいものである。

「書聖 王羲之展」/国立博物館にて3月3日(日)まで
http://o-gishi.jp

by team-osubachi2 | 2013-02-21 00:48 | 出かける・見る | Comments(4)