白地に飛ぶ矩形(くけい)

もう先週のことになるのだけど、
風が冷たかった日に、久しぶりに着物でお出かけした。

暗赤色、藍色、黒色。白地に三色の矩形が思い切ったように
リズミカルに飛んでいて、その中に、百亀甲が織り出されている。
どうしたら、こんなのが思いつくのかな?と、心惹かれた白地の結城紬。

白地に飛ぶ矩形(くけい)_f0229926_21110727.jpeg

少し太めの糸の無地も好きだけど、
百亀甲を織り出す糸は、本当に細くて、軽くてふんわり。

洗い張りしたあと、藍色ぼかしの八掛けをつけたものの、
もう少し歳をとったら、墨色ぼかしに
取り替えたい気もするこのごろ。

白地に飛ぶ矩形(くけい)_f0229926_21112160.jpeg

帯は、韓国の手紡木綿に酢漿草の模様を染めた
田中昭夫御大の正藍型染め。
出会ったときから手指にも藍がつかない染めなので、
白地の着物に締めても藍が移らない。

白地に飛ぶ矩形(くけい)_f0229926_21114198.jpeg

久しぶりに箪笥から出してみたら、
出会ったときのピカピカが今もこちらのハートに刺さった♡

白地に飛ぶ矩形(くけい)_f0229926_22285790.jpeg

先日、人にお貸ししていた、茶道雑誌「なごみ」が返ってきたので
挟んである栞の頁を見てみたら、
同じ取り合わせで撮って貰っていた写真があり、
(六年前に、私の寄せ集め旅茶籠を取材していただきまして)
もしかしたら、このとき以来の着物の取り合わせかも?

春は名のみの風の寒さや♪
歩きながら「早春譜」のメロディが頭をよぎった一日だった。

by team-osubachi2 | 2026-02-27 22:31 | 着物のこと | Comments(0)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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