昨日は先生にわがままをお願いして、
私の「茶友さん」(と私が勝手に思っている)友人を見学にお招きしてのお茶のお稽古だった。
夏の間台風を警戒しておやすみになったり、
風邪をひいて、お点前はやめて一服薬のように喫するだけにしたりして
間が開いたせいか、昨日のお稽古は、なんだか急に右も左もわからなくなったりして
文字通りの右往左往ぶりに、自分でも苦笑。
床の花に秋の風情を感じる。
お軸には
ーー長生を 鹿と請け合う福の神ーー(長生き本 鹿可堂 請合福能神)
仙厓さん、だそうな。
ん?「鹿と」は、ひょっとして「しっかりと」と掛けてる?
そう思わせてくれるところも面白いお軸だこと。w
茶友さんと先生、お二人ともに何か相通ずるものを感じてか
点前のことやお道具のお話も和やかに楽しそうだった。
お暑い中、お出かけいただきありがとうございました。
すっかり抜け作ではじまった昨日のお稽古も
頭を空っぽにして点前の動くうちに少しずつ体が動作を思い出してきたようだった。
そのわずかな変化を感じる瞬間が好き。
思いのほか蒸す日だったので、手入れする前に着てしまおうと紙布の着物に
自分で買った更紗を帯に仕立ててもらった名古屋帯で。
色味だけ秋を意識して・・・。