丘の上から通信

okakara.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2019年 08月 19日

マイ読響アワー

*8月18日(日)曇り

若かりしころ、、、まだグラフィックデザイナーとして
南青山のデザイン事務所に勤めていたころ、徹夜作業はしょっちゅうのことで、
バブル時代の悪い現れ方のひとつに、深夜の都内や青山界隈でも
若いコムスメが手を上げたところでタクシーが全く止まってくれないということがよくあった。
心なしかスピードをあげて去ってゆくタクシーに向かって
遊びじゃない、仕事でこんな時間に帰るんだのに!と叫びたくなった夜が何度もあった。

土曜出勤もしていたし、締め切りによっては日曜も出ていたのだけど、
あれは何曜日のことだったか、明け方近くに帰宅し、シャワーを浴びてテレビをつけたら
もうじき夜明けだというのにクラシックコンサートを放送していた。
日テレの「読響アワー」といったようなタイトルじゃなかったかしら。
へー、読売ってこんないい交響楽団持ってるんだ。知らなかった。
なんでこんな明け方に放送するのかしら?と思いつつ、
寝る前のひととき、音を控えめにしてボーッと聴いていたら、
だんだん気持ちが鎮まってゆくような感じがした。

バレエ鑑賞が趣味だった時代も終わるころになって、友人に誘われて
この方、生まれて初めてフルオーケストラでクラシックを聴いたのはこの読響さんのコンサートだった。

で、その時以来十何年ぶりで読響さんのコンサートへ行ってきた。

f0229926_09005568.jpeg

指揮はマルチェロ・レーニンガーさん。
まだお若い方なのね。指揮の早さに若いチカラを感じる演奏だったなあ。
曲目は交響曲三題。シューベルトの第7番「未完成」、
ベートーベンの第5番「運命」、ドヴォルザークの第9番「新世界より」。

あえてこの時期にベタな有名曲を組むのは
夏休みやお盆休みに新しいお客様を開拓、獲得したい狙いもあるのかしら?
主催側の思惑通りか、会場はびっしりと満席だった。

でも、良いと思うな。
やっぱり小中高校生時代の音楽の時間に聴いたことがある有名曲を
上手いフルオーケストラで聴くと感動が違うもの。
相方には「未完成」の出だしが印象的だったようだけど、
この日聴いた中では、私は「新世界より」を聴いて一番鳥肌が立った。

マチネでのコンサートが終わって、
めずらしくケーキを食べたくなったけど、お財布と相談して
テイクアウトで買って帰り、珈琲を淹れてお家でゆっくりとお茶をした。

f0229926_09015649.jpeg

夕飯の後の、夜遅いお甘はいつだって背徳の味がする。・・・つまり、美味すいい〜♡

チンタラと遅い台風の熱風にさわされ続けた長のお盆休みもこれでおしまい。
夜、心なしか、吹く風に秋を感じた。

読響シンフォニックライブ/日テレ

↑今もなお深夜に絶賛放送中?!


by team-osubachi2 | 2019-08-19 10:17 | 出かける・見る | Comments(2)
Commented by fuko346 at 2019-08-19 12:51
フルオーケストラを初めて聞いたのは いつだったろう、、
と思い出してみましたが もう おぼろになってしまい
ました 笑
ただ 初めて体験するホール一杯 身体に満ちるような
音に 驚いた記憶があります。
遠ざかってしまったなあ、びわこホールにでも また
行きたくなりました。
Commented by team-osubachi2 at 2019-08-19 17:33
fukoさん
いつだったか、見たテレビ番組で実験してましたが、三味線などの和楽器はほぼ前方向にだけ音が響くようで、対して洋楽器は後ろ方向にも音を発してるそうなので、コンサートホールなどは後ろに響く音ももれなく捉えて内部全体に伝わるような設計になっていると説明してました。昔の歌舞伎座の造りと対比して、サントリーホールやトリフォニーホールなどへ行くとそれが実感できるような気がします。
それと!着る着物に関して感じるのは、これはあくまで自分の経験範囲の事ではありますが、三階席や天井階での比較でも歌舞伎座では織の着物も平気だのに、大きなコンサートホールでは不思議と光を滅する織りや色よりも、やっぱり反射力のある布や華やぎを感じる模様を身に纏った方が断然気分が良いように思います。あくまで個人的感想ですが。。。
もしも興味が湧いてきたときに、いいタイミングでクラシックを聴きに行けるといいですね。なんでも大概そうでしょうが、馴染みのある曲から入ると親しみやすいですよねー♪


<< バナナトースト      月刊「なごみ」八月号発売中 >>