丘の上から通信

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2019年 06月 17日

着まわす絣木綿(後編)

*6月15(日)雨

朝からザーザー降りの雨。しかもちょっと肌寒い。
夏風邪もわずかに咳が残ってる身には要注意な一日。

昨日サボしておいた弓浜絣をまた着ることにする。
手持ちが少ないし身の防ぎもあるけど、まあ、単にズボラともいう・・・か ( ̄▽ ̄)

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帯はおふくろさんの形見になった博多帯。
赤というよりは、濃いピンクに近い三本独鈷。
(仲居さんのアルバイトもできそうな帯!と言われた時代もあったけど)

いくらでも地味に着こなせる紺絣に、
いまどきこんな帯合わせはぜーんぜん流行らないけど、
帯合わせによっては明るい印象になると思うのよね〜。
「若く見せる」のではなく「明るく見せる」ことは、この年代には大切なことだと思う。

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月に一度通うお茶のお稽古もやっと四回目。
大雨でも着物で行くことになんの躊躇もないけど、お稽古場が家から近いというのは、
こんなお天気の時はことにありがたいことだなと実感する。

お軸は、千宗旦の写し。
ーーー瓢箪の達磨になるも道理なり 芦の葉に乗るほどの身なればーーー
(瓢箪の達磨耳成もとふ利な利 安し能葉耳能る程の身奈礼八)

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花は沙羅樹、常盤露草など。

「蕾が開き切ってしまったわー」と先生は残念がっていらしたけど、
茶人にはあらねの私は、これはこれで爽やかで好きであります。

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花入の籠に蓋が添えられていたので、これは?と訊ねると、
「鵜飼の籠を模してるものですよ」って教えていただく。ああ、へええ〜!なるほど〜♪

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主菓子・・・あ、名前を完全に失念してしまった。
ほらね、味は思い出せても、所詮はこの程度の浅はかさ。w
でもいーの。忘れたらまたお訊きすればいいだけのこと。
(追記:このお菓子の名は「藻の花」でした)

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若い姉弟子さんが炭点前をなさって、登場した香合は欅の傘。
ひゃ〜、よく出来てますね〜♡

今回は前回よりもきっちり濃茶を教えていただく。
四方さばきするの、何年ぶりかしら?
先生のご指導でこちらの流派の点前を教えていただきつつ、
体で覚えているところは体が自然に動くように任せる。
この、自分なりに覚えている部分が
勝手に表れる(思い出す)瞬間がとても好きなんだ。

教えていただいたように濃茶を点ててみる。
以前習った流派と違って、こちらは重くない濃茶なので加減がムツカシイ〜。
(ましてや細身の茶杓で掬う分量がまだまだわかりまっせん)

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吹き込まない側の窓も大きく開け、茶室に響く雨音を聴きながらのお稽古は
心の中までもしっとりしてとても心地いい。
湿気を吸って木綿の着物はしっとりと柔らかく、けれど身体は温く着心地もいい。

雨の日は、雨を楽しむに尽きる。


by team-osubachi2 | 2019-06-17 11:32 | 着物のこと | Comments(4)
Commented by sogno-3080 at 2019-06-18 05:36
絣木綿に博多帯、うん、素敵♥よいです、よいです!
濃茶、どうやって練っているのかなあといつも興味津々です。
いつだったか先生の所で飲ませて頂きましたが、丁度良いねっとりさ加減
で、美味しかったです。苦手だったのに大好きになりました。
籠花入れが、香合が・・・ああ、眼福の朝です。
Commented by team-osubachi2 at 2019-06-18 09:24
sognoさん
お茶会のお手伝いお疲れさまでした。とても充実していらしたのが伝わってきました。
お薄もですが、お濃茶も流派によって違うものだなあと私も興味津々です。
季節によっても、お湯の温度によっても変化するので、いつまでたっても難しいまんまですが、
その時々で美味しい♡と思えたらそれが一番ですよね。
とはいえ、自分にもそういうお茶が点てられるかは別問題ですが。笑
Commented by fuko346 at 2019-06-18 11:02
美しい佇まいの着姿、ですね。
木綿の絣と博多帯って かなり難しいと思うのですが、さすがでございますう。

窓を開け放って 雨を聞きつつ、、、
そういう体験はしたことがありません。
いいでしょうね。

ちょうど昨日 沙羅の木、先生のお庭からいただいて
きました。
挿し木して いつ花が咲くか、気の長い話ですが、
それも楽し、です。
Commented by team-osubachi2 at 2019-06-19 14:49
fukoさん
なんだかいかにも昭和な合わせ方かもですね。笑。でも、好きなんですよねえ〜、昭和風。笑。
おばあちゃんになっても締めるかもです、この帯。ピンク系の口紅で全体の調整取れるかと思っています。
沙羅の木、うまく育つといいですね。ご近所の数寄屋門の脇にこれよりもっと小型の(沙羅の木の仲間か)夏椿があって、その小ささがなんとも可憐で羨ましく見ています。
暑い夏、夏だからこその着物や茶道のおかげで季節の楽しみが増すっていいですね〜♡


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