これひとつで一生もの

何年前くらいからか、ふと見渡せば、
いつのまにかヤマブドウの籠バッグをお持ちのご婦人方(ときには男性も)を
よく見かけるようになったな〜・・・なんて思ったのと同時に、
アケビの籠バッグを提げてる人を以前ほど見かけなくなったような気がしている。

これひとつで一生もの_f0229926_09054459.jpeg

耐久年数は、アケビよりもヤマブドウの方が長く保つらしい。
そのせいか知らないのだけど、お値段からいえば、
アケビのうんと上をいくのがヤマブドウ。・・・うん、そうね。

私にはいまだにヤマブドウの籠バッグが憧れのまんまなのだけど、
あまのじゃくが頭をもたげて思うことには、ヤマブドウ流行りでアケビが少ないなら
いまこそアケビ籠をもっと使ってあげるべきじゃん?!・・・って。

私が愛用しているアケビの籠バッグと
その中袋に愛用しているのが菅原匠さんの藍染め巾着。

これひとつで一生もの_f0229926_09055540.jpeg

毎日毎日持つワケじゃないし、すでに25年ほどもたつのに
この色艶バッチリなアケビ籠を見ていると、なんかもうね
自分が持っているこのアケビ籠に一生をささげようかな〜という気になったりして。
そうよ、これひとつで充分なの。もう要らないよね、籠バッグ。

あ、棚ぼたご縁で、よそ様からいただくものなら
きっと受容する余地はあると思うけど、なーんて、ははは。
いやいや、そんな事考えるより、これひとつ大事に使い続けることを意識すべし。

Commented by 香子 at 2018-07-27 20:40 x
わわっ、すご〜い!
そんなに早くからお持ちなのもすご〜い (@_@)
アケビも山葡萄も無い袖は触れず…持ってないです。
着物や帯と同じく籠バックもどっかから
棚ぼたしてこないかな〜なんて(苦笑)
Commented by 朋百香 at 2018-07-27 21:03 x
tomokoさま
アケビとヤマブドウの違いも、あまりよく分からず、ただただ籠バッグが欲しいと欲しいと思っていたとこで出会ったのが、名古屋でした。ほら、御大の展示会で。
大きさといい、色といい「あ、これだ!」と即決。帰りは御大の帯をその籠バッグに入れて新幹線に乗りました。今では懐かしい思い出。後日、デパートで見てビックリ。
なんと私が買った値段の倍のお値段で売ってました。
ということは、良いお買い物をしたのねぇ(笑)
籠バック、一つあればほんと一生ものよね。
私も大事に使います。
Commented by team-osubachi2 at 2018-07-27 22:28
香子さん
二十代のうちからどっぷり日本のあれこれに夢中でしたので。。。
しかし、若いくせに、しかもフリーながらよくもまあやりくりしてたなあ〜と
今の不甲斐ない自分と比べると(^^;; ビックリしてしまいます。
昔の自分に言いたいです、買っておいてくれてありがとう!って。笑
香子さんにも次には籠の棚ぼたあると良いですねえ(^ ^)b
Commented by team-osubachi2 at 2018-07-27 22:38
朋百香さん
そうそう、そうでしたね、たしか籠も布もともにお持ちのところ拝見していますよ。
朋百香さんのはヤマブドウですよね?ツルの色が御大の藍染めの布ともいい相性ですよね。
私のアケビの茶色と、菅原さんの藍の色ともいいコンビだなって、一人で悦に入ってますー(^ ^)

この頃、あれもこれも欲しいけど無い袖は振れない、あっちもこっちも行きたいけれど行けない、
やりたい事もあれこれあるけど時間は限られている、、、そういうことをずっと繰り返すうち、
欲しいと思ってても本当は要らないんだ、実は行けなくていいんだ、実際にらやらなくていいんだ、と思うようになりました。
ある人から「それが本当の断捨離」って言われて、ああ、そうかもって思いました。
by team-osubachi2 | 2018-07-27 14:39 | これが好き | Comments(4)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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