丘の上から通信

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2018年 05月 28日

兼六園を堪能する

相方が独身時代からお世話になっている石川の某所へ
今年もヤボ用で行った。もちろん私も一緒に行く。

最速であれば北陸新幹線で東京から2時間30分ほどで金沢に到着する時代である。
日帰りも出来なくはないけど、そんなもったいない(?)ことは出来ない!w
なので今回も金沢へ前泊して、プチ旅を楽しむ。

とはいえ、今年はとくにどこへ行きたいとか思案する暇もなかったので、
いっそ兼六園を半日隅から隅まで歩いてみようかという気になった。
富山が郷里の私には小学生のときに遠足で訪れて以来何度か訪れているはずなのだけど
人生50年も越えたいまあらためて大大名の庭園を見て回るのも悪くないだろう。

有名な金沢21世紀美術館の角にある真弓坂口から入る。
入園料はなんと310円!
まあ!前田の殿様!!素晴らしいわ〜!って思ってしまう。w

北陸雪国の初夏、首都圏よりは少し遅れて金沢はいまが新緑の一番美しい季節だった♡

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園内に足を踏み入れてすぐ、ていねいに草取りするおばちゃんたちの姿に目がとまる。

感心したのは、観光客の目に入っても邪魔にならないようにか、笠を被った格好だったこと。
花柄の農作業用日除け帽よりはこの方が様になるね。

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こんな広大な庭園を手入れする大変さをちょっぴりだけ想像してみる。

毎日毎日やっても追いつかないくらいに広さだよね。
少しは休む余裕があるのは雪が積もったときくらいかしら。

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真弓坂口の入園料を払う窓口で、
時雨亭に呈茶席があるとのお知らせが目に留まった。

あら!せっかくだからお茶しない?
というコトで、まずはその時雨亭からスタートすることに。

時雨亭/兼六園

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およそ三十人ほどだったかしら、広間に通されて点て出しで一服を頂戴する。
相方はお干菓子とお煎茶、私は主菓子とお薄・・・美味しかった♡

かつて藩内に飢饉があったとき、何代目だかの前田のお殿様は
当時の時雨亭を開放し、民を住まわせ(とはいえほんのわずかだったろうけど)、
彼らに庭仕事を与えて救済したという話が残っているなんていうあれこれを
この日の呈茶席を受け持っておられた先生がお話になっていた。
先生の子供時代、当時ここは図書館があって遊び回っていたのに、
後にこんな立派な茶室に変わって、そこでお茶を点てさせていただいているご縁に
感謝しながらお話になっていた。

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亭内に四つも五つもある床の間がいずれも立派で、ことに花が素晴らしかった。
籠にはこんもりふんわりと、または青銅に一輪を凛と・・・。
こんな風に挿せたらいいなあ〜って感心しちゃった。

時雨亭の中からしか拝見できないお庭の眺めを楽しんでから時雨亭を出て
さて、広いお庭をじっくりのんびり歩くとしますか ♪

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もうあとはただただ見事な庭に咲く花や木々を愛で、
(重文成巽閣や伝統産業工芸館はスルーして)
若々しい翠を越してふりそそぐ光線を浴びながら歩いて、
ベンチで休んだり、写真を撮ったりして兼六園を満喫して回った。

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いやあ〜、本当になんて立派で美しいお庭だろう!
さすが日本三名園の一角を担うだけのことはあるわ。

風はさわやかで、見上げれば目に優しい若葉が空を覆い、
下は木々の足元に広がる苔も青々として素晴らしい眺めが其処此処にあった。

北陸新幹線開通の効果は金沢には大きくて、
(富山なんか比べものにならないくらい)
海外からの観光客の多さも含め、大量の人が出入りする庭園で
苔をこんな広大さで保つのって大変だろうな。
虫がつきやすい松とか古木の管理保護も大変そうだ。

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子供のときにはまったく目に入らなかった庭園のあれやこれや。
大人になって、これまで自分の中に蓄積されたものを通して
あらためて同じものを見たり感じたりするっていいもんだ。

お城のあった場所から一番遠くの園の端っこにある氷室跡も見てから、
おしまい近くになって兼六園で一番有名な眺めのひとつになっているところをまわった。

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やっぱり何回か来たことがある相方に言わせると、この灯籠
(箏柱に似てるから『ことじ灯籠』って言うのだけど表記漢字が難しくて変換できない)
の手前に橋がかかってる位置からの眺めが肝心なんだと。

ほお〜、へえ〜、そうなんだろうね〜〜。
でも有名な場所だけあって、その橋の上は観光客で一杯だし、私的にはカットオフ!w

夕方まだ開いていた茶店でみたらし団子でひと休みしたり土産物を見たり。
池の水面に映る夕景の木々の美しさを名残りに見届けてから、
ふたたび真弓坂口に戻って兼六園をあとにした。

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兼六園を出たあとはゆっくり歩きながら香林坊方面に向かい、
夕方五時半より少し前、いつも訪れるのを楽しみにしている
ある居酒屋さんに行ってみると、お店の前にはすでに幾組か行列が出来ていて、
一瞬ギクリとしたけど、ギリギリ入れて安堵した〜。
(すでに予約もいっぱいで、私たちの後ろ二、三組ですぐ満席になってしまった)

ここのお料理は本当に美味しいんだ。
富山湾から水揚げされた魚介類と加賀野菜の料理に舌鼓を打った。

子供のころから私はコレが大好物!のバイ貝の刺身♡

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・・・とか、金沢に来たらやっぱり食べたい地元の治部煮、とか♪

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宿泊はこだわらないという人であれば、
金沢での宿泊として繁華街にあるビジネスホテルの利用はとっても便利。
香林坊、片町、竪町界わいでたらふく飲んで食べても、
お宿が歩いてすぐそこっていうのは本当にありがたいの。

早々と夕飯をすませて、いい心持ちで香林坊の大和(だいわ)百貨店に寄り
地下で翌朝食べるパンを買い、コンビニで水や朝のジュースなど仕込んでから
ホテルに戻って寛ぎ、朝までぐっすりと寝た。

兼六園で受けた新緑の効果のおかげか、
ついつい睡眠中に左の奥歯を食いしばってしまう癖も、この日の夜はまったく起こらず
すこぶる快適な朝を迎えた。

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ホテルをチェックアウトしたあと、ふたたび香林坊にある大和百貨店の地下へ行き、
「金澤ちとせ珈琲」さんで朝の珈琲を一杯喫してから
大和前から出るバスで次の目的地へと移動し、夜7時ごろの新幹線で帰路についた。

金沢のプチ旅、当面はこれからも年に一度は続くんだろう。
兼六園、また訪ねるのもいいなって思う。

文化財指定庭園 特別名勝 兼六園


by team-osubachi2 | 2018-05-28 14:14 | 旅をする | Comments(6)
Commented by sogno-3080 at 2018-05-28 16:18
良いご旅行ができましたね~。お天気も良くて何よりです。
色々な意味でまぶしいわ~。入園料が太っ腹!さすが前田のお殿様?
草取りをしている方の出で立ちにセンスを感じますね。
こうでなくちゃ!(笑)珈琲も香りが漂ってきそうですよ。いいな~

Commented by team-osubachi2 at 2018-05-28 19:12
sognoさん
最近まで予定がはっきりしませんでしたが、相方の出張がなくなったのでちょっとひとっ走り行ってきました。雪国なので首都圏よりは季節が少しゆっくりしていて、いまが新緑の見頃(期間の後半)って感じでしたよ♪

もしかしてもう金沢は行かれたことがあるかもしれませんが、sognoさん、もしよろしければ体力あるうちにご夫婦で、もしくは親子で金沢へ一泊プチ旅いかがですか?北陸新幹線、今なら「金沢が終点で始発」なのです。最速で東京ー金沢間が2時間半です。
詳しいバリアフリーは知らないのですが、金沢は一番の観光ポイントがごく狭いエリアに集中しています。兼六園と21世紀美術館は道をまたいで隣同士です。また、このエリアから大和百貨店がある繁華街へは石垣に並行していてまっすぐの道のりなうえ道幅もゆったりしていて、さらにはごくごくゆる〜い下り坂になっていて、美術館や城趾や兼六園など観光をしたあとのんびり車イスで歩くにもキモチのよい場所となっています。
実は兼六園の園内で二組ほど車イスでまわっていらっしゃる方々がいらっしゃいました(園内で貸し出してもいます)。たとえば一日は兼六園(昼食もいただけるところがありますし)、夜は街中で美味しいものも食べ、もう一日はモダンな21世紀美術館などというコースも可能です。いまのような5月半ばあたりとか、10月下旬の観光もピークの連休を避けていらっしゃれば、一番いい季節に見てまわれるかもしれません。
また言うまでもなく、金沢も着物で観光のご婦人方や若い女子らがいる場所です。着物で車イス@金沢プチ旅、、、いかがでしょうか。
とまあ、いっぱい書いてしまいましたけど、プチ旅にはオススメの街であります。
Commented by 香子 at 2018-05-29 09:24 x
妄想で金沢旅行楽しませていただきました。
行きたい×2と思いつつ北陸は未踏なんです。
てか、日本海をまだ見たことがないという(汗)
いつか行けることを期待しつつ・・・(^-^;;
Commented by team-osubachi2 at 2018-05-29 14:32
香子さん
まだ日本海、ご覧になったことありませんでしたか!?
それじゃ是非一度お出かけいただきたいものです♪( ´θ`)ノ
冬の風雪、鉛色の空にカモメが浮いている海もオススメですし、
案外知らない人が多いですが、夏の日本海の透明度って太平洋側より良いのですよ。
能登半島の先端にある岬からの蒼い海原の眺めも素晴らしいですよ。
金沢はアクセスも良いですしね、ぜひ一度着物でお出かけ下さいませ♪
Commented by fuko346 at 2018-05-29 21:47
一泊の金沢旅行 魅力が一杯です。
何度か行ったことがあるけれど ぴゃ~っと。
なんせ興味の無い人と一緒なもので 笑
一人でゆっくり旅してみたい、街 です。
その折には いろいろ教えてくださいませ。
Commented by team-osubachi2 at 2018-05-29 23:28
fukoさん
そうですよ、絵画が舞台や小説なんかと一緒で、
何度か行ったことがある街でも、時間をへだてて再訪するとまた違う発見がありますよね〜。
金沢、一泊くらいがちょうどいいなって思います。(たいした情報はありませんけれども(^ ^;;)
で、もう一泊は能登とか白山とかへ移動してね。
来年は(今年はもう無理なので)白山に登りたいなあと思案中でーす。


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