2015年 08月 10日
DIC川村記念美術館の「ロスコの部屋」へ
*8月9日(日)晴れときどき曇り
さすがに立秋に入って以前の猛暑とは違ってきたような週末。
相方とちょいと千葉へ遠征ドライブを楽しんできた。
ゆうべは千葉に在住のブログ友のお宅へはじめてうかがい一晩お世話になった。
ご夫婦ともどもおしゃべり好きでいらして面白い話を楽しみながら、
一泊二食を美味しい手料理であつくもてなしていただいた。
そのお宅を午前中のうちに失礼して、
一路、佐倉のDIC川村記念美術館へ向かった。
到着したのがちょうどお昼時だったので、まずは美術館の敷地内に併設された
イタリアン・レストラン「ベルヴェデーレ」で
腹ごしらえ・・・いえ、美味しいランチをいただく。w
←相方はトマトソース、
私は水菜のを
「DIC」と聞いてすぐに大日本インキ株式会社が浮かぶ人は
一般にはあまりいないかもしれないけれど、
印刷に関わる我々グラフィック業界ではおなじみの会社である。
それが25年ほど前に美術館を建てた。
またえらい辺鄙なところに建てたものだなあ〜と思うけれど、
訪れたのは実に十年ぶりになるかしらん?
前回は電車と送迎バスを乗り継いでは〜るばる来たぜ〜♪という感があった。
が、人生はどう転ぶか分からないもので、
のちに美術好きの車持ちの男子とご縁があったおかげで
神奈川からはるばる千葉の佐倉まで
見たい絵を見にドライブしてゆけるようになったのだった。
(ごくたまに・・・だけどネ)
今回展示されているコレクション展は、
まあ、どちらかといえばことさら人目を引くような企画展ではないけれど
それだけに美術を好きだと思う人たちだけがやってきて、
静かに観賞するにはもってこいの展覧会だなあと思う。
今回私たちの眼目はコレであった。↓
©Kawamura Memorial DIC Museum of Art
マーク・ロスコの<シーグラム壁画>のために設計され
常設で展示されているお部屋で、ゆった〜りじっく〜りと
ロスコを堪能したくて訪れたのであ〜る♡
マーク・ロスコの<シーグラム壁画>
http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/mark_rothko.html
部屋に一歩入って「おお〜!!」となった。
まさかこんなに大きな作品であるとは夢にも思わなかったから
しばし圧倒されてしまった。
・・・でも、不思議と圧迫感はない。
キモチがざわつかないのである。
逆をいえば、ざわつく心も鎮める力がありそうな作品というべきか。
近くで筆致を感じ、離れて息を吸って眺め、また近づいてみたり・・・。
ひと通り見学のあともう一度部屋に入ってまた眺めてみた。
おかしな例え方かもしれないけれど
深いふか〜い思惑の沼の底で、静かに温かい「泥パック」を施されて
心がだんだんと潤ってゆくような空間であった。
←DICをして作品の色を再現すること能わず・・・である
念願かなってなんとも好い心持ちになったところで
日本画の部屋の奥にある茶室でお薄を一服ちょうだいすることにした。
美術館を出て、広い敷地の庭に出ると、
まだ暑さはあっても、すぎゆく季節が日差しにも感じられた。
吹く風には微かに秋を含んでいて
はやくも萩と桔梗が花をつけはじめていた。
お土産をちょこっとだけ買い、海沿いの高速にのって家路についた。
ふあ〜、いいドライブだったなあ〜。
ときどきこんな遠くの美術館へ行くのも悪くないね ♪
さて、次はどこへ行こうかな?
DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/index.html
さすがに立秋に入って以前の猛暑とは違ってきたような週末。
相方とちょいと千葉へ遠征ドライブを楽しんできた。
ゆうべは千葉に在住のブログ友のお宅へはじめてうかがい一晩お世話になった。
ご夫婦ともどもおしゃべり好きでいらして面白い話を楽しみながら、
一泊二食を美味しい手料理であつくもてなしていただいた。
そのお宅を午前中のうちに失礼して、
一路、佐倉のDIC川村記念美術館へ向かった。
到着したのがちょうどお昼時だったので、まずは美術館の敷地内に併設された
イタリアン・レストラン「ベルヴェデーレ」で
腹ごしらえ・・・いえ、美味しいランチをいただく。w
←相方はトマトソース、
私は水菜のを
「DIC」と聞いてすぐに大日本インキ株式会社が浮かぶ人は
一般にはあまりいないかもしれないけれど、
印刷に関わる我々グラフィック業界ではおなじみの会社である。
それが25年ほど前に美術館を建てた。
またえらい辺鄙なところに建てたものだなあ〜と思うけれど、
訪れたのは実に十年ぶりになるかしらん?
前回は電車と送迎バスを乗り継いでは〜るばる来たぜ〜♪という感があった。
が、人生はどう転ぶか分からないもので、
のちに美術好きの車持ちの男子とご縁があったおかげで
神奈川からはるばる千葉の佐倉まで
見たい絵を見にドライブしてゆけるようになったのだった。
(ごくたまに・・・だけどネ)
今回展示されているコレクション展は、
まあ、どちらかといえばことさら人目を引くような企画展ではないけれど
それだけに美術を好きだと思う人たちだけがやってきて、
静かに観賞するにはもってこいの展覧会だなあと思う。
今回私たちの眼目はコレであった。↓
マーク・ロスコの<シーグラム壁画>のために設計され
常設で展示されているお部屋で、ゆった〜りじっく〜りと
ロスコを堪能したくて訪れたのであ〜る♡
マーク・ロスコの<シーグラム壁画>
http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/mark_rothko.html
部屋に一歩入って「おお〜!!」となった。
まさかこんなに大きな作品であるとは夢にも思わなかったから
しばし圧倒されてしまった。
・・・でも、不思議と圧迫感はない。
キモチがざわつかないのである。
逆をいえば、ざわつく心も鎮める力がありそうな作品というべきか。
近くで筆致を感じ、離れて息を吸って眺め、また近づいてみたり・・・。
ひと通り見学のあともう一度部屋に入ってまた眺めてみた。
おかしな例え方かもしれないけれど
深いふか〜い思惑の沼の底で、静かに温かい「泥パック」を施されて
心がだんだんと潤ってゆくような空間であった。
←DICをして作品の色を再現すること能わず・・・である
念願かなってなんとも好い心持ちになったところで
日本画の部屋の奥にある茶室でお薄を一服ちょうだいすることにした。
美術館を出て、広い敷地の庭に出ると、
まだ暑さはあっても、すぎゆく季節が日差しにも感じられた。
吹く風には微かに秋を含んでいて
はやくも萩と桔梗が花をつけはじめていた。
お土産をちょこっとだけ買い、海沿いの高速にのって家路についた。
ふあ〜、いいドライブだったなあ〜。
ときどきこんな遠くの美術館へ行くのも悪くないね ♪
さて、次はどこへ行こうかな?
DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/index.html
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sogno-3080 at 2015-08-11 09:29
何回も行ってますが、何ですか川村美術館、
妙に新鮮です。
視線が違うとまるで別物(笑)にうつりますね。
料理も美味しそうですね。
デザートの白いお皿が和菓子が素敵~♪
美術好き車持ち男子とのご縁、つくづく良かった
ですねえ。我が家の男子二人にも良いご縁があります
ようにと、つい願ってしまった母です。
妙に新鮮です。
視線が違うとまるで別物(笑)にうつりますね。
料理も美味しそうですね。
デザートの白いお皿が和菓子が素敵~♪
美術好き車持ち男子とのご縁、つくづく良かった
ですねえ。我が家の男子二人にも良いご縁があります
ようにと、つい願ってしまった母です。
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team-osubachi2 at 2015-08-11 15:40
sognoさん
いやあ、ある意味、バブル時代の恩恵というべき代物でしょうか、贅沢な造りの美術館ですよね。
周囲には何もないから、レストランがちゃんとしていて洒落た売店もあって、茶室では美味しいお点前もちょうだい出来るという・・・。あ、このお菓子は相方に出されたもので「花火」だそうです。私に出されたものはロビーの天井を模した黄色い手鞠菊のようなお菓子でした。いずれも豆の風味が感じられて美味しかったです♡
ほんと相方と共通の趣味がいくつもあって(違うのもありますけど)ありがたいことです。
二人の息子さんにもいつかよいご縁がありますように。自分の母親とどこか似てる女子がオススメです。私も姑どのと共通項あるなあ〜って自分で思いますもん。笑
いやあ、ある意味、バブル時代の恩恵というべき代物でしょうか、贅沢な造りの美術館ですよね。
周囲には何もないから、レストランがちゃんとしていて洒落た売店もあって、茶室では美味しいお点前もちょうだい出来るという・・・。あ、このお菓子は相方に出されたもので「花火」だそうです。私に出されたものはロビーの天井を模した黄色い手鞠菊のようなお菓子でした。いずれも豆の風味が感じられて美味しかったです♡
ほんと相方と共通の趣味がいくつもあって(違うのもありますけど)ありがたいことです。
二人の息子さんにもいつかよいご縁がありますように。自分の母親とどこか似てる女子がオススメです。私も姑どのと共通項あるなあ〜って自分で思いますもん。笑
tomokoさま
ロスコの部屋、行ってみたいです。やっぱりこういうのは、実物を観ないとね〜。でも写真でもその迫力、伝わってきます。私は夫とは共通の趣味がなくて、つまらないんですが、不思議と婿さん達とはあるんですよ。婿さん達とデートした方が楽しい!(笑)
ロスコの部屋、行ってみたいです。やっぱりこういうのは、実物を観ないとね〜。でも写真でもその迫力、伝わってきます。私は夫とは共通の趣味がなくて、つまらないんですが、不思議と婿さん達とはあるんですよ。婿さん達とデートした方が楽しい!(笑)
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team-osubachi2 at 2015-08-12 09:37
朋百香さん
もうぜひぜひ行ってみてくださいませ〜、ロスコの部屋。
グンと落ち着きますですよ〜。
織物作家の冨田潤さんがFacebookにコメントくださって、さすがあちらはテートギャラリーの所蔵作品でご覧になったそうですが、そこは観客でワイワイガヤガヤだったらしく、川村美術館で観賞する方が良さそうです、と。
夏休みということもあって、小学生のお子さん連れも多かったですが、静かに見学していました。お庭も広くて散策できますし、ご家族で行くもよし、お婿さんとデートもよし、ですよ〜♪
もうぜひぜひ行ってみてくださいませ〜、ロスコの部屋。
グンと落ち着きますですよ〜。
織物作家の冨田潤さんがFacebookにコメントくださって、さすがあちらはテートギャラリーの所蔵作品でご覧になったそうですが、そこは観客でワイワイガヤガヤだったらしく、川村美術館で観賞する方が良さそうです、と。
夏休みということもあって、小学生のお子さん連れも多かったですが、静かに見学していました。お庭も広くて散策できますし、ご家族で行くもよし、お婿さんとデートもよし、ですよ〜♪
by team-osubachi2
| 2015-08-10 18:08
| 出かける・見る
|
Comments(4)