2015年 03月 22日
映画『博士と彼女のセオリー』
昨夜は夕方からうちでカレーライスを食べて、珈琲を飲んでから
いつものように映画のレイトショーを観にいってきた。
今回のお題は『博士と彼女のセオリー』。
科学や物理、宇宙にも興味がない人でも知っている
スティーヴン・ホーキング博士と最初の夫人との、なんていうか、
恋愛映画でもあり人生ドラマの映画。
自分がホーキング博士を知ったときには、博士はすでに車イスの人で
彼の著書を読んだこともない私などには、どうしてこの人が天才なのかもわからず、
20年ほど前に博士が結婚したというニュースにビックリして
(私は初婚だとばかり思っていたら再婚だった!?)
心通う愛ってあるものだなあ〜とは思ったものの、
博士のプライベートにはことさらな関心もなかった。
でも、この天才学者にももちろん等身大の人生があって、
若かりし頃はどうだったのか、最初の夫人との出会いから恋愛もし結婚もして
どういう経過をたどって今の博士と元夫人になっていったのかを
この映画でおおよそながらに見せてもらった気がした。
ご本人がまだ生きているうちに、
まれにその人生が映画やドラマになる人というのはいるけれど、
こういう超越した頭脳と肉体のカリスマ的存在は
それ自体がもう宇宙の不思議と生命の奇跡のように思われて
“この人物がいま生きているという現実”以上のドラマは
描けないのではと思ったりする。
でも、数学者のジョン・ナッシュ氏を描いた
『ビューティフル・マインド』でも思ったことだけれど、
夫人の献身ぶりは大変なもので、
子育ても介護もしんどくてたまらなくなったりしても
これらの夫人には博士への変わらない尊敬というのか、
博士の誇りを護っている部分が底辺にあって、
人間愛というのかなあ〜、それがおはなしの最後にひとつの実を結んで
爽やかなキモチで見終えることができた映画だった。
←そういえば、2012年のロンドン・パラリンピック開会式にもご登場!でしたね
まあ、現実はそんな単純なものではないのかもしれないけどネ。
パンフレットには、ホーキング博士のために特別に催された試写会で、
博士が涙を流した瞬間があり「だいたいにおいて事実だ」と言われた、と
製作者のインタビューに書いてあったけど、
どのシーンが博士の胸を打ったのだろう?
でも、そう、それは当の本人とご家族のみがわかればいいコトよね、うん。
科学や数学のドキュメンタリーなどで知った
有名な人の名前やエピソードがでてきたり、
(『インターステラ』の原案者であるキップ・ソーン博士との賭け事とか)
『2001年宇宙の旅』のファンにとっては、
クスッ♪となるようなシーンもあったりして、
そこここにこの博士のユーモアも盛り込んであって面白かった。
主演のエディ・レッドメインさん(ケンブリッジ出身ですか〜?!)の
骨身を削っての演技もよかったし、
夫人役のフェリシティ・ジョーンズさんの
愛情と苦渋とがせめぎあう表情もとてもよかったな。
いつかもう一度、テレビなんかでじっくりと見てみたい映画だ。
『博士と彼女のセオリー』
http://hakase.link
いつものように映画のレイトショーを観にいってきた。
今回のお題は『博士と彼女のセオリー』。
科学や物理、宇宙にも興味がない人でも知っている
スティーヴン・ホーキング博士と最初の夫人との、なんていうか、
恋愛映画でもあり人生ドラマの映画。
自分がホーキング博士を知ったときには、博士はすでに車イスの人で
彼の著書を読んだこともない私などには、どうしてこの人が天才なのかもわからず、
20年ほど前に博士が結婚したというニュースにビックリして
(私は初婚だとばかり思っていたら再婚だった!?)
心通う愛ってあるものだなあ〜とは思ったものの、
博士のプライベートにはことさらな関心もなかった。
でも、この天才学者にももちろん等身大の人生があって、
若かりし頃はどうだったのか、最初の夫人との出会いから恋愛もし結婚もして
どういう経過をたどって今の博士と元夫人になっていったのかを
この映画でおおよそながらに見せてもらった気がした。
ご本人がまだ生きているうちに、
まれにその人生が映画やドラマになる人というのはいるけれど、
こういう超越した頭脳と肉体のカリスマ的存在は
それ自体がもう宇宙の不思議と生命の奇跡のように思われて
“この人物がいま生きているという現実”以上のドラマは
描けないのではと思ったりする。
でも、数学者のジョン・ナッシュ氏を描いた
『ビューティフル・マインド』でも思ったことだけれど、
夫人の献身ぶりは大変なもので、
子育ても介護もしんどくてたまらなくなったりしても
これらの夫人には博士への変わらない尊敬というのか、
博士の誇りを護っている部分が底辺にあって、
人間愛というのかなあ〜、それがおはなしの最後にひとつの実を結んで
爽やかなキモチで見終えることができた映画だった。
←そういえば、2012年のロンドン・パラリンピック開会式にもご登場!でしたね
まあ、現実はそんな単純なものではないのかもしれないけどネ。
パンフレットには、ホーキング博士のために特別に催された試写会で、
博士が涙を流した瞬間があり「だいたいにおいて事実だ」と言われた、と
製作者のインタビューに書いてあったけど、
どのシーンが博士の胸を打ったのだろう?
でも、そう、それは当の本人とご家族のみがわかればいいコトよね、うん。
科学や数学のドキュメンタリーなどで知った
有名な人の名前やエピソードがでてきたり、
(『インターステラ』の原案者であるキップ・ソーン博士との賭け事とか)
『2001年宇宙の旅』のファンにとっては、
クスッ♪となるようなシーンもあったりして、
そこここにこの博士のユーモアも盛り込んであって面白かった。
主演のエディ・レッドメインさん(ケンブリッジ出身ですか〜?!)の
骨身を削っての演技もよかったし、
夫人役のフェリシティ・ジョーンズさんの
愛情と苦渋とがせめぎあう表情もとてもよかったな。
いつかもう一度、テレビなんかでじっくりと見てみたい映画だ。
『博士と彼女のセオリー』
http://hakase.link
by team-osubachi2
| 2015-03-22 11:57
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