丘の上から通信

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2014年 04月 03日

『武井武雄の世界』展へ

昨日、午前中にひと仕事をして、その返事待ちの間に、と
お昼頃いそいそと紺絣の着物(藍木綿ならもう単衣で十分!)に着替えて
日本橋高島屋でいま開催中の『武井武雄の世界』展を
ひとっ走り見に行ってきた ♬

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20代のときよりも30代、30代よりも40代になって
じっくり見ればみるほどこの人の絵には不思議な力があるなあ〜と思う。
人物の顔(ことに目つき)は決して甘く優しいものではないし、
姿も奇妙な形をしていたりするのに、子どもも大人も
武井さんの絵の世界に惹き付けられてしまうのはどうしてだろう?

今回展示されていた「おやゆびひめ」を見ていたら、
保育園時代に自分が好きで読んでいた「おやゆびひめ」
(武井さんのではなかったけれど)の絵本を“読んでいるワタシの”が
突然ブワア〜ッと蒸気が吹き上がるように思い出されて
「わあ〜っ?!そうだ、そうだ、そうだった♡」となった。

当時の自分がどれだけ絵本に夢中になっていたかが鮮明に蘇ってきて、
すっかり忘れていた当時の記憶の扉を開けてもらえたという一点だけでも
この展覧会を見に来てよかったなあ〜と思った。

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でも、大人になって観賞する楽しみは展示会場のもっと奥にあった。
“本の宝石”と称されている武井武雄さんの『刊本』。
文章も絵もデザインも、さらには和紙だけでなく、
ゴブラン織りや螺鈿までもがページになっているという美術品のような
139もの「刊本」の数々を見ていたら、本という世界の奥深さにとても魅了されて
それこそ宝石を見てるのと同じ気分になったのだった。

子どものたましいに触れる絵を描くことを「男子一生の仕事」と
心に決めて描いていらっしゃったというだけあって
子どもを惹き付けるだけでなく、
絵を見る大人にまで子ども時代の心を蘇らせるなんていうのは
ある種の魔法を持ってるのと同じことではないだろうか。
誰でもが出来ることではないなあ〜と思う。

武井武雄の世界展/日本橋高島屋にて/6日(日)まで
(横浜、京都、大阪各店を巡回)

http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/takei.html

by team-osubachi2 | 2014-04-03 13:55 | 出かける・見る | Comments(10)
Commented by 香子 at 2014-04-04 00:16 x
おぉ、偶然にも日が変わって昨日の事になりましたが
某所で絵本博物館に入って来たんですよ。
もっとも無料のトコだけでしたけど (^-^;;
ワタシも子どもの頃のおやゆび姫の絵本好きでした。
(赤いチューリップの中に姫が座ってる表紙でした)
Commented by lilakimono at 2014-04-04 07:57
武井武雄の刊本!実物が展示されているのですね!!
昔、確か銀花の特集で見て「欲しいっ!」などと大それたことを思っていました。
ああ、ますます行きたいです~。
Commented by sakurako_h at 2014-04-04 17:58
あぁ、これチェックしてたのに〜
横浜は忘れなようにしないと。
Commented by セージグリーン at 2014-04-04 19:55 x
わぁ、懐かしさで胸キュンです。それにしても、いつものことながら、
フットワークのよさにほれぼれします。
武井さんの絵は繊細でユニーク、すごーくおしゃれですよね。
保育園で頂いた絵本の中には、巨匠の若き時代のものもあり、大事に
とってあります。
武井さんの美術品のような作品、観てみたいです。
Commented by team-osubachi2 at 2014-04-04 22:35
香子さん
そうでしたか、絵本博物館、私も行ってみたいなあ。
そうそうおやゆび姫、いま「花子とアン」にも出てますけど
あれって幼い女子のハートをくすぐるお話かもですね。
私の記憶にあるのはひん死のツバメの傍らにすわる姫の姿と
ヒキガエルやモグラらといる困った姫のシーンなど頭に焼き付いています。ああいうお話に挑戦してみたいような、出来そうもないから諦めた法がよいような・・・。ふうむ。
Commented by team-osubachi2 at 2014-04-04 22:38
りらさん
はい刊本、いっぱい展示してありました♬
昔は安くオークションに出てた時代もあったそうですよ。
今は高値らしいですが。
時間があったらもう一回横浜へ見に行ってもいいかなあ〜、と。
本という世界が大好きな相方も誘ってみようかなと思ってます〜。
Commented by team-osubachi2 at 2014-04-04 22:39
sakurakoさん
行かっしゃい、行かっしゃい!行ってらっせ。
私ももっぺん行きたい〜♬
Commented by team-osubachi2 at 2014-04-04 22:44
セージグリーンさん
ホント、繊細に描かれていますね。しかもその繊細さが画面の隅々にまでちゃんときっちり丁寧に描きあげてあって、私にはとうていこれだけの神経の張り方は無理、出来ないなって思いました。
うちは昔の絵本は「猫は生きている」以外には一冊も残ってないんですが、自分が保育園時代に描いた絵は残してあって、描いたときの気分を鮮明に思い出すのでした。横浜展、おすすめします。
Commented by straycat at 2014-04-04 22:48 x
tomokoさま
これ横濱のT屋でもやるのですね!私も行ってみようっと。こちらの記事を見てすごく惹かれました。
先日はTデパート、川瀬巴水の版画展をやっていたのですよ。こちらもとてもよかったです。カードがあると割引で入場できるんです♪
Commented by team-osubachi2 at 2014-04-05 10:58
straycatさん
そうみたいですよ、横浜もすぐにやってくるみたいです。
大人になってふたたび子ども時代の絵に触れられるっていいものですね。
(美術や小説や音楽などに触れるたび、大人になるって好い事もあるなあ〜って思わされて)
残念ながらカードはない私、このときはうっかりしましたけど、
ウェブの100円割引を利用しようと思います〜♬


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