個展「カフェの人たち」から−1

この10年ほど、いつの間にか街角からは
昭和風の喫茶店がずいぶんと減って、その代わり
若い人たちが新たなカフェ文化なるものを築いている。
どこか古くて懐かしさも漂うのに新しい平成風・・・とでもいおうか。


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一時は雨後の筍のように(?)ボコボコと
新しいお店が出来たようだけれど、それも時間とともに自然と整理され、
それなりに室内装飾と雰囲気と味とにこだわって
さりげなく踏ん張っているお店が生き残っているように思う。


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新しいお店を出すというのも、ひと苦労だと思うけれど、
その時はまだ夢も希望も、そして勢いもあって上り調子だ。
けれども、どんなお店もみんな始めるのはまだ簡単で、
続けることの方が実はとても難しい。
(どんなことにも共通して言えることだけれど・・・)
ひとたびお店をオープンさせれば、
その時点からさまざまな苦労が現実のものとしてやってくる。


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それでも、若い人たちなりのしなやかさでその苦労を受けとめて
辛抱と努力と工夫を重ね、そしてそのお店ならではの一杯を気に入って
足を運んでくれるお客さんたちによって、お店は続いてゆくのだろうと思う。
まだまだ不況が続いているけれど、居心地のいいカフェに入ったりすると
これからも、めげずにお店を続けていって欲しいな〜、と
フリの客ながら応援したいキモチになったりする。

*イラストタイトル(上より)/(C) Tomoko Okada
「アルバイト」
「カフェ・オ・レ タイム」
「島のカフェ」
Commented by すいれん at 2010-10-17 10:59 x
tomokoさま
「胡蝶の夢」へのご訪問、ありがとうございました。
絵美さんが、ブログに載せてらしたイラストレ―ターさんだったのですね。実は私も絵を描いておりまして、残念、個展に伺えば良かった。お写真を見て、あ~ この方もおきもの、お好きなんだなぁと思ったのを覚えております。 tomokoさんの絵、温かくて、素朴な感じで素敵です。お人柄が表れてるいるような・・・。
たぶん、しばらくはないでしょうが、また個展などされる時は お知らせくださいね。
Commented by team-osubachi2 at 2010-10-17 14:42
すいれんさん
こちらこそ、さっそくにいらしていただいて、どうもありがとうございました。
すいれんさんの美しい絵、ウェブで拝見しています〜。昔のマンガもすごくキレイに保存してらして感心しました。私も萩尾望都さんの「ビアンカ」を読んで以来、高校生までマンガを描いて『マーガレット』に何度か投稿していましたが、自分には、絵は描けても話が書けないことに気がつき、卒業後はグラフィックの道を目指しました。
好きなイラストレーションも、私の場合は芸術性ではなく、日々口を糊するための生業でもあります。もっと勉強して、挿し絵職人として先々ちゃんといいお仕事が出来るようになりたいなあ〜と思っているところです。
私も着物、大好きです。もう20年着ていますが、いまだ熱は冷めないものですね。でも、若いときの気負いみたいなものはもうなくて、のんびりとマイペースで楽しんでいます。
長くなっちゃいました。またときどき拝見にうかがいます〜。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
by team-osubachi2 | 2010-10-15 00:25 | 人を描く | Comments(2)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


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