人の縁、地の縁

先週末、つよい寒気が入って、これから冬が来るんじゃないか〜?と
勘違いしそうな寒さの中、相方とともに私の郷里である富山県と、
相方の友人たちがいる石川県とをまわってきた。

まず富山では、母親の出資で二人の結婚記念写真を撮影。
二人して、ことさらな挙式や披露宴はしたくなかったので
年明けに入籍はしていたものの、互いの両親の希望もあり、
写真だけは撮っておこうということになったのだ。

はじめは気恥ずかしくてたまらなかったのだけれど、
撮影前日に衣装選びをするうちに、だんだんとキモチが高揚してきた。
ダッテ〜、女ノ子ダモン!そりゃあやっぱり、ネ。
ということで、当日は、せっかく一生に一度なんだし、と
文金高島田にドッシリした打掛けや、裾の長〜いウェディングドレスも、
コスプレよろしく面白がりながら撮っていただいた。

「これで肩の荷が降りたみたいな気持ち」と言って
付き添いで同行した母親も嬉しそうだった。
高校を出てすぐに上京してから、もう四半世紀以上になる。
甘えよりも独立心の方が勝る可愛げのないムスメも、
ま、これで少しは親孝行が出来たかな?と思ったりした。

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撮影のあと、午後は金沢へ移動して、
子供のころ遠足で来たことがある兼六園以外は
まだ知らない金沢の街を少しばかり歩いてみた。
時代小説好きとしては、いろいろ発見したり
妄想(?)をかきたてられるような武家屋敷跡が点在する町を散策したり、
金沢での取引先でもある呉服店「ゑり華」さんを訪ねたり・・・。

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ところで、今回の金沢訪問は、
相方が石川県のダイビングショップを贔屓にしていて、
日曜はそちらの創立記念パーティーに参加しに行ったのだけれど、
浅草出身で横浜市在住の人間が、
なぜ石川のショップを一番贔屓に?と不思議に思うのだが、
彼の母親も富山にほんの一時期住んでいたり、
おじさんが富山の女性と結婚されて富山市内に住んでいたり、
彼自身、仕事がもとで知ったダイビングショップの人々と
仲良くなったりして、なぜか北陸の土地との深いご縁があるようだ。

そして私はといえば、着物を着るようになる以前からのことだが、
よく遊びにいったり友だちができたりと、浅草とのご縁があって、
吉原大門からもほど近い相方の実家を訪れても、違和感を感じない。

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目に見えるカタチで、人の縁というものを
私たちみんなは人との出会いを通して知ることができるけれど、
同時にそこには、目には見えない地の縁という
不思議で魅力的なものがあるのだと感じずにはいられない。

私は、人や土地と出会ったり、住んだり、旅で訪れたりするコトも、
そもそも『ご縁』というものがなければ成立しないと思う方なのだが、
人の縁も地の縁も、本当は目に見えないところで元々つながっているものを、
生きてる私たちには、あからじめ知らされていないだけなのかもしれない。
それがひとつひとつ、人それぞれにつながってあらわになっていく面白さが
人生における出会いの醍醐味なんじゃないのかな?
・・・そんなコトを思ったりした旅だった。
Commented at 2010-06-06 23:58 x
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by team-osubachi2 | 2010-06-01 11:04 | 出かける・見る | Comments(1)