はがき絵「秋草」

残暑お見舞い申し上げます。

昨日は仕事がてら都内へ出かけ、お友だちが出展している美術展や
見も知らぬ世界の高校生らの元気いっぱいな作品展を見たり、
『ルーブル展』でさまざまな肖像の表現について考察したりと
なかなか充実した時間を過ごす間に大層な雨と雷とをやり過ごしてから家路につくと、
其処此処でコオロギなど秋の虫たちの声が聞こえてきて、
ああ、暑さは残っていても、季節はもう秋なのだなあ〜と思いました。

子どもだったころの夏休みの宿題とは違いますが、
夏の間にできなかった「宿題のようなもの」をいくつも抱えています。
一度に全部はとても無理でも、秋までにおいおい片付けてゆきたいと思います。

八月も残り半分。厳しい残暑はまだしばらく続きそうですが、
どうぞどなたさまも引き続きご自愛くださいますよう。


・晩夏から初秋むきのはがき絵「秋草」(https://okakara.exblog.jp/28136038/

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はがき絵「秋草」©Tomoko Okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

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# by team-osubachi2 | 2018-08-14 11:53 | 仕事をする

赤い色を食べる

お盆休みに入ってもこれでもかっていうような暑さと
蒸し蒸しべたべたの毎日が続くね〜。
この高温や大雨のせいで野菜がまた高いわ・・・。

赤いパプリカってこうやって食べるものなのよ、って
欧州の人らが(焼きナスじゃなく)焼きパプリカにして皮を剥き
滑らかになった果肉のところをマリネなんかにして食べてるのを見て、
あ〜、なんかそっちの方が美味しそうだなあって思ったのでさっそくトライ♪
真っ赤なトマトと一緒に、塩、すし酢とレモン、オリーブ油でマリネにしてみた。

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うん!炒めたり生スライスより、私、こっちが好きかも♡
またパプリカがお手頃価格で手に入ったらやりましょ。

そして、ネットで知った梅干しとトマトの炊き込みご飯、ね。
見た瞬間、夏場向きかも!と、これもさっそくトライ♪

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研いだお米に、お友だちからちょうだいしたふっくら大粒梅干しと
真っ赤なトマトを一緒に炊くだけという簡単さ。

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しゃもじでよくかきまぜて盛りつければオッケー!
お好みで実山椒やお塩をまぜてもいいね。

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我が家は少々塩をふってから混ぜて盛りつけたらおしまい〜♡

ほのかな酸味がさっぱりしてて、
個人的には洋食のご飯として添えてもいいかもって思っちゃった。

さあ、暑さも正念場。
ここで体調崩さないよう、食べるものなどで調整したいわネ。
もっとも夏でも食欲が落ちない私は、とにかく「食べ過ぎないこと」をこころがける。
献立よりもそっちの方が肝要だったりするのですけど。w

# by team-osubachi2 | 2018-08-12 17:41 | しみじみご飯 | Comments(5)

*8月10日(金)晴れ

一年半ぶりに歯科検診へ行く。
さいわい特に問題はナシ。ほっ。
マウスピースも先生に微調整してもらい作り直す必要も無く済んでよかった。

そのあと、東京国際フォーラムへ移動して、この日最終日のイベントをのぞいてみた。
はじめて来たわ、「ものづくり匠の技の祭典2018」。

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私が目指すのは、沖縄県和裁技師会が受け持つブース。
ウシンチーの着付け体験にも興味があるけど、それ以上に興味があったのは
琉装のお仕立てってどういうものか興味津々だったの。
本式のドゥジン(胴衣)ってどうなってるのかなあ?って、それが知りたかった。
とくに衿付けね。
私たち大和の着物は広襟を内側に折り込むけど、
琉球のは外側に折ると柄が出るようになってて、そこ、謎だったの。

で、真っ先にそのブースに行って、まずはウシンチーを着せてもらう♡

内紐をウエストのあたりに結んでおき、そのあと長着を羽織って
下前の衿先あたりを内紐の上から下に押し込むようにからげておいて、
続いて上前を身体に沿わせてから、同じく衿先あたりを(下前ごと)
グイと内紐に押し込むようにしてからげ、そのからげたところが戻ってこないよう
にぎり寿司大くらいの大きさの小物を押し込んで(かませて)留めておく。
ああ〜あ、なるほど〜〜!

文章にしてしまうと、なんのこっちゃいな?かもだけどちょー簡単着付け。
むかしの沖縄の人らはこのスタイルで立ち働いてたのってすごいなあ。

最後に紫の鉢巻きをして、赤い織物の手巾(ティサージ)を方にかけて出来上がり〜♪

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そうそう、ウシンチーの着付けも疑問だったから、今回それも解決してお得な気分♪

そのあと沖縄の伝統衣装の製作修理の技術者であるKさんとお話させていただき、
琉装の衿の疑問のことなどを訊いてみたところ、Kさんが縫われて、
ご自身の米寿にお召しになったという赤い祝い着を見せていただいた。

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赤いドゥジンのスリットが入っている両脇に
三本のひだがついている仕立て↓は高貴な人の衣服なのだそう。
庶民はひだナシでふつうに。

赤いドゥジンの下にちらりと見えてる白いカカン(裙子/女裳)は、
プリーツ状のひだひだの巻きスカート・・・みたいな裳裾。

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琉装の仕立てと、私が着る着物の仕立ての違うところはいくつもあるようだけれど
衿が内側から外へ返す衿付けになってて、
どうなってるのかなあと思ったら、Kさんが広げてみせてくださった。
(↓右手でお持ちのところが返し衿)

もとより和裁のことすら知らない私には、へ〜!へえ〜?へええ〜??である。

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どうもおくみのところで身頃とは生地の表裏を逆につけておいて、
折り返すとちょうど表側が返し衿として表れる・・・のかな?

「剣先もこんなのよ」と開いて見せていただいた。

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「沖縄のはね、くけないの。とじつけてないの」・・・ん?それはつまり?

あ、ということは、とじつけてないから、
こんな風に仕立ての内側も開いて見せることが出来ちゃうってことですかね?

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衿首のところも、つまりはこうなるワケですね?

・・って、このときは実物を見ながら聞いてはいても
構造がまったく理解できていない自分。

↓ハサミで切った布端部分もそのままなんですね。
へえ〜〜〜!(と言いながらも分からないまんま)

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「そしてね、全部ぐし縫い(本縫い)で縫うの。裾もね、全部」
どこもかしこも並み縫いだけで仕立てるんだって。
ああ、縫い方の違いならなんとなくわかります。なるほど、なるほど。

それから、琉装の袖付けの特徴のひとつ、↓袖付け下のちいさな三角のマチ。

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これがあると脇縫いのところにバイアスの遊びが出来るから、
手を上にあげたときなども裂けにくいんだとか。

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「裏から見たほうがわかりやすいわね」
広げて見せていただくと、まあ〜、さすが!綺麗な針仕事ですね〜♡
あたり前だけど、私のなんちゃって和裁とはえらい違い。

木綿の単衣を胴衣に直したさい(https://okakara.exblog.jp/28046639/)、
私にはこのマチの部分がよくわからず、また難しいものだから、
単なる“お飾り”にしちゃった。うそっこマチもいいとこだ。w

Kさんは私がなんちゃってドゥジンを着てひとりで嬉しがってる話を聞いてくださり、
「いいのよ、本式でなくてもね。私がいま着てるこれだってなんちゃってよ」
とおっしゃっていた。そうですよね、はい、そういたします♪
袖も、とじつけてなくて振りを開けておいてもいいんだとおっしゃる。
へえ〜、そうですか?!

大和式の着物の和裁と、琉球式の和裁との根本的な違いは
そもそも和裁が出来ない私にはよくはわからないのだけど、
(琉球舞踊の本式の衣装なら話は別として)
なんちゃって琉装でなら着てても何ら問題はないんだってことは納得できたわ。

赤いドゥジンの上に羽織る着物は、クィーターっていうものかな?
薄いきれいな色の琉球壁上布(絹織物)もいいものだなあ〜と思った。
沖縄の人たちも、お国の衣服、もっと着てくれたら嬉しいなあ。

ま、とにかく、いまや沖縄より暑い本州の夏。
本式でなくてもいい、好きな布でこさえる琉装への欲望は膨らむ一方である。

沖縄和裁技師会のみなさん、どうもありがとうございました♪

そのあと、人でにぎわう大きい方の場内を一時間ほど見て回り、
充分満足して会場をあとにした。

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*備忘録(琉球のお仕立ての参照として貼らせていただきました)
「琉球行」こころや日記

# by team-osubachi2 | 2018-08-11 13:37 | 着物のこと | Comments(4)

白百合祭

台風13号は、どうやら関東を僅かにかすって去りつつある。
大事にいたらず何よりだ。・・・でも、ホッとしたのもつかの間、
またぞろ猛暑復活で、ああ、まだ夏は終わっていないんだなあと思う。

さて、今年も丘の上のこの長屋のゴミ捨て場を取り囲む土手のシロバナタカサゴユリが
ひとつ、ふたつ、みっつと花が咲き出した。
おほほほ、「白百合祭」でございます♡
・・・と、勝手に命名して、ひとり悦に入る。w

この白百合が、草木には関心がなく清掃をきちんとなさる歴代管理人さん達によって
ときどきキレ〜イに草刈りされてしまう姿がなんとも残念に思ったことがきっかけで
土手の草むしりのボランティアを買ってでて数年。
ことさら密集しないよう、多少バランスを考えて間引きもしたんだけど
今までで一番たくさん花をつけてくれた〜♡
(写真ではとても全体を撮れず残念)

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とはいえまだまだ経年浅い茎ばかりだから、花はせいぜい一本の茎にひとつかふたつ。
背丈も二年目三年目のものは大きいけれど、初年度のものは背もうんと低いまま、
それでもちゃんとつぼみをつけるからえらいものだなあ〜って思う。

昨日の午後、台風がくる前にと早めに買い物へ行くとき、
花が咲き始めたばかりの茎が風にあおられてか、二本ばかり倒れているのを発見!

放っておけば花がダメになるのは目に見えていたので
ここぞとばかり「土手ラー」特権(?)を駆使して、
雨の中救い上げて部屋へ持ち帰った。

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とくにこれといった花器もないので、
昔お茶の先生のお形見となった唐銅鶴首花入を出して、
ベランダで繁らせているチガヤの葉っぱと一緒に差して飾り棚へ・・・。

花屋さんで花を買わなくなって何年にもなる。
こんな機会でもないと花を飾ろうともしないズボラぶり。
でもいーの。たまに手に入る草花を活ける程度が自分のペースに合ってるから。

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ふと、この二月に旅立った姑どのを思い出した。
長年生け花を習い続けていた姑どの。
対してお花を一度も習ったことがない私はいつもテキトーな無手勝流。w

すでに新盆の法要は先月のうちにお寺さんで済ませてはいるけれど、
この野の白百合、旧盆シーズンに飾るにはちょうどよかったかもネ♪

# by team-osubachi2 | 2018-08-09 09:31 | 生きものの世界 | Comments(5)

映画『濹東綺譚』

ついこの間、真夜中に文豪の好んだスイーツを紹介していた番組を見た相方が
にわかに永井荷風先生に興味を持ったので、
私が好きだった新藤兼人監督の映画『濹東綺譚』に
資生堂パーラーのアイスクリームが出てくる話をしたら、
さっそくポチったものか、おとといDVD( R-15指定です。念のため)が届いた。

私はこの映画で荷風センセの御母堂役の杉村春子さんと
玉の井で生きてきた女将の音羽信子さんお二人のお芝居が好きなんである♡

そして、主演の荷風先生役は津川雅彦さんであった。
(↓御母堂がご持参の資生堂パーラーのアイスクリームを食べるシーン)

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途中まで見たところへ昨晩届いた津川さんの訃報。
映画のエンディングでは飄々とした荷風先生の最晩年の姿も演じられて、
思いがけず追悼みたいにして見ることになってしまったけれど、
すでにあちらでは愛しい奥様がお待ちかね♡・・・ご冥福をお祈りいたします。

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映画のタイトル画はかの木村荘八さんの挿絵である。
東京ステーションギャラリーへ観に行ったのがもう五年も前になるけれど
この『濹東綺譚』の挿画も展示してあって嬉しかったな。

# by team-osubachi2 | 2018-08-08 10:23 | 出かける・見る | Comments(2)