上海という街は、昼は昼で面白いと思うけれど、
夜もそれなりに出歩かないと、この街の面白さは半分になってしまう。
・・・なんて、そんなことは人に言われなくても、
フツーの観光客なら99%以上の人が、夜の上海へ出かけるんだろうけど。

私たちも、初日の夜、夕方から上海入りした2名のスタッフも合流して
計7名でぞろぞろと地下鉄に乗り、チョー有名な
あのテレビ塔のある一帯へ出かけてみた。

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市内を大きく蛇行する黄浦江の東岸の一角で地下鉄を出ると、
すぐに東方明珠広場電視塔の足元に出た。
その光景は、たぶんひと昔前に描かれた未来の想像図といえなくもないけれど
でも、そこに充満していた雰囲気は、まるで大花火大会の会場だ。
ドド〜〜ン!ヒュ〜ルルルルル〜、ドバ〜ン!!みたいな・・・。

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ひとしきりテレビ塔の界わいを歩いてから、
有料の外灘観光トンネルを使って対岸の外灘地区に出ると、
目の前には、河岸に沿って照明に浮かぶたくさんのクラシカルな建物と
その対岸に見える現代の建築物の数々、
ネオンでキラキラの観光船が行き交う黄浦江がひろがっていて、
そこいら一帯は、興奮する観光客と、
様々なネオンと車両とが発する騒音とがあいまって
上海の繁華ぶりを強烈にアピールしてくる場所だった。

またそこからさらに移動して、外灘からもほど近い南京路歩行街を歩いたが、
ここの喧噪ぶりも大したものだった。
いったいどんだけの電気料を消費してんだろう?と
東京のことを棚にあげておいてから、上海の電気消費量にビックリしてみる。

漢人に共通する、腹の底から怒鳴るように喋る中国語も
雑踏の騒音の中ではいたるところでアクセントになっていて、
これがまた疲れた脳みそに響くため、クラクラしつつも
はじめての上海、ついついまわりを見ながら歩いていく。
コレガ!コレゾ、上海ノ夜デスカ〜!というようなキモチで・・・。
果たしてこれを感動というのかどうかわからないけど、
とにかく強烈なインパクトを受けたことだけは確かだった。

f0229926_13103555.jpg←撮影O嬢

旅の二日目の夜は、万博会場をほとんど補給もなしに
一人でめぐり歩いているだろう野村監督から離脱した6人みんなで
軽く食事をしたあと、浦江飯店というクラシカルで品のいい、
なんだか由緒正しそうな雰囲気のホテルへマッサージを受けに行った。

全身マッサージを選んだ4人と別れて、M女史と私は足うらマッサージを選んだ。
上海に到着してまだ二日目だったけど、およそ4万歩は歩いている足だったから
この1時間はホント〜にキモチいい〜ひとときだった。

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私を担当した施術師は、見たところまだ20代の
少しほお骨が横にはったカワイイ女子で、名前はチャン・イーと言っていたっけ。
私なりに、ごくごく片言だけ話せる北京語と筆談で会話してみた。
気楽な旅のいいところは、なんとなく通じる程度の会話でも
違う人間と接する面白さが味わえることかもしれない。
それで充分楽しかったりする。

利用した代理店のクーポンを見せて、
料金は1時間で60元(*6月10日現在1元=13,3円)という安さだった。

外灘観光トンネル
http://sh.explore.ne.jp/travel/info01.php

浦江飯店/アスターハウスホテル
http://www.shanghainavi.com/hotel/28/
# by team-osubachi2 | 2010-06-09 13:16 | 旅をする | Comments(0)

上海に到着した日の午後、まずは新天地というお洒落スポットをさらっと巡って
小龍包などで小腹を満たしておいてから、公園を渡って東へと歩き
東台路古玩市場という、ボロくてレトロ色満載な骨董街へ行ってみた。

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ここは地元の人々の暮らしがベタなままのボロい骨董街のようで、
野村監督に率いられて街中に足を踏み入れるや、みんな大喜びだった。
ソ〜ダヨ、コーユーノガ見タカッタンダヨ〜!!

とにかく小商いの店先には、完全にど〜でもいいようなガラクタから
ちょいと良さげな骨董品まで、置いてある物も種類も実にさまざまだ。
何に使うのかわからないモノから、往年の女優写真、数々のバッジ、旅行鞄、
古いバッタもん、鳥かご、茶器、生活の道具、カゴ、盆、箪笥に函、真鍮の鍵、
文具に人形に、チャイナコットンの生地、宮廷服、刺繍、
そして無修正の美人裸体写真集などなど・・・。

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入り口あたりから奥へ行くほどに店の数も増えて、
はぐれないように歩きながらも、みんなそれぞれ買いたいものを物色する。
もちろんこんな品々は観光客相手に売っているものだから、
私たちは当然のことながら、はなから足元を見られている。

細かい買い物が大好きな監督は、店主の言い値よりも
こちら側はその4分の1、または5分の1くらい
思いっきりガーン!と下げた額をはじめに言ったほうがいいと言う。
そこから徐々に、ああでもない、こうでもない、じゃやめる、じゃ売るといった
釣り合いの値を決めていくわけだが、
そういう監督の交渉術を教えてもらっても、
どうも自分は下手っぴいで、なかなか一人では上手にすすめられない。

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絵はがき集二種類をそれぞれちがう店で買ったものの、
言い値は80〜100元だったのが
ひとつは交渉失敗で60元(*6月9日現在1元=13,4円)で買い、
もう一つは監督の応援つきで15元で買うといったありさまだった。
あぁ〜あ、値段交渉は苦手な私はやっぱヘタクソだ〜。

各商店の二階や区画路地の奥は、地元に暮らす人たちの生活空間だ。
上海市内に到着してしばらくは、ものすごい高層ビルや
高層マンションばかり林立する風景に目がいくけれど、
その間あいだにこんな二階建ての低層住宅もまだまだたくさん残ってはいる。

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えげつないほどに現世利益を求める漢民族の中でも、
収入の多寡にかかわりなくキモチが満ちていそうな人もいる。
そりゃもちろん人間だし、生きていれば
悩みや苦しいことの方がいっぱいなんだろうけども、
日常のちょっとしたところで、シアワセかそうでないかが
表情に表れているような気がする。
旅先で、路地裏なんかをぶらぶら歩きながら、
そんな市井の暮らしを、ふだんの表情をチラッと見るのがとても好きだ。

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古い文具などを売ってる店先で、ふと、
手のひらにのるくらいの小さな陶製の函に入った篆刻印のセットを見つけたので、
なぜか書籍の見返しや奥付が好きという相方へのお土産に、と
ひとつ買い求めたものの、値切り交渉はというと・・・
ま、やっぱりあまり上手くはなかったかもしれない。

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# by team-osubachi2 | 2010-06-09 10:52 | 旅をする | Comments(0)

6月4日(金)の午後、上海市内のホテルにチェックインしたあと、
さっそく地下鉄で移動し、新天地というお洒落スポットに行ってみた。

歩きだしてすぐ、なにやら良さげな雑貨が見えるウインドーにぶちあたったので
「上海組合(シャンハイ・トリオ)」というその雑貨小物のお店に入ってみた。
フランス人がプロデュースしているだけあって、
同じシノワ雑貨でもどこか垢抜けていて、お洒落度が高い。

同行のM女史やO嬢らと共にいろいろ物色しているうちに
お店のウィンドー側にかかっている素敵な布ものに目がいった。
黒っぽい色のストールのタグをみると「Yak Wool 」とある。
ウワッ!見チャッタヨ〜!ドウスベカ〜?!

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私が「この地球上で憧れる10大動物」のひとつが
アジア中央の高地に家畜として飼われているヤクだ。
「この毛はヤクの喉もとに生えているニコ毛です」と店員さん。

よく見れば、深いチャコールと濃いオリーブグリーンの色が
光の加減で見えたり隠れたりする。
ヤク毛だけでは、カシミアや、映画『ココシリ』でも知られる
アンテロープというチベットカモシカの毛織物シャトゥーシュ
のようにはいかないのだろう。
ヤク毛70%に絹糸30%を織り交ぜて、しなやかさをだしているみたいだった。

(閑話休題:むかし一度だけ、ある人が持っているシャトゥーシュの
大判ショールを見せてもらい、その場で自分の指輪に通してみたら、
なんとホントにスルスルと指輪を通ったのでビックリしたことがある。
現在ワシントン条約や各国の法律により商業取引はいっさい禁止)

値段はといえば、日本円でも安くはないが、
私はヤク毛の織物は日本でまだ見たことがない。
自分なりにちょこっと考えて(悩んだフリ?)カードで買うことにした。
ヤク好きの私にとって、これはすごく嬉しい買い物だったけど、
旅のしょっぱなにいきなり衝動買いをしたため、
微々たるお小遣いは、旅の出だしでパァにしてしまったも同然だった・・・。
嗚呼、またしても布好き貧乏ヤッチマッタゼ!の巻である。

Shanghai-Trio「上海組合」
http://www.chainavi.jp/shanghai/user.html?sid=3935649

(番外として)映画「ココシリ」
http://www.sonypictures.jp/movies/mountainpatrol/site/top.html
# by team-osubachi2 | 2010-06-08 16:02 | 旅をする | Comments(0)

先週末の6月4日(金)から三泊四日の上海旅行に行ってきた。
旅行とはいっても、主な目的は上海万博の日本産業館に参加の
日本郵政さんにお納めしたアニメーションの上映を見るための視察旅行である。

今回のように、納品したあとに現地へ視察、しかも海外へ行けるなどというコトは
イラストレーターになってこの方、まったく初めてのことだったので、
ナンテオイシイ仕事ナノッ!と、決まった当初は喜びもしたけど、
報道で見たような長蛇の列や割込みの混乱にウンザリしそうな不安もあった。

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6月5日(土)の朝、今回のアニメーションを制作した「ロボット」の
野村監督ほか5名のスタッフと、2台のタクシーに乗って
市街地の南東、黄浦江という河をはさんで
広大な敷地につくられている万博会場へ向かうも、
ことさらな下調べをしなかった私たちは
どうやって入場するのかもよくわからないままに行ってみて驚いた。

私たちが乗った一般タクシーが行ける7番門にはすでに相当な人がむらがっており、
土曜日ということもあったのだろうけど、
そこはまるで大型連休中の東京ディズニーランドの開門前のような騒ぎだ。
セキュリティー・チェックもあり
入場するだけで1時間はかかるという有り様だった。

運営側は、ただでさえ行列をつくらない国民性のお客のために、
開催直後の大混乱からその後一工夫したらしい。
鉄柵をつづら折り状に囲んでおいて、
一人ひとりそこを通って門に向かうようにしてあった。
巨大なテントの下、鉄柵をくねくねと進む人々の騒がしい様子に、
なんだか巨大市場で家畜の牛や豚の出荷光景を見ているような気がしてきた・・・。

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1時間ちかくかかって7番門を入って無事、郵政の担当さんとお会いできた。
混雑の中を抜けてきたせいか、それだけでなんだかホッとする。
7番門から対岸の日本産業館のあるエリアまで、河の下に通した連絡地下鉄線で移動。
なんとか予定時間に指定の場所にたどり着き、脇の入り口から入れていただく。

日本の今を紹介するイメージ映像や、参加企業の各ブースを順番に見てまわり
ようやく郵政さんのブースで、完成したアニメーションの上映を見る。
他企業の最新技術と近未来をうたう
「これでもか、これでもか」なドカンドカ〜ンとした展示や映像の中で、
私たちの手がけたアニメーションは、ふんわりとぬくもり感のある映像で
いい意味で、ちょうど箸休めみたいにホッとするものとして感じられた。

が、3分間の上映は、それこそアッという間で、
ついつい仕事としての出来具合を見てしまう。
ま、それはそれでいいのだけれど、今にして思えば、
一般の人々がどんな風に見ているのか、どんな反応をするのか、
担当さんから反響の話はうかがいはしても、
自分の目でまわりの人々の様子をうかがう余裕はまったくなかった。
それからも、案内にしたがって館内をざっと見てまわり、
正午ごろ担当さんにお別れして日本産業館をあとにした。

その後、乗るもひと苦労、降りるのにもひと苦労する巡回バスで移動し
ゼネラル・モータースのパビリオンの列に並んでみた。
最後尾あたりにいた係の人は「(ここから)20分」と言っていたとかで
一瞬期待して並んでみたものの、そんなにうまくコトが運ぶはずがない。
炎天下に持参した携帯イス(万博には必携デス!)と水分補給で
ちょいちょい休みながら待つこと2時間半。
ようやく入場したGM館での、上映映画やショーといった見せ物は
お金がかかっていた。

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GM館の行列待ちで体力を消耗し、遅い昼食をすませたころはすでに夕方に近く、
ここから閉館まで可能なかぎり見て歩くという野村監督を残し、他の6名は離脱。
土産ものを物色したり、写真を撮ったりお茶したりしながら
ゆっくりと出口にむかい、タクシーをひろってホテルに戻った。

上海万博一番の人気は、もちろん中国館(入場は要予約)。
次いで、建物だけで136億円かけたというサウジアラビア館だそうだ。
その待ち時間はなんと8時間だとか!うへぇ〜・・・聞いただけで気が萎える。
そのサウジ館だけを目指すリピーターは多いそうだが、
これから雨期や真夏を迎えてますます厳しくなる環境の中、
上海万博に行くなら、帽子や日傘、水や補給食、
そして折りたたみ式の携帯イスは必携だ!

(閑話休題:万博会場は全体的に清掃が行き届いていて、
トイレもこまめに掃除されていて問題なかったけど、
入館待ちの行列の足元は、現地の人々の補給食・・・キュウリやプチトマトのへた、
ピスタチオや落花生の殻、スナックの袋ゴミなどが散乱していて汚い)

私たちを空港からホテルまで送迎してくれたガイド嬢は
「私は一回行きました。でも、もう行きません」と言っていたけれど、
個人的にはまったく同感だ〜。
でも、仕事とはいえ、現地に連れていっていただいたコトや
海外の万博を見聞するという経験をさせてもらって、本当にありがたいことだと思った。
このたびのお仕事に、非常感謝!

中国2010年上海万博
http://jp.expo2010.cn/
# by team-osubachi2 | 2010-06-08 14:19 | 旅をする | Comments(0)

YEBIS BEER

夏はやっぱりコレだ!と言いたいところなのだが、
お酒は好きでも、実は舐める程度しかいけない私は
おいしいと思う以上の量は飲めないから、
いまだ二日酔いになったことがない。
なので、自分にはお酒のことを語る資格はないと思っている。

中でもビールはことに弱くて、コップに半分がせいぜいなのだけど
それでも最初のひと口はホント〜に美味しいなあ!と思う。
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たいして飲めなくても、お酒と食事とおしゃべりの3点セットが大好きで、
独り暮らしの頃は、ときどき一人で飲みに行くこともよくやっていた。
私にとってのお酒は、飲む量よりも
おいしく楽しく飲めるかどうか・・・が大切なんである。

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今回は、以前、BSフジの
エビスビールのスポット番組でいただいたお仕事から。

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# by team-osubachi2 | 2010-06-03 15:58 | 仕事をする | Comments(0)