新しい出会い

しかし、寒い!って、まだ10月じゃん!秋はどこへいったんだ?
油断をすると、また喉風邪がぶりかえしてきそうだ。
2、3日前に扇風機を片付けたところなのに、もうストーブが登場!

そんな寒さの一昨日、新しく出会った人のおうちをはじめて訪ねた。
訪問先は、染織をやっている吉田美保子さん。
つまみをひとつふたつ手作りして、
いただきもののお菓子のおすそ分けやらを持参してお邪魔した。

f0229926_921414.jpg

吉田さんのお宅は、織物をする彼女の希望を叶える空間になっていた。
それにまた、玄関を入ったところから、楽しげな棚やら雑貨やらカゴがあって、
居心地良さげな暮らしぶりがうかがえる。

軽く一杯やりながら、いっぱいいっぱいおしゃべりした。
絹織物とイラストレーション、生み出すものはそれぞれ異なっても
独立独歩で生業を営む者として共感することも多い。
彼女のしっかりとした姿勢がとても刺激になり、
おおいにパワーもいただいて帰宅した。

**********************************

昨日はまた朝から冷たい雨の中、こちらも今年ひょんなコトで知り合った
エステティシャンをやっているというMさんとランチに出かけた。

やや厚着の普段着にウールのもこもこしたカーディガン、
レインコートにもしているfogのリネンコートにブーツ、
雨もあまり気にしないでよさそうなチベタン・ヤクのショールを
ぐるぐるっと巻いて出かけた。・・・が、それでも寒かった〜!
なに?!冬物のコートが良かったワケぇ〜?

f0229926_9423167.jpg

Mさんとは、ある講座で知り合い、初対面からインスピレーションを受け
なぜかお互いの来し方を、ぶっちゃけでおしゃべりし合っている。
昨日も、いっぱいい〜っぱいおしゃべりして帰宅した。

なんだろう、ある時期を乗り越え、大人になってから知り合う人たちって、
若かったときよりもお互いの肚の割り方が早いのかな?
こちらがワイドオープンでいると、相手もすんなりオープンになるのか、
それとも、自分が動くことで、たまたまそんな人と巡り会えているだけなのか、
よくはわからないけれど、とにかくこちらの人生が
この2年ほどで大きく変わり、出会う人たちにも変化があるみたいだ。
それも、良い方向に・・・。
このまましばらく、この波にのってみよう、と思っている。
# by team-osubachi2 | 2010-10-29 10:17 | 日々いろいろ | Comments(4)

むかし夢みた・・・

先月だったか、一度だけネットオークションで単衣の紬を買って以来、
ときどき良さげな物を見つけたりすると、
ただ眺めて、値段のつり上がる様子を見て遊んだりしている。

ある日、そのオークションに、見るからに上質そうな真綿紬地に
すくいで抽象的な花柄が織り出された未使用らしき洒落袋帯が、
畳紙の店名とともに紹介され出品されていた。
見た瞬間、思わず入札しそうになった。
出どころの呉服店の名前は「紬屋吉平」。
もうずいぶん前になくなってしまったけれど、
銀座の老舗のひとつだったお店だ

20年ほど前、着物デビューしたてだった私にとっては、
銀座の有名な呉服屋さんや小物屋さんの敷居がとても高かった。
中でも、当時『家庭画報』で美しい高橋恵子さんをモデルにして、
毎月洒落た着物と帯を紹介していた紬屋吉平は、
(ページを切り取って、長い間大事に保管してたっけなあ)
画壇や文壇の人々との交流話もたくさんあって、
名だたる着物好きの女性たちの憧れのお店だった。

銀座通りからちょっと入ったところにあった小さな間口のそのお店は、
20代半ばのかけだしのイラストレーターなんぞが夢みたところで
足を踏み入れられるようなお店ではなかった。
もちろん、ちゃんと心して入れば、たとえ買えなくても
いろいろ教えてもらえただろうに、今思うと惜しいことをしたものだ。
もっとも、当時の私にそれだけの器量がなかったのだから、
しょうがないと言えばしょうがないお話なのだけど・・・。

f0229926_16529100.jpg

その紬屋の名物女将であった浦沢月子さんがまだ現役でいらしたとき、
当時、ときどき私にお仕事をくださった着物スタイリストのWさんに、
あるとき女将さんのことを訊いてみた。
「月子さんは、すごくお洒落で好奇心もあって、どこか茶目っ気のある
カワイイ感じがする方よ〜」と言っていたけれど、
今あらためて、女将さんを紹介していた本で、そのあでやかな着物姿を見てみると、
スッキリと垢抜けていて、清潔感があって上品でお洒落だな〜と思う。
でもって、なによりも着物が大好き!といった風が、
20年も前の写真のほがらかで明るい笑顔から伝わってくる。

やがて、お店を閉められたあとの女将さんのかすかな消息を、
後になってスタイリストのWさんに聞いたのもつかの間、
それから着物業界は大きく斜陽して、
銀座の呉服商の顔ぶれもだんだんと変わっていった・・・。

ネットオークションに出ていた洒落袋帯は、開始6万円の値がついていた。
最終日に見てみたら、一人だけ入札があったから、
おそらくその人が落札したことだろう。
シックで洒落た花柄は、いまの私の年齢でも充分いけるような感じだったけれど、
こちらの懐事情もいろいろあることだし、
やっぱりご縁がないみたいだなあ〜、と見送った。
# by team-osubachi2 | 2010-10-28 00:02 | 着物のこと | Comments(2)

和田誠さんの仕事

自分のいる業界で、その作風が好きであると同時に
仕事人として尊敬するイラストレーターや絵本画家が(故人も含め)4人いる。
我が師である灘本唯人先生、絵本の世界で知られる赤羽末吉さん、安野光雅さん、
そして、和田誠さんだ。

先日、渋谷のたばこと塩の博物館で開催中の「和田誠の仕事」展を見てきた。
この数年、我が師らと共にグループ展をなさったりして、いつも活動的なのだが、
今度の展覧会でも、これまでの仕事に加えて、
この猛暑の最中に描き下ろした40数点の作品なども展示されている。

f0229926_16541890.jpg

タバコ「ハイライト」のパッケージに、
社会人になりたての和田さんのデザインが採用されたのが昭和34年だそうだ。
以来、なんと半世紀にわたって第一線で仕事をし続け
70代半ばになられた今でも精力的にお仕事をなさっている姿を見ると、
自分のあまりのふがいなさに、顔が上げられなくなってしまいそうだった。

和田さんをはじめ、私の好きなイラストレーターさん方の仕事は
いずれも楽しそうな感じがする。
もちろん苦労も工夫も人一倍なさっているのだろうと思うが、
それすらも「楽しいコト」にしてしまっているかのようだ。
それが見ているこちらにも伝わってくる。

もとより届くはずもないところにいらっしゃる大御所の方々に
これからも、ツメの垢ほどでもいい、学ばせていただこう!
若い者のそれが努めってもんだ。うん。
がんばれがんばれ!まだまだ未熟な自分。

「和田誠の仕事」展/11月7日まで
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html
# by team-osubachi2 | 2010-10-27 00:39 | 出かける・見る | Comments(2)

ここ10年ほどで、これまでの甘味屋さんとは違い
日本茶を専門に飲ませてくれる日本茶カフェなるものが
ちょこちょこと増えたようだ。

珈琲や紅茶だけでなく、日本茶にもいろいろあるのだから
これまでなかったのがむしろ不思議かもしれない。

f0229926_1356244.jpg


私が何度かお邪魔して、そのつどダベってお茶を楽しむのが
神楽坂の「日本茶 茜や」さん。
もともと仕事で知り合ったデザイナーのあかねさんが
デザイン業のかたわら、自身の想いと腕とを活かしてはじめたお店だ。


f0229926_1350315.jpg


神楽坂のちょいと奥まったところの民家の一階にあるそのお店は
あかねさんの好みが反映されて、和みやすく居心地のいい空間になっている。
彼女の目で選んだ現代の陶工さんたちの器とお菓子でもって、
お客が選んだお茶の一煎目を、あかねさんがその場で淹れてくれる。

そんな彼女は、ときどき依頼に応じて、出張で茶店を出したりもしている。
さぞ大変なことだろうと思うけれど、好きでやってることだから、と
軽く笑いながら、マイペースでお店を続けている。

f0229926_135091.jpg


たぶん、その肩肘はらないところが、自然とまわりにも伝わるんだろう。
ことさら宣伝しなくても、いまや神楽坂の隠れ家的な日本茶カフェとして
周知されるようになっている。
ん〜ん、たいしたものだなあ〜。

こんな話を書いていたら、あかねさんの淹れてくれる
おいしい日本茶を飲みたくなってきた・・・。
また今度、ゆっくりとお茶しに出かけてみようかな。

*イラストタイトル(上より)/(C) Tomoko Okada
「女ともだちと」
「お茶のあと Ⅳ」
「新茶の季節」
# by team-osubachi2 | 2010-10-26 00:01 | 人を描く | Comments(2)

着物さんぽ(墨東編)

先週末、カメラマン女子の若い友だちに誘われ、
墨東界わいを着物でさんぽしてきた。

この日は、ここのところ冴えないお天気の狭間の晴天日で、
私は例の「ちやはふる」の久留米絣に八寸の縞の帯。
カメラマン女子はきれいな水色の紬に、
パステルカラー色に秋草が描かれたガーリーな紬の染め帯といういでたち。
どちらも、ウフフ、アハハでとても楽しい着物歩きをした。

京成曳舟駅で待ち合わせ、すでに以前、
この界わいを仕事で訪れたという彼女のナビで、
まずは「爬虫類館分館」という不思議な名前のカフェへ連れていってもらう。
同じ店ながら、昼は「珈琲の樹[LAT36°N]」というカフェで
夜になるとパブ「ヨイドレール」という飲み屋さんになる。
同じ店舗を、昼と夜とで違う人でシェアして経営しているお店らしい。

フード担当の女性が作る週末のランチもとっても美味しかったし、
まだ若い店主が淹れる香り高い珈琲もまたとっても結構なお味だった。
しっかり食べて、ゆっくり珈琲を味わいながら、
久しぶりでいっぱいガールズトークを楽しんだ。

f0229926_2235335.jpg

そこから今度は「キラキラ橘商店街」という
曳舟の地元民がこぞって買い物に来そうな下町らしい商店街を通って、
(うちで食べようと、柿ジャムやらフライやらコッペパンを買う私)
某蕎麦&喫茶のお店に向かい、そこの2階で、
京都の染物屋が行商に着ていたので、着物や帯を見せてもらった。
で、カメラマン女子はここで、なんだか昭和のベタな少女マンガに出てきそうな
バラの花模様の西陣織の名古屋帯をゲット!似合ってました〜。

f0229926_936952.jpg

着物やら帯やらを見て出たアドレナリンを冷ましつつ、
そこから歩いてすぐの十間橋へ連れていってもらった。
と、なにやら人だかり・・・。
きけばここで逆さスカイツリーが撮れるんだそうで
へえ〜、知らなんだ。ナルホド〜、確かに建設中のスカイツリーが
きれいに川面に映っていたので、
おのぼりさんよろしく、私も写真を撮ってみた。

f0229926_22595815.jpg

タワーがさらに高くなれば、もう全体の姿は映せなくなることだろう。
そこからちょっと脇の川べりの民家の小路を
スカイツリーをのぞみながら通って押上にでて、麻布十番へ移動した。
そこで途中参加の編集女子のWさんと合流し、
麻布十番の古着屋さんを覗こうとしたら、
あいにくとこの日は臨時休業だった。あ〜ら、残念!
ほどなく離脱したW嬢と入れ違いに、今度は相方が合流して
麻布十番で3人で飲んで日付が変わる前に帰宅した。

個展の準備中は禁欲的に遊ばなかった反動もあってか、
この日は体力的な疲れよりも、キモチの解放感の方が大きくて、
おかげでカラダの芯までリフレッシュ出来たようだ。
はあ〜楽しかった〜!と伸びをして、キモチよくお布団に入ったとたん
一気にふか〜い眠りへと落ちていった。

爬虫類館分館
http://www.bunkan.com/blog/
# by team-osubachi2 | 2010-10-25 00:43 | 着物のこと | Comments(6)