近江・飛鳥路の旅−2

*7月4日(火)曇りのち雨(一時台風3号通過)

昨晩友だちM&R一家のもてなしを受けたあと、近江八幡駅そばのビジネスホテルで一泊。
一夜明けて、朝からテレビの天気予報のおねーさんが不穏なコトを言っていた。
ええっ?いったいどーゆーこと?今ごろいきなり台風が来るってのは?
よりによって我らが行く手にドンピシャで来なくたっていいじゃない、ねえ?

もっとも、この方、旅先でいきなり台風に遭遇するのは
なんだかんだいってもう5度目か6度目なので別に驚きはしない。
その時間帯、安全そうな場所でやりすごすだけなのであるが、
もちろん状況と相談しながらだけど、台風が来る前に
長年夢みてきた「石舞台」だけは絶対に見るど〜!!

・・・ということで、近江八幡をあとにしてすぐに南下。
奈良飛鳥路の明日香村へと急ぐ。

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奈良へは修学旅行のほか取材旅も含めて5〜6度訪れてはいても
いまだ足を踏み入れたことがないところが明日香村。
いつか見てみたい〜!と憧れていた石の遺跡群は相方も未踏だというので
それじゃ行く?という話になり、近江八幡と同様、今回の主目的のひとつになった。

すでに雨が降り出していたけれど、ちょうどお昼ごろ、
まずは酒船石と亀型石造物を見ることにして、
(以前訪問済みの弟の情報により)すぐ傍の万葉文化館(あいにくと休館)の駐車場に車を止め、
明日香民俗資料館に入っていたちいさいながらも手頃なフードコートでランチタイム♪

明日香民俗資料館

相方はなんとかチキンカレー、私はなんとかペペロンチーノ。
それぞれ飲み物とちいさなお甘もついて1000円くらい。
ふう〜!雨の中食べるところを探さずに済んで大助かりだ!

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ほどよくお腹を満たしてから、いざ!「石」を見に出た。
・・・で、えーーっと、どこにあるのかな?・・・亀さん石と酒船石は???

雨降りだと感が鈍るのか進路がわからず右往左往していたら、
目の前のちいさな小屋が入場券売り場ということに気がつき、
チケットを買う際に中にいたおねえさんに道の入り口をきく。

なんのことはない、亀型石造物はそこからすぐのところにあった。

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どちらかといえばシーズンオフで、しかも台風も近づきつつある日に、
こんな遺跡を見にくる人は少ないのか、独占状態で亀型の大きな“石のボウル”を見て愉しんだ♪

カメラが濡れやしないか、そっちが気にはなるけど
どしゃどしゃ降る雨も私はぜんぜん気にならない。
なぜなら、石垣の石と同様、石というものが水に濡れてるのがとても好きだから♡

続いて酒船石を見に行く。
亀さん石の裏手のうっそうとした竹薮の中にそれはあった。

へええ〜!こんなところに、こんな大きな石が、なんだって横たわっているんだろう?
・・・とても不思議なキモチになる。

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な〜んにも下調べをしてないから詳しいことはわからないけれど
石がここに在るってこと自体をこの目で見て何かを感じられたらそれでいい。

酒船石、亀型石造物、万葉文化館

続いて、ずっと若いころから夢見てきた石舞台遺跡に向かった。
こういうとき、ナビ嬢のご案内はありがたい。
・・・と言いつつも、間近まで来て、はて?石はどこだ?どこに車止めようか?
またしても右往左往したのち石舞台古墳の入り口に到着。

わくわくしながら園内に入場するも、どこかの団体さんと鉢合わせになった。
シーズン中は、遠足やら修学旅行やら老若男女の団体でたいそうなにぎわいらしいが、
今日のこの雨は私と相方に味方した。

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雨の中、お爺さんたちがわらわらと見学にやってきたものの、
台風接近ということもあってか、足元に気をつけながらひと通り通過見して
さっさとバスへと戻っていってしまった。
おかげで相方と私だけで石舞台を独占し、こころゆくまで満喫できた♪

石舞台とは言われていてもここは方墳なんだよねー。
脇から下におりて雨のしずくが滴り落ちる玄室に入る。

と・・・・・・なんだろう?
なんかふんわ〜りと優しい雰囲気が私を包みこむような感じがした。
そもそも古い石だし、角ばったものじゃないからかもしれないけど、
玄室の中は、なんだかとてもまろやかで気持ちが和らぐ感じだ。
へええ〜、このまろやかさは、はたして建造された当時からなのかしら?
それとも長い年月を経てこんな和らぐ空間になったのかしら?
何にしても、ここも不思議なところだなあ〜と思った。

石舞台古墳

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雨はますます降り続くようだったので、嵐になる前に・・・と、
石舞台をあとにして近鉄・橿原神宮前駅そばのホテルに移動。

もう今夜は外食をあきらめ(駅周辺に何があるのかもわからず)
近鉄の駅員さんに断りを入れ構内に入り、駅ナカのショップで食料を調達し、
これも旅ならではの気楽さで部屋食にした。

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いやあ〜、橿原泊まりなら柿の葉寿司は外せないっしょ?!
東京の芝居見物の時なんかに食べるのも悪くはないけど、
やっぱりここ奈良で食べてこその味わいだよね〜〜〜♪

柿の葉壽司ゐざさ

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で、台風はどうなったのかな?
あまり気にするでもなく、早々にベッドにもぐり込んで朝までぐっすりと寝た。

(つづく)

# by team-osubachi2 | 2017-07-10 02:08 | 旅をする | Comments(4)

近江・飛鳥路の旅−1

*7月2日(日)曇りのち雨

前夜の就寝が遅かったので予定より遅く、朝の8時半くらいに家を出た。
あわてずちんたら行けるってところがドライブ旅のいいところかも。

日曜の朝、高速道路も下り方面に向かうとなれば、
混むことはあまりないのだろうか、快調な走り出しだ♪

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浜松のサービスエリアでお昼ご飯。この夏最初の冷やし中華♪

ちょっと麺が冷たすぎた。
冷やし中華の麺は茹でたてを冷水で冷ましたくらいが好み。
ま、SAのフードコート店ではこれで充分かしらん。

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食後、新東名高速を走っていたら・・・あら?
途中でカーナビ嬢の様子がおかしくなっていた。

私たちはいま空中でも飛んでるのか?
必要な情報がぜ〜んぜん表示されないじゃん?・・・なぜ?

原因がわからず不安になりながらも車は走り続けたところ、
豊田で東名高速に合流したとたん、突然ナビ嬢復活!営業を再開した。

どうも新東名高速道路の情報はなかったらしい・・・って、そんなことある?
おいおい、なんのためのカーナビよ?

「ここは情報の持ち合わせがありませんので(って言っても新東名よ?!)
この先ずっと道なりです。豊田からまたご案内いたします」くらい言ってよ〜。

コンピューターとか現代の文明の利器は、頭はいいけど気が利かない。

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それでもその気が効かないナビ嬢はそれなりに案内してくれるおかげで
車は快調に走って、午後ザーザーと降り出した雨の中、
旅の最初の観光地として彦根城へ寄ることにした。

国宝・彦根城

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すでに訪れたことがある弟も義姉も、
かの有名なひこにゃんのお姿にメロメロになったらしいので調べてみたら、
私たちが到着し城内に入った時には、ひこにゃんはすでにこの日最後のお出ましのあとだった。
嗚呼、ナマでそのお姿を拝することはできなかったか・・・。

でもいいのよ。私的には有名な天守閣の中を拝観できれば充分なんだもん♪

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四百年ほど前に築城された姿の美しさや
当時切り出された木の個性を活かした立派な柱や梁の匠技にも感嘆♡

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天守などの建家もいいけれど、石垣もなかなか古くていい。苔むしてるし。

日本の石文化は、乾いているより、
断然水に濡れている方が美しい、好しとする文化だという気がする。
海と河口の両接点で育ったせいか、私自身、石は濡れているのが好きだ。

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三十代半ばのころ、飲み友だちが古戦場をめぐるというので混ぜてもらい、
旧暦の合戦日にあわせて関ヶ原をまわったことがあった。

そのときに泊まった温泉宿に、今回もう一度泊まってみた。
長浜の須賀谷温泉という。

須賀谷温泉

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前回泊まったときも、お市の方も湯治なさったという濁り湯と、
夕食ででた近江牛(しゃぶしゃぶかすき焼きコースがある)美味しさが忘れられなかったんだけど、
長距離ドライブのあとの体に、肌のあたりがやわらかい温泉と近江牛は効いた〜♪

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前はもっと古い建家だったけど、12年くらい前に新しくして少し近代的になったようだった。

でも、たしか前回もコレ↓はあった!笑

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説明しなくても歴史好きにはわかる浅井長政とお市の方、そしてその三人の娘たち(のつもり絵)。
・・・なんとも歴史的に深いご一家である。

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*7月3日(月)晴れ

昨日の雨から一転、今日は朝からむちゃくちゃ蒸し暑い!

いきなりこの暑さじゃ危険信号が灯る。
長浜の須賀谷温泉をあとにして、車中とはいえ熱中症に気をつけながら琵琶湖畔沿いに南下。
途中道の駅で焼き鯖鮨などお昼を調達し、車中で食してから一路近江八幡へ向かう。

今回の旅の主目的のひとつは、3年前に東京からここ近江八幡に引っ越した
イエメン人一家の友だちと再会することだ。
出会って10数年。一家の主婦Rは私より17歳も若いけど、
アラビア半島の西南端の故郷からはるか遠いこの日本で三人の男の子の母となり、
結婚の遅かった私なんかよりよっぽどオトナなんだよね〜。

午後1時すぎにRの家に到着。
お互いの再会をよろこび、そのあとRと三男坊のAと私たち4人で近江八幡を少し観光。

近江八幡観光物産協会

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東京を離れる直前、まだ1才くらいだったAはいま5才。
三人兄弟の中でいちばん睫毛も長くてグッドルッキングだ。
(今年のお正月、三人が羽織袴姿で撮った記念写真をお見せ出来ないのが残念!)

観光情報はまったく何もなしに訪れた近江八幡。
あら、山にロープウェーがあるんだね?!いいねえ!
ということでさっそくロープウェーに乗って八幡山の山頂をしばし散策。

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ふたたびロープウェーで山を降り、私と相方は八幡神社でお参り。

いまや近江八幡のどの道を行けばいいか、どの道に何があるのか
よく知ってるRに連れられて風情ある八幡堀を歩いた。
へええ〜!こんないいところあるんだねえ、知らなかったよ。

「このあたりが一番好き!散歩にも来るけど
友だちや家族がきたときもこの辺りを何回も案内してるし」

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そのあと、近江八幡の有名店「CLUB HARIE 日牟禮館」で、
それこそ「ラグジュアリーなティータイム」ってこれね?!
とでも言いたくなるようなお茶の時間を満喫。

私はメロンのショートケーキと水出し珈琲。おいちかった〜♡

CLIB HARIE 近江八幡日牟禮館ヴィレッジ

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夕刻、帰宅した長男Yと次男E、一家の主のMも早めに帰宅してくれて
手料理でもてなしてくれたのだった。
全員で集うのは7年ぶりだね〜!(当時三男坊はまだ生まれていなかったけど)

2年ほど前、イエメンから義妹やお母さんも訪ねてきてくれたそうだ。
おお、それはよかったね!お母さんの念願だったんだもんね。
いまイエメンは内戦と隣国からの攻撃、
そしてコレラの大発生などで大変なうえに空港は閉鎖中だ。
故郷へ帰ることもできないでいる。

8年前、私が結婚したと聞いて「信じられなーい!?」と言っていたMはいま
次世代エネルギー関係の会社の堂々たる役員になっていて、
きけば一家は去年全員が日本に帰化したのだそう。え?!そうなの!?
(言うまでもないことですが、国籍は変わっても宗教の自由は保証されています)
日本のことが好きだし、これからの仕事のこと、家族の将来、故郷の問題とか
いろいろに考えたんだろうな。
元イエメン人、いまは一家全員新しい日本人
(もちろんパスポートも取得済み)になったMとRの一家である。

「また是非きてね!今度はホテルじゃなくここで泊まっていって。
でも、お客さんが泊まれる部屋にはエアコンがまだないから夏以外にね」
うん、きっとまた来るよ!
そのときにはRももっと日本語話せるようになってる、かな?
日本語でなくったっていいさ。
お互いつたない英語でも充分ハートで通じるもんね、私たち ♪

空気がどこかゆったりしっとりしていて、近江八幡はとってもいい街だった。
近江の国、琵琶湖畔、いつかまたゆっくりと廻りたいものだ。

(つづく)

# by team-osubachi2 | 2017-07-08 11:23 | 旅をする | Comments(6)

家へ帰る

相方のスケジュールにあわせて、少し早めの夏休み。
滋賀と奈良飛鳥方面へちんたらとドライブ旅をしてきた。
(言うまでもなく運転するのは相方の方)

雨降り、猛暑、いきなり遭遇した台風と夏晴れ。
あれもこれもと盛り込むことはしないで、
むしろ訪れたひとつひとつの場所をじっくりのんびり味わってきた。

そして思う。
旅のもっとも良いところは、最後に家へ帰るということだ、と・・・。

楽しい四泊五日の旅だった ♪

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このたび九州北部の豪雨被害を被った地域と、
被害に遭われた方々に、心からお悔みとお見舞いを申し上げます。

# by team-osubachi2 | 2017-07-06 23:27 | 旅をする | Comments(2)

翅休め

関東では、梅雨の前半は毎年のように雨はそう降らないものだけれど
それにしても今年の梅雨は雨が少ない気がする。

それでもシトシトと小糠雨が降る日の午後、ちょっと丘を下る途中、
笹やぶのところで、ちょこんと翅を休めていたキハダカノコガをみつけた♡

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翅を休めるっていいね。
翅を伸ばすっていうのもいいけど。w

ちょっとの間、ブログをお休みいたします。


# by team-osubachi2 | 2017-07-02 06:31 | 生きものの世界

半幅帯好き

半幅帯が好きだ。
暑い季節に限らず、真冬でも半幅帯をよく締める。
帯揚げ帯締めを用いて締めると、半幅帯でもちょっとだけシャンとして見えるし
遊び着としても疲れないところがいい。

先日、彼方さん此方さんからそれぞれ半幅帯をちょうだいした♡
ひとつはまさにダミエな黄八丈。

若いころ、時代劇に夢中だったこともあり、
女子でも黄八丈に黒い(掛け衿ではなく)八掛けをつけて洒落てみたいなどと思ったものだけれど、
実際に黄八丈の反物の相場を知った段階でぐんと遠退いてしまった。

ひところ黄八丈の反物だけでなく、帯もさかんに出回っていた時代があった
、、、ように思うけど、これはそのころのものかしら?
ちょっと短めなのが、かえって締めやすいかもしれない。

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もう一本は白地の印花布。
素朴でリズミカルでなんだか元気が出てきそうな型染めだ。

印花布は中国の藍木綿であるけれど、布通の方にうかがうと
印花布でも白地のものは少し高いのだそうだ。
げんきんなもので、それをうかがってお得感が増した気がした。w
裏地は青朽葉とでもいうのか、抑えた大人向きなグリーンで、それも気に入った。

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私の廉価な桐箪笥の(深くない引出しが何段にもなってるタイプ)一番下段には
湿気があっても大丈夫なように夏帯と半幅帯が仕舞ってあるのだけど、
さすがにもういっぱいいっぱいで、開け閉めのとき
ちょっと手を添えないとダメになってきた。
半幅好きとはいえ、いまある帯だけで一生愉しめるだろう。

おばあちゃんになったとき、
今よりもっと活躍してくれるだろうな〜♪と夢見ている。

# by team-osubachi2 | 2017-07-01 00:18 | 着物のこと | Comments(4)