はがき絵を描くー11

民藝好きの人にはよく知られているもので、
江戸時代に始まったという民画に「大津絵」というものがあります。
はじめて見たときはビックリしました。上手いのか下手なのかさっぱりわからない・・・。
でも、おおらかで走る筆の勢いがある絵にはどこか強く目を引くものが感じられて
見てすぐにファンになりました。

もともとは時代背景の中で仏画からはじまった絵も、美人画、武者絵、鳥獣画などがあるようで
中でも人気があるのはやっぱり風刺の効いた鬼の絵でしょうか。
念仏を唱える鬼、行水する鬼、三味線を弾く鬼、落とした太鼓を釣ろうとする鬼、等々。
スター級は傘を背負って奉加帳に鐘叩きを手に念仏を唱える鬼と思われます。
ネットで調べてみましたら、節分にちなんだものもあるようですね。

『福は外』
ーーー我という 心の鬼が募りなば なにとて福の内にいるべきーーー

裃をつけた鬼が豆を蒔きながら大黒さんを追い払おうとする絵はことに風刺が効いています。
オレが、オレがで幸せを願って、かえって大黒さまを追っ払ってしまっているではないか
・・・ということでしょうか。

f0229926_13500216.jpeg

焼いたイワシの頭を豆殻と柊の枝に刺して玄関先に提げておくという風習は
どこから発生したものかは知らないのですが、節分のころのはがき絵に
その焼い嗅がしと、巻物から逃げ出す裃をつけた鬼を描いてみましたが、
なんだか虎になり損ねた猫みたいに怖げのない顔になってしまいました。
いやあ〜、大津絵の絵が上手いのか下手なのかわからないですって?
どうしてどうして、真似て描いてみようとしても、線や表情がとても難しく、
すぐには描けない絵だということがよくわかりました。

私は鬼という恐ろしげなものに笑いを持たせ、哀しみや皮肉など風刺を効かせた世界が好きです。
子供のころに大好きだった浜田廣介さんの名作『泣いた赤鬼』の影響かもしれません。
また機会があれば、私なりの鬼を描いてみたいと思います。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

# by team-osubachi2 | 2017-11-07 14:03 | 仕事をする

本日、一の酉。
というワケで、朝相方を送り出したあと急いでご飯を食べて着替えて浅草方面へひとっ走り。
三ノ輪から鷲神社方面へ向かい、早くも分厚い並んだ行列を横目に
「鷲神社」さんのすぐお隣にある「鷲在山長國寺」さんへするりと入ってお詣りしてきた。
(なぜ?か長國寺さんには行列がないので、行列を横切って入れたりする)

今年は三の酉まであるので、こちら長國寺さんで
(三の酉まである年のみ)授与していただける“火除護り”を頂戴してきた。
もちろん酉の寺でもあるので、かっこみ熊手も授与していただける。
今回は可愛らしい鷲大明神さんが真ん中にいらっしゃる熊手にしてみた♪

浅草酉の寺/鷲在山 長國寺

求めた御守りを袋に入れて、可愛い巫女ちゃんがカチカチッと火打石を打って清め、
「御幸せに」と言いながらこちらに渡してくれるのもなんだか嬉しかったりする♪

f0229926_16033307.jpeg

そのあと古いお札を納めて、露天で熱々あん入り玄米パンを一個ほおばってから帰路につく。

f0229926_16040099.jpeg

帰りの入谷側の行列は、まだ昼前の11時だというのにスゴイことになっていて、
行きは三ノ輪側から行って正解だったなあ〜と思って帰ってきた。

f0229926_16042486.jpeg

浅草の酉の市へ行ったら、やっぱり買っちゃうんだ〜「舟和」さんの芋ようかんとすあま♡
明日相方へのお弁当に添えるお甘として持たせてあげよ。

三の酉まである年は火事が多いと言われております。(ホントかどうかは知らないけど)
どなた様も、どうぞ火の用心!カチカチ!!

# by team-osubachi2 | 2017-11-06 16:54 | 日々いろいろ | Comments(0)

はがき絵を描くー10

日付けかわって今日十一月六日は「酉の市」の一の酉です。
今年ももうそんな季節になりました。
関東では「お酉さま」と言って、毎年十一月の酉の日に例祭を行う神社やお寺さんでは
開運や商売繁盛をお願いする人々であふれ、またそのときに授与していただける熊手の御守りや、
縁起物として掻っ込み福熊手を求める人々でたいそう賑わいます。
私の実家があるごく田舎ではなじみのないものでしたが、東京に来てからは徐々になじんで、
いまでは初冬の風物として楽しみにしていることの一つになりました。

酉の市 御由緒/浅草鷲神社
http://www.otorisama.or.jp/yuisyo.html

お江戸のお酉さまでは、神社で授与してくださる御守りは、
熊手に開運の御守札と稲穂だけを留めたごくシンプルな熊手ですが、
(毎年我が家がいただいてくるのはこちらの方↑)
一方、神社の境内では、お福さんをはじめ、七福神、宝船、鯛に鶴亀松竹梅、米俵に的矢、
金の小判に千両箱、招き猫などなどお目出度い縁起物はなんでもごっちゃりと盛った熊手が並び、
各お店の真ん中や奥にデーン!と構える巨大な熊手を見てまわるだけでわくわくしてきますね。

f0229926_17163348.jpeg

そういう縁起物を手に行き交う人々を見るのは関東では十一月の風物ですが、
どのあたりを境にしてか、年があけてからは、名古屋方面では正月五日の「五日えびす」、
京都大阪など関西方面では正月十日の「十日えびす」の例祭日には、
福熊手のほかに福箕、福笹、京都では“人気大よせ”などを
「えべっさん」の縁起物として求める人々でにぎわうそうですね。
福熊手にしろ、福笹や人気大よせにしろ、たとえちいさなものでも
家の中に縁起物がちょこんとあるというのは暮らしの彩りとして楽しいものです。

お正月をはさんで、暮れから年明けに使っていただけるよう、
このはがき絵には熊手や箕といった掻っ込み道具に縁起物をちりばめてみました。
もちろんスペースに納まりきらないので、いくつか割愛させていただきましたが・・・。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます


# by team-osubachi2 | 2017-11-06 00:05 | 仕事をする

先月は思いのほか長雨続きだったせいかしらん?
ものによっては野菜のお値段がまたぞろじわじわ上がってたりして、
その日その日でどんな野菜を買おうか見てから選ぶことが多い。

最近近所のスーパーでは鮮魚をおいてくれるようになり、
この日はいい鯖があったので、味噌煮にすることにした。

f0229926_10421766.jpeg

で、その日のおつとめ品にあったのが「万願寺とうがらし」♡

鯖に火を通したあと、味噌だれでサッと煮て、鯖に添えてみた。
(↓先っぽが欠けて、チラッとしか写ってないけど・・・)

f0229926_10423706.jpeg

肉厚で歯ごたえもあり、ほんのり甘いような旨みが感じられて、鯖とも相性よかったかも♪

その翌日、今度は「伏見とうがらし」がおつとめ品の中にいたのでさっそく買って帰って
きび糖と濃いめの出汁で甘辛く炒め煮に・・・。「炊いたん」ってこーゆーのかな?

f0229926_10425323.jpeg

中にはどっひゃー!っていうような「あたり」があるかもしれないからネ、
用心して(?)一本ずつひと齧りして辛くないか確認してから食べる。w

f0229926_10431289.jpeg

京都のとうがらし二種、どちらも美味しかった。
普段は高くて手が出ないけど、たまにお安くなる機会があれば、また買お〜っと♪

# by team-osubachi2 | 2017-11-05 11:50 | しみじみご飯 | Comments(4)

秋も本番、カレンダーの日付はすでに11月に突入した。
なので、私の飾り棚にはいま奈良を意識した鹿や室生寺の土鈴を飾ってはあるのだけど、
そういう季節にまったくカンケーなく、私の飾り棚に初登場したのがコレ・・・。

ジャジャーーーン!!だれが名付けたか『コレジャナイロボ』!!

f0229926_15574881.jpeg

「欲しかったのはこれじゃなーい!!」

↓公式ホームページに記してある謳い文句がまたいいのよ。w
コレジャナイロボ公式/ザリガニワークス

f0229926_09072470.jpeg

一見して、模造品も、他の追随をも、いともカンタンに許してしまうような
このユルい作りにこだわりは・・・あるの?あるのね?きっと。

一部のコアなファンにはよく知られた(?)
この「コレジャナイロボ」を買ったのはもちろんうちの相方。

ええ、そうですとも。
こんなモノを偏愛するのはいまや我が家の家風ですもの。
それ用に設けた下足箱上のステージにはもう置き場所がないわ。
だから飾り棚の一段あけて置いてあげたの。
なんて優しいのかしら、ワタシって・・・。

まあ、こうして一人舞台になると、案外サマになって見えなくもないわね。

それにしても、いったいどうすればこんなモノ考えつくのかしら?
思いついた人に、クレヨンとかで手書きした賞状あげたいくらいだわ。w

# by team-osubachi2 | 2017-11-03 16:06 | これが好き | Comments(4)