大島紬の二部式雨ゴート

さすがに4月も半ばにさしかかって、
多少ながら南関東の花粉のピークは越えた・・・みたい?

ウワサによると(?)なんと今年のひのき花粉は去年の400倍だったそうな。
まあ〜奥さま、考えてもごらんなさいませ。400倍ですよ、400倍!!
もうビックリな倍数じゃございませんこと?
もしもあなた、1万円持っていて、ひのきに貯金していたら、
それが400万円にもなって帰ってくるんですのよ?!

・・・・・・だったらどんなにいいかしら。なハズないけどね〜。はあ〜。

急に気温があがって初夏みたいな気温もあったりして、
着る着物にも困るけど、真綿系のほこほこ紬に
花粉がびっしり付着するイメージがわいてきて、
上に羽織るものはなるべくスベスベしたものがいいんじゃない?って思ったりして。

先月のこと。
そうだ!あのいただきものの本場もん大島紬の二部式雨ゴート、どうしたっけ?

ゴソゴソと羽織ものを仕舞ってある紙箱から引っ張り出してみてみたら、
いまから着てちょうどよさそうな気がした。

でも、ん?まてよ。そういえば、わずかに裄が短くて、袖丈長くなかった?
何度か着て、その後直そうと思いつつしばらく寝かせてしまったけれど、
この春にわかにチクチク魂が頭をもたげた。

そうそう、以前買っておいたこれ↓参考にして。

大島紬の二部式雨ゴート_f0229926_12350096.jpeg

袖をはずして、目一杯出せるだけ幅を出して、袖丈は少し短くして、、、と。
まっすぐ縫えばいいところはすぐなんとかなるけど、問題は袖下の円みね。
厚紙切って四苦八苦しながらどうにかやっつけて、、、
反省点はあるけど、ま、パッと見、わずかな失敗はわかんないわかんない(^ ^;;

さて、と、つぎは袖付けね。「きせ」とかなんとか、へえ???

本をみながらトライ!・・・うん、なんとかなったかな。
単袖だからこんなの出来たけど、袷の仕立てっておそれおののく技だわあ〜。

大島紬の二部式雨ゴート_f0229926_07225156.jpeg

この二部式雨ゴートをいただいたとき、残り裂もつけてくださったので、
もったいないからその残り裂で裾よけ用の共紐も縫って、
もとから付いていた紐と交換してみた。・・・うん、いいんじゃない?

大島紬の二部式雨ゴート_f0229926_07223815.jpeg

二部式の雨ゴートって最近はあまり見かけなくなった気がするけど、
上は単仕立ての道行にもなり、春の花粉対策にもなり、
裾よけを携帯すれば、急な雨降りにも対応可能!・・・案外便利かも?

もちろんひと晩でやったんじゃなく、何日も、いく晩も、
夜なべにちょっとずつ手をかけて直した分、愛着もひとしおね。
今後どんどん活躍してもらいましょ♪

いいものいただいて感謝♡

# by team-osubachi2 | 2018-04-17 13:04 | 着物のこと | Comments(4)
*この展示は終了しました
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画家で着物仲間でもあるお友だち江田朋百香さんの
墨を主題にした作品の個展が今月24日火曜日から
京都の「アートスペース余花庵」さんにてはじまります。


江田朋百香個展『SUMI』のお知らせ_f0229926_16515243.jpg


私はいただいたDMや朋百香さんのブログから、
どんな作品かおおよそを写真で拝見し、想像をめぐらすだけなのですが、
会場で作品をじかにご覧になる方は、墨のさまざまな表情に
心強く惹かれるのものがきっとあるのではないかと思います。

江田朋百香個展『SUMI』のお知らせ_f0229926_16521039.jpg

*地図をクリックしていただくと大きく表示されます

ご興味のある方、京阪神方面の方は
どうぞ京都散策がてらお出かけいただければと思います ♪

tomoko web site/江田朋百香ウェブサイト

↓ブログもぜひお目通しください。美しい着物や帯の数々がご覧いただけます♪

胡蝶の夢/江田朋百香さんのブログ

# by team-osubachi2 | 2018-04-15 23:07 | お知らせ

喪の履物

私がまだ十代のおしまいのころだったか、
実家の母親がいつ嫁入るかもわからないムスメのために
喪服(五つ紋の黒無地)の着物や帯を揃えはじめ、
ひと通り誂えたところでこんなことを言った。

「むかしから喪のものは草履まで全部いっぺんに揃えんもんやって言うから、
履きもんは、あんた自分で用意せられ」

そんなワケで、喪の草履は、私が遅くになって結婚し、
実家から自分の着物や帯をすべて引き取ったさい、
そろそろ用意しておく方がよさそうだと思い、
お手入れついでにお世話になっている呉服店で喪の履物を一足買っておいた。

無事にその喪の装いは親を見送るために役立ち、
履物も何度か履いたところで前つぼが緩んできたので、
先日浅草の楽艸さんへ行ってもうちょっと履きやすいように、と
鼻緒だけ楽艸さんのものに取り替えてもらった。

喪の履物_f0229926_14331579.jpeg

身内であろうと、親しくおつきあいのあった方であろうと
お弔いのときはいろいろ動転してたり慌ただしかったりするのだけど
和装で喪の装いをすると、なんとなく身の防ぎになるような気がする。

喪の履物_f0229926_10372502.jpeg

そういうときには私の足もしっかりと支えてもらわねばならないから
こうして喪の履物を調えておくのも悪くはないよね。

# by team-osubachi2 | 2018-04-15 16:28 | 着物のこと | Comments(6)
今週と来週はお弁当ナシの日が続くので、
しみじみご飯のおかずもちょっと減らしてこさえるせいか、
翌日自分が食べるお昼ご飯のおかずがちょいと足りなかったりする。

今日、冷蔵庫を見てみたら、ブロックベーコンと卵とカイワレがあったので、
手っ取り早く「ベーコンエッグ丼」にしてみた♪

あるもので手っ取り早く、ベーコンエッグ丼_f0229926_14302667.jpeg

ミニフライパンでベーコンを焼いて卵をポトリと落とし、
半熟トロトロのところでご飯にのっけるだけ〜!
熱々のうちに醤油をひとっ垂らしして・・・と。

手抜きもいいとこ。でも、ぺろっといっちゃった♪
週末とかのお昼にはこんなのでもいいな。

# by team-osubachi2 | 2018-04-13 16:58 | しみじみご飯 | Comments(0)
若かりしころ一番最初に見た写真展がサラ ムーンさんの作品展だった。
たしか銀座のプランタンで・・・。

おさえたトーン、深い陰翳、
そして霧を吹いたような湿り気のある空気感でいっぱいの写真がとても印象的で
もうずっと忘れられずにいたのだけど、
彼女の作品展としてちゃんと観るのはこれがやっと二度目。

きのう銀座のシャネル・ネクサスホールで開催中の『巡りゆく日々』を観てきた。
(こんな機会でもないと、シャネルなんてまず足を踏み入れることはないし〜♪)


『巡りゆく日々』サラ ムーン展_f0229926_07534415.jpg


真っ白い空間に展示されたモノトーンのオリジナルプリントの作品は、
どういう技法なのか、幕末のころの写真を見るように時空を越えてきたかのよう。


『巡りゆく日々』サラ ムーン展_f0229926_07540656.jpg


まるで白昼夢を見てるかのような、どこか既視感のあるような、
重くたっぷりと湿気が漂うような、でも吹く風は乾いているような・・・。

文学に疎い私でも「詩」を見ているような感覚になる。

『巡りゆく日々』サラ ムーン展_f0229926_08000509.jpeg

ああ・・・やっぱり素敵♡ 私、来週も観に行ってしまうかも。

サラ ムーン写真展『巡りゆく日々』/CHANEL NEXUS HALLにて
5月4日(金)まで、12:00〜19:30、無休、入場無料

# by team-osubachi2 | 2018-04-12 08:33 | 出かける・見る | Comments(6)

イラストレーター岡田知子の、暮らしと、着物と、お絵描きの日々


by team-osubachi2
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