数年前にご近所の農家と古いアパートの生け垣のすみに
ほんの数本フジバカマが咲いてるのを見て嬉しく思っていたら、
ほどなくして取り壊され、生け垣も壊され、埋め立てられ、
その古いアパートも古い農家も真新しいアパートになってしまい、
ああ、あのとき無理にでも引っこ抜いてくればよかったなあ〜などと一人勝手に惜しんだことがあった。

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数日前、別の道を通って丘を下っていたら・・・一軒のおたくの斜面の下に咲くカンナの花。
このお宅が植えられたのか、このカンナは毎年ここで歩道にはみ出すほど立派に咲くのだけど、
その足元に茂っている花を見てビックリした。

あれえ?・・・フジバカマ???

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雨あがりで花は開いていなかったけど・・・・・・フジバカマ、よね?

うわあ〜、びっくり!これ、自生?それともここのお宅のひとが植えられたもの?
どちらにしても、根元近くはがっちり太い茎に育ってるから、これからも咲いてくれるかなと思う。
ただしここのお宅さまが抜かない限りは。

でも、きっとフジバカマってわかっていらっしゃるわよ、ねえ?

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渋谷区のはずれから丘の上に越してきて七年ほど。
近所の公園でアサギマダラと思われるチョウを見かけたのはほんの数回。
はじめて見た瞬間はビックリした。

アサギマダラチョウのオスはこのフジバカマが大好きなんだって。
さすがにこの寒さだと、みんなもう南下しちゃったかもしれないけど、
これからもここでフジバカマが咲いてくれれば、たとえ高地へ渡る中継地であっても
また近所で見られるチャンスがあるってものネ?

いっそ花ゲリラなんぞして、公園にもたくさん咲かせたいところだけど、
住宅街で花ゲリラは物騒なのでやめておこう。w

どうかここでこれからもフジバカマの花がたくさん花が咲きますように♡

(ここまで書いたあとに調べてみたら、茎の色から察するにサワフジバカマっていう交雑種みたい。
やっぱり日本に自生のものはいまは絶滅危惧種なのかも・・・ふうむ)


# by team-osubachi2 | 2017-10-20 12:33 | 生きものの世界 | Comments(0)

『WAFRICA』の着物の話題

お昼ご飯を食べながら、Facebookをちょっとのぞいていたら、面白い記事をみつけた。

「西アフリカのデザインと着物が融合“WAFRICA”から目が離せない」/HUFFPOST JAPAN

ええ〜?これが着物?と言うなかれ。
ショーとしての見せ方は別にして、普通の着物と帯というカタチで想像してみれば、
たとえ自分の着るものとしてはご縁がなくとも、これもあり♡おおいにあり♡・・・と思う私。
(実際帯としてなら活かされている西アフリカの布は多いしね)

同じ日本人でも、なぜか京友禅や京小紋が似合わないけど、
南国系の紬や染めやこういうエキゾチックな模様がばっちり似合う女子はかならずいるのである。

それに、この数年(もしかして米アップルの研究所が近くに出来たせい?)
うちの近所でもびっくりするほど海外から移住したらしき人たちの姿が増え、
なかでも淡褐色の肌をしたハイブリッドな子供たちの姿が
近所のスーパーでもふつーに見られるようになった。
その肌色のちょっぴり縮れた髪の女の子たちに、こういう着物を着せたらどんなに可愛いだろう♡

このごろ流行りの「Diversity」とはこういうことも含むんじゃないのかな。
こういう着物の多様性、これからの未来にもっとあっていい。そう思う。

# by team-osubachi2 | 2017-10-19 13:38 | 着物のこと | Comments(6)

ずいぶん蒸されてふやけたあとに一気に冷やされて体調を整えるのが難しい毎日ですが、
そこへ来週は台風もいらっしゃるようで今年の秋はどうも落ち着きがありませんね。
そのわりに樹々の葉ははやくも色付きはじめていますが・・・。

今月後半から来月あたまにかけて、染織、着物、帯がらみの展示がありますので
四つばかりお知らせをアップいたします。

*画像をクリックすると大きく表示されます

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津田さんの型染めは柔らかい色使いのものが多くても、布の持っている力とあいまって
とても芯の強い、外柔内剛とでもいいますか、そういうチカラを感じます。
もちろん、感じ方には個人差がありますが。w

津田さんの花の表現にいつも心惹かれる私は、いつの日か
模様を描くこと色を選ぶことについて、津田さんのお話を伺いたいものだと夢みています。

なにやらとても素敵な場所のようです、箱根菜の花展示室さん。
大人の遠足のようにお出かけになってみてはいかがでしょう?

*津田千枝子型染めの布と帯展
10月21日(土)〜29日(日)/ 25日(水)は休廊 / 11:00〜17:00 Open
「箱根菜の花展示室」にて/http://nanohana-tenjishitsu.com
(津田さんの在廊日:21, 22, 23, 28, 29日)

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毎度アンティークとリサイクル着物を商う絵理ちゃんの展示です。
このごろますます良さげな着物や帯が入荷しています ♪

*初屋のステキなキモノや帯展
10月26日(木)〜30日(月)/11:30〜19:00(最終日〜17:00)
根津・谷中「ギャラリー・マルヒ」にて/http://konoike.org/maruhi/

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和裁の達人 木村幸夫さんが開催なさる着物や帯などの展示会です。
洗える長襦袢地、いつも気になりつつ・・・でも、なかなか近寄れない私です。w
一衣舎さんが出していらっしゃる絹の晒、これがたいそう重宝していまして
夏でも冬でも、よそゆきの下に巻き巻きしてから着付けています。

*一衣舎展・浅草
10月27日(金)〜31日(火)/11:00〜18:00(最終日〜16:00)
浅草「ギャラリー丸美京屋」にて/http://www006.upp.so-net.ne.jp/marumikyoya/index.html

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木綿織りの大熊眞智子さんと、紬織りの吉倉ますみさんの二人展です。
ブログで綴られる文章と写真からは、お二人の素朴でしっとりとした感情が伝わってくるようです。
が、作品はどこかモダンで都会的な雰囲気も感じられます。

*木綿と絹の二人展 Vol.2
10月31日(火)〜11月4日(土)/11:00〜18:00(最終日〜16:00)
「成城さくらさくギャラリー」にて/http://sakurasaku-g.com
ミニトークあり/11月1日(水)13:30〜14:00

大熊眞智子/Blog:http://wamen8.blog83.fc2.com 
     /Facebook:https://m.facebook.com/sensyoku.momenkikou/
吉倉ますみ/Blog:http://breeze-09.cocolog-nifty.com

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秋の一日、ご興味のある方、お近くへお出かけの方は、どうぞお立ち寄りいただければと思います♪

# by team-osubachi2 | 2017-10-18 15:10 | お知らせ

半襟、出てます、はい。

このごろ巷に飛び交う「着物警察」なる言葉。
それ以前は「お直しおばさん」という言葉もちょいちょい聞いた。
思えばいつの時代から人の着付けのあれこれをとやかく言うようになったのかはよくは知らない。

知らないけれど、人の着付けを見て、正直をいえば私自身
「あ〜、もったいない」「あ〜、惜しい」「あ〜、あそこをこうしたらいいのに」「あ〜、直してあげたい」
・・・としばしば思った時期が若いころにはあった。

いまでもそう思う瞬間がまったくないワケではない。
でも、もしも人さまの着付けが目に留まったとしても、今はやりすごすか、そっと見守ることにしている。
「着物着てくれるだけでありがたい」と思うから・・・。

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振り返ってみれば、私自身20代の半ばから着物を着はじめて、
今まで見知らぬ人から着付けの失敗で何か言われた事が一度もないのであるが、
身近に知ってる友達や知人から写真を撮るときなど「直して貰った」ことはある。

着物ビギナーのうちは髪を伸ばしてみたものの、30歳になるのを境にショートに戻し、
以来衣紋はあまり抜かない方が好みになり、どうもそのあたりから、
私の半襟は少しばかり着物襟から出てしまうようになった。

はじめのうちは着物から襟が出てしまうことを自分で気にしていた。
腰かけたときなど、襟首と髪の生え際の皮脂の汚れはつきやすいものであるが、
僅かながらも半襟が出ていることで、着物の襟が汚れにくくなるのか、
ある時この方が「着物の襟が汚れない」ことに気がついてからというもの、
ベンジンでいちいち拭く手間もはぶけるし、これをよしと思うようになった。

そう、友だちや知人から「襟出てるよ」と言われても、そこは素直に
「うん、出ちゃうの。でも着物の襟が汚れないからこれでオッケーなの」と言う。
以来友だちも理解してくれて、それ以上は言わなくなった。

もっとも、自分のクセをよしとしつつも、胸のうちでは
「出てない方がきれいに見えるかもしれないこともある」というキモチがどこかにあって揺れることもある。
たとえば、普段着のかたものは良しとしても、
小紋だとか色無地だとか、たれもののお出かけ着物にはどうかな?と思わないでもない。

おそらく知らない人が見たら「あら、半襟が出ちゃってるわ」と思われるだろう。
もしもひとこと言われたら、「ありがとうございます」とだけ言っておこうか。
「お直しおばさん」には、嫌味を言う人もいれば、本当に親切で言ってくれる人もいるが、
「着物警察」には、なにやらおっかない響きがあって、できれば遭遇しないことを願いたい。
面と向かって言われたことはないが、「ええ、半襟が出てますが、なにか?」とすっぱり言い返せるほど
こちらも肚がどっしり座っているわけでもない。w

自分でよしとしつつも、わずかに心揺れる着付けのクセ・・・。
じゃあ一分の隙もない完璧な着付けがいいかといえば、それはイヤなのである。
全体的にはきちんとしていながら、どこかに余情というか、布の遊びのようなゆるみがある方が好きだ。
自分にとって心身ともに具合のいい着方は人それぞれ。
個人的な趣味嗜好といえばそれまでなのだが、そういうどこか定まらないところも含め、
つくづく着物は不思議な衣服、面白い衣服だなあ〜と思う。

# by team-osubachi2 | 2017-10-16 08:30 | 着物のこと | Comments(10)

それはまだ二月の寒いある日のこと。
南青山にある素敵なものを扱うギャラリーショップの「イトノサキ」さんへ出かけ、
「YUKASHINA」というところのオーガニックコットンで織られるストールやマフラーの
オーダーを承るという企画展をちょっと覗きに立ち寄ってみた。

オーガニックコットンにことさらなこだわりを持っていたワケじゃないし、
巻きものならもう充分あるんだけど・・・

でも、見ちゃった。
で、手紡手織りでこのお値段ですか?!って知ってグラグラしちゃった。

そうなったら、もうダメよね。
お小遣い算段して、マフラーをお願いしちゃった。

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散々迷って決めたのは三色を格子にして織るタイプのマフラー。選んだ色は、赤、白、グレーの三色。

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出来上がってきたのは春も盛りのころで、箱入りのまま秋になるまで仕舞っておいたのを
この寒さでようやくデビューとなった♡

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とはいえ、街へのお出かけも最近ろくにしてないので
近所のスーパーへ買い物に行くとか郵便局へお使いにいくとか、そんな普段使いだけど、
首のまわりにふんわりと巻いて家を出るのが嬉しかったりする♪

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その昔、布といえば高級な絹のものか、
庶民には麻やしなやふじなどといった繊維の布がほとんどだった時代に
綿花が日本でも栽培され、庶民にも手が出る時代になったとき、
みんな「これはあったかい」って思ったんだろうなあ〜と
そんな想像をしながら、首まわりのあったかさを愉しむ。・・・るん♪

itonosaki/イトノサキ

YUKASHINA

# by team-osubachi2 | 2017-10-15 08:26 | 買う | Comments(2)