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秋の土鈴をおく

あ〜〜あ〜〜〜〜、もうこんなムシムシ蒸し暑いのには飽きちゃったなあ〜。
いい加減にして欲しいな〜あ。涼し〜くて爽やか〜な秋の日が欲しい!
そうね、もうどうせなら三週間くらいたっぷりあってもいいくらい。

でも、まわりの生きものは「もう秋ですから」ということをこちらに教えてくれる。
我が家の山椒ホテルに先月滞在していたナミアゲハチョウの幼虫は
すでに先週のうちに越冬に備えて蛹化するため旅立っていったし、
道ばたにいるカマキリももう秋の色をしていた。
今週モズもこも丘の上界わいにやってきて高鳴きをくりかえしている。

そうそう、なんだかんだいってももう秋なんですよね、秋。
一昨日栗ご飯食べたじゃないの。・・・あ、そっか。

そんなこんなで暑さに気を取られてうっかりしていて
飾り棚に夏のものをまだ居座らせていたのを数日前、あわてて秋のものに替えた。

飾るものは実家から持って来た「ははコレ」が中心になる。
秋になったら真っ先にこれを出そうと思っていた鹿の土鈴。
どこの鹿さんかしら?奈良か安芸でも行ったのかしら?
頭に稲穂を飾ってるところがさらに秋限定なカンジ。

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鹿もあるところでは神社寄りの生きものだし、
神社つながりのイメージでいえば、秋は例大祭ね。
・・・てコトで、魔を祓ってくれそうな面の写しと火焔太鼓の土鈴もおいてみる。

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あと一段はどうしようかな?・・・ん、稲穂とくれば新米よね ♪
これは私が自分で買ったお気に入り♡
おむすびに雀が描かれた琉球張り子のひとつ。

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さ、これで秋の棚になったネ ♪
台風一過、今日も暑いぞ〜!・・・ん?それほどでもない?

by team-osubachi2 | 2016-10-06 08:14 | これが好き | Comments(0)

清水なお子さんのうつわ

昨日、我が家でようやくご登場!
じゃじゃーーーーん!栗ごは〜〜ん♡

うっしっし〜で、もうひとくちごとに、顔ほころぶほころぶ♡

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こういう炊き込みご飯のときに愛用しているのが蓋茶碗。
盛りつけてから食卓まで運んで、
蓋をとると、中からあらわれるご飯を愛でる喜びがある。

このうつわの作者は清水なお子さんとおっしゃる。
素朴なようで繊細な染付けをなさるこの人のうつわのファンである。

・・・とはいっても、持ってるのはこの蓋茶碗だけなんだけどネ。

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うっかりしていてブログにあげるのが遅くなってしまったけれど
その清水なお子さんのうつわ展が駒場東大前の「うつわ party」さんで始まっている。

赤い染付けの花・・・かわいいなあ〜♪(ぐらぐら・・・)

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ご興味のある方はぜひお出かけください ♪

*この展示は終了しています

清水なお子うつわ展
「うつわ party」にて10月7日(金)まで/11時〜19時(最終日17時まで)

by team-osubachi2 | 2016-10-05 08:05 | これが好き | Comments(2)

しきたりという固定観念

季節はめぐって、いつのまにか暦はもう十月に入っている。
昨日の夕方ザーザー降っていた雨もどこへやら、今朝はお天気がよかった。
でもって、気温も高くなるらしい。予報では30度越え、とのこと。
十月朔日が衣更えではあっても、こと着物での衣更えは近年本当に難しい。

先月末、先だって仕事でお世話になった本の担当編集者さんとお会いした。
いつも洒落た普段着で登場なさる。
この日は千葉の蔵出し、いや、とある蔵から出たという(?)館山唐桟の単衣に
黒地のバティック帯といういでたちでいらした。

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なんて柔らかい色合いの唐桟だろう。
紺白ばかり目がいく私の目にも、やさしく爽やかな色はお顔にもよく映え、
春でも秋でも単衣の季節にピッタリだなあと羨ましく拝見した。
少し薄手の生地は、それこそ一週間ほど続いた蒸し暑い季節には心地よさげで
こんな館山唐桟、私も一枚欲しいものだなあ〜と思ったくらい。

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あら?!足袋がまた洒落てる〜♪
咲き乱れる秋草模様に、なんと「月に兎」が・・・?!

ああ〜、面白いなあ〜、楽しいなあ〜♪
人さまの装いを見るだけでもこんなに楽しい和装の世界であ〜る♡

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けれども、この和装の世界には“着物警察”なるご意見の方々がいるそうで、
そのウワサ話をときおり耳にすることがある。
和装は文化、衣更えやしきたりにはきちんと従って装うべき!というご意見。
ごもっともな部分もあるからことさら否定もしないけれど、
でも、これは扱いが難しいなあ〜・・・と思うことがある。

礼装では、しかるべき場や立場による装いというものがあるので、
しきたりに倣う方がいっそ心強いと思うときがあるけれど、
普段着・・・それこそ、その日その時の陽気にあわせて調節し
快適に過ごすための普段着をお召しの人の着物姿に
強い論調で面と向かって「間違っています」と注意したり、クレームをつけたり、
聞こえよがしに人の装いをネタにお喋りをしたり・・・と、なかなかかしましいらしい。
ま、思うのは自由だし、お喋りするのも自由だけれど、
そういう方々はコワイ顔をしていそうで、出来ればお目にかかりたくはない。

もっとも、これまでそういったご注意をいただいた覚えがない自分は
衣更えなど、どちらかといえば勝手にゆるく受けとめている方なのだけど、
世間の「であらねばならない」という固定観念と、「でなくてもいい」という寛容さは
まるで夏の暑さと秋の爽快さとのせめぎ合いのように、なかなかすぐには融合しそうもない。

地球温暖化という現象は、近年の研究によれば、夏の平均気温はますますあがり、
逆に冬の寒さは厳しくなって、あわいにある春と秋とが短くなってゆくもの・・・らしい。
たとえば、今の時期、東北や北海道と、九州や沖縄など
北と南でこんなにも気候風土が違う日本であるし、
昨今の温暖化であきらかに昔とは異なる今の時代に、
かつていにしえの京都や東京などで定まったらしい衣更えの枠を全国一律に、
それも日常着にまでがっちりあてはめなくてもいいんじゃないのかなあ?と思ったりする。

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私個人は、ただでさえ着物を着る人口が減っていっているいま、
しきたり云々を知らせねばときつく注意することよりも、
人が着物を着ていることを嬉しいと思ったり、
似合っているのを褒めたり、組み合わせが素敵だと言うほうが、
どれほどこの絶滅しかかっている衣服の未来に有益だろうと思うのだがどうだろうか。

もしもこのブログの読者の中に、きつく注意されて悲しくなったり
凹んだりした経験がある人がいらっしゃるなら、一度落ち着いてそのときのことを思い出し、
もしも言われた言葉の中に、自分で思い当たることがあれば
それをぜひお洒落心の糧にしていただきつつ、
一方で、嫌な思いはそっくりそのまま台詞を吐いたコワイ顔の人へ
心の中でそっと「お戻し」すればいいと思う。
コワイ顔をした人と同じ土俵にいてはいけないのである。
経験を恨み事にしないためにも、さっさとその土俵を降りて、
ご自分は着物の良さ、嬉しさ、幸福な喜びを抱いて、
そしてその喜びをまわりの人にも分け与えられる人に成っていただけたらと思う。

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しきたりやルールとは、それを持たないうちは人に教わるしかないのだけれど、
そのしきたりやルールに縛られて身動きできなくなるようでは本末転倒というものだ。
何年か前のこと、私よりも少し年上世代の方で、
夏の初めに着物を着ていて熱中症になられた方の話をうかがったことがある。
洋服での対応以上に大変(厄介)だったそうだ。
以来「無理するのはやめた」とその方はおっしゃっていた。
礼装の場のことではなく、普段の暮らしの中で着るものは
洋服で考えればすぐわかるように、暑ければ涼しく過ごせるようにし、
また寒ければあたたかくすごせるように考えて着るものを調整する。
着物の普段着もそれと同じことでいいんじゃない?
だって「着る服」なんだもの。

以前人さまから頂いた単衣・・・藍色の暈かしにさらに絞りが加えられた生紬。
先月はちょっと足の不調で着物を着るのを控えたりしたものだから
今月、そうだなあ〜、あと半月ほどの間、ちょっと蒸すような日があれば、
この単衣に袖を通したいものだ。さて、帯はどんなのをあわせたらいいかなあ〜♪

・・・と、ここまで記したところで、開け放った窓からモズの高鳴きが聞こえてきた。
もうそんな季節になったんだなあ。
空気は朝よりも湿気ってきたようだ。思ったほどには気温はあがらなかったような気もするけれど、
じっとしていても汗ばむときもある。台風も近い・・・。
いまはまだ旧暦の九月。なんだかんだと衣更えは悩ましい季節である。

by team-osubachi2 | 2016-10-04 16:53 | 着物のこと | Comments(11)

雨が降ってくる前に

郵便局へ行こうと丘を下っている途中、
民家の塀の下にやさしい色がいっぱいこぼれ落ちていたので
思わず立ち止まってパチリ・・・。

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そういえば、いつのまにかあの甘い香りも薄れてきていたネ。
さよなら、金木犀の花たち・・・。
今年も香しい秋をありがとう。

その場を去る時、ぽつりぽつりと雨が降り出した。

by team-osubachi2 | 2016-10-03 18:05 | 日々いろいろ | Comments(2)

深層心理というものでしょうか、
心の中に描く世界というのは不思議なものです。
それは知らず知らずに人生の大きな転換期を迎えていたころの事でした。
何か心の拠り所が欲しかったのでしょうか、
私は自分の空想世界の中にちいさな泉を思い描いていた時期がありました。

洗面器ほどのちいさな泉は、はじめのうちはただの水溜りのようでしかありませんでしたが、
じっくりと自分と向き合う時間を持つうち、少しずつですが清水が滲み出て
徐々に外へ溢れて流れ出るようになりました。

そして自分が心で強く願っていた事ともじっくりと向き合う日々を過ごすうち、
あるとき泉のそばにちいさな包みがあるのを発見しました。
あら?いったいどこの誰がこれを・・・?
贈り主は分かりませんでしたが、赤い紐がかけてあるその包みは
しばらく泉の傍に置かれたままでした。

それからどのくらいの日数が過ぎたでしょうか。
ほどなくして私は今の相方に出会い、それまでの自分の生活がどんどん変わってゆく中、
そっと心の中を覗いてみると、あのちいさな泉からは渾々と清水が湧き出していて、
気がつくと傍らにあった包みはいつの間にか開けられ、中に種がひと粒あるのを発見しました。
私はそのひと粒の種を泉のそばに蒔きました。

ひと粒の種はその後無事に発芽し、双葉をひらき、ひょろりとした若木になりました。
誰が贈ってくれたものかは未だにわかりませんが、今後どんな木に育ってゆくのか、
これからも楽しみに心の中で見守っていこうと思っています。


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『ちいさな苞(つと)の贈り物』© tomoko okada

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

by team-osubachi2 | 2016-10-02 21:55 | らくがき帖

マルナン恋し

吉祥寺へ出た日の帰り道、渋谷で乗り換えるさい、
生地屋のマルナンへ寄ろうと思って、
井の頭線の脇からその場所へ行ってみてビックリした!
工事用の鉄板に囲まれて跡形もないではないか?!
・・・ない?!ないわ!なんでーーー?

検索してみたら、もう数年も前に閉店していた。
ああ、じゃあ自分が最後に買い物をしてからかれこれ三年ほどは
まったく利用もしなかったばかりか、
渋谷に出てこの前を通っていても自分は気にも留めなかったのかあ・・・。

京王線沿線に住んでいたときから便利で何度も頼りにしてきたマルナン。
ああ〜、残念だなあ〜〜!!
知っていたら吉祥寺のユザワヤに寄ってきたのに、なんと間抜けな自分。

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この夏、手芸雑貨のイベントで手に入れた四色のコットンリボンのテーブで
またちょっとした企み事を胸にあたためていて、
そのリボンにあう色糸を買いたくて寄ったのに・・・。

用意しておいた色見本を虚しく持ち帰り、
しばし手芸難民になったような気分になった。

by team-osubachi2 | 2016-10-01 22:07 | 日々いろいろ | Comments(2)