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この夏身罷られた師匠・灘本唯人先生の最後の作品集
『にんげんもよう』が先日手元に届いた。

子供のころ、知らず知らずに、さまざまな広告やオトナの雑誌などで目にしたイラストが
やがて灘本唯人さんというイラストレーターさんの描いたものと知り、
そして、後のある日、そのお人に出会った喜びと緊張感。

仕事上小器用に筆を走らせ、でも、その実
お人形のような人物しか描けずに尻込みしていた私は
縁あって最晩年の私塾に参加させていただき、
灘本先生から“人間”を描くご指導をいただいたのだけれど、
不肖の生徒はいつまでたっても中味の薄い“人型”を描くばかり。

「岡田さんは描けるんだけど、(絵に)岡田さんの“匂い”がない。
誰が見ても、あ、これは岡田さんの絵だなと伝わる匂い。・・・でも、匂いって難しい」


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ページを開くと、先生の懐かしい声が聞こえてきそうだ。
塾のあと、毎度ビールとつまみでお茶をしながら
問わず語りに聞いた先生の思い出話の数々も、
このご本をみれば、お若いころの写真とともに蘇る。

作品を管理するSTUDIO NADAのスタッフさんが、Twitterで
「ある方は、“最後に先生から自身を題材にした
教科書をいただいたような気持ちになった”と仰っていました。
灘本先生からのメッセージが、この作品集を通してお伝え出来れば幸いです」
・・・とコメントをくださった。
まあ!なんと上手い感想を仰る人がいらっしゃるのだろう!?

私が家で描いて塾へ持参した絵にサッと手をかざして
「(人物のバックの)これ、要らないでしょ。余白恐怖症」という声が頭をかすめる。
あ、あいたたたたた・・・(^ ^;;
不肖の生徒は、これからも迷い道の途中途中でこの本を開いてみようと思います。
先生、最後までどうもありがとうございました。


灘本唯人『にんげんもよう』/玄光社MOOK

by team-osubachi2 | 2016-09-06 16:59 | 買う | Comments(4)

昨日の午後、はじめて車で横浜美術館へ出かけてみた。
(もちろん運転は相方がするのですけど)
初夏からずーっとやっていた『メアリー・カサット展』。
会期終了間近でようやっと滑り込んだって感じ。

相方は印象派などの時代の絵画が好きで、メアリー・カサットについては
ワシントンナショナルギャラリーのコレクションを観ている彼の方がセンパイである。


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私にはこれがはじめてのメアリー・カサット。もう知らないことだらけ。でも、それでいい。
むしろ作者に関して無知なのを良しとして、
作品そのものをどう感じるのか、その方が自分には大切だもん。
(なのでイヤホンガイドも借りない)

油彩画、いいね。ドガを知って後の油彩画も素晴らしい。
でも個人的には銅版画に惹かれるものが多かった。
油彩画よりももっと描き込みと抜けの差が大きくて好きだ。学びたいところ多し。

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カサットの絵の才能はすばらしく、裕福な環境で育ちめぐまれた境遇であっても、
絵筆で身を立てるというのは大変だったんだろうなあと想像する。
そういう点では、江戸から明治、大正時代の日本も同じだよね。

面白いなと思うのは、技術的に同じであっても、男性の視点や感性で描く婦人像と
女性が描く女性像とはやっぱりどこか違うってことかなあ。


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集中して一所懸命観ると小腹が空くんだ〜。
ミュージアムショップの奥のカフェに入り
メープルシロップとくるみのワッフル、焼きリンゴ添え♡でひと休み。
夕日が沈むのを横目に、また車で帰宅。こんな週末も悪くないネ〜。

『メアリー・カサット展』/横浜美術館にて9月11日(日)まで

by team-osubachi2 | 2016-09-05 09:56 | 出かける・見る | Comments(0)

冷やしトマト

ここ数日で野菜室の買い置きがどんどん減って、
(おかげで掃除ができたわ〜♪)
トマトが一個と青じそ3枚残っていたので、ゆうべの夕飯に切って出した。

はい!ただの冷やしトマトでございま〜す♪

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はい?手抜き・・・?
ええ、もちろん左様でございますとも!否定いたしません。笑

いえ、よろしいんですの。でも考えてもごらんなさい。
居酒屋で頼めば数百円はする立派なメニューでございますよ。

・・・なんてネ。
あと少しすれば、真っ赤なトマトもまた値上がりする。
この夏の台風でどれだけ農作物に被害が出たかを思えば、
ただの冷やしトマトも貴重で贅沢なひと皿だよね。

by team-osubachi2 | 2016-09-03 15:50 | しみじみご飯 | Comments(2)

萩の花支度のように

この夏、久しぶりで左の足裏を暴れさせてしまい、おかげでその後遺症に悩まされている。
剥けるべき固いバリバリの古皮と、
まだ整わない薄い新皮とのせめぎ合いがもうスゴイなんのって・・・。
以前にくらべて症状に慣れてきてはいても、こんな風に思うに任せない状態が続くと
「またか」と少々失望感が伴うのはいたしかたない。

皮膚トラブルってホント長いおつきあいになるのね。
とはいえ去年の夏からもう皮膚科へは行っていないので、
もっぱら馬油とワセリンでお手入れしていて、普段はそれで十分なのだけど
でも、昨日は同業のお仲間らと楽しいご飯食べの会に参加するため出かけたせいだろうか、
今日は左足裏の薄皮が「痛いからもうヤダ!歩きたくなーい!」とごねてきた上に、
めずらしくピリピリとパルス信号のような針の先ほどの刺激も
パーッと両脚の神経内をかけめぐっている。
ついでに右手の親指まで暴れ出して、やれやれ、いったい自分の肉体は
私にどうして欲しくてこんなサインを出してくるのだろう?と思わずにはいられなくなる。

私の体をメンテナンスしてくださる整体の先生に
メンタル部分でもご指導いただいてはいるものの、
自分一人でとなると、察しがつくこともないわけではないけれど
「ん〜、やっぱわかんなーい・・・(^ ^;; 」と思うコトもしばしば。
でも、これまでのパターンからいえば、
きっと私は何かしら Too Much で、何処かしらヘバってるんだろう。
(こないだは食べ過ぎだったけど/笑)


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昨日からもう九月に入った。
すでにそこここに秋の気配がたくさん感じられるのだけど、
ご近所の萩ももういつでも花を咲かせるお支度が整ったようである。

よーく振り返ってみれば、私の身体もいま毒出ししている・・・というか
よりよい方向へ向かうためにこういうトラブルが起きてるのだと思えば
こんなちいさな萩の花ひとつと同じで、自分もただいまお支度中とでも思えばいいのかな。
私の人生において次の花を咲かせるための・・・。

さあ、秋はもうはじまっている。

by team-osubachi2 | 2016-09-02 15:11 | 日々いろいろ | Comments(10)