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梅若汁

今日でとうとう八月もおしまいなのだけど、
なんだか調子狂わない方がおかしいような東日本の陽気である。
(いや、陽気というより“陰気”なお天気なんですけどね)

そういう自分もほんの寸暇油断したのか、一昨日の夜からにわか風邪。
こういうのは早いうちに手を打たないとぐずっちゃうから、と
昨日の日曜は予定をキャンセルして、一日うらうら寝て過ごした。

夕方、少し持ち直したので、家にあるものでサクッと夕飯の支度。

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数日前に本で見ていた精進料理のレシピが頭にあったせいか
いただきもののワカメと梅干しで「梅若汁」をこしらえた。

梅の酸味とワカメの香りがするあったか〜い汁物・・・
風邪っぴきのあとの体にことのほか滲みた気がする。
しみじみ〜じみじみ〜と味わった一椀だった♪

by team-osubachi2 | 2015-08-31 17:37 | しみじみご飯 | Comments(6)

本当に、今年の夏の後半はどうしちゃったのだろう?
ひと月前は酷暑に喘いでいたのがウソのようだ。

ゆうべリビングに蚊が一匹漂っているの見つけて
パチン!と両手を打ち合わせてみたものの
ひどい老眼のおかげで命拾いしたその蚊は、近ごろの寒さのせいか、
どこかヒョロヒョロとして飛び方にも勢いがなかった。
また刺しにくるかな?と思ったけれど、結局一晩中静かなままだった。

闇夜の蚊の羽音は悩ましくて嫌だけれど、
世界の歌姫ガガ嬢がアカペラやジャズで聴かせてくれる歌声は好きだ。
トニー・ベネット氏とのデュエット。
涼しすぎる八月もおしまいの夜に、こんな曲を聴くのもいいね。





それでは、みなさま、今宵もよい夢を ♪
どうぞあたたかくしておやすみ下さい。


by team-osubachi2 | 2015-08-30 00:09 | これが好き | Comments(6)

夏のなんちゃって長襦袢

猛暑と一時ぶりかえした手足のトラブルですっかり中断していたけど
涼しくなってから再開させた夜なべの針仕事。

市販の半襦袢に、いただきものの古い麻の紋紗で
まず裾を縫いつけて、それから両袖も縫いつけて、
余り布がでたから腰のところに一幅分だけの居敷あてもつけ、
後ろ衿には衣紋ぬき、三河衿芯で衿部分の補強もし、
ついでに流水模様の半襟もかけて、、、と。

ジャジャーーン!
ようやく夏のなんちゃって長襦袢の完成!

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・・・って、もう夏終わってるじゃん!

やっぱりネ。私のやることはいっつも時期ハズレ。
しょうがないから、来年の初夏から活躍してもらいましょ ♪


*備忘ログ
http://okakara.exblog.jp/24178358/
http://okakara.exblog.jp/24277067/


by team-osubachi2 | 2015-08-29 11:56 | 着物のこと | Comments(6)

今月はちょこちょこと仕事をこなしたので
ご褒美といってはなんだけど(経費ともいう?)
気になっていた秋野不矩さんの絵本を大人買いしちゃった〜〜ん♪

岩崎書店さんの復刻版『かぐやひめ』なんて円地文子さんの文だもんね。
(現代語訳の『源氏物語』は円地文子版しか読んだことがない私)
『かみながひめ』は、かの有吉佐和子さん、
かいらしい『いっすんぼうし』は石井桃子さんの文という贅沢さ!
ひとり「秋の不矩祭り」よ〜♡ 秋の夜長に絵本を楽しむわ〜。

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・・・って、まだ八月ぢゃないの?!

暦によれば、今日28日からは七十二候の「天地始粛」と書いて
「てんちはじめてさむし」っていう日なんだそう。
どうりで、今朝は麺毛布一枚じゃうすら寒くて、
明け方もう一枚重ねて寝直したら具合が良くてかえって朝寝坊した。

このまま秋に突入してくれても構わないけれど、そんなハズはない、か?
残暑よ、どうかお手柔らかに・・・そう願いたいものである。

by team-osubachi2 | 2015-08-28 16:54 | 買う | Comments(6)

貝桶・・・と聞いてすぐにそれが頭に浮かぶ人はどれだけいるのだろう?
古い絵の中でだったり、または雅やかなひな人形のお道具の中にある
精巧な調度や犬筥、貝桶を見つけるのが好きな人間には
パッと思い浮かぶお道具だろうと思う。

先日録画しておいたETV特集の
『よみがえる超絶技巧 輪島塗・貝桶プロジェクトの2年』をあらためて見た。

f0229926_1023121.jpg©NHK

輪島塗りの漆芸家で古典技法を研究されている
北村辰夫さんが棟梁となって、若い職人さんら50人がかりで2年かけて
貝合わせと貝桶を作り上げるプロジェクトの記録。

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少なくともここ100年はこんな大きな貝桶を造られてはいないだろうとのことで
ベースの木地作りからして毛利家所縁の貝桶を調べあげ、
精巧な蓋の木地にいたってはもう輪島にはその技術が残っていないらしく、
木曽の木彫りの人に蓋を製作してもらったり、
そこへ漆を塗り、蒔絵の技術で厚みと装飾を施し、螺鈿も細工し、
沈金で仕上げるまで各々の職人さんを鼓舞させて制作指揮する北村辰夫さん。

番組は全体の流れを紹介しつつ、最後の沈金の職人さんにスポットをあてていた。
最後の工程ゆえに、ここで失敗すると何人もの職人の手でやり直し・・・という
プレッシャーの中、若手の女性三人が沈金を施していた。

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カメラではクローズアップで大きく写されているけれど
実際にはこんな極小部分へ彫りを入れる沈金担当の女性。

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桶の蓋はもちろん、桶を受けとめる台座の内にも貝の装飾がなされて・・・。

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ひとつひとつの仕上がりが素晴らしかった。
テレビだのに、うわあ〜♡っと見惚れてしまうほど。

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そうよね、何も日常使うものだけが伝統工芸じゃないのよね。
こんな超絶した非日常のためのお道具も両方作れてこその「技」なんだなあ。

中に入れる貝合わせは細かくは紹介されていなかったけれど
なんと360組!実に720枚もの貝に描かれたのは金地に四季の花々。
こんなきれいな蛤を360個用意するだけでも大変なことだ。

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これを依頼したのはオーストラリアの大富豪。
日本の美術コレクターであるというその人は、
貝桶一式の出来映えにも十分満足なさっているようで、さらには
日本の若い職人が伝統技術を学ぶお手伝いができてとても嬉しいとおっしゃっていた。

う〜ん、実際このプロジェクトに関わった職人さんたちには
とてもおおきな経験になったんだろうなあ〜と思った。

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しかし不思議なことだけれど、こんな太っ腹な注文をする人物が
どうして日本にいないのだろう?
この国は今後ますます貧富の差が拡大してゆくのだろうけれど、
将来の日本にこんな依頼が出来るような人物ははたして現れるかしら?

美術業界のことも富裕層の税制なども知らない私は
宗教法人系の美術館でもいい、今後こういう依頼をもっと出来ないものかしらん?
技術はまだまだ復活できる可能性がある。
あとはそれを求める高い美意識と莫大な資金を持つ大人物の存在だけだ・・・と、
そんなことを思った番組だった。

*ご興味のある方は再放送でぜひご覧下さい。
再放送:2015年8月29日(土)午前0時00分 (金曜の深夜日付かわって土曜)

ETV特集『よみがえる超絶技巧 輪島塗・貝桶プロジェクトの2年』
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259504/index.html


by team-osubachi2 | 2015-08-26 11:00 | 出かける・見る | Comments(2)

新しい針箱

7月の末ごろ、両親の法事のため帰省した。
そのさいの引き出物として、郷里の富山のおかきやあられなどが
いろいろと詰め合わせてある菓子缶をもらってきた。

缶にしては多少やわだが、やや大ぶりで
手文庫ほどはある無地の銀色の缶には物がたっぷりと入りそうだ。
捨て捨てマシーンの私でも、お菓子の空き箱や缶は容易には捨てられない。
・・・さて、何を入れようか?考えただけでワクワクする♪

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思案の末、針箱にすることにした。
リビングの横にある備え付けの棚から古い針箱や、
リボンや紐、ボタンなどを
細々と分けてある箱たちを出してきて整理し直した。

前は別々にしていた針といくつもの糸とを
ようやく同じ缶箱にセットし、ついでに小物も整理し詰め直した。
うん、これで以前よりは使いやすくなるかな?

頭の中に、かつておふくろさまや祖母が持っていた古い針箱や
小学生のときに学校から渡されたはじめての針箱のことなどが浮かんでくる。
針箱ひとつにあれこれ思い出が想起されるのも、
女子衆ならではのことかもしれないなあと思う。

by team-osubachi2 | 2015-08-25 16:02 | 日々いろいろ | Comments(10)

台風の進路のせいでしょうか、横浜のはしっこにも
昨日から北風が入って過ごしやすいです。

ハースト婦人画報社さんの『美しいキモノ』秋号が先週発売になりました。

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毎号いろいろと見どころのある着物雑誌ですが
今回は北信越から北陸・中部東海にスポットをあてた
「染織レッドリストを救え!」という特集が個人的に嬉しかったです。
郷里の富山西部にはほとんど消えかかりそうになりながら
染織や和紙など、ほのかに民藝活動のあかりが今も灯り続けています。

後半にあります「お太鼓結びの達人」では
あらためて二重太鼓、一重太鼓の結び方を紹介しています。

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ハサミを入れることなく、折り重ねて糸留めし、
ゴム紐と紐とを要所要所に取りつけてこしらえる
作り帯の説明図をお手伝いさせていただきました。

個人的な意見ですが、箪笥に眠っている好きなおばあちゃんの帯だとか、
おかあさんの八寸帯などをこんな作り帯にして活かしたり、
また、車イスの生活をされているけれども
着物が着てみたいという方の帯結びとしても有効なのでは?
なんてことも思ったりしています。
ご興味のある方はお手にとってご覧いただければと思います。

このたびのお仕事、どうもありがとうございました。

美しいキモノ/ハースト婦人画報社
http://www.hearst.co.jp/brands/kimono


by team-osubachi2 | 2015-08-24 13:07 | 着物のこと | Comments(6)

アルミ玉の効用

本日は処暑だった。
日中は多少蒸したけれど、午後から風向きがかわって
丘の上の空には雨雲が絨毯のようにのっぺりと広がって
夜は涼しい風がほんのりと吹いている。

この間までの蝉しぐれは徐々におとなしくなり
入れ違いに夜に鳴く虫たちが元気だ。

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さて、と。
洗濯済みの布巾と、排水口に落としておくアルミ玉を
古いのと入れ替えて台所仕事もおしまい。

ネットで知って以来試してみてるけど、
排水口の汚れ防止に思いのほか効くアルミ玉である。

by team-osubachi2 | 2015-08-23 22:26 | 日々いろいろ | Comments(4)

南青山は骨董通りの『青山ゑり華』さんへ伺い、
花岡社長に人間国宝・木村雨山さんと
加賀友禅についてあれこれ教えていただいたあと、
「もしお急ぎでなかったら、ちょっと面白いものがありますから、
これも見てみませんか?」とおっしゃっていただいたので
「ハイ、喜んで!」とふたつ返事で返して畳の上に広げられるのを待った。

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濁りのない淡灰色に現われたのは
キリリとシャープな顔つきをした白牡丹であった。

これはどなたの?・・・と訊くと、「山田貢さんのです」
山田貢さんって・・・「網干紋で有名ですよね」
ああ!それならわかります。
網干の模様は好きできっと何度となく拝見しているハズです。

その人間国宝・山田貢さんのめずらしい白牡丹の色留袖だった。

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江戸の友禅は藍などの色合いが美しい。東京の気候風土にぴったりだと思う。
この牡丹も、京都や加賀の友禅にはないいかにも江戸好みの表現ではないか。

最初に箔が置かれていると思ったおしべの芯や
葉におかれた金色の水玉は、よく見ればそれはすべて
細い金糸の細やかな繍いだった。

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顔を近づけてさらに見惚れたのは、白い花びらの表現。

自分は染織の素人だから、技法の詳しいことはわからないが、
白い胡粉だろうか、不透明な白で際立たせた花びらの中に
糸目糊で抜けている(染まっていない)絹地の線が見えているだけなのに、
まるでエンボス加工(凹凸をつける平面加工)を施したかのように
浮き上がって見える立体感があって、
思わずルーペを出して染めの表面にジッと見入ってしまった。
・・・シ・・・シビレる♡

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むかし読んだ司馬遼太郎さんの『功名が辻』でだったか
山内一豊の妻千代女が京都に留め置かれた時期に、
洛中で綺麗な端布や裂を集めてはその端切れで
自分のお針子たちに継ぎあわせの美しい衣装を縫わせ、
自分は普段通りの着物のままで、その綺羅な創作着物(?)をお針子に着せ
洛中を歩かせて評判を呼びお喜びだったというようなお話を読んだけれど、
(千代紙の語源ともいわれているが)
もしも私も大名夫人なくらいお金持ちで道楽がゆるされるなら、
自分は着なくていいから、ぜひともこんなたいそうな着物を
美しく着こなせる女子に着せてみたい!
帯はどんなのをあわせようか、髪はどんな風に結わせようか、
ああ〜、どんなにか愉しいことだろうなあ〜♪・・・などと、
この色留袖を前にしてそんなことを思った。

f0229926_17411420.jpg←麦の穂もまた
山田さんがよく描かれた
モチーフであるとは
後になって知った

藍の地に染め出された麦の穂の染め帯も拝見したが
糸目糊の線の巧みさ、染め色の微妙な違いにため息が出たところで
この日の取材は完了。
いずれも花岡社長の手元で大切に保管されている
昭和に生まれた友禅の華々を見せていただき、
何度もお礼を言ってお店を失礼した。

ここ数年、個人的な勉強ばかりが続く。
でも、今はインプットするだけでいい。
ゆっくりゆっくりと自分の中で発酵して、
いつの日かアウトプットするときに活かせたら・・・と、そう思う。

外はザーザー降りの雨だったけれど、
見たものの豊かさで体いっぱい膨らんだキモチになった。
・・・よきかな、よきかな ♪


by team-osubachi2 | 2015-08-21 18:07 | 着物のこと | Comments(6)

今日は朝から雨の木曜日・・・。
そういえば、今週の月曜日も雨だったが、その雨の中、
南青山は骨董通りの『青山ゑり華』さんへうかがったのだった。

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それより先のことだが、先日銀座和光で展示されていた
人間国宝・木村雨山さんのあおい紋の小振袖を見て、それまで関心がなかったくせに、
突然全身にビビビビビー!っと強烈な衝撃を受けて帰ってきたのだけれど、
ことに何がって、その色遣いと糸目糊の線の表情にシビレてしまい、
たとえわずかでもいいからぜひ他の作品も真近に見てみたい!と思ったからだった。

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そこで、以前からお仕事でもお世話になっている
加賀友禅を扱うお店『青山ゑり華』さんに相談してみたらば
「いくつか資料の本と、面白い帯が一本ありますよ」とのことで
個人的に取材させていただくことに・・・。

ちなみにここ青山のゑり華さんは、金沢にあるゑり華さんから独立したお店で
現在それぞれの花岡社長兄弟のお父さまは、
これも金沢にある『えり虎』さんから独立してお店を構えられたお人でいらした。
ゆえに、加賀友禅には縁もゆかりも、さらには造詣も深いお店なのである。

f0229926_8402079.jpg←コレコレ!
衝撃を受けた作品。
昔の写真だし
色が全然違うけどネ

見せていただいた木村作品は、花岡社長の私物である塩瀬の染め帯だった。

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お太鼓のポンと描かれた鰈が一尾。
前柄は浅蜊がころころとみっつよっつばかり、なんとも洒脱で心憎い帯であった。

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うかがえば、これは花岡さんのおば君がお母さま(花岡社長のお祖母)から与えられ
何度か締めたのを後に花岡社長が個人的に譲り受けて、
ほどいた状態で保管している「非売品です」ということだった。

さらにいろいろとうかがえば、
国の伝統工芸品としての指定が定められる以前の加賀友禅には
いま現在の加賀五彩による染め色だけではない顔料ありの臈纈ありので、
さらには箔あり(そうだ!金沢こそ金箔の故郷ではないか?!)に刺繍ありで
作者や職人が持てる技術を自由闊達に用いて
思うままに作品を生み出していたらしく、
それをうかがって「ああ!どうりで!」と合点がいった。

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木村雨山さんの作品はたった二点しかちゃんと見ていないのだけれど
発色が現在の加賀友禅とは違うのである。
なんていうか、もっと深くて、もっと強い。

そして、糸目糊の線の表情も均一にキレイな線というのではなく
実に直感的(もちろん技術あっての上)で、とてものびやかなのだった。
細かく、まるでヒソヒソ話をするかのような
かそけき線でさえもおおらかなんである。

そんな伝統工芸品指定より先の前時代(?)に修行した
他の昭和の加賀友禅師さんらの作品も何点か見せていただいた。

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いちがいには言えないかもしれないが
国が伝統工芸品産業という規定の枠にはめて保護した分だけ、
現在の加賀友禅は(良いか悪いかは別として)
それ以前の加賀友禅とはどうも一線を画す結果になってしまったようである。

廃れつつある伝統工芸の類いに関して、単純に「国の保護があればいいのに」
・・・などと思っていた私には目から鱗が落ちるような発見だった。

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ため息が出るような大振袖もひろげていただいた。
ヘタな染めであれば野暮ったくなるような色の組み合わせだのに
衣桁にかけられたこの衣装は見る人を圧倒する。
少女から大人へと脱皮する十代も終しまいか
二十歳になりたてのお嬢さんに着せてみたい♡・・・そんな一枚。

それにしても、なんとまあ難しい赤と緑の遣い方であろうか!?
この色を選択し染める技術とセンスと覚悟の程が伝わってくるではないか。
若いころは無知で見る目もなかったせいで、
こういう本物の良さはわからなかったなあと思う。

f0229926_914545.jpg←これもパワフルな
水野博さんの作

自分が纏いたいとか、趣味じゃないから着ないとかいう些末な事ではなく
ただただ目の前いっぱいにひろがる友禅の色と柄の海に圧倒されながら、
そのくせ好きなだけ溺れていたいと思うひととき・・・。
こういうのを本当の「眼福」というのだろう。
自分の中の引出しが、またさらに豊かになったような心地がした。

(江戸友禅篇に続く)


by team-osubachi2 | 2015-08-20 10:58 | 着物のこと | Comments(0)