冬にはウールの上っ張り

だいぶ以前、自分で簡単に手直しした浴衣の上っ張りが
http://okakara.exblog.jp/17299469/
春先や秋口の肌寒い日など、家の中で羽織るには重宝なので
それに味をしめて、今度は冬用にウールの着物を直すことにした。

本格的に寒くなる前に仕上げておかねば!
・・・で取りかかったはいいけれど、
あとは紐を縫って付ければオッケーというところで腰を痛めてしまい
一週間ほど中断していたのを昨日ようやく再開。
ちんたらちんたら縫ってなんとか仕上げた。

若い頃はこんな上っ張りなんて
おばはん臭くてイヤだったはずなんだけど、
今やこんなのを自分から着ようというんだから
ああ、ついに自分もおばはんになっちゃったんだなあ〜、と納得。
ま、半纏がわりに家の中でだけ着るからいいんだけどネ・・・。
(“着る毛布”よか動きやすくていいかなと思うんだ〜)

f0229926_2134593.jpg

なんだかんだ言ってても師走はすぐそこ。
ジッとしていると肩のあたりがうっすらと冷える日もあったりして
そんなときセーターの上からサッと羽織れるウールの上っ張り。

・・・ん?・・・あれっ!そうだ!
ポケットつけ忘れてたーーー!!

ま、それはまたおいおいチクチクするとしましょ〜か。
by team-osubachi2 | 2013-11-29 00:20 | 着物のこと | Comments(10)

映画ではない人生

事実は小説より奇なり・・・ってよく言われるけど、
あるんだなあ〜、こういう事って。

生まれたときに、
別の赤ちゃんと取り違えられてしまったまま60年。

それがあるとき、思いもしないところから知らせがきて
科学技術の発達で取り違えた事実が証明されたとき、
これまで生きてきた人生が根底からひっくり返ってしまった。

それだけでも頭の中がグラグラしそうなのに、
方や裕福な家庭、方や貧苦を負う家庭だとわかったとき、
長く苦労してきた自分と、裕福に育った相手方とを
比較せずにいられる人間なんていないだろうなあ・・・。

f0229926_8342391.jpg

相手方にとっても、今回のことは
びっくり仰天どころの騒ぎじゃなかったろうに・・・。

う〜むむむ・・・どうイメージしてみても
ごく平凡に生まれ育ってきた自分などには想像もつかないことだ。

取り違えられたお二人は現在ともに満60才。
過ぎた時間は二度と取り戻せないけど、
還暦で迎えたこれからの新しい人生が、お二人どちらにとっても
どうか実り豊かなものでありますように。
そして、二度とこんなことが起きませんように。
そう祈るばかりだ。
by team-osubachi2 | 2013-11-28 08:48 | 日々いろいろ | Comments(4)

切干し大根好き

あれはいったいいつのことだったろう?
新聞でだか雑誌でだったか、スピリチュアルなんとかで有名な
Eさんのお話記事を読んでいて、人を野菜に例えて、
私は南瓜だろうか、人参だろうか、もしかしたら大根じゃないか。
自分という人間がどういう野菜なのかを知ることは大事なことです。
たとえば南瓜を胡瓜のように料理しても美味しいハズがなく、
どう料理したら相手に美味しく食べてもらえるかを考えてみては?
・・・という内容だったと思う。

面白いなって思ったのは、もしも自分が大根だったら、
ふろふき大根にもなるし、出汁の沁みたおでんの大根も美味しいし、
人参となますにしても、サラダにしても美味しいんです。
「でも、私、もう若くないんです」なんて悲観することはありません。
切干し大根になって美味しく食べられます!・・・という話に
なるほど、うまいコトを言うもんだな、と思ったことがあった。

f0229926_21314512.jpg

だからどうした、って話じゃないんだけどね。
好きで普段からなるべく常備しておく切干し大根。
夏場は茹でた青菜とお浸しにしたり、
ごま油と塩で和えたりしても美味しいけど、
寒くなってくると、やっぱり干ししいたけや人参、
お揚げさんとサッと炊くのも大好き。

こんなお総菜に、ちょいと青菜のにぎり飯とお味噌汁があれば、
朝でも昼でも十分に満ち足りるんであ〜る ♬
by team-osubachi2 | 2013-11-26 22:00 | しみじみご飯 | Comments(4)

枯葉よ・・・枯葉よ

この秋は紅葉の進み具合が早くて色付きもいい気がする。
・・・って、でも、もしかしたら、地球温暖化以前は
これくらいのペースだったのかもしれないけど。

近くの公園のケヤキもモミジもサクラの木々の葉も
今年は綺麗に色を染め、いまさかんに葉を落としている。
その様子を見て、ああ、しまった、この秋も袖を通しそびれた
・・・と思う着物が一枚、脳裏をよぎる。

f0229926_15575849.jpg

能州紬という。生まれたときから朝に夕に眺めて育った私には
馴染み深い能登半島の産である。

ごわごわしてかたい紬のイメージとは異なり
やわらかく光沢のあるドレープができる明るい鳥の子色の地に、
舞い散る枯葉を「すくい」という手技で織り出してあるこの付下げ、
(胸元に柄がないってところがまたツボで・・・)
紬ながらも帯を変えて、お茶会だのパーティーだの、
ちょっとしたおよばれに幾度となく重宝に袖を通してきた。

f0229926_1684010.jpg


出会ったのは、私がまだ20代のころ。
エラい赤い “札つき” でお店にいたのを、私が見初めて
ちょっと頑張って引き取ることにした。

・・・そうだ、すっかり忘れていたけど、呉服屋さんで頑張って手に入れたんだった。
今ごろになって思うのは、当時も金欠でぴーぴー鳴いてたハズの自分に
いったいどうしてこんなものが買えたんだろう?ということだ。
不思議・・・。

f0229926_16154442.jpg

それにしても、ああ、この木の葉たち・・・!
魔法や忍法、はてまた狐や狸の通力でお札に化けたなら、
どんなにか好いのになあ〜。

いや、でも、化けものは結局元に戻ってしまうから使えないんだな。
・・・なんてね、ブツブツ・・・。

さあさあ、余計なことをボヤいてないで、
明日の糧にむかって精進、精進!!
by team-osubachi2 | 2013-11-25 16:40 | 着物のこと | Comments(14)

半年ぶりの歌舞伎見物

昨晩は着付けを教えている友人から「お礼に」と
歌舞伎座へ招待していただいた。
今月は吉例顔見世興行通し狂言『仮名手本忠臣蔵』の夜の部へ。

もう若い頃ほど通わなくなった歌舞伎座へは
この四月に新しくなった新歌舞伎座のこけら落とし初日に行って以来だ。
音羽会に入っている友人のおかげで、
たいそうええお席で観せていただいた♬

本当なら着物で行きたかったけどネ、腰がまだ心もとなくて諦めた。
でもって腰あてに小座布団を持参しての見物だったけれど、ええお席の効果か
場面場面によっては腰のことも忘れるくらい
私的には十分ドラマツルギーを堪能できた舞台だった。

f0229926_9272115.jpg←25日(月)で楽の
11月の演し物

仮名手本・・・なら、人気があるだけあって
やっぱり五段目から七段目が面白い。好きな場や台詞がいくつもその段にある。

六段目の勘平、切腹してからの悔恨の台詞、
ーーー色に耽ったばっかりにーーー

これより先の段で売られてゆくおかるとの別れの場面で
おかるがそっと勘平の太ももに手を置く・・・。
私的にはこれが大事な場、好きな一瞬だ。

その一瞬あればこそ、二人の契りの深さを知るのだし
二人の業の深さと勘平の背負ったもうどうしようもない不運も
契りの深さとおんなじくらいに深いのだけど、
今際の際に連判状に名を連ねることで一転良い方向に向かうというのは、
二人が仲も決して悪いものではなかったのだという証しに思えちゃうんだ。
音羽屋さんの芝居、よかった!

f0229926_12462043.jpg←配役を入れ替えて
1日(日)が初日の
12月の演し物


七段目は私の眼目・吉右衛門さんの登場だけれど、
オペラグラス不要のええお席のおかげで、私はただただ見とれていた。

ところで今回、配役を見て、一人勝手に
「ニンじゃないかも?」と思い込んでいた高砂屋さんの平右衛門と、
ピンチヒッターの京屋さんのおかるとの掛け合いが私にはとても見物で、
このお二人の真面目で実直な人柄だろうか
(遠く天井桟敷で聴くのとは違うせいもある?)
声音にはとても実があって情もあるように感じられて、

ーーー(勘平は)腹ァ切って死んでしまったァ!(死んだわやい)ーーー
あにさん、わたしゃどうしようーーー
ーーーもっともだーーーどうしようーーーもっともだーーー
エエ、どうしようぞいのオーーー

の好きな場面で思わず涙してしまった・・・。
ああ〜、年はとるものだなあ〜、良い意味でも・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ま、良い意味での年はとっても、腰はここまでが限界だった私。
最後の討ち入りの段は何度も観ていて、
せっかくお涙ちょうだいした余韻を大事にしたい、と
「私はじゃあこれで」と友人に伝えたところ、
この日がはじめての着物デビューだった友人も「私ももういいかも」と、
二人してキリまで観ずに歌舞伎座をあとにした。
でも、十二分に堪能させていただいた芝居見物だった。

このたびのご招待、本当にどうもありがとうございました ♬
by team-osubachi2 | 2013-11-23 13:29 | 出かける・見る | Comments(10)

安静中につき

先日やっちまった腰のアクシデント。
さいわい本格的なギックリ腰より軽度で済んだはいいけれど、
なまじうちの中でも(ゆっくりであれば)動けてしまうものだから、
「安静っていうのがわからないんですよ。どうしたらいいですかね?」
・・・と整骨院の先生にきいたら
「寝っころがっててください。家事はちゃんと怠けてください」
と言われた。

f0229926_8191289.jpg

昨日はだから横になりながら少し樋口一葉さんについてちょいと下調べ。
ずっと以前、テレビで放送されたのを見て、
いつかいい資料になりそうだと思って買っておいたDVD
今井正監督作品の「にごりえ」を見たり、本を読んだり・・・。
筑摩書房のこの本、脚注のほかに
参考図版がいっぱい載ってていい資料になるんだ。

しかし眠くないのに横になってるというのも案外楽ではない。
・・・って、のんびりすればいいのに、貧乏性だなあ〜。
by team-osubachi2 | 2013-11-22 08:32 | 日々いろいろ | Comments(2)

嬉しい便り

先日、剱岳のふもとに住み暮らす叔母のKちゃんから
柿の実などの里頼りとお礼のハガキが届いたと思ったら、
昨日またKちゃんから封書が一通届いた。

はて、何だろう?と思って封を切ったら、
中から書店の売り場の写真が二枚と、短くしたためられた便箋が一枚。

f0229926_112218.jpg

所用で東京を訪れたKちゃんの連れ合いであるFおじさんが
神田にあるU書店に立ち寄ったらば、
中国版の『泣き虫ハァちゃん』を逆輸入して店頭で売っていたとのことで
FおじさんがKちゃんへの土産に買って帰ったそうである。

中国版の書物を多く扱っているらしいそのU書店でも
ハァちゃんは今一番の売れ行き(?)だそうで、Fおじさん曰く
「村上春樹(中国版)が寝とって、知子のが立っとったぞ(笑)」とのこと。
(いやいや、正確には私のぢゃなくて河合隼雄さんの本だってば)
Kちゃんの手紙には「じいちゃんが聞いたら、
泣いて喜ぶかもしれませんね」と嬉しそうに書いてあった。

母方のじいちゃんは、日中戦争の最中、
昭和18年から3年ほど農業技術指導で中国にいたことがある人で、
じいちゃんが亡くなったあと、叔母Kちゃんの手元に残された
『沢沛農田(たくはいのうでん)』と見事な隷書を絹糸で刺繍された
一枚の旗を頼りに、Kちゃんは敬愛してやまなかったこの父の足跡を、
中国と所縁の深い連れ合いFおじと共に中国各地へ尋ねてまわり、
たくさんの人の協力のもと、3年前、
かつて父がいた村(中国江蘇省の丹陽)をついに探し当て、
彼が残した農業用揚水ポンプがいまも一基だけ残っている村を訪問し
Kちゃんは長年の夢だった亡き父母への供養を現地で果たしたのだった。

f0229926_7365385.jpg

自分としては連載当時ただ懸命に描いた仕事が
幸運にものちに書籍というカタチになって、しかも中国版にもなり、
じいちゃんの中国への熱い想いで繋がっている叔母の手元に行くことになろうとは
思いもしない出来事だったけれど、Kちゃんの嬉しそうな手紙を読んで
こちらまでがほんわかと嬉しいキモチになった。

じいちゃんが農業指導した村人から送られた旗に記してある
『沢沛農田(たくはいのうでん)』に込められた意味とは
「あなたの御恩は豊かな水のように田畑を潤す」という意味だそうである。
なにやら私までじいちゃんの恩恵に与ったような気がしてきた。
Kちゃん、嬉しい便りをありがとうございました!
by team-osubachi2 | 2013-11-21 12:06 | 日々いろいろ | Comments(2)

私が着物を着はじめたころ、
季節ごとに発売されていた着物雑誌は2誌だけでした。

どちらも舐めるようにして1ページ1ページを見ながら
どんな着物にどういう帯を合わせたらいいのか、
季節らしい装いがどんなものかを熱心に見て勉強したものでした。

ことに愉しみにしていたのがクリスマスやお正月など
年末年始の装いを特集した冬号だったかもしれません。
小中学生のころに買った漫画雑誌のお正月合併号を手にするような
ワクワク感がありました。

ハースト婦人画報社さんの『美しいキモノ』冬号が本日発売です。
紅白の比翼表紙になっていて、真矢みきネエサンが
お色直し(?)でカバーを飾っておいでです。
付録はお茶事やお茶会の装い、菓子、出張懐石のお店の紹介本です。

f0229926_1172219.jpg

2年にわたって田家祐布子先生のページ(P302 )でのお手伝いも
今号でおしまいになりました。
田家先生流の二重太鼓の結び方も紹介されています。
ご興味のある方は、どうぞお手にとってご覧下さい。

f0229926_11135774.jpg

このたびのお仕事、どうもありがとうございました ♬

*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

美しいキモノ冬号/ハースト婦人画報社
http://www.hearst.co.jp/product/utsukushiikimono
by team-osubachi2 | 2013-11-20 11:22 | 着物のこと | Comments(8)

引き返す勇気

今朝、伊豆海洋公園に到着して車から降りたところで腰にアクシデント。
で、すぐに引き返して、整骨院に直行して身体をほぐしてもらい、いま自宅。

海を目の前にしての私の絶望感は云うまでもなく、
その上、今回は自己責任で当日キャンセルというアイタタタ〜!な羽目に。
泣きっ面にハチとはまさにこのことよ。

f0229926_14582652.jpg

でもね、ほら、山登りでもよく云うじゃない。
「引き返す勇気」ってね。

云うは易し行うは難し。その「難し」ができたんだから
ま、これも学習したんだなってことで、
コンディション整えて、また次につなげよっと。
by team-osubachi2 | 2013-11-19 15:21 | 海に潜る | Comments(10)

初冬の海へ

ただいま早朝5時すぎ。
今日はこれから伊豆の海へ「潜りのお稽古(?)」に行く。

予定した日が風邪やら海況不良やらで延び延びになり、
なんだかんだ前回の潜りから2ヶ月も間があいちゃった。
はじめてのディープダイビング、今日はこれが三度目の予定組み。


f0229926_15382791.jpg


それにしても、冬場に海に入ろうなんていうのは酔狂かな。
でもね、海の中はまだ20度もあるんだよ。
今日こそは潜れますように ♬


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その後、現地に到着して、車から降りたらば、
な、な、なんと腰にまた異変!ガビーン!
(昨日おとといあたりからチラチラと予告サインがあったかも)
で、またしても海を目の前にして引き返す羽目に・・・(; ̄O ̄)

よりによって今日ですか・・・て感じ。
でもまあ、今日はすこぶるいい天気で富士山も拝めたし、
海も青かったし、それで良しとしますか。

・・・と、自分で自分を慰めながら、舞い戻った横浜駅から電車に乗って
ただいま家の近所の整骨院に向かって移動ちう。
凹みたいけど、ま、凹んでてもしゃーない。
まずはしっかりとケアしないとね。ちゃんちゃん!
by team-osubachi2 | 2013-11-19 05:04 | らくがき帖 | Comments(8)