天敬愛人

ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、
いつの間にか九月も今日でおしまいだ。
先日浅草の神社をふたつみっつ取材してまわったときに
いずれの境内にも「今月のことば」とかなんとかで
こんな言葉が掲示板に掲げられていた。

『天敬愛人』

天ヲ敬ヒ、人ヲ愛ス・・・とでも読めばいいのかな?
どこかの聖書にありそうな言葉だな〜と思ったら
西郷隆盛の言葉だと書いてあった。へえ〜、そうなんだ。

こういう言葉は、私たち庶民はもとより、
国の内外を問わず、政をする人たちにこそ届いて欲しい気がするけどね。

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明日10月1日(月)から6日(土)まで
ギャラリーハウスMAYAの「マヤ2」にてピース・カード展があるので
郵送参加するポストカードにこんな絵を描いてみた。

これ、西郷隆盛の言葉だそうだけど、
絵面はなぜか奈良時代の女の人になっちゃった。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます

PEACE CARD 2012 TOKYO 展/ギャラリーハウスMAYA2にて
10/01(Mon)〜06(Sat)

http://www.gallery-h-maya.com/schedule/8519/
by team-osubachi2 | 2012-09-30 00:43 | らくがき帖 | Comments(2)

KUSAMA The Great

さっき見たNHKスペシャル。
話題の人、前衛芸術家・草間彌生。

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マスメディアで見るこの人は、
生理的にちょっぴり苦手で近寄れないイメージだったけど、
この番組を見ていたら(内容の凄さを通り越して)
肉体を持つ一個の「人間」を感じた。
よくここまで精神と肉体が保てたなあ〜と感心した。

「死ぬ」っていうコトバをいっぱい言っていた。
「うんと描いて描いて、描きまくって死ぬの」

描きまくって生きるの、って聴こえる。
超人・草間彌生、御歳83。・・・凄すぎ。
by team-osubachi2 | 2012-09-29 00:05 | 日々いろいろ | Comments(10)

中秋を迎えるころ

「中秋」というのは旧暦の8月15日だそうで、
いまの太陽暦とはだいぶズレているんだなあ〜、と
こんな歳時ものに触れるといつも感じます。

以前、隔月で発売されていたとある料理雑誌の扉絵にと描いたのは
8月と9月の季節のもの、京都五山の送り火とお月見のお飾りでした。
どちらも旧暦とのつながりがいまも深い風物ですね。



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今年の中秋は明後日9月30日の日曜日。
きなこをまぶした白玉だんごくらいこさえてみましょうか?
ススキは先だって友人宅から頂戴してきましたし・・・。
もっとも、この週末、本州は台風の動きと
にらめっこしながらのお月見になるかもしれないですね。
歓迎しないまでも、どうか少しでも大人しく過ぎてくれることを祈ります。

そういう野分(台風)もなんだかんだこの季節のものですし、
現代の私たちも、好い事も厄災な事も含め、
季節の約束事と上手につきあっていきたいものだなあ〜と思うのでした。


*イラストレーションの無断使用及び複製・転載をかたく禁じます
by team-osubachi2 | 2012-09-28 15:02 | 仕事をする | Comments(0)

通販でのお買いもので、いくつかの失敗のひとつは
色の判断ミスだろうと思う。
あるとき、ネットのリサイクル店のセールで
未使用で出ていた紙布の八寸帯を買った。
多少は覚悟していたものの、でも、いざ手元に届いてみると
想像以上に地味な色味でガッカリした。

返品しようか、どうしようか、考えているうちにふと思いついた。
上から色塗っちゃおっか?・・・だってこれ「和紙」ぢゃん!?

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さっそく顔彩の箱を引っ張り出してきて、
手はじめに、沈みがちなベージュ色に黄色を上描きしてみた。

案の定、顔料が和紙の糸に抱きつくように色がのる。
上描きしても、布地はまったくたわんだり波打ったりしなかった。
和紙を縒って糸にして布を織るなんていったいどこの誰が考え出したのかな?
いやあ〜、なんて素晴らしい先人の知恵だろうか!

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以来、必要と思うところにだけ毎日少しずつ上描きをして、
仕上げに半紙をあてて、その上から
強いスチームアイロンを何度かかけて、よく乾かしたら作業は終了である。
*よい子はマネしないでください

ま、地味が派手に化けるハズもないけれど、柄が少しくっきりして
オリジナルよりは自分好みの表情になった気がする。

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でも、仕上がってから気がついた。
色止めに、せめて膠を混ぜるべきだったかな?・・・だけど、もう遅い。
いまさら返品なんて出来もしないし。

売りもので色落ちはクレームの対象だが、
自分で上描きしたものの色落ちはお話にならない。
この帯を「カスタマイズする」とは、ちょいとばかり肚をくくって、
あとは締めて出かけてしまえ!というコトなのであ〜る。
by team-osubachi2 | 2012-09-26 23:36 | 着物のこと | Comments(22)

お初もののピオーネ

子どものころ、ブドウといえば
だいたい小粒の種なしブドウ・デラウェア。
これは今も好き。

稀に大きな粒の黄緑色したのなんて登場すると、
子どもながらに興奮してた気がする。
ちょうどフルーツカルピスをもらったときと同じような興奮かな。
そのうちに巨峰なんて大粒のブドウが登場した。
こんな大粒!皮をきれいにむいて口に入れるとウットリした。

とはいっても、そんな高級なブドウを口にできるのは
お葬式や親戚の見舞いのお裾分けをいただいたときぐらいなんだけど。
そのくせわがままがでた。
「この大粒、種がないといいのになあ〜」
稀にしか食べられないくせに、そんなコトを思っていたら
いつしか種なしのピオーネが登場した。

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週一で届けてもらう野菜箱に、先週ピオーネが入っていた。
今年我が家でのお初もの。
秋が来たんだな〜、やっと♬
by team-osubachi2 | 2012-09-24 09:57 | 食べる | Comments(2)

*9月9日(日)曇りときどき晴れ

さて、奥能登ツアー二日目である。
くつろぎとごっつぉ(ごちそう)の「お宿たなか」を後にした一行は
まずは輪島市内にある「輪島工房長屋」へ向かった。

輪島工房長屋
http://ringisland.jp/nagaya/

輪島の漆りは、主には無地と蒔絵と沈金という三種類があるそうだ。
ここの体験長屋の一棟で輪島塗りについて少し説明を受けたあと、
塗りの箸に自分で模様を描く沈金という技法のひとつを体験させてもらった。

f0229926_22545295.jpgphoto by S.Y.

塗りの箸を一膳選んで、それに鉄筆のようなもので
ひっかくようにして線や面を刻むのだが、これがまたムツカシイのなんの。
皆さんそれぞれに格闘していて、ちなみに私は波に千鳥、
相方は子ども時代に考え出したマイ・キャラクターを彫った。

このあと、箸を担当の女性職人さんに渡して
彫った線や面に漆を擦り込んでもらい、次に金を塗り込んでもらう。
一人の職人さんはなんと素手で漆に触れていたけれど
「私は大丈夫なんです。でも皆さんはかぶれるといけないので
この袋から二日は出さないでくださいね」と言っていた。
仕上がってみれば、自分で妄想した出来とは違って
なんだかぼんやりした模様になってしまった・・・。
ま、これはこれでいい思い出の品になるからいっか。

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沈金体験のあと、すぐ隣の長屋で件のお椀を買い、
それから長屋の向こう側にある輪島名物の「朝市」へ移動し、
ここでいったん解散、しばしフリータイムとなった。

輪島の朝市はとみに有名だけれど、
すでに懐がスッカラカンになってしまった私は
購買意欲がもはや湧かなくなってしまい、スルーしてしまった。
とりあえず端っこまで行って引き返そうか、と思ったところで
「オッ!」と叫んだ相方の目が爛々と光りだした。
「?」と思って彼の視線の先を見ると・・・これがあった。永井豪記念館!

f0229926_23193129.jpgphoto by S.Y.

「ここにあったんだ〜!」輪島のどこかにあるとは知っていても
今回は団体旅行だし、個人的に行くのは無理かもと本人諦めていたら、
なんのことはない、朝市の通り沿いにあったのだった。

時計を見たらば集合時間まであと30分弱。
当然の成りゆきとして、残り時間はここで過ごすことになった。
相方にとってはかなり嬉しいひとときだったようである。
私ももちろん付き合って入った。
嗚呼、これでアタシも一人前のオタ嫁(=オタクの嫁)、か・・・うう〜む。

永井豪記念館
http://www.go-wonderland.jp

続いて、有名な千枚田を見に行った。
時期も時期とて、あとは稲刈りを待つばかりの
ニコニコしたような田んぼが斜面を覆っていた。
海沿いの斜面に広がる棚田は、でもいまや後を受け継ぐ農家がないところへ
知恵者がいたようで、現在は「白米(しらよね)千枚田」の
オーナー制度を設けて運営されていて
ボランティアによる田植えや草取り、稲刈りによって
景観維持保存されているということだった。


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斜面の途中にはほんのひと抱え分だけのごくちいさな田んぼもある。
相方はこんな田んぼもすかさずチェックしていた。↓
さすがによく見つけるね〜。

f0229926_15241657.jpgphoto by S.Y.

能登半島は、昨年、新潟の佐渡とともに
「世界農業遺産」というものに指定されたらしい。
詳しいことはよくわからないけれど、能登は豊かな海の幸、山の幸、
それからそれらをいただく感謝と
半島ならではの独特の習俗が残っている土地なんだな〜というのは
サクッと見てまわるだけでもなんとなく空気で伝わってくる。

f0229926_15264614.jpgphoto by Kaori Ishii

千枚田をしばし散策したのち、お昼ご飯である。
案内されたのは、総持寺祖院の門前町にある「手仕事屋」さん。
手打ち蕎麦と手作り豆腐のお店だそうだ。

能登手仕事屋
http://nototeshigotoya.com/index.html

なかなか瀟酒な雰囲気のお店は、
5年前の能登大地震のあとに改築したものだそうな。
そう決心したときは大変だったんだろうなあ〜と想像してみた。
総持寺の界わいもかなり倒壊などの被害が大きかった地域だそうで
門前の通りは家々で申し合わせたのだろうか、
風情ある日本家屋が並ぶ好い雰囲気の町並みになっている。

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さあ!デブ強化合宿(?)も、いよいよこれが最後の食事だ。
ほかにポテトサラダだの、昨日浜からあがった魚を
こちらのご主人みずから一夜干しにした焼き魚だのをいただく。

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仕上げはこれだった!ぐわあ〜ん!一行のメンバーの中でただ一人、
蕎麦アレルギーの私だけがこれを諦めねばならなかった・・・。
い〜んだ、来世でいっぱい食べるんだ!と心に誓う。

ここでも、もう動けない・・・というくらいに食べた一行は
最後にヤセの断崖というところを見に行った。

f0229926_15293118.jpgphoto by Kaori Isii

松本清張『ゼロの焦点』の舞台にもなったというところで
こんな看板が立てられていた。
松本清張センセの作品はテレビや映画でタイトルを聞くだけで
いまだに読んだことがないのだけれど、
こういう場所だというコトは覚えておこうか。
ここの冬は、鉛色の空の下、厳しい景色が広がっていそうだなあ〜。
でも、それこそが日本海のいいところでもある。

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ここも、5年前の大地震のさいに
突端の崖がごっそり崩れ落ちたそうである。おお〜怖っ!

といったところで、駆け足でまわった奥能登ツアーもこれでチョン!
能登空港へ向かうバスの中はシーンと静まりかえっていた。
おそらくみんな爆睡だったんじゃないかな。
私も何度となく涎を垂らしそうになりながら寝て、
気がついたらもう空港の側だった。

ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』をご縁に、
石井かほり監督のおかげと、また今回のツアーで案内・同行してくださった
SさんとHさん両氏のおかげで、とても楽しい旅が出来ました。
本当にありがとうございました!!

f0229926_1533171.jpgphoto by S.Y.

能登はまだまだ見てみたいものが満載の地である。
御陣乗太鼓に、能登上布に、能登島の水族館と、
そうそう、近年能登島に定住しはじめたというイルカの親子に
いつかドルフィン・スイムで出会いたい〜♬
そうだ、だからいつの日かきっとまた来よう!!

能登の旅の後ろに流れるテーマソングは、
もちろん石川さゆりさんのあの歌・・・。
♬ 夏から秋への〜〜ォ、の〜と〜はんと〜〜お〜〜♪♬ ・・・である。

能登輪島観光情報/輪島ナビ
http://wajimanavi.lg.jp/www/index.jsp
by team-osubachi2 | 2012-09-22 23:39 | 旅をする | Comments(2)

「お伽草子」展へ

忙中閑作・・・忙しいときほど時間は作らねばならない。
・・・というか、忙しいときほど逃避願望が働くせいか、
仕事も家事もたまっているのに、
都内へ所用で出かけたついでに、サントリー美術館へ寄った。
『お伽草子ーこの国は物語にあふれているー』展へ。

スマホで割引クーポン提示で100円引きがありがたいな〜。
「あ!一反木綿・・・ですね?!」
受付嬢が、私のiPhoneにぶら下がっているマスコットを見てニッコリ。
嬉しいな、気がついてくれて。

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高等で有名な作品ばかり見てしまいがちな現代。
いやあ〜、古い時代の絵にも、
こんな絵がいーっぱいあったんぢゃん!って感動。
すこぶる上手いの、下手っぴーなの、
少女漫画みたいな二重まぶたのイケメン(?)だの、
まあ〜いろいろ勉強になります。

図録、いかんせん写真が小さすぎて絵が見えにくい・・・。
資料に買うべきか否か・・・迷うなあ〜。
また行くから、それまでに検討しておこう。

サントリー美術館『お伽草子ーこの国は物語にあふれているー』11月4日(日)まで
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2012_05/index.html
by team-osubachi2 | 2012-09-21 19:28 | 出かける・見る | Comments(4)

今回の奥能登ツアーで泊まったのは、
輪島市内にある「お宿たなか」さん。
初日の観光を終えて、すっかり日が暮れて到着したのは午後7時ころ。
案内されるままに到着してみれば、
こじんまりしているけれど、なんだか快適そうなお宿だなあ〜と思った。

各人部屋割りがあって、皆さんそれぞれに部屋を案内されたあと、
私と相方が通された三階のお部屋は、
畳敷きの隣にベッドも設えてあって広い。
え〜?激安ツアーでこんないいお部屋でいいんでしょうかあ〜?

f0229926_11471636.jpgphoto by S.Y.

お部屋の良さ以上に、この宿全体に漂うくつろいだ雰囲気というのか、
・・・もてなしの心遣いがことに感じられるのは、
掃除がゆきとどいたお部屋や、共同の洗面所なんかの片隅に
ちょこんと活けられた野の花だったりする。
民宿というカテゴリにしては、とても心地よさげなお部屋で
すっかり嬉しくなってしまった。

さて、夜8時から一階の食堂で夕食である。
想像もしていなかったのだが、食卓の上は能登の満艦飾!!
・・・とでも云おうか、輪島塗りの器と
地元産のうまいもんのオンパレードだった。
うわあ〜!きれ〜〜〜い!精進料理でもないのに、
こんなにたくさんの塗りの器で食べるご飯なんてはじめてかも〜♪

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f0229926_1155575.jpgphoto by S.Y.

「お宿たなか」のご主人がていねいにこしらえた美味しいものが
いっぱい後から後から出てきて、とても写真に撮りきれないし、
何を食べたかも覚えきれないくらいだった。

全国によくある民宿に泊まる値段とそう変わりないのに
(場合によってはむしろ安いお値段である)
どうすればこんなにゆき届いた料理ともてなしになるのだろう?
旅館よりも気楽で家庭的なくつろぎ感もあって
私たち一行はもうみんなここで完全にシビレて(弛緩して?)しまった。

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胃が床に沈みそうになるくらいに食べ終え、お部屋でひと休みしてから
24時間自由に入れるお風呂に入った。
ここもこじんまりしているのに、とても快適な造りになっていた。

お風呂からあがったあとは、もはや限界である。
やっとのことで歯を磨いて(トイレと洗面所は共同)部屋に戻ると、
先にお風呂も歯磨きもすませていた相方はベッドの上ですでに撃沈・・・。
追っかけ私もベッドにもぐり込んで、朝までぐっすりと寝た。

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さて、翌朝も階下の食堂で朝ご飯である。
朝は朝で地元のうまいもんふたたびオンパレードである。
こんなときはいつも「カートリッジ胃袋がふたつくらい欲しい!」
・・・と、年々食べる量が減っているのが残念でならない。

それにしても、だ。
いくつもの種類の輪島塗りの器は長年大事に使われているものや
新しく買い足したものもありそうだったけれど
どれも同じ地元の塗りであるせいか、脚つきの膳の上で調和していて、
お腹だけでなく、目にもご馳走になる美しい食膳だった。

f0229926_114922.jpgphoto by S.Y.

「能登はですね、旅館よりも民宿の方がメインなんです。
旅館と民宿のちょうど間くらいのところががんばってるんです」と
今回のツアーを担当してくださったSさんが言っていた。

京都祇園の「白梅」さんでもそうだったけれど、
http://okakara.exblog.jp/17218757/
敷地に一歩足を踏み入れたときからもてなしが感じられるお宿って
なかなか出会えないと思う。(ぜひHPで宿泊料金を見ていただきたいです)
ここは今度また輪島に来たら、ぜったいに泊まりたいな〜と思うお宿だった。

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快適に過ごした「お宿たなか」を後にした一行は、
このあと輪島工房長屋へ向かった。

・・・ね?
お小遣いぜ〜んぜん足りなかったんだけど、
買わないワケにはいかないでしょ?・・・輪島塗り!!
http://okakara.exblog.jp/17956010/

輪島/お宿たなか
http://www.oyado-tanaka.jp
by team-osubachi2 | 2012-09-20 14:30 | 旅をする | Comments(10)

うわ・・・ここんとこまたあわあわするうちに
もうお彼岸に入ってしまった〜!
奥能登をまわってきてからもいつのまにか十日も過ぎてしまっている。
メインの塩のことなどは記したものの、その他のことなど、
またいつか再訪するときのために備忘録として残しておかねば、である。

*9月8日(土)能登は晴れときどき曇り、一時雨

羽田を発ってわずか50分足らずで能登空港に午前11時ころ到着した。
みんなで小ぶりな観光バスに乗り込んで
まずは富山でも観光ポスターなんかでたびたび目にしていた見附島へ行った。
地元では軍艦島とも言っているらしい。

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それにしても、なんでこんな奇岩がここだけ残ったのかしらん?
とっても不思議な光景だ。(ここ、すごくパワーがある気がする)
この島のはるか沖にわが故郷の立山連邦が見えるのだそうな。
残念ながらその富山側である実家の裏の浜からは
さすがにこの岩は見えんのだけど・・・。

ここは「えんむすびーち」ともいうらしく、
カップルや募集中の男女がこの鐘を鳴らすといいらしい。

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観光デートに来ていたカップルに頼まれて
スマホで撮ってあげているカメラマン女子・武藤嬢と
さらにそれを後ろから撮る監督の石井かほり嬢も
それぞれ鐘を鳴らしていた。幸あれ!元気いっぱいの女子たちよ!

それから一行は、織りものと陶芸をやりながら
食事も提供してくれる「典座」さんへ昼食に寄った。
昔の造りの家の中は、襖を全部とりはずせば大広間になる。
とても心地いい風が吹き抜けるその大座敷で地元の味を堪能した。

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子どものころ富山でもよく出た葛きりの前菜や、タコとじゃがいもの煮物、
地元の魚の塩焼き、山菜やがんもの炊きもの、ミョウガと岩のりのおつゆ、
箸休めの和え物、珠洲の名物のレンコンや海老の天ぷら、
そして丸く握って黒々と岩のりでくるまれたおむすび。

そうそう、昔は祝い事や葬式なんか、こんな風にして家々でやっていた。
いっぺんにたくさん炊く煮しめが美味しいんだってこと、
子どものときにはもう知っていたっけ。
ほぼ食べつくしたあとは、もはや座った姿勢を
90度になんて保っていられない。120度くらい後ろに倒れる・・・。

そのあと、奥能登塩田村にて揚げ浜式製塩を体験した。
(別記事にしました)
http://okakara.exblog.jp/17951951/

今回の塩ツアーのメインを終えたあとは、ふたたび名所観光をした。
トレンドに疎い私はまったく知らなかったのだが、
奥能登にはとても有名なパワースポットがあるのだそうだ。
聖域の岬・・・珠洲岬ともいうらしいけれど、そこへ行ってみたらば、
なんと崖下に、かの有名な「ランプの宿」があった。

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夜の明かりはランプだけ灯すという有名な宿は、自分が知った当時、
たしか“辺鄙な奥能登にあるひなびた海小屋”
(あくまで個人的な印象で)のごときものだったものが、
いつのまにか資本が入ってか、なんと磯辺にプールまでついた
奥能登リゾートといった趣きの高級旅館になっていてとてもビックリした。
(だからか、評価は真っ二つに分かれると観光案内のSさんが言っていた)

いまだ交通の不便な地にある聖域の岬のパワーは、
日の入りという時間のせいもあってか
私的にはよくはわからなかったけれど、
にわか雨のあとで、だんだん沈みゆく日の陰りの中でさえも
珠洲の沖の海がとても青いのが見てとれてよかった。

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この夏体験ダイビングでお世話をしてくれたダイバーのお仲間たちも、
また、珠洲トライアスロンに参加した強者どもも感嘆・絶賛するくらいに
夏の珠洲の海の青さと透明度は本当に素晴らしいらしい。
はやくCカード取って、いつか潜ってみたいなあ〜♪

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そしてこの日最後にまわったのは、能登半島最北端の禄剛崎にある灯台である。
行ってみて知ったことだが、なんと能登半島の先っちょは
韓国釜山よりもロシアのウラジオストックの方が近いのだった!
へえ〜!・・・って、そういえば富山でも
昔から市内で見かけた外国人はもっぱらロシア人だったっけか。

岬の上にある、明治時代にイギリス人によって建てられたという
クラシックな灯台に火が灯ったところでこの日の観光はここでおしまい。
一行が輪島市内にあるお宿に着いたのは
日もとっぷりと暮れた午後7時すぎだった。

能登・珠洲市公式「すず観光ナビネット」
http://kankounavi.city.suzu.lg.jp/www/index.jsp
by team-osubachi2 | 2012-09-19 23:21 | 旅をする | Comments(0)

天上の青

過日、個展に来てくださったとあるお客さまから
「ヘブンリー・ブルー」という朝顔の一種の株と種をちょうだいした。

鉢に植えたのが7月の後半。
いかんせんマンション暮らしのちいさな鉢と
たいして栄養もなさそうな土に植えられて、
はたしてどうかなあ〜?と思っていたら
先週くらいから涼やかな青い花をポコポコと咲かせはじめた。

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本来この朝顔がどんな青色なのか知らないのだけれど、
この青が我が草むら園での青色なのだろう。
東向きで、朝から残暑がキツいうちのベランダにあって
この色だけが一服の涼を運んでくれるんである。
う〜ん・・・健気。

まだ見ぬ「天上の青」をほんの一時見せていただき、
お裾分けいただいたお人に感謝 ♪ である。
by team-osubachi2 | 2012-09-18 13:08 | 日々いろいろ | Comments(8)