ザワークラウト風

週に一度運んでもらっているおまかせの野菜箱には
たいがいキャベツかレタスが入っていたりする。
我が家では生野菜のサラダはめったに食べないので、
世のご家庭ではそんなにレタスを食べているのだろうかと
いつも疑問に思ってしまう。
(もっとも、レタスも中華鍋でさっと干しエビと炒めたりすると、
妙に美味しくて、量もあっという間になくなったりするのだけど・・・)

そんなある週のこと、先に届いたキャベツひと玉を
ろくに使いきらないうちに、もう次のひと玉が届いてしまったコトがあった。
うわあ〜、冷蔵庫に入らないよ〜!!
こんなにキャベツばっかり、どうしたもんかしら?!

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そこで、iPhoneに入れてあるアプリ「クックパッド」で
キャベツ料理を検索してみたら、
簡単に作れるザワークラウト(正確には「ザワークラウト風」というべきか?)
が紹介されていたので、本場の自然発酵のものにはかなわないまでも
ワインビネガーを使って作ってみたらば、
あっさりサッパリそれなりに美味しく出来上がった。
お鍋で一緒にソーセージも蒸して添えると、ビールにもよくあう。
何よりもキャベツが一気に消費できるところが助かる。・・・ホッ。
by team-osubachi2 | 2011-01-30 18:47 | しみじみご飯 | Comments(8)

くらきより

くらきより くらき道にぞ入りぬべき
はるかに照らせ 山の端の月

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数日前、あるお人のブログをのぞいてみたら、
和泉式部のこの歌が記されていた。

古典文学に疎い私は、この歌の本当の意味はよく知らないけれど、
これを読んで感じたのは、とかく女のキモチって
千年や二千年たっても同じなのね〜・・・というもの。

ふと、絵が浮かんだので描いてはみたものの、
女の心の奥深くにまで至るような表現は、
私にはとても出来そうにもないなあ〜。
・・・が、たまにはこんならくがきも、また楽し♪

*画像の無断使用および複写・転載を禁止します
by team-osubachi2 | 2011-01-29 01:52 | 時代もの画 | Comments(4)

今日は仕事のオフ日。友だちと待ち合わせて、
カメラマン女子・武藤奈緒美嬢の写真展「ハハニナル」を見に出かけた。

京成曳舟駅から明治通り沿いに歩いてゆくと「爬虫類館分館」という
不思議な名前のカフェにたどり着く。
(ちなみに爬虫類の類いはココにはいっさいいません)
居心地のいいテーブルやイス、懐かしいような雑貨に囲まれて、
昼間営業の珈琲店主が淹れる香ばしいコーヒーと、
小ぶりで美味しいベーグル(具は黒豆とクリームチーズのサンド)を
いただきながら、壁や棚にほどよく展示されている作品を拝見した。

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武藤嬢が写しだす妊娠中や出産後の女性たちはみんなキレイだ。
モデルさんたち自身の良さを引き出しつつも
彼女の目線は、ある一瞬を彼女なりの感性でもって
しっかりと捉えている気がした。

それは、もしかしたら、モデルである人それぞれが
(被写体であったそのときにはわからなかったとしても)
人生の山や海をいくつも越えて後に見てみたらば、
きっと、女として、“産む”という能力を持って生まれた身として、
「ああ、私にもこんなに美しいときがあったんだ〜」
・・・と思い出すであろう瞬間がここに写っているんじゃないのかな、と
そんなことを感じた作品だった。

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毎度のことながら、私よりも若い彼女とのおしゃべりは楽しく、
また、その仕事っぷりからは、いつもいい刺激をいただいている。
我が着付け道場の卒業生でもある武藤嬢は、現在
着物の「七緒」やフードの「うかたま」各誌などでも活躍中である。

その武藤嬢のこの日の装いは、清水の舞台からダイブして手込めにした(?)という
琉球は南風原(はえばる)花織の紬に、黄色い絞りの帯。
チャコールがかった灰紫のようなシックな色の紬にあわせた帯の
きっぱりとした黄色が、溌剌とした彼女によく映えていた。

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きっと今後も着物熱のために(もちろん、それだけじゃないけど〜)
精力的に動きまわることだろう。ますますの活躍を祈る!

武藤奈緒美写真展
1月26日(水)〜2月1日(火)/8時〜22時(最終日17時まで)
「爬虫類館分館」(京成曳舟駅下車)
墨田区京島3−17ー7
*カフェギャラリーにつき何か1品ご注文願います
TEL 050-3496-5108
http://www.bunkan.com/blog/
(1/29にイベントあり)

むーちょ写真日記
http://muucyo.exblog.jp/
by team-osubachi2 | 2011-01-27 18:54 | 着物のこと | Comments(6)

野菜と果物

30代半ばのあるとき、春の日差しのもと、
鏡に映った自分の顔色が冴えないことに気がついた。
ええ〜?ちょっとなに〜?このシミ、くま、顔色のくすみ!
そういえば20代のうちからトイレもやたらに近く、
カラダも疲れやすくなっていて・・・。

それまでたいした不摂生をしてきたつもりもなかったけれど、
たまたま漢方にからむお仕事をしていた友人がいたので相談してみたら、
某社の某漢方薬をすすめられ、試しに服用してみたら
それが見事に効いて、2週間で顔色が変わったのがハッキリとわかった。

そこから自分なりに調べて、これまでの食生活の偏りやら、
生活習慣やらのツケがたまってか、自分がかなりの冷え体質で、
それがカラダに祟りはじめていたことを知った。

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ほんの少しずつだけれど、食べるもので
カラダが受ける影響のことを調べたりして
(何を食べると冷やすだとか、温めるだとか)
漢方のチカラを借りつつ、ゆっくりと体質改善をめざした。

以来、意識してよく食べるようになったのが野菜や果物だ。
スローだの、エコだの、ロハスだの、マクロだの、完全有機無農薬だの、
そんなくっきりとした主義・主張は性格的に向いていないし、
たま〜にインスタント食品も食べちゃうことだってある。
好きなようにマイペースでやっているに過ぎないが
それでも食べるものって大事なんだな〜ということを
野菜や果物(お肉やお魚や卵とかも)が教えてくれたかもしれない。

矢野顕子ちゃんの「You Are What You Eat」という歌にもある。
食べたものがあなたになる♪♩♫
まさにそんなカンジ・・・。思い込みかもしれないけれど、
キレイな食べものは、私をキレイにしてくれるんである。
by team-osubachi2 | 2011-01-26 10:26 | らくがき帖 | Comments(6)

春遠からじ

冬が続いている。
雨が降らない・・・。乾燥がひどくて地面はカラカラだ。
公園などの木々や崖の竹やぶには厳しい季節が続いている。

我が家の日当りのいいベランダの雑草鉢もいまはカラカラ。
うっかりすると何日も水やりを忘れてしまい、
土の表面はひからびてしまっている。
それでも植物というのは、たくましいなあ、と思う。
こんな過酷な環境の中で、春を迎えるための準備を
ちゃんと進めているんだもの。

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ヤマアジサイの芽がいつのまにか育っていた。
こんな赤い色をしているなんて知らなかった。
深くて濃い赤・・・好みのいい色だ。

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また、去年の暮れ頃、山芋の鉢から、それこそひとりでに
ひょろろ〜んと伸びた雑草が一本、花を咲かせている。
アブラナ科のタネツケバナというらしい。
田んぼのあぜ道によく生えるらしいけれど、
いったいどこの土から根っこなり種がきたものか。

よく見れば、可憐な白い花だ。
いま我が家で唯一咲いている小さな白い花。
陽ざしもどんどん強くなってきている。
立春まであと少しだね。
by team-osubachi2 | 2011-01-25 13:28 | 日々いろいろ | Comments(2)

知人の個展のお知らせ

2003年にシルクロードへ行ったのだが、私にはそれが
「イスラム」というものにはじめて触れた旅だった。
そしてその旅の途中、イラク戦争がはじまった。
世界中を駆け巡ったニュースを、
中国国内とはいえ、西域のイスラムの人々と共に見て
自分がいかに狭量な情報社会の中にいるかをはじめて知った思いがした。

以来、ヨルダン、シリア、レバノン、そしてイエメンへと旅をし、
ひょんなコトから、在日のイエメン人夫婦とつき合うようになり
彼らを通して、さまざまなイスラム文化圏の人たちと接する機会が増えた。

そんな中、友だちの一人が教えてくれた写真展を見に
代々木上原にある東京ジャーミィー(モスク)へはじめて出かけたのが
2008年の秋ごろだったろうか。
そこで出会ったのが天野恵利さんとおっしゃる写真家さんだ。
一見、女性らしくもの柔らかそうでいて、内実は非常に芯のしっかりした
熱い想いをご自身の中にたぎらせている・・・という印象の女性である。

天野さんは1993年にモロッコを旅したのをキッカケに
モザイクタイルという美術以上に、
イスラムに生きる「人」に魅せられ、各地を訪ね歩いて写真を撮り、
あちこちで写真展をひらいている。
その天野さんの、今回はイランで撮った作品の写真展が
イラン大使館であるので、そのお知らせをひとつ。

天野恵利写真展「煌めきのペルシア」

1月29日(土)〜2月12日(土)/9時〜17時(最終日13時まで)
イラン・イスラム共和国大使館/地下1階ホールにて
(港区南麻布3−13−9)

*画像をクリックしていただくと大きく表示されます
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天野さんの「イスラムの国々と人々への誤解をなくし、
本当の素晴らしさを知ってほしい」という願いに私も同感だ。
政治や宗教そのものと、それぞれの土地に住み暮らす人々の
人間性はまったく別ものだ。

アラブやペルシアの人々って、
ホントはとってもハートフルなんである。
イエメン人の友だちがいう「ひと昔前までの日本と同じだと思う」、
そんな情のある人たちが、世界中にたくさんいるんである。

もう何年も何年も夢見ていながら、いまだにご縁がめぐってこない
イランやウズベキスタン(アフガニスタンなんかもう無理?)。
せめて天野さんの写真を見て、溜飲をさげておこうかしらん。
でも、見ればきっとまた、旅に出たくなるんだろうなあ〜・・・。
ああ〜、旅にでたいなあ〜!!
by team-osubachi2 | 2011-01-24 17:53 | お知らせ | Comments(4)

鉛筆

これまでいろんな画材を使ってみたけれど、
長いこと飽きもせずに使っていられるというのは
やっぱり自分との相性がいいというコトなのだろう。

透明水彩以外に好きでたまらないのが鉛筆だ。
国内外の何社も試して結局落ち着いたのが、
三菱 H i - u n i の3Bや2Bあたり。
これを手にしていると、どんな紙でもござれ!というキモチになる。

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アルミの筆箱に入れてある分が全部太くなってしまってから
一本一本カッターナイフで削る時間を作る。
ざっくりとした削り方で、自分の好みの太さ、とんがり具合、
どこで止めるかは手が知らせてくれる。
無心になるひととき・・・。
私が「ひとり」になる大切な時間だ。
by team-osubachi2 | 2011-01-23 00:07 | これが好き | Comments(6)

映画「ひまわり」

この前、NHKハイビジョンで放送していた映画「ひまわり」を録画して、
後日あらためてゆっくりと観賞した。
小さいころ、テレビで見たことがあるかもしれないが
実はどんなお話なのか、ほとんど知らなかった。

そうか・・・こんなお話だったのか。
男と、女と、そして戦争と・・・。
ああ〜、大人になるってホントにいいなあ〜。
こういう映画に心が動くようになるんだもの。

若かりし頃のM・マストロヤンニの男ぶりも悪くはないけれど、
なんといっても、女主人公を演じているソフィア・ローレンの
この輝くばかりの美しさはどうだろう!?
豊かで逞しくて、烈しいけれども情に厚くて、そして優しい・・・。
同じ女ながら、ほれぼれしてしまった。
それから幾度となく再生させて、何枚かスケッチをとった。
(あいかわらず、似ないけど・・・)

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いくつか好きなシーンがある。
たとえば、新婚の二人が夜中に卵焼きを作るところ。
アントニオが24個もの卵を白い大きな容れ物で溶き、
そこへオリーブ油(?)を注しいれるジョバンナ。
新婚所帯は決して裕福ではないが、台所はこざっぱりとしていて、
テーブルの上には、大きなパンとワインとカゴ・・・。
ただそれだけなのに、なんでこうサマ(絵)になるんだろう?

イタリア人の構図の取り方やレイアウトのセンスはもはや遺伝だろう。
映画のどこを切り取っても絵になっている。

*画像の無断複写および転載を禁じます
by team-osubachi2 | 2011-01-21 00:16 | 人を描く | Comments(10)

山芋のバター焼き

子供のころ、食べるものによって口の端を腫らしてしまうコトがあった。
イチジクやとろろなどを食べるともうテキメン!むずがゆくなった。
とはいえ、食べても特にキライではなかったから、
単に食べ方が下手クソだったのだろうと思う。

契約して週に一度運んでもらっている野菜箱の中身は毎回相手まかせだ。
配達チラシにおよその予告は記されてはいるものの、
毎回中身はちょっとづつ変化する。
そういうやり方が苦手な人もいるだろうけれど、
個人的にこのシステムの気に入っているところは、時として
自分からことさら買わないような食材が入っているというコトだろうか。

今あるもの、やってきたものを利用して
さて、今夜は何を作ろうか、と考えるのが面白いんである。
そういうところは、私の仕事と共通しているかもしれない。
与えられた課題をどう味つけして絵にするか、である。

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先だって、配達されてきた野菜箱に山芋が入っていた。
二人して口の端がかぶれやすい我が家では
山芋や長芋の類いはもっぱらフライパンで焼いて食べる。
この日はバター焼きにしてみた。
こんがりと焼き上がったところへ塩をパラリとふっておしまい。チョー簡単!
ホコホコとした旨味は、晩酌のお供にもピッタリだった。
by team-osubachi2 | 2011-01-20 12:15 | しみじみご飯 | Comments(0)

20代半ばでフリー稼業になったのを機に、着物を着はじめた。
それより前に歌舞伎を見だして、3階席でたまに見かける
いぶし銀のようなカッコイイ着物姿のおばあちゃんに憧れた。
あんなカッコイイおばあちゃんになりたい!
そう思ったのが着物を着るそもそものキッカケだったのだが、
そのころ仲良くしてもらっていた年上の友だちに誘われ、
当時住んでいた杉並区の成人向け無料着付講習(全10回)に
二人して申し込んで、その年の夏から浜田山の公民館へ通った。

必要なものを揃えるよう、区の係からハガキで通知が来たとき、
当時の私は、着物と帯と足袋以外は
和装に必要な物の名まえを何一つ知らなかった。
なので、実家の母親に電話して、すでに以前から箪笥に用意されていた
私のためのひと揃いをそっくり送ってもらったのを思い出す。

講師の先生二人は「装道」の教師として活動なさっている方々で、
最低限必要な紐だけを使うシンプルな着付けを旨としておられた。
習ったのは、浴衣で半幅帯を2回、織りの着物で名古屋帯を4回、
よそゆきの柔らかい着物で袋帯を4回・・・の計10回のレッスンだったが、
はじめ30数名で始まった教室は、回を重ねるごとに人数が減ってゆき、
最終回は20名ほどで礼装の着付けまでを無事習い終えたのだった。

一回習うごとに、着付けそのものの仕組みに感心し、
先生がじかに教えてくださるちょっとしたコツも、
目からウロコ気分で楽しかったものだ。
そうして、まだ袋帯を教わらないうちから、ひとりで大島紬に名古屋帯を締め、
喜びいさんで歌舞伎座へと出かけていった着物デビューの日を思い出す。

大島紬のすべりの良さに辟易して、巻いた帯が下がってきたり、
なぜか帯の間から帯板がのぞき出てきてしまったり、
帰宅してバッサリ脱いだあと、血行の加減か、
身体についた赤い紐あとが痒かったことも今は懐かしい・・・。

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そうして間もなくのこと。
自分で着物を着るようになった私を見て、
友だち姉妹が「私も習いたい!」というので、
自分が習った通りのことなら教えられるかもしれない、と
着付けを教えてみることにした。
以来20年近く、私の「ゆる趣味」として、
あくまで自分の友人・知人に限って着付けを教えてきた。

会社勤めやフリーランスでバリバリ働き続けている人、
結婚する人、離婚した人、子育て中の人、
出産や病で中断した人、海外へ行った人・・・。
決して大人数ではないものの、これまでいったい何人の人に教えてきただろう?
生徒さんの一人が名付けた「岡田着付け道場(?)」を卒業しても、
なんだかんだ忙しくて着たくても着れないままでいる人や、
着付け自体すっかり忘れてしまった人もいることだろう。

そんな卒業生やこれから習う人たちのために、
着付けの手順や帯結び、ちょっとしたコツや工夫だとかを
私のお〜ざっぱなイラストや文字で、手直しも加えたりして
あらためてブログにのっけておきたいかな〜・・・と思っていた。

ここで近年の岡田着付け道場の生徒さんにはすでにおなじみの
“お団子ちゃん”のブログ版の登場である。
気ままに、思いつくままに、のんびりマイペースで
ページを増やしていけるといいな〜と思う。
願わくば、どうか途中で投げ出したりしませんように〜!

(下記「すそよけのペチコート」に続く)
by team-osubachi2 | 2011-01-19 00:09 | 着付けノート | Comments(14)