ヨロン島から

台風がくる土曜日。
これからもっと接近してくるらしい。

奄美大島の大雨被害も大変だったのに、また台風。
沖縄本島の北にちょこんとあるヨロン島もどうだったかな。
お世話になった人にきくと、
珊瑚なんかは海水がかき回されて、キレイになっても、
海岸沿いは後片付けが大変だといっていたけれど・・・。

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今月のはじめ、そのヨロン島から
「かなしゃ」という小冊子を届けてもらった。
長崎 歳さんという方とそのお仲間の方々がはじめた
ヨロン島の地域オリジナルな手作り小雑誌。

季節は秋から冬になるんだけれど、島のことを思い出すと
また海で遊んだり、のんびり食べたりダラダラしたくなってくるなあ。
定価 (税、送料込み)500円。
(購入希望は下記まで)

「かなしゃ」発行元よろんよろん/代表 長崎 歳
〒891-9301 鹿児島県大島郡与論町茶花2315
Tel&Fax:0997-97-4422

かなしゃ/与論島ホームページ
http://www.yoron.jp/imgkiji/pub/detail.aspx?c_id=46&type=top&id=132
by team-osubachi2 | 2010-10-30 10:43 | 日々いろいろ | Comments(0)

新しい出会い

しかし、寒い!って、まだ10月じゃん!秋はどこへいったんだ?
油断をすると、また喉風邪がぶりかえしてきそうだ。
2、3日前に扇風機を片付けたところなのに、もうストーブが登場!

そんな寒さの一昨日、新しく出会った人のおうちをはじめて訪ねた。
訪問先は、染織をやっている吉田美保子さん。
つまみをひとつふたつ手作りして、
いただきもののお菓子のおすそ分けやらを持参してお邪魔した。

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吉田さんのお宅は、織物をする彼女の希望を叶える空間になっていた。
それにまた、玄関を入ったところから、楽しげな棚やら雑貨やらカゴがあって、
居心地良さげな暮らしぶりがうかがえる。

軽く一杯やりながら、いっぱいいっぱいおしゃべりした。
絹織物とイラストレーション、生み出すものはそれぞれ異なっても
独立独歩で生業を営む者として共感することも多い。
彼女のしっかりとした姿勢がとても刺激になり、
おおいにパワーもいただいて帰宅した。

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昨日はまた朝から冷たい雨の中、こちらも今年ひょんなコトで知り合った
エステティシャンをやっているというMさんとランチに出かけた。

やや厚着の普段着にウールのもこもこしたカーディガン、
レインコートにもしているfogのリネンコートにブーツ、
雨もあまり気にしないでよさそうなチベタン・ヤクのショールを
ぐるぐるっと巻いて出かけた。・・・が、それでも寒かった〜!
なに?!冬物のコートが良かったワケぇ〜?

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Mさんとは、ある講座で知り合い、初対面からインスピレーションを受け
なぜかお互いの来し方を、ぶっちゃけでおしゃべりし合っている。
昨日も、いっぱいい〜っぱいおしゃべりして帰宅した。

なんだろう、ある時期を乗り越え、大人になってから知り合う人たちって、
若かったときよりもお互いの肚の割り方が早いのかな?
こちらがワイドオープンでいると、相手もすんなりオープンになるのか、
それとも、自分が動くことで、たまたまそんな人と巡り会えているだけなのか、
よくはわからないけれど、とにかくこちらの人生が
この2年ほどで大きく変わり、出会う人たちにも変化があるみたいだ。
それも、良い方向に・・・。
このまましばらく、この波にのってみよう、と思っている。
by team-osubachi2 | 2010-10-29 10:17 | 日々いろいろ | Comments(4)

むかし夢みた・・・

先月だったか、一度だけネットオークションで単衣の紬を買って以来、
ときどき良さげな物を見つけたりすると、
ただ眺めて、値段のつり上がる様子を見て遊んだりしている。

ある日、そのオークションに、見るからに上質そうな真綿紬地に
すくいで抽象的な花柄が織り出された未使用らしき洒落袋帯が、
畳紙の店名とともに紹介され出品されていた。
見た瞬間、思わず入札しそうになった。
出どころの呉服店の名前は「紬屋吉平」。
もうずいぶん前になくなってしまったけれど、
銀座の老舗のひとつだったお店だ

20年ほど前、着物デビューしたてだった私にとっては、
銀座の有名な呉服屋さんや小物屋さんの敷居がとても高かった。
中でも、当時『家庭画報』で美しい高橋恵子さんをモデルにして、
毎月洒落た着物と帯を紹介していた紬屋吉平は、
(ページを切り取って、長い間大事に保管してたっけなあ)
画壇や文壇の人々との交流話もたくさんあって、
名だたる着物好きの女性たちの憧れのお店だった。

銀座通りからちょっと入ったところにあった小さな間口のそのお店は、
20代半ばのかけだしのイラストレーターなんぞが夢みたところで
足を踏み入れられるようなお店ではなかった。
もちろん、ちゃんと心して入れば、たとえ買えなくても
いろいろ教えてもらえただろうに、今思うと惜しいことをしたものだ。
もっとも、当時の私にそれだけの器量がなかったのだから、
しょうがないと言えばしょうがないお話なのだけど・・・。

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その紬屋の名物女将であった浦沢月子さんがまだ現役でいらしたとき、
当時、ときどき私にお仕事をくださった着物スタイリストのWさんに、
あるとき女将さんのことを訊いてみた。
「月子さんは、すごくお洒落で好奇心もあって、どこか茶目っ気のある
カワイイ感じがする方よ〜」と言っていたけれど、
今あらためて、女将さんを紹介していた本で、そのあでやかな着物姿を見てみると、
スッキリと垢抜けていて、清潔感があって上品でお洒落だな〜と思う。
でもって、なによりも着物が大好き!といった風が、
20年も前の写真のほがらかで明るい笑顔から伝わってくる。

やがて、お店を閉められたあとの女将さんのかすかな消息を、
後になってスタイリストのWさんに聞いたのもつかの間、
それから着物業界は大きく斜陽して、
銀座の呉服商の顔ぶれもだんだんと変わっていった・・・。

ネットオークションに出ていた洒落袋帯は、開始6万円の値がついていた。
最終日に見てみたら、一人だけ入札があったから、
おそらくその人が落札したことだろう。
シックで洒落た花柄は、いまの私の年齢でも充分いけるような感じだったけれど、
こちらの懐事情もいろいろあることだし、
やっぱりご縁がないみたいだなあ〜、と見送った。
by team-osubachi2 | 2010-10-28 00:02 | 着物のこと | Comments(2)

和田誠さんの仕事

自分のいる業界で、その作風が好きであると同時に
仕事人として尊敬するイラストレーターや絵本画家が(故人も含め)4人いる。
我が師である灘本唯人先生、絵本の世界で知られる赤羽末吉さん、安野光雅さん、
そして、和田誠さんだ。

先日、渋谷のたばこと塩の博物館で開催中の「和田誠の仕事」展を見てきた。
この数年、我が師らと共にグループ展をなさったりして、いつも活動的なのだが、
今度の展覧会でも、これまでの仕事に加えて、
この猛暑の最中に描き下ろした40数点の作品なども展示されている。

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タバコ「ハイライト」のパッケージに、
社会人になりたての和田さんのデザインが採用されたのが昭和34年だそうだ。
以来、なんと半世紀にわたって第一線で仕事をし続け
70代半ばになられた今でも精力的にお仕事をなさっている姿を見ると、
自分のあまりのふがいなさに、顔が上げられなくなってしまいそうだった。

和田さんをはじめ、私の好きなイラストレーターさん方の仕事は
いずれも楽しそうな感じがする。
もちろん苦労も工夫も人一倍なさっているのだろうと思うが、
それすらも「楽しいコト」にしてしまっているかのようだ。
それが見ているこちらにも伝わってくる。

もとより届くはずもないところにいらっしゃる大御所の方々に
これからも、ツメの垢ほどでもいい、学ばせていただこう!
若い者のそれが努めってもんだ。うん。
がんばれがんばれ!まだまだ未熟な自分。

「和田誠の仕事」展/11月7日まで
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html
by team-osubachi2 | 2010-10-27 00:39 | 出かける・見る | Comments(2)

ここ10年ほどで、これまでの甘味屋さんとは違い
日本茶を専門に飲ませてくれる日本茶カフェなるものが
ちょこちょこと増えたようだ。

珈琲や紅茶だけでなく、日本茶にもいろいろあるのだから
これまでなかったのがむしろ不思議かもしれない。

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私が何度かお邪魔して、そのつどダベってお茶を楽しむのが
神楽坂の「日本茶 茜や」さん。
もともと仕事で知り合ったデザイナーのあかねさんが
デザイン業のかたわら、自身の想いと腕とを活かしてはじめたお店だ。


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神楽坂のちょいと奥まったところの民家の一階にあるそのお店は
あかねさんの好みが反映されて、和みやすく居心地のいい空間になっている。
彼女の目で選んだ現代の陶工さんたちの器とお菓子でもって、
お客が選んだお茶の一煎目を、あかねさんがその場で淹れてくれる。

そんな彼女は、ときどき依頼に応じて、出張で茶店を出したりもしている。
さぞ大変なことだろうと思うけれど、好きでやってることだから、と
軽く笑いながら、マイペースでお店を続けている。

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たぶん、その肩肘はらないところが、自然とまわりにも伝わるんだろう。
ことさら宣伝しなくても、いまや神楽坂の隠れ家的な日本茶カフェとして
周知されるようになっている。
ん〜ん、たいしたものだなあ〜。

こんな話を書いていたら、あかねさんの淹れてくれる
おいしい日本茶を飲みたくなってきた・・・。
また今度、ゆっくりとお茶しに出かけてみようかな。

*イラストタイトル(上より)/(C) Tomoko Okada
「女ともだちと」
「お茶のあと Ⅳ」
「新茶の季節」
by team-osubachi2 | 2010-10-26 00:01 | 人を描く | Comments(2)

着物さんぽ(墨東編)

先週末、カメラマン女子の若い友だちに誘われ、
墨東界わいを着物でさんぽしてきた。

この日は、ここのところ冴えないお天気の狭間の晴天日で、
私は例の「ちやはふる」の久留米絣に八寸の縞の帯。
カメラマン女子はきれいな水色の紬に、
パステルカラー色に秋草が描かれたガーリーな紬の染め帯といういでたち。
どちらも、ウフフ、アハハでとても楽しい着物歩きをした。

京成曳舟駅で待ち合わせ、すでに以前、
この界わいを仕事で訪れたという彼女のナビで、
まずは「爬虫類館分館」という不思議な名前のカフェへ連れていってもらう。
同じ店ながら、昼は「珈琲の樹[LAT36°N]」というカフェで
夜になるとパブ「ヨイドレール」という飲み屋さんになる。
同じ店舗を、昼と夜とで違う人でシェアして経営しているお店らしい。

フード担当の女性が作る週末のランチもとっても美味しかったし、
まだ若い店主が淹れる香り高い珈琲もまたとっても結構なお味だった。
しっかり食べて、ゆっくり珈琲を味わいながら、
久しぶりでいっぱいガールズトークを楽しんだ。

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そこから今度は「キラキラ橘商店街」という
曳舟の地元民がこぞって買い物に来そうな下町らしい商店街を通って、
(うちで食べようと、柿ジャムやらフライやらコッペパンを買う私)
某蕎麦&喫茶のお店に向かい、そこの2階で、
京都の染物屋が行商に着ていたので、着物や帯を見せてもらった。
で、カメラマン女子はここで、なんだか昭和のベタな少女マンガに出てきそうな
バラの花模様の西陣織の名古屋帯をゲット!似合ってました〜。

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着物やら帯やらを見て出たアドレナリンを冷ましつつ、
そこから歩いてすぐの十間橋へ連れていってもらった。
と、なにやら人だかり・・・。
きけばここで逆さスカイツリーが撮れるんだそうで
へえ〜、知らなんだ。ナルホド〜、確かに建設中のスカイツリーが
きれいに川面に映っていたので、
おのぼりさんよろしく、私も写真を撮ってみた。

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タワーがさらに高くなれば、もう全体の姿は映せなくなることだろう。
そこからちょっと脇の川べりの民家の小路を
スカイツリーをのぞみながら通って押上にでて、麻布十番へ移動した。
そこで途中参加の編集女子のWさんと合流し、
麻布十番の古着屋さんを覗こうとしたら、
あいにくとこの日は臨時休業だった。あ〜ら、残念!
ほどなく離脱したW嬢と入れ違いに、今度は相方が合流して
麻布十番で3人で飲んで日付が変わる前に帰宅した。

個展の準備中は禁欲的に遊ばなかった反動もあってか、
この日は体力的な疲れよりも、キモチの解放感の方が大きくて、
おかげでカラダの芯までリフレッシュ出来たようだ。
はあ〜楽しかった〜!と伸びをして、キモチよくお布団に入ったとたん
一気にふか〜い眠りへと落ちていった。

爬虫類館分館
http://www.bunkan.com/blog/
by team-osubachi2 | 2010-10-25 00:43 | 着物のこと | Comments(6)

7年前のシルクロード

数日前、NHKハイビジョンの番組で、
『戸井十月 ユーラシア横断3万キロの旅(3)天山を越えて』を見た。
戸井さんがバイクで大陸を横断する旅ドキュメント。
この日はキルギスから天山山脈を越えて中国に入り、
タクラマカン砂漠周辺を走り抜け、
モンゴルへと向かっていった過程を放送していた。

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私が新彊ウイグル自治区を約2週間かけてまわったのは2003年3月。
首府ウルムチからスタートした移動距離はざっと5000km。
カシュガル、ヤルカンド、ホータン、トルファンなど、
砂漠を取り囲む7つの町を移動しながら
全身の感覚をフルに活かして、見る、聞く、感じる旅は
ものすごく強烈なインパクトを受けた素晴らしい旅だった。

旅の後半、早朝から日が沈むまで、ただひたすらに
タクラマカン砂漠の真っただ中をバスで縦断したけれど、
太陽の角度によって、刻々と色や表情を美しく変化させる無数の砂丘や、
空と砂より他にいっさい何もない完璧な砂漠の中で聴いた
在るような無いようなかすかな「音」のことなどを思い出すと、
なんだか現地に行ってきたのが、まるで夢だったかのようだ。

むかしからきな臭い報道のある新彊ウイグル自治区だから、
テレビで放送されないところでは、きっといろいろあったことだろう。
そういえば、ヤルカンドの宿でイラク戦争がはじまった事を知った。
はじめて訪れたイスラム文化圏で、この戦争の開始を知ったというのは
私の中ではとても大きな出来事だった。

とても厳しくて過酷な環境の中、素朴で温厚で、家族思いで、
そして信仰があつくて誇り高く生きている
ウイグルの人々の様子を見ているうちに、
イスラム教やその文化について、私たち日本人は
ずいぶんと狭くて偏った報道ばかり受けているんだな〜と思ったりしたっけ。

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この7年の間に、新彊ウイグル自治区は(お隣のチベット自治区も)
ずいぶんと様変わりしたことだろう。
旅で一緒になったあるご夫婦は、20年ぶりに再訪したそうで、
「20年前はもっと貧しくてボロくてそれはもう大変な旅だったけれど、
でも、これよりもっと素晴らしかったわよ」
と言っておられたのを思い出した。

私も、いつの日かまたあの砂漠に行けるといいな〜と思う反面、
報道で見知る漢化されつつある町々や、
石油資源が採れるようになった砂漠の変わりように、
もう二度とは行かない方がいいのかもしれないな〜
・・・という気もしている。
by team-osubachi2 | 2010-10-23 00:31 | 日々いろいろ | Comments(2)

カフェに入るときって、どんなときだろう。
いろんなシチュエーションがあるだろうけど、
たとえば、彼氏と待ち合わせとか、仕事の打ち合わせ。
舞台が始まるまでの時間つぶし、映画を見たあとのおしゃべり、とか。
友だちに悩みを相談・・・ていうのもある、かな。

ある日、仕事の打ち合わせで入った喫茶店でのこと。
時間より少し早く着いたので、カフェ・オ・レをひとり先に頼んで
遅れてくるメンバーを待っていた。
手帳をひろげ、思い出したいくつかのメモなどをとっていたとき、
ふと、なにやら重たい空気を感じて顔をあげると、
すぐ隣の席にいた20代後半と30代前半と思われる二人の女性が、
ほとんど無言のまんま暗くうつむいているコトに気がついた。
そっとだけど、二人共ときおり泣いてもいるようだった。


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喫茶店の小さな仕切りの中の客は、その二人と私の二組だけで、
私は無関心を装いながらも、つい自分の耳がダンボの耳になりそうで
どうにも居心地が悪く、ちょっとばかり困ってしまった。
無理にも手帳にいろいろ書き込んだりして時間を潰しているところへ
ようやく取引先の人が来て、ホッとしたのを覚えている。

その女性たちにいったい何があったのか、こちらは知るよしもないけれど、
私たちがすぐ隣でわさわさと打ち合わせをしている間も
この二人はときどきぽつんぽつんと会話をするだけで、
顔をあげる様子はほとんどなかった。
たぶん私たちが去ったあとも、二人はずっとそうやって
沈み込んだままでいたことだろう。


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人と人とが会っていても、会話がはずむとは限らない。
カフェの中は、そっと見渡してみれば、お客の数だけ、
その人生模様のほんの一瞬が垣間見られる場所
・・・といえるかもしれない。


*イラストタイトル(上より)/(C)Tomoko Okada
「待ちぼうけ」
「ちょっとそこまで、コーヒーを買いに」
by team-osubachi2 | 2010-10-22 08:27 | 人を描く | Comments(3)

ちはや木綿

落語のよく知られた噺に「ちはやふる」というのがある。
在原業平の有名な歌の
「ちはやふる かみよもきかす たつたかは からくれなゐに みつくくるとは」
(千早ぶる 神代もきかず 龍田川 唐紅に 水くくるとは)
・・・にもじった噺だ。

あるとき、ご隠居のところへ、なじみの八っつあんが、
娘にこの歌の意味をきかれたが、自分じゃわかんないから教えてくれ、と
ご隠居を訪ねてきたのはいいが、このご隠居、
実は自分も意味を知らないくせに、そうとは言えず、
場当たり的に歌の意味を八っつあんに講釈する。
これがまたエラい解釈をするのだが、
そこがなんとも馬鹿ばかしくて可笑しい噺だ。

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一昨年だったか、とあるリサイクルショップで、
面白い柄ゆきの久留米絣を見つけた。
ときどき弓浜絣や久留米絣には面白い絵絣ものがあったりするけれど、
こんなのは初めて見た〜!?

絣糸をタテヨコ自在にあやつって織り出されているのは
「ちはや」「ふる」の文字と、何枚もの歌留多絵の模様。
それと、ん?なにやらもうひと模様あるようだが、
なんと鏡で見ると、それは「からくれない」が裏返った文字だった!
ふへぇ〜、これは何かの謎かけ?
私なりに解いてみると、これはきっと歌留多にひっかけて
『ひっくりかえしてみる』・・・な〜んてネ。

今度の週末、若い友だちが墨東へ
着物さんぽに連れ出してくれるそうだ。わ〜〜い!
下町へ行くときのおさんぽ着に、久留米絣はピッタリだと思う。
でも、この柄ゆき、下手をすると、どこかの温泉場の浴衣着か、
お祭り着に見えてもおかしくない柄じゃないかなあ〜?
いやいや、こういう着物は、もっさりとした気分で着てはいけない。
シャッキリと茶目っ気でもって着たいものだ。
天気予報は?・・・ん、晴れだって〜!
(写真の帯の色、もっと暗めで抑えた大人っぽい赤なんだけどな〜)
by team-osubachi2 | 2010-10-21 00:28 | 着物のこと | Comments(6)

喫茶店内の古さや内装や値段、清潔感とか
そういったものに関係なく、店員の対応が素早いお店では、
ときどき空いたカップやお皿が
早々と片付けられてしまうことがある。

たしかにテーブルの上はスッキリとキレイになるけれど、
度がすぎると、なんだかせき立てられているようで
ゆっくり過ごしたいキモチを削がれてしまうコトもたまにあったりする。


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私は、個人的には、すでに自分の席でゆったりしていて、
ふと人が動く気配がして、隣や向こうの席のお客が立ち去った直後の
テーブルのあたりを見るのが好きだったりする。
そこにいたのは、若い男女だったり、
仕立てのいいスーツを着たおじさん二人だったり、
にぎやかなおばさんグループだったり、外国人だったり・・・。

お客が席を立った直後は、まだお皿が残っているほうが、
そこで時間を過ごした人たちの
そこはかとない余韻のようなものが感じられて好きだ。


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でも、こちらも勝手なもので、込み合っているお店などで
先のお客のカップやお皿がまだ残ったままのテーブルに
いそいそと案内されるのはイヤなんである。

そんな自分をはじめ、お客って勝手でわがままだな〜と思う。
なにも喫茶店ばかりじゃないけれど、
お店をやっていくのって、やっぱり大変なコトだ。


*イラストタイトル(上より)/(C)Tomoko Okada
「お茶のあと Ⅲ」
「お茶のあと Ⅰ」
by team-osubachi2 | 2010-10-20 08:17 | 人を描く | Comments(0)