雨の日の針仕事

沖縄へ行ったとき、リネンのチュニックを一枚買って帰ったのだが
この前ちょっと着てみたところ、私の体型では
着丈に対して背中の身幅が広すぎて、どうもバランスが悪い。

どちらかといえば「捨て魔」な私だが、
モノによっては直して長く愛用するものもある。
なので、コレもさっそく自分で“お直し”することにした。

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広すぎる身幅をどうするかあれこれ考えたのち
肩甲骨の下あたりの背中心にむかって
短いピンタックを5本ずつ入れてみることにした。
すこしだけ背中にふくらみが出来てしまったけれど、
素人の無手勝な“お直し”としては、まあこんなものかな。

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針仕事には不思議な作用がある・・・ような気がする。
無心に針を動かしていると、
なんとなくキモチがフラットなところに落ち着くのだ。
6月の雨がしとしとと降るような日は、
手の空いた時間に針仕事をするのもいいかもしれない。
by team-osubachi2 | 2010-06-30 02:21 | これが好き | Comments(0)

週末の手作り餃子

普段から持久力に欠ける体質ではあるが、梅雨でも食欲はある。
夏場、台所の暑さには辟易することもあるけれど、
季節ならではの食べたいものがいろいろあって、
ササッと作れるようなものにして食べている。
さすがに以前ほどには(量的に)食べられなくなったけど、
いやしん坊の習性か、夏ヤセしたことがない。

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先週末は餃子にしてみた。
具材のお肉は、やっぱり豚がいちばん好きだ!
野菜は、冬場なら白菜、いま時分ならキャベツ。
これにニラ、にんにく、しょうが。
皮で具材を包むとき、なぜか逆手になって下手クソなひだを寄せてしまうのだが
まあ、食べてしまえば見栄えも気にはならない。
あとはなにかスープと、野菜炒めが少しでもあれば、
なかなか立派なしみじみご飯になる。

外食の餃子も悪くはないけど、
たまの週末、家で作って食べる餃子もいい。
by team-osubachi2 | 2010-06-29 12:01 | しみじみご飯 | Comments(0)

連日蒸し暑い。
ああ〜、梅雨だなあ〜、と思う。
こんな日に仕事をする時は、やっぱりクーラーが欠かせないものの、
空気が乾いている日には、東西の窓を開放して風を通すようにしている。

丘の上を吹く風はとてもキモチがいい。
仕事机を置いている和室も、ベランダに面していて風がよく通る。
ことさらな夏仕様ではないのだが、
そんな和室で愛用している間仕切りがある。

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7~8年ほど前のこと、以前住んでいたアパートで
程よい間仕切りが欲しくなって、市販品をいろいろ探してみたものの、
自分の希望に叶うようなものがないとわかり、
何を思ったか、無謀にも自分で作ってみたことがある。
結果は悲惨なものだった。・・・って、あたりまえか。

そこへ天の助けか、突然ひらめいた。
ソウダ!親父サンニ頼ムトイウ手ガアッタノダ!
当時すでに退職していたけれど、うちの親父さんは「建具」職人だった。
さっそく自分が欲しいカタチをデザインし、寸法を割り出して
親父さん、いや、正確には、親父さんを通して
元いた職場の若い衆にお願いして、ひとつ拵えてもらうことにしたのだ。

後日届いた包みを開けると、当然のことながら
釘を使わない組木で歪みもない二曲の木枠が、
少しだけ飾りっ気のある小さな蝶番で留めて、素敵な一双に仕上げてあった。
さすが!餅は餅屋・・・なんでもっと早く思いつかなかったんだろ?

これに、自分で用意しておいたタッサーシルクを張ってみたところ、
布端に少しばかり歪みが生じたものの、上々のものが出来上がった。
以来、大切に使い続けている。

現在の我が家は、いまだに引越し後の荷物があって、
まだお客さんを呼べるような状況ではないのだが、
いつか、この間仕切りも、もっと活躍してくれる時が来るだろうと思っている。
ま、その前に、まずはリビングを片づけなくちゃ、だけど・・・。
by team-osubachi2 | 2010-06-28 11:14 | これが好き | Comments(0)

花ざんげ

すみません。
ゴミ捨て場の横丁に咲いていたネジバナが、あんまり愛らしいので
つい数本ばかし、引っこ抜いてきてしまいました。
はじめはその花つきもまっすぐだったのが、
可憐なピンク色の花が開いてゆくごとに、
ねじれながら伸びていくということを初めて知りました。

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すみません。
公園に咲いていたムラサキツユクサがあんまり綺麗なので
つい一本だけ、引っこ抜いてきてしまいました。
鮮やかな紫色の花がちゃんと咲いてくれましたが
花の真ん中がこんなにキレイだということを初めて知りました。

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・・・とまあ、ときどき花どろぼうをしてしまうので
誰に言うともなく、花ざんげ。
by team-osubachi2 | 2010-06-25 16:11 | 生きものの世界 | Comments(2)

高田馬場に落ちた天使

梅雨らしく蒸し暑かった火曜日、高田馬場へ出かけたときのことだった。
目的の用件を済ませたあと、駅前のカフェで
一杯のコーヒーを飲みながらボーッとしていたとき、
目の前を“妙なもの”が通っていった。

それは、年のころはおよそ40代だろうか、
色がすっかり褪めて、首まわりがゆるゆるのピンクTシャツに、
どことなく薄汚れたピンクのトランクス姿の「天使」・・・だった。

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さすがに見た瞬間は、一瞬凍りついたけど、
マ、コンナ陽気ダモノ、ショ〜ガナイヨネ。
周りがどう思おうと関係ない。誰に迷惑をかけるでなし、
世の中にはこういう人もいていいヨ、と思った。
なぜなら、このおじさんはとても充実しているような顔をしていたから・・・。
人生では、それがとっても大事なコトなんだ。

・・・て、ホントにいいかな?
うん、ま、いいんじゃないかな。そゆことにしておこう。

*すべての画像、イラストレーション、文章の無断使用及び複製・転載を禁じます
by team-osubachi2 | 2010-06-24 12:13 | らくがき帖 | Comments(0)

雪花絞りの浴衣

先日のこと、思いがけず名古屋に住む義姉から浴衣の反物が届いた。
生まれも育ちもずっと名古屋の義姉は、
近くに住んでいながら、今回はじめて有松鳴海の絞り祭りに行ってきたのだとか。
着付けの先生でもある義姉は、自分のと娘のと、
そして私の分まで浴衣地を買ったそうで、
楽しい買い物をしたと嬉しそうなメールがきた後に
さっそく送ってくれたものだ。

やわらかくて薄手の真っ白いコーマ地に、夏の空色をした模様は
きっぱりとしていて、見ているだけで涼しくなっちゃいそうだ!
イヤ〜、イイネエ〜!コレッ!
柄は、今年中学3年になった姪っ子が私にと選んでくれたそうである。
よく好みがわかったね、サンキュ!

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残念ながら、いますぐ仕立てに出すのはちょと難しいので、
袖を通すのは早くても来年の夏になるだろうが、
もたもたしていると、あっという間にこちらの年齢がいってしまって、
この柄の勢いに負けて似合わなくなるんじゃないかと心配にもなる。

でもこの絞りの柄、古典なのに、かえってモダンな印象もあるから
浴衣以外に、ファブリックとしてもあれこれ使いまわして、
布の寿命を最後までまっとうさせることが出来るんじゃないかな〜
・・・という気もしている。

素晴らしい絞りの技術は数々あるけれど、
今回送ってくれたものは「雪花絞り」という板締めのもので、
ネットで調べてみたら、有松で板締めをなさっているのは
もう鵜飼良彦さんというおじいさんだけらしい。
職人魂、ここにあり!である。

有松・鳴海絞会館/有松絞りまつり(今年は終了)
http://www.shibori-kaikan.com/event.html
張正/鵜飼さんの板締め作業
http://www.youtube.com/watch?v=rKQg2H0qsMc
by team-osubachi2 | 2010-06-24 00:02 | 着物のこと | Comments(0)

とろける匂い

猫にまたたび・・・ではないけれど、
私は、薔薇、梅の実(プラムも)、金木犀の甘い匂いをかぐと
ほにゃららら〜トロントロン・・・となってしまう。

実家にいたころ、毎年母親が梅干し用にと買う梅の実の匂いに
ウットリとろけそうになりながら、なんでコレが食べられないのか、
なんで梅干しになるとこの匂いが無くなってしまうのか、
子供ながらに納得がいかない思いをしたものだった。

今年になって、梅ジャムを作ってみよう!という気になり、
失敗覚悟で、ひと袋買ってきた。
追熟させている間、部屋中にいい匂いが漂う。
う〜ん、とろけそうだ〜。

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しかし、どの段階でジャムにしようかと悩む。
ま、匂いだけでも楽しめるから、たとえジャムが失敗してもいいかな、
いや、それでは材料費がもったいないな、・・・とかなんとか、
作りもしないうちから一人で気を揉んでいる。
by team-osubachi2 | 2010-06-23 01:28 | 食べる | Comments(0)

手織り木綿の名刺入れ

先日、打ち合わせのあと、
池袋の全国伝統的工芸品センターの二階で開催中の
「日本の自然布展」をちょこっと覗いてみた。

予定を見ずに出かけたのだが、
会場では、ちょうど木綿手紡布のレクチャーをやっていて
何人ものお客さんを前に、染織家のお三方が実演をしたり
いろいろ説明しているところだった。
そのお一人に、永井 泉さんという若い染織家さんがいた。
先月行った「うちくい展」でお会いして、今回DMを送っていただいた方だ。

会場に、その永井さんの手紡木綿でこしらえた
名刺入れがあったので買うことにした。
愛情を持って生み出された手仕事のものには、
不思議と(それがまた自然なこととして)有機的な何かが宿るようだ。
胡桃で染められたという木綿は、どことなく永井さんの印象と似ていて
色も手触りもふんわ〜りとやわらかく、
けれども芯の強そうなしっかりとした表情をしている。
裏地の茶色がまたなんとも絶妙な配色バランスで、一目で気に入った。
長いこと愛用している手すき和紙の名刺とも、ぴったりと合う。

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先代の西陣のつづれ織りの名刺入れを最後まで使いきって後、
なかなか次のものが見つけられなかったので、この買い物は嬉しかった。

あっ、そうだ!新しい名刺がきれてしまっているんだった!
またちょこちょこっと書いて、
さっそく新しい名刺入れにセットしておかなくちゃ。

日本の自然布展/22日まで
http://texinfo.web.fc2.com/
by team-osubachi2 | 2010-06-22 00:17 | 買う | Comments(2)

山あじさい

園芸は苦手な方だ。
花を咲かせることが上手にできないし、
ズボラな性格も植木にたびたび災いするからで、
どちらかといえば、人さまの家の庭先を観賞したり
出歩く道々の草木の観察の方が気楽でいいかなあ〜。

だけど、殺風景なベランダに、ちょこっと緑があると
それだけでなんとなく嬉しいし、キモチも和むような気がする。

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季節のせいか、あじさいの鉢が欲しくなって探してみたら、
山あじさいの鉢がひとつだけ安く売られていたので買って帰った。
楚々とした様子がやさしくて涼しげだ。
野草好きには、ちょうどいい買い物だったかもしれない。
by team-osubachi2 | 2010-06-21 09:21 | 買う | Comments(2)

手さげ袋

友人Y子さんのお母さんK子さんは縫い物が大好き。
たびたびその手仕事のお裾分けに与かっているのだが、
これまでいったいいくつ、
K子さんお手製の袋物や雑貨をいただいただろう?

手元にあった反物の端裂れなんかを差し上げたら、
いくつものかわいい巾着やお手玉に姿を変えて戻ってきたり、
いつだったか、着なくなった身内の着物を小裂れ用にと差し上げたら、
とても洒落た絹座布団(それも半ダース!)に変身して帰ってきたこともあった。

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今年は浴衣地でこさえたという手さげ袋と巾着のセットをいただいた。
柄の選び方もお上手で、キチンと裏地もついて
とてもしっかりていねいに出来ていている。
手作りのモノって、そんなところに人柄があらわれるものなんだなあ。
袋ものやバッグが大好きなので、ありがたくちょうだいした。

さて、これは買い物袋にしようかな?
それとも、お習字のお稽古バッグにしようかな〜?・・・と、
使い道をあれこれ考えて、ひとり悦に入っている。
by team-osubachi2 | 2010-06-19 02:59 | 日々いろいろ | Comments(0)