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雨の日の茶室

*3月26日(日)雨

朝から冷たい雨が降っているけど気にしない。
紫の和傘をさして出かけるにはとってもよい処へいくのだから。

向かった先は「都筑民家園」。
公園の脇を進んでいくと、傘越しに見えてきた茅葺きの大屋根・・・あれがそうかな?

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あらま〜!思った以上に良いところじゃない?!
うちからそう遠くないところにこんな良いところがあったとは!

年明けに葺き替えられたばかりだというまだ清々しい茅葺きの母家の手前に見えた
木々の枝先には可憐な山茱萸(サンシュユ)の黄色い花が盛りだった。

私がたどりついたのは民家園の裏手。
どこに茶室があるのかな?と、ちょっと右往左往して、
ひと気のない母家の広い土間を抜け、横丁にあった事務所で茶室がある場所を訊いた。

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何の事はなく、茶室「鶴雲庵」「輪亭」は母家の奥隣りにあった。

今日はこちらでS先生がお茶の稽古をつけられるというので、
茶室の見学がてら、お弟子さんらのお点前で一服頂戴しにうかがったのだった。

勝手口から入って広間の「輪亭」で身支度して、水屋で一席お稽古が終わるのを待った。
S先生と皆さんにご挨拶し、次のお弟子さんが準備される間、
小雨になったのをさいわいに皆さんに混ぜていただき、にじり口から入ってみた。

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床の間にかけられていたのは紫野の雪山が筆の「應諾々」という書。

S先生が禅語の「主人公」と「応諾々(おうだくだく)」についてお話されるのを聴きながら、
「お〜い、自分、どうだ〜?しっかりやってるか〜?大丈夫かあ〜?」
「おうよ、自分、どうにかやってるよ〜、まあ、大丈夫さ〜」
・・・なーんて一人で対話する情景が心に浮かぶ。
(*禅語に親しむ「主人公(無門関)」/http://www.jyofukuji.com/10zengo/2005/02.htm

禅のことも禅語もな〜んにも知らないし、
自分と対話するなんてことはこの方四十をすぎるまでやったことがなかったけど、
いまは毎日のように自分と向き合う、というか向き合わざるを得ない日々だもの。
「応諾々」・・・なるほどなあ。心にとめておこうっと。

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花は連翹(レンギョウ)と雪起し(クリスマスローズ)。

富山の日本海育ちには「雪起し」ときくと、
日本海の沖からやってくる冬将軍と呼ぶ嵐のなか轟く雷鳴のことなんだけど、
この「雪起し」はなんて可憐なんざましょ♡

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「鶴雲庵」と名付けられた小間は三畳台目。

準備のときは照明をつけたけど、点前の稽古のときには消し、
障子あかりだけの薄暗い中、お弟子さんが濃茶と続き薄茶の点前稽古をなさっていた。

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客側は小間にふさわしく、五人だったり三人だったりの少人数。
茅葺の屋根や木々から垂れる雨滴の音、ほの暗い中に浮かぶ茶器や点前する人の手の動き、
釜から立ちのぼる湯気の白さ、練ると漂ってくる茶の香り・・・。

普段は眠っている五感が一分一秒ごとにゆっくりと開いてゆく感じがなんとも心地よくて、
時間も空間もとても豊かに、贅沢に味わわせていただいたなあ〜と思った。

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おかげさまで、とても良い時間をみなさんとご一緒することができました。
お声をかけていただき、どうもありがとうございました♡

いつか古民家の母家の方もゆっくりと訪ねたいものだ。

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都筑民家園・HP

「茶室が出来るまで/Story of a tearoom」(茶室「鶴雲庵」と「輪亭」が出来るまで)


全体の流れをざっくりと紹介している動画だけど、
子どものころから馴染んだ鋸や、とんかちや、鉋がけの音が懐かしく、
各々の分野を任されて働く職人さんらの仕事は見ていて飽きない・・・。
これらの技術がこれからも継承されてゆくことを願うばかり。

by team-osubachi2 | 2017-03-27 23:42 | 出かける・見る | Comments(6)

昨日都心部へ出かけたついでに、
表参道ヒルズで開催中の『エルメスの手しごと展』をのぞいてきた ♪

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実演中の作業台には三重四重の人垣が出来てたけど、
平日の昼時だったせいか、まだ空いてる方だったかもしれない。

カメラとモニター、ミラーも使って人垣の後ろの人にも見えるよう、
職人さんの仕事ぶりをなんとか“伺い知る”程度には見られるよう工夫してあった。

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エルメスなんて高級ブランドはとてもじゃないけど手が出ない。
以前シルクロードや中東を旅したときに頭に巻くために買った
「カレ」ってゆースカーフが2枚あるだけ。

2週間ほどタクラマカン砂漠をぐるっと周りながら毎日使ってみて、
その使い心地の良さと絹の復元力の良さに高いだけのことはあるなあ〜!と実感。

だからね、今回スカーフへのシルクスクリーン製版やプリント職人さんの仕事も見たかったけど
このおねえさん職人がやってる「縁かがり」をぜひかぶりつきで見たかった〜!!

きけば、布端をまるめながらかがる巻き縫いに使う糸には
糸止めの玉を作らないんだそうだ。糸が終わるところでも玉にはしないで、
そのまま針を抜いて布端に一緒に巻き込むらしい。
新しい糸は三針分同じところを縫ってから先へと縫い進めるらしい。
だからスカーフの端はどこを触っても指にゴロっと糸があたらないんだって〜。ナルホド〜!

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ま、スカーフはこのあたりにして、さて、次はどこ見ようかな〜。

人気が少なかったところに手袋が飾ってあったので、
手袋もいいわよね〜♪と思っていたら、ちょうど休憩を終えた職人さんが作業台についたので
これさいわいと台の横に貼りついて見学できた。

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手袋の職人さんは、柔らかい革を引き伸ばして断つところまでを受け持っていて、
見どころはね、「デペサージュ」っていう引き伸ばし作業だった。

革をスポンジで濡らしたあと、台の丸みを活かし手とヘラを使って引き伸ばしてたけど
伸ばすほどに艶が出てしなやかになるらしい。ほおお〜。

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手袋の革は、タテ(手首から指先)方向は伸ばしきって、もうそれ以上伸びなくしておき、
手の幅方向はストレッチが効くように伸ばすんだそうな。
この伸ばし作業あればこそ、断ったあとや縫ったあとも狂いが出ないんだって。
へえ〜!ここでもナルホド〜!の連発だった。

革がみるみる間に伸びてゆく様子はなんだか魔法みたいだったな〜。
充分に必要な分だけ伸ばしたところで、受け板の上で裁断機を使って型を抜くとこんな感じ。
立体裁断ってよく考えられてるね〜。

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この型と同じように、絹やカシミアの裏地はまた別の職人さんが受け持ち、
それらを裁縫職人さんが引き受けて一針一針まっすぐに手縫いし、
最後に内側にエルメスのお印が捺されて出来上がり!・・・だそうな。

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実際は実演ごとに革を切ってはいられないので、ほとんどは工具や
工程途中のものを見せながら説明するだけだけど、それでも職人さんの仕事を見知るには充分。
だって、ここまで見ちゃうと、いったいどんなつけ心地なんだろう?・・・って
手袋欲しくなっちゃったもん。ショッピング魂にはすっごく刺激的!(笑)

もちろん買えないけどね〜。もとい、買わないけどね〜(笑)。
宝くじ買おうかしら。当てたら買いたいものいっぱいあるわあ〜♡
・・・誰?そこでナントカの皮算用って言ってるのは?!

『エルメスの手しごと展』は表参道ヒルズにて、明日19日まで。
(*このイベントは終了しました)


by team-osubachi2 | 2017-03-18 19:14 | 出かける・見る | Comments(9)

先週末、相方とうちで軽くお昼をすませてから
上野の科学博物館へ『世界遺産 ラスコー展』を見に行ってきた。

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子どものころ教科書で知ってから、いったいどういうものか
いつか見てみたいものだなんて思ってたけど、
去年の秋からこの展が始まってたのをすっかり失念していて、
会期終了まで一週間というところで滑り込み。

場合によっては模写なんて出来るかな?
とちいさなクロッキー帖と鉛筆も携帯してみたけど、甘かった〜!
会期終了まであと一週間てところで空いてるハズがないじゃん?! はははは・・・。

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入場切符を買ってさらに入り口で順番待ちして、
会場に入った時間から特別展閉場まで1時間半くらい。

あれこれ細かく説明されたパネルを見るのは後回しにして、
とにかくお目当ての壁画の再現ブースへ行った。

たとえレプリカでもいい。
この洞窟壁画をぜひ原寸大で一度見てみたかったの〜〜♡

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ジャジャーン!・・・って、スマホの写真じゃあその大きさはまるで感じられないなあ。

この牛なんて、たいそう大きいんだよ。
そして本当に良く観察していて、とっても上手く描けてるんだよ。
顔の描き方なんて、どんな素晴らしい。力作だね。

レプリカ展示には工夫があって、時間によって照明が当てられたり、真っ暗闇になったりするの。

すると、そこの描かれている絵には、実は牛だけでなく
いくつもの動物がうっぱい描かれているのが分かる仕掛けになっていて・・・

おお〜〜〜う!!

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見えにくいところにもいっぱい動物たちが描かれていた。
馬でしょ、牝牛に牡牛、山羊だの鹿だの、バイソンとかもね。
全長200mくらいの穴の中に800頭くらい描かれてるっていうからすごい。

クロマニョン人の中に「描くことが好き」な芸術家が何人もいたってことだよね。
絵を描くだけじゃないよ、もちろん工具もいろいろ創り出しててそれにも感心しちゃった。

狩猟のための道具や火起こしもすごいけど、とくにビックリしたのは、
二万年前までにすでに骨製の「縫い針」が登場してたってこと。

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骨を割いて針先を作る工程も再現動画があったね。
相方が「糸はどうしてたんだろう?」っていうから、展示資料を見てたら
どうも麻かそれに近い繊維を縒って糸にしてたのかな?
貝殻のアクセサリーをつないだり、毛皮を縫い合わせたりしていたみたい。

これどうよ?!

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こうなるともうファッションでしょ。ある意味、おされの最先端よ。
発見された人骨から再現されたクロマニョン人の姿、いまどきはリアルに作れるのね。
瞳もだし肌の感じもよく出来てて、この女子におみ足には
(余計なお世話かもだけど)すね毛まで再現されててリアルだったわあ。

いまから二万年も前なんて、どんな時間の長さかなあ〜。
100年前の日本で大正6年。ロシアの帝政がおわったころよ。
100年の十倍の1000年前で平安時代。藤原親子が太政大臣と摂政になったころだわね。
1000年前ならまだ歴史が追えるけど、
でもその1000年のさらに十倍の一万年前は、日本は旧石器時代から縄文時代だとか?
その数倍も先の年数にいたっては想像のほかよ。

でも間違いなく、すべての時代を生きて連綿と命をつないできた人類の中に
なんと私という一個の人間のご先祖さまが間違いなくいたわけで、
そう思うと二万年前のご先祖さまと今の自分たちとはいったい何が違うんだろう?
・・・大して違わないのかもねって思うじゃん?

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すでに入場者が20万人を越えてるとかで、
この日も人が多く、ゆっくり見てらんなかったのは残念だったなあ。

でもね、ラスコー洞窟は発見されてほどなく大量の見物客が訪れてしまったために
一気に劣化が進み閉鎖されたってゆーから、なんのことはない
自分が生まれる以前にすでに実物を見るコト能わずだったワケで、
見ようと思うならこういうレプリカでしか叶わないいま、
写真で見るより実寸で見られたってことが私には何より嬉しかった ♪ 忘れないわ。

特別展『世界遺産 ラスコー展ークロマニョン人が残した洞窟壁画』
国立科学博物館にて2月19日(日)まで

by team-osubachi2 | 2017-02-13 23:13 | 出かける・見る | Comments(0)

昨日の午後、おおよその夕飯の下拵えをしておいてから、
相方と近くのシネコンへ行き、映画『沈黙』を見てきた。

レイトショーなしで上映回数も少ないせいか席はけっこう埋まっていて
前から二列目で少々顔をあげないと見えないという席であったにもかかわらず
開始からおしまいまで実に2時間41分という長さも
まったく気にならないほど見入ることができた映画だった。

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長崎のキリシタン弾圧のことを中学教科書よりは少しだけ多めに知っていても、
その詳細はもちろん知らないから、最初は小説を読んでもドキドキしたけど、
主題はそこではないことを悟ってからは、映画を見ても拷問や刑のシーンには引っ張られずに
(目を背けたくなるよなシーンもないワケではないけど、
とはいえ必要以上に描かれることはなく)物語を俯瞰で見ていられたかも・・・。

なにせ28年もかけて準備し撮影に臨んだというだけのことはあって、
スコセッシ監督の原作への理解も洞察も深いんだろう、
監督が日本のスタッフにまかせたというセットや衣装に違和感はなく
オーディションをくぐり抜けて役をゲットした日本の俳優陣も素晴らしかった。

窪塚洋介くんってこんないい役者だったんかい?と見直しちゃったよ。
イッセー尾形さんや浅野忠信さんも言わずもがな、
塚本晋也監督も役者としてとてもいい役を演じてた。

青木崇高くんやチラッと片桐はいりさんは見てとれたけど、
え?そうだったの?と思うほどいろんな人たちが出てたんだね。
台詞がなくても、衣装をつけて撮影現場に立てたのはすごく嬉しかっただろうなあ〜。

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しかし、人間はどうして宗教を持つことにしたんだろう?
人間にとっての信仰ってなんだろう?
教義や組織にもいいところはあるかもしれないけど、
そんな枠に縛られることもなく、各々が心の中に自由に持てる信仰について考える。

『沈黙』の主人公である宣教師ロドリゴは物語のクライマックスの後も生きる。
物語の最後の最後に見てとれるある種の救いのようなもの・・・、
たとえ外側からはうかがい知ることは出来なくても
人の内面に広がる(私的にはそれは宇宙のような)無限の世界に
ずっと持ち続けられるものは何であるか、それを探すのも人生・・・か。
そこが監督ご自身も深く想うところなのかも?とは私の個人的な感想。

見終わって場内に照明が灯ってから首と肩がバリバリに凝っていることに気がついた。
前方のお席で2時間41分スクリーンを見るのはやはりキツかったらしい。
でもそんなことをいっさい忘れて物語に没中できた作品であった。

『沈黙ーサイレンスー』公式HP

by team-osubachi2 | 2017-02-06 11:09 | 出かける・見る | Comments(4)

仕事がひと区切りついたところで、絵の具が足りなくなり
画材を買いがてら新宿方面へ出かけた。

まずは文化学園服飾博物館で開催中の『麻のきもの・絹のきもの』展へ。

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日本で木綿が入って来たのは古くても、棉花をたくさん生産できるようになって
庶民にまで普及する江戸時代(17世紀ごろ?)以前は、日本の衣類は麻と絹だったときいている。
日本の麻については、このごろかしましい大麻繊維と苧麻がメインになる。

個人的にいいなって思ったのは大麻で織られた室町時代の文袋。
先染めの格子、型染めあり、生成り、のわずか三点だけだったけど、
ぞくぞくっとするパワーがあった。

絹についても、ざっくりと工程と繊維を紹介しつつ
主には博物館のコレクションである衣装の数々がとても見ものだった。

麻のきものと絹のきもの、それぞれにおおよそのことは知ってはいても、
自分程度の知識はたいしたことはなく、あらためてこういう展示のときなどに、
少しでも本物を見て知ることのくり返しだ。

ワンコインで充分見応えのある展示だと思う。
まあ、個人的には、もしも大麻の織物をもっと見れたら120点!・・・なんてネ。
ポストカードが一枚50円ってところがまた嬉しい博物館である。

『麻のきもの・絹のきもの』展/文化学園服飾博物館にて2月20日(月)まで

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おまけ:そのあとちょいとだけ足をのばして下落合で開催中のコレへ。

GSS6

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本日の戦利品。まずはKAPITALの裾のカットワークが面白いリネンシャツに、
MANISのフェルト・トートバッグに、メリノウールの格子マフラーに、
えっと〜、やちむんの片手付き片口と、それと小袋いっぱいの木ボタンね♪

えっと、えっと、それからコレも↓

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なんだ?これ・・・って、これは相方へのお土産。
なんと昭和二十年代の小学生雑誌が二冊で100円!w

ガレージセールって、こんなちょっとした購買欲を満たすお買い物ができて
楽すいい〜のだなあー、またこれが。

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明日もけろさんとスタッフさんらと喫茶燈燈さんのお飲物とスイーツらと、
きっと、たぶん「お猿さんたち」もお待ちしていると思うので、お時間のある方はぜひ!

by team-osubachi2 | 2017-02-03 20:19 | 出かける・見る | Comments(6)

見たい見たいと思っていても、見ることができるものってほんの少ししかなくて、
実際には見逃すものの方が多い。

映画『あん』もそのひとつ。
新聞をとっていないせいもあって、ゆうべテレビで番組表をパラパラとチェックしていたら
あら?・・・『あん』、放送するの?!
あわてて録画予約したけど、放送も見た。

見てよかった〜。うかうかして放送も見逃すとこだった。





いままでどういうお話かいっさいチェックしなかった。いつか見にいきたいと思ってたから。

見終わって、こちらが胸に思うところは
原作者のドリアン助川さんがぜーんぶインタビューでお話されている。

映画『あん』で問いかけた「生きる意味」とは 原作・ドリアン助川さんに聞く
by HUFFPOST LIFESTYLE JAPAN

私は、いままであずきを自分で炊いたことがないのだけど
暮れにあずきをひと袋買っておいたの、仕事が一段落したら炊いてみよっかな。
はじめてだもん、もちろん失敗覚悟で。焦げさえしなければ食べられるっしょ。
そうだ、大好きな麦こがし入りのパンケーキ粉で皮もやいて
どら焼き風にして食べてみるのもいいなあ〜、うしし ♪

いい映画だった。見れてよかった。

映画『あん』公式HP

by team-osubachi2 | 2017-02-01 10:02 | 出かける・見る | Comments(12)

昨夜ようやく見に行くことができた。
話題のアニメーション映画『この世界の片隅に』。

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お話がはじまるや、すぐに物語に引き込まれた。
おだやかに、淡々と、淡々と主人公すずさんの暮らしとともにお話はすすんでいく。

自分が小学生のときに覚えさせられた当時でも、瀬戸内工業地帯で呉と言えば造船だった。
その呉の人々の軍艦と海兵隊さんへの眼差しの描き方もよかった。

人物も背景も、丁寧に丁寧に描かれていて、そこにも好感を持った。

どぎついエピソードも、淡々と描かれている。
だからかな、見る人に物語の向こう側にある問いかけをゆだねているみたいな映画だ。

見終わってみれば、夜の上映でも週末のせいかはわからないけれど、
郊外の映画館とはいえ、公開からの日数を思えば、
お客さんはかなり多かったんじゃないかな。

アニメーション会社でプロデューサーをしているおネエサンが
Facebookにくれたコメントによれば
「監督は呉で取材された方の当時の家を家族を映画の何気ない風景に入れてるそうです。
(床屋さん家族とか)泣けます」・・・とのこと。
あらやだ、そんなこと聞いちゃうとまた見たくなっちゃうじゃん!



よかったよ。うん、とってもよかったよ、この映画。

公開からのこの反響の大きさは、原作のこうのさんや監督さん、スタッフさんをはじめ、
クラウドファンディングに出資なさった方々にも嬉しいことだったろうな。
キネマ旬報のベストテンで堂々の第一位獲得は伊達じゃないね。
何よりのことである。

『この世界の片隅に』公式HP

by team-osubachi2 | 2017-01-22 23:11 | 出かける・見る | Comments(0)

はしご日

昨日は画材を買いに都内へ出るついでに
ちょこまかと予定を詰め込んだ。

しょっぱなは銀座三越で開催中のコレへ ♪(入場無料)

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年明けから始まったアニメーション版のシーズン2。
その原作を貸してくださったお友だちと一緒に拝見した。

Eテレで放送してる『浦沢直樹の「漫勉」』を見ていると
昔取った杵柄でなくとも漫画を描く面白さについつい夢中になってしまう。
とはいえ、あくまで傍観者の範疇だけど。w

ご一緒した漫画の先達さんは、黒地の着物に真っ赤なお襦袢、
総絞りの羽織に赤い背守りという小粋な着物姿でご登場。

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おや?・・・襟元には今年の干支さまがちらりとな ♪
きけば今年は年女なんだそう。まあ〜!どうりでキマってますこと!

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そのあと一緒にランチをしてから右と左に別れ、
私は銀座一丁目にある森岡書店さんへ移動。

毎週「一冊の本だけを売る本屋さん」として知られる森岡書店さんでは
今週と来週、二週にわたって売られているのは舘野鴻さんの『つちはんみょう』。

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カラフルなハンミョウとは異なり、こちらは地味なツチハンミョウ。
知らなかったなあ〜。その存在も生態も・・・。

虫好きとしては面白くてたまらない生態がこの一冊の中に表現されていて、
まるで宇宙ともいうべき昆虫世界にいたく感動。
思わず一冊買って帰り、同じく虫好きの相方に見せて折半してもらった。w

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銀座のあとは外苑前に行き、ギャラリーハウスMAYAさんで開催中の
谷口広樹さんの個展『儘花』を拝見。

岩彩を用いて美しく描かれた谷口さんの花の世界。
一点一点の美しい夢に咲くような花を見、ちょこっと詩のような題を見て
ここでは心の宇宙を見るような感じだったなあ〜・・・。

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ちょうどお客様もひけたところで、奥でひと休みさせていただいた。
午後の珈琲のお供には、叶 匠壽庵の「あも」♡

最後に新宿へ出て、世界堂で画材を仕込んでから帰宅。
ふわあ〜・・・。

でも、なんだろう、この感じは・・・?
以前だったら三軒も四軒もはしごしようものならヘトヘトだったのが、
今年の私は去年の今ごろにくらべてチカラが湧いてきてる感じがする。
気のせいでなければいいのだけど。w

さあ!たっぷりと刺激をいただいてきた分、今週来週がんばろう!

by team-osubachi2 | 2017-01-19 16:06 | 出かける・見る | Comments(6)

個人的には昨日が仕事はじめになるのかな。
午前中銀座で一件打ち合わせをした。

そのあと着物友だちと待ち合わせて、
松屋銀座で開催中の『白洲正子ときもの』展を見てきた。

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白洲正子という女性を知ったのは、自分はまだデザイナー時代だったとき。
最初に入社したデザイン事務所の書棚で見つけた、あれは古い別冊太陽だったかなあ、
着物についての別冊で、中に着物への造詣が深いお三方の対談が載っていて、
そのメンバーのお一人が白洲正子さんだった。
なにそろあの独特なお顔に、能装束風の小袖に細帯という
独特な着物の着方に衝撃を受けたっけなあ。

いつだったか紀尾井町のホテルで、源氏物語に登場するヒロインそれぞれを
さまざまな著名人がイメージする着物や小物などで表わすというイベントがあって、
白洲正子さんは「夕顔」を受け持たれ、そのブースを拝見したとき
「まるでお能の舞台みたいだな」と思ったことがあった。

その白洲正子さんの着物だけを集めた展覧会。
写真集で見てもあまりピンとこなかった着物や帯も、なんのなんの
実物は、うん、やっぱりなあ〜!・・・とうなづいてしまうほど
存在感ありありの強いチカラを持つ織りや染めの布ばかりだった。

お正月だしするから、会場にはお着物の方も多く、
友だちとも「どれが好き?」「ああ、これ、いい色ね」
「こんな組み合わせ方は難しいわあ」と言い合いながらとても面白く拝見した。

さらに付け加えるなら、田島隆夫さんの画のある手紙や裂帖がとっても素敵で、
何時間でもずっと見ていたいくらい良かった♡

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そのあと7階に降りて、白洲千代子さん(アクセサリー)と
大谷ひろ子さん(ヘッドドレス/コサージュ)の二人展に寄り、
二人の作品もあれこれ楽しく拝見。

白洲さんのブローチやネックレスはどこかユーモアがあって好きなんだ〜♪
大谷さんの手刺繍による髪飾りや和のカチューシャ、華やぐようなコサージュなども
すべてハンドメイドの一点物で、見てるだけで甘やかなキモチになる♡

*特別展『白洲正子ときもの』は16日(月)まで
*白洲千代子さんと大谷ひろ子さんの二人展は10日(火)まで
*お知らせログ/http://okakara.exblog.jp/27387800/

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綺麗なもの、好きなものを見てキモチがよくなったところで松屋銀座を出て、
午後はわりあい人の空いてる「凮月堂」さんでゆっくりとお茶をした。

昨日ご一緒した着物友だちは、もしかして男物だったのかな?
亀甲絣でびっしりと埋められた結城とおぼしき着物に、
なんと十二支全部が絵馬に描かれた小紋生地の帯といういでたちだった。
この方もご自分の好きなものがよくわかっている人で、
そういう人にこういう布との出会いってやってくるのだろうなあと感心する。

途中、夏の琉装もどきの話になり、たとえば芭蕉布や宮古上布、八重山上布など
「琉装風にして着るんだったら、たとえ丈が短くても買えるね〜!
着物にして着るよりぜったい涼しいわよ!」と真冬に真夏の着るものの話で盛り上がり、
そこはお互い古手ものの中に宝ものがたくさん眠っていることを知っている者同士、
あれこれと着物の話は尽きないのだった。

「凮月堂」さんを出るころにはもう日は暮れかかっていたけど、
でも、日は確実に長くなってゆく。春は遠からず、である。

by team-osubachi2 | 2017-01-07 17:44 | 出かける・見る | Comments(4)

ふとしたキッカケで、ワケもわからずある物事に引き寄せられるということがある。

去年たまたまテレビで見ていた旅ものだったか歴史紀行ものみたいな番組の中で、
ポルトガルの、あれはポルトの街中でのインタビューで、
日本で知ってることは何かありますか?といったような質問をされたのだろうか
ポルトガル人のとあるおじさんが
「遠藤周作の『沈黙』を読んだことがある。とても面白かった」と言っていた。

と、そのひと言で、突然自分の中でちいさな種火が起きたみたいに
「遠藤周作の『沈黙』って何?」ということになったのだった。

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狐狸庵先生・・・遠藤周作。
文学に疎い私はそのご高名は知っていても作品は知らない。
一度だけ『海と毒薬』だけは読んだ筈で、奥田瑛二さん主演の映画も見た筈だのに、
いやもう、まったくと言っていいほど記憶がない。

『沈黙』・・・読んでみようかな?と、古本で一冊手に入れたところで
これまた偶然テレビで『ルーアンの丘から』という
遠藤周作さんが戦後まもなく渡仏留学した青春時代についてのドキュメンタリーを見た。
知らないことばかりだったが、へえ〜なんだか面白いぞ、遠藤周作という人は、と思った。

(余談ながら、子供のころ、ある本で読んだ部分に、狐狸庵先生、
あるときかのD・スカルノ夫人にむかって
「あなたはおならをしますか?」という不躾な質問をぶつけたら、
D夫人は「あら、わたくし、おならいたしますわ」と平然と答えたという
珍妙なエピソードだけ妙に覚えていたりする)

・・・と、そんなことを思ううち、今度はその『沈黙』を
かのマーティン・スコセッシ監督が映画化しているという情報を目にした。

なぜだかわからないけど、これはもう『沈黙』を読めっていうことなのだろうと思い、
映画の公開までに間に合うよう、去年の暮れからちびちびと読み進めている。

去年の暮れに映画予告をFacebookでシェアしたところ、
『沈黙』を若い頃に読んだという人たちから、この作品の内容の重さに
少々トラウマにもなってしまったというコメントをいただいたりして、
うっかり自分の妄想でキリシタンが受けた拷問に読む前からたじろぎそうになった。
けれども、文学者と監督の人間を見る眼差しはもっともっと深そうだ。

そして、たたみかけるようにこの正月2日、
映画公開に先だってのドキュメンタリー番組が放送されたので見てみた。
見終えて、ふと、もしも私が若いときに読んだなら、この作品の奥深い世界へたどり着く前に
残酷な痛みや苦しみにばかり目がいってしまったかもしれない・・・と、そんな気がした。

まだ途中までしか読んでいないのでなんとも言えないが、
小説を読み、映画を見て、遠藤周作先生とマーティン・スコセッシ監督描くところの
“人間像”を見てみたくなったのかもしれない。
今が自分にとってこの作品と出会う「時期」ってことなのかもしれないなあとも思う。
若いときには縁がなくて正解だったということか。
映画の公開は今月21(土)からだそうである。



『沈黙ーサイレンスー』HP

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この週末にドキュメンタリーの再放送があるので、ご興味のある方はご覧ください。
(*ただし内容には「これってネタバレね?」というところもあるのですけど)

BS1スペシャル「巨匠スコセッシ“沈黙”に挑む〜よみがえる遠藤周作の世界〜」/NHK BS1
*1月7日(土)午後7時より再放送(110分)

by team-osubachi2 | 2017-01-05 17:59 | 出かける・見る | Comments(8)