カテゴリ:出かける

  • 「ロベール・ドアノー」生誕100年記念写真展へ
    [ 2012-05-10 10:59 ]
  • 悪ノリもまた楽し
    [ 2012-05-02 22:52 ]
  • 「大友克洋GENGA展」へ
    [ 2012-05-02 08:07 ]
  • そうだ京都、行ってきた。
    [ 2012-02-22 18:48 ]
  • レンタサイクルで下町めぐり
    [ 2012-02-09 22:02 ]
  • 赤い帯を締めて
    [ 2012-02-08 07:37 ]
  • 国立天文台へ
    [ 2012-01-29 07:54 ]
  • 森永製菓「エンゼルからの贈り物」展
    [ 2011-12-19 21:52 ]
  • トゥールーズ=ロートレック展へ
    [ 2011-12-15 07:37 ]
  • 大山の紅葉トレッキング
    [ 2011-12-05 15:59 ]

「ロベール・ドアノー」生誕100年記念写真展へ

20年前、この写真集を2冊だけ手に入れてから
いったい何度ページをひらいて見入ったことだろう。
以来ずっと憧れていた写真家のひとり、R・ドアノー。

午後は嵐になるかもだけど、今日を逃すともう時間がない。
(春からずっとやってたのに、今ごろ慌てて・・・)

では、これから観に行ってきま〜す!!



・・・というコトで、行ってきたR・ドアノー展。
郷里ではめったに機会がなかったせいもあるけれど
東京に出てきたときからなぜか写真展を観に行くのが好きで、
ひょっとしたら絵画展と同じくらい足を運んでいるかもしれない。

ドアノーの視線が好きだ。庶民の出を自認する人だ。
2年間、暮らしのために『VOGUE』と契約した時代もあったらしいが
スタジオ撮影や富裕層の世界がどうにも苦手だったというし、
たしかに、そんな頃の写真よりも、
マルシェ界わいの労働者たちやサーカスの踊り子たち、
酒場を流すバンドネオン弾きの女であったり、路上の清掃員だったり・・・。

そんな社会の、少し端っこやちょっと底の辺りで生きる人たちの
一瞬を切り取った写真の方がぜ〜んぜん面白いんである。
そして、何かを一所懸命にやっている人間や、
街中の恋人たちや子どもたちへのまなざしがあたたかい。



自分が40代になってようやくわかってきたのは、
私は「人」や「人間」というモチーフが好きである、ということだ。
それは私自身が、なぜだか、どうしてだかはわからないけれど、
「人」や「人間」を描きたくて、また、描けるようになりたくて
ずっと願い続けていることと、自分が観に行く写真は
根っこのところで同調していたのだなあ〜・・・と
この展覧会を観て(今さらだけど)想いを強くした。

私にはまだまだ「人」は描けずにいる。
でも、いつか「人」が生きている一瞬を描きたい。
目指す方向はそこだと思う。
たどり着けないまでも、とにかく一歩ずつ
そこを目指して歩いていこう。

それにしても、写真展は絵画展にくらべて格段に人が少ない。
逆に、なぜ絵画展はあんなに人が多いんだろう?
でもって講釈もやたら多い気がするのだが、なぜだろう?
絵や作者に関する知識を得るよりも、
せっかくのナマの絵を目の前にして、
その場で感じとる自分の感性をこそ、もっと大事にすればいいのに
・・・と思ってしまう。

ま、それはともかく。
写真美術館地下の広い会場で、静かにゆったりとドアノーの世界を満喫して
上にあがったらすっごい土砂降りで、そのうえ寒くてビックリした!
カフェに入って温かいお茶を飲み、しばし余韻にひたって、
家路につくころには、ちょうど雨もあがって夕日も顔を見せてくれた。
おお、ラッキー♬ これはお天道さまに感謝しなくっちゃ、だね。


「ロベール・ドアノー」生誕100年記念写真展
東京都写真美術館にて13日(日)まで開催中

http://syabi.com/contents/exhibition/index-1545.html

by team-osubachi2 | 2012-05-10 10:59 | 出かける | Trackback | Comments(2)

悪ノリもまた楽し

というコトで、観に行ってきた「大友克洋GENGA展」。
とにかく圧倒的な画力で、見応えたっぷりだった。
そして、いっぱいため息がでた。

カラー原稿で見る絵の上手さはいわずもがな。
驚異的なのは、『AKIRA』のナマ原稿のキレイさである。
あの描写で・・・(ホワイトなどの)修正がないっ?!
コマごと修正ですら、判別できたのは数千点中ほんの2〜3カットだ。
それがどんなに驚異的なことか、私などにはとても説明出来ない。
(萩尾望都さんの原稿ですら、ホワイト修正はちょこちょこあった)

とにもかくにも、制限時間の2時間30分の間、
めいっぱい原稿を拝見させていただいた。
でもって、撮影コーナーではちょいと悪ノリも楽しんだ ♬

頭突きしてみたり・・・。



無免許だけど、乗ってみたり・・・。



「金田バイク」に乗せてもらうには、いくばくかの募金をする。
そして、今回、自分のチケット代金に含まれる寄付金については、
復興支援団体6つのうち、どこを支援したいか自分で選択すべく、
チケット情報の半券を「投票箱」に入れる仕組みになっていた。
ナルホド、こんな復興支援のカタチもあっていいね。

四半世紀ぶりに『AKIRA』ワールドに酔い、
デザイン学校へ通いながら、それこそ夢中になって
読みふけっていたころの “ 匂い ” をなつかしく思い出した・・・。

大友克洋さん、どうもありがとうございました!




by team-osubachi2 | 2012-05-02 22:52 | 出かける | Trackback | Comments(6)

「大友克洋GENGA展」へ

かつて漫画『AKIRA 』をリアルタイムで読んだ世代の人間にとって、
コレは見逃すワケにはいかない展覧会なのであります。


先日、美容院でもらってきたフリーペーパーにも
宮城県出身の大友克洋さんの静かに熱いインタビューの他、
この原画展が支援する各団体について紹介されていました。
「東日本大震災 忘れないプロジェクト」の一環です。
忘れないプログラムVol.1のこの展覧会を観に行くだけでも
復興支援につながる仕組みになっています。
というコトで、本日これより相方と共に行って参りま〜す!!

*入場完全予約制になっています。
 チケットローソンにて予約購入が出来ます。

公式サイトもイカしてます!
大友克洋GENNGA展(5月30日まで/15日は休館)
http://www.otomo-gengaten.jp/#home

Think the Earth/東日本大震災 忘れないプロジェクト
http://www.thinktheearth.net/jp/wasurenai/

by team-osubachi2 | 2012-05-02 08:07 | 出かける | Trackback | Comments(0)

そうだ京都、行ってきた。

はじめての京都体験は、ご多分に漏れず中学時代の修学旅行。
世の大人たちが言うように、あの年代では古都など鑑賞するどころではない。
“修学旅行” は大人になってからがいいんである。

ということで、先週末に旅した京都。
修学旅行らしくいくなら、まずはやっぱり清水寺から。



ああ、この舞台・・・!
下りてからドーン!と太い柱組みを見あげると胸が躍る!
宮大工の技や意気にドキドキする。
(買い物でそんなスリルはもう味わいたくないけど・・・)

茶わん坂を下りようとして、相方が何かを見つけたらしく、
すぐ脇の土産もの屋さんに吸い込まれていった。
手裏剣を買うという。・・・ん、手裏剣ね、手裏剣。
男子はいくつになっても男子だなあ~。

じゃ、私は二年坂の茶わん屋さんで、
野点用のちいさなお抹茶茶碗をふたつ・・・。自分へのお土産は以上。



今回の京都で、相方は何十年ぶりに銀閣寺を見たいと言っていた。
せっかく冬の京都だし、どうせなら「雪の銀閣寺」が見れるといいな~。

そんなことを思っていたら、ホントにそうなった。
こりゃ、お天道さまに感謝しないといけないね。



実は旅の準備をしていて、ほんのいっとき
「着物で京都に行こうかな?」と思ったのだが、
移動の多さと手荷物の重さを考えてやめた。
やめて正解だった。

街中はよくても、雪の石段や雪解けで水溜まりのあるお寺の境内は
少し歩いただけで足元はえらい泥はねだらけになった。
履き慣れたブーツでちょうどよかった。

雪の東山方面をちょこちょこ楽しんだ翌日は、
金閣寺と龍安寺をまわった。



うちの母親が、戦後修学旅行へ行ったさいには
例の放火事件で消失したあとだったそうだが、
後年、昭和の大修復のあとのキンキラ金閣寺を一緒に見た。

私はそのとき以来の金閣寺だが、相方にはまったくはじめてで
「宇宙船みたいだ!」と感激しながら言っていた。
・・・ん、宇宙船か。ナルホド。

しかし、これまで冬の京都もひと通り経験したつもりでいたけれど、
今回は本当に冷えがきつかった!!

歩けば平気だと思って油断していると、
たいそうな冷えが全身を襲ってくるんである。
ああ、歳だなあ〜。「時間と体力」を節約するために
タクシー利用もやむなしであった。



日曜の晩、海からの風が流れ込むあたたかい横浜に帰ったら
『そうだ京都、行こう。』の宣伝で
枝垂れ桜が満開の龍安寺石庭が映っていた。
龍安寺は、枝垂れ桜もキレイだけれど、
境内の池のまわりをぐるりと囲むユキヤナギも本当に見事なところだ。
でも、その爛漫な春にはまだちょっと遠く、
凍りつく石庭を楽しんできた。

今回は寒さがきつかったけど、くっきりとした冬を味わえて、
いい修学旅行だった。
やっぱり京都は何度訪れてもいいところだ〜!!

by team-osubachi2 | 2012-02-22 18:48 | 出かける | Trackback | Comments(8)

レンタサイクルで下町めぐり

雨でもなし、雪でもなし、
寒風吹きすさぶでもなしの穏やかな一日。
某会員誌の仕事で三たび下町を取材してまわった。

2万歩も歩いた前回と違い、今回は歩かない!
台東区の貸し自転車でまわるという・・・。
調べてみれば、都内でもいくつかの自治体が
レンタサイクルのサービスをしているのだった。
ほお〜!そんな便利なものが?・・・知らんかった。



台東区内の浅草と御徒町(上野)界わいで4カ所駐輪場があり、
駐輪してある中から好きな一台を選び、窓口で手続きをする。
料金はまる1日借りて200円!!(要・身分証明書)
今回利用した仲御徒町の駐輪場で、私は赤い色のチャリを選んだ。
26インチのよく街中を走っている庶民的なサイズのチャリで、
カゴやサドルもキレイだし、メンテナンスが十分されているせいか
乗り心地はすこぶる快適だった。

選んだ赤いチャリにキモチよく乗って、
真っ先に訪れたのは、鳥越神社そばの「おかず横町」。
いやしんぼの私には、ここはキケン地帯である。
これから一日取材にまわるというのに、
さっそく掃除がゆきとどいて整然とお惣菜が並んでいるお店で青豆を買い、
味噌屋を通れば通ったで味噌やら塩麹なんかも買い、
空襲でも焼け残ったというこの界わいの木造家屋をブラブラと見つつ、
魚屋の前を通れば「あ!今晩のおかずにしよ〜♪」と
焼き上がったブリの切り身も買った。



本当は、他にも和菓子屋で「石衣」なるものも気になったし、
練りきりの鶴も買いたかった。
巻き寿司屋ののり巻きも買いたかったがあきらめた。
ああ〜「小口現金」がもっと欲しいわあ〜!

それから鳥越神社へ移動し、お参りしてから写真を取り、
社務所のお札売りを覗いていたら、
手のひらに乗るちいさなお社に入ったミニミニお札があったので、
ご利益をいただきたくてひとつ頂戴することにした。
(家内安全と商売繁盛がある。私はもちろんまずは商売繁盛から)
また、そのちいさなお札の横に可愛らしい狗張子があり、
ちょっとの間検討した末に
「これもお願いします!」と頂戴してきた。



そのあと、蔵前の「結わえる」にてお昼ご飯。
さわらの箱膳定食を食べたが、このお店の定番だろうか
はじめて口にする“寝かせ玄米”で
しっかりとお腹を満たしてから次へ移動した。

おさえるべき要所要所を行くにも、
これまで自転車を借りてまわるなどといった発想も経験もなかったから、
行き慣れたつもりだったこの界わいも
自転車をこぎながら見て回るのはなんだか新鮮だった。



さて、ひと通り取材を終えて、レンタサイクルを返しに
また仲御徒町の駐輪場まで戻らねばならない。
その途中、蔵前のチョー有名なリボン店「MOKUBA(木馬)」の
モダンなショールームの前をはじめて通った。
あっ!ここにあるのか〜!!わあーっ!見たい〜〜っ!!

・・・でも、ここはグッとこらえて、いつか出直すことにしよう。
レンタサイクルでまわる蔵前や浅草橋界わいもいいだろうなあ〜♪
それまで「小口現金」いっぱい貯金しておかなくっちゃ。

スカイツリーの開業まであと100日だとか。
私はほんの四半世紀ほどしかしらないけれど、
吾妻橋界わいから見る対岸の景色もずいぶん変わったなあ〜と思う。
プチ上海みたいって?いやあ〜、比べちゃあいけない。
ここはやっぱり隅田川ほとりの江戸下町。
それでいいんである。

by team-osubachi2 | 2012-02-09 22:02 | 出かける | Trackback | Comments(2)

赤い帯を締めて

横浜の昨日の朝は暖かい南風が吹いていたけれど
今日はまた北風がピューーー。

本当ならもう終わっているハズの仕事が
あと少し残ってはいるものの(締切り延びてくれたし・・・)、
今日はちょいとこれから表参道へひとっ走り。



苦手な場所にある森アーツの国芳はあきらめがついても
こちらの百椿は見逃したくない〜!

・・・ということで、いざ根津美術館へ!

コレクション展「百椿図」/根津美術館(12日まで)
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

by team-osubachi2 | 2012-02-08 07:37 | 出かける | Trackback | Comments(2)

国立天文台へ

上空に雲さえかからなければ、
夜ごと見ることが出来る星の光に目を留めても、
実際に天体望遠鏡で遠く星団や星雲、銀河までをも
じかに見たことがある人はどれだけいるのだろう?

子供のときから宇宙に強い憧れと夢を持っていた私は、
高校合格のさい「自分への褒美」として
自分で新聞配達をしたりお年玉なんかを貯めたお金で
ビクセンのご大層な屈折式望遠鏡を買い、
実家にいる間、そのズシリと重い三脚と望遠鏡を玄関先に持ち出しては
専門知識は何もないまま、好きなだけ夜空に浮かぶ天体を観て楽しんだ。



昨日のお昼間、仕事を中断して、相方とその友人のお誘いで、
三鷹市にある国立天文台へはじめて行き、
お目当ての「4D2Uドームシアター」(無料/予約制)という
4次元のプラネタリウムのようなものを見てきた。

特殊な偏光眼鏡で観る4D映像は、
自分が肉眼で見た天体の様子にも似て、とても面白い見物だった。
まだまだプレゼンテーションとしては
練り上げられる部分もあるのかもしれないが
ぜひまた違うプログラムを観に行きたいと思う。

残念ながら、広い森の中にある各施設をまわるような時間はなく、
ドームシアター以外は、すぐ隣にあった大赤道儀室を見学してきた。
大正15年に建てられ、すでに役割を終えた木製ドームがすこぶる素敵で
焦点距離10mという大きなカールツァイス製の
屈折望遠鏡が真ん中にドーン!と鎮座していた。
うう〜ん、この眺め、しびれるう〜♬

ところで「結婚したらこの望遠鏡を嫁入り道具に持って行く!」
と宣言して、それまで大事にしていた私の天体望遠鏡は、
社会人になってからは他の趣味や関心も増えたせいか、
帰省してもあまり構わなくなり、結局長い間放置され、
ついには嫁入り前に処分されるコトになってしまったのだった。
あ〜あ、宇宙好き?・・・何をかいわんや、である。

4D2U/国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
http://4d2u.nao.ac.jp/

by team-osubachi2 | 2012-01-29 07:54 | 出かける | Trackback | Comments(4)

森永製菓「エンゼルからの贈り物」展

お天気のよかった先週末、土曜日は一回目の大掃除をした。
相方はテレビ&オーディオラックとお風呂場を担当し、
私は窓ガラス拭き。今回はそれだけでヘトヘトになってしまった。
でも、おかげで窓からの眺めも入浴もキモチいい〜♪

翌日曜日は相方と渋谷のたばこと塩の博物館へ
森永製菓の特別展「エンゼルからの贈り物」をサクッと見に行ってきた。



1899年(明治32年)わずか2坪から始まったという森永製菓。
以来大切に保管されてきた写真やポスターといった資料はもちろんだが、
レトロな菓子箱のカラフルなデザインが興味深かった。

展示を見ながら、そういえば・・・と、自分も20数年前に
グラフィックデザイナーとして働いていたころ、
某食品会社のパッケージなど手がけていたことを思い出したのだが、
昔の、ことに昭和の戦時中など、粗悪で薄っぺらいような厚紙に
施されたパッケージデザインを見ていたら、
当時の図案家たちがどれほど懸命になって知恵をしぼり
工夫して商品を売ろうとしていたのか、
その努力の様がひしひしと感じられて胸を打つものがあった。
(パッケージでさえこんななんだから、
材料が窮乏する中でのお菓子作りはどんなに大変だったろう)

そして自分がちいさな子供だったころにお世話になった
商品パッケージの数々を見ていたら、もう胸が痛いくらいに
甘酸っぱいノスタルジーでいっぱいになってしまうのだった。
ああ〜、栗をかたどったチョコレートの『栗』とか
チョコフレークとか、また食べたくなっちゃったなあ〜♪

森永製菓「エンゼルからの贈り物」展/たばこと塩の博物館
年明け1月9日(月・祝)まで(入館料100円!)

http://www.jti.co.jp/Culture/museum/

by team-osubachi2 | 2011-12-19 21:52 | 出かける | Trackback | Comments(6)

トゥールーズ=ロートレック展へ

ロートレックの名前と代表作は知っていても
その人の姿カタチや人生についてはほとんど何も知らなかった。
むかしNHKの教育テレビで、日曜の夜に古い映画なんかをよく放送していて
『赤い風車』を見たことがあった。
話の内容はほとんど記憶にないけれど、
賑やかで派手なダンスシーンがすごく印象的で、
このアクの強い画家の風貌と境遇をはじめて知った映画だった。

先週末の日曜日、三菱一号館美術館へ、そのロートレックを見に行ってきた。
見たかったロートレック。大人になってから
(いくつからが大人なのかわからないけど)
ようやく見たロートレック。
・・・よかった!とてもよかった。



それにしても、37年の人生とはあまりに短すぎる。
でも、20代で次々と描きあげた石版画ポスターの
このモダンさと迫力はどうだろう!
見ていて面白くて仕方がなかった。
(さすがに晩年の線はこれよりも弱々しくなってしまっていたが)
キラキラとした強いきらめきと、
その向こう側にべったりと張りついている真っ黒い影・・・。

ああ、大人になるってなんて面白いんだろう!
若いときには若い感性で鑑賞するのももちろんいいけれど、
年齢を重ねてゆくにしたがって、見る絵も、読む本も、聴く音楽も
若いときとは違って感じられる世界があるってなんて素敵なコトだろう。
・・・そう思いながら家路についた。

トゥールーズ=ロートレック展
三菱一号館美術館(12/25まで)

http://mimt.jp/

by team-osubachi2 | 2011-12-15 07:37 | 出かける | Trackback | Comments(4)

大山の紅葉トレッキング

どんな億万長者でも買うことが出来なくて、
どんな偉い権力者でも意のままに出来ないのが、
「時間」と「お天気」、このふたつだと思う。
先週後半の急激な寒さと雨嵐にちょっとばかり心配だったのだが、
ありがたいことに、日曜日はピッカピカの晴天に恵まれた。

夏の終わりに富士山の神サマがオッケーを出してくださったように、
今回は大山の神サマも「登ってよし」と
オッケーを出してくださったのに違いない。
というコトで、昨日の日曜日は素晴らしいお天気の中、
大山(神奈川県伊勢原市)でのトレッキングを楽しんできた。



前日までの雨は跡形もなくキレイに澄み渡った夜明け前の空だった。
私と相方ほか山歩きの先輩と友人らの5人で6時半すぎに出発。
車で1時間半ほどで大山の登り口に到着した。

まず登り口の神社で山登りの無事をお祈りした。
それから神社のすぐ右手側から登ったのだが、
行った人ならみんな知っているように、
神社の向かって右わきにドカ〜ン!と険しい石段が切り立っている。
男坂というらしい。
・・・って、これ登るですか〜っ?!ひえええ〜っ!



登りはじめてすぐ、その階段でうっかりミスして
ストックを落としてしまった!
さいわい10段ほど下の方で止まってくれたものの、
降りるにも怖いような狭くて急な石段である。
しょせん“へたれ”なにわか山ガールの私だ、
ストックを取りに降りてまた登っただけでくたびれてしまった。
そこからエンヤコラヤっとで喘ぎあえぎ急勾配の段々坂をあがって、
ようようのことで阿夫利神社の下社に到着した。

ガタ〜ンゴト〜ン、リリリリリリ〜♬
男坂のすぐ脇、神社下社まではケーブルカーが通っていて、
この大山ケーブルの駅からは大勢の人が降りてきていた。
私たちが1時間15分の間汗水たらして登った険しい石段の行程も
ケーブルであがる人たちにはほんの数分である。
・・・まあ、山登りもこれなら山頂までは楽勝だろう。



とはいえ、せっかくのお天気なのだし、山の紅葉も最後の彩りを残している。
たとえ険しい道を登る苦労をしても、
余りあるほどの素晴らしい眺めをそこここで楽しみながら歩き、
正午ごろ山頂(1250m)の阿夫利神社奥の院に到着した。
12月とはいえ、お天気もすこぶるいい日曜日でもあるためか
山頂では山歩きの好きな大勢の人で賑わっていた。

登ってきた道の反対側へ行ってみると、関東平野から東京湾が一望でき、
その眺めだけで深呼吸したかのようなキモチになった。
青と灰色の境目にある水平線にちょこんと東京スカイツリーも簡単に確認できる。
いつか、あのスカイツリーからこの大山も見返してみたいものだと思った。



冬の日は短い。お昼の休憩もほどほどとったところで下山開始。
しかし、山歩きは登りよりも下りる方が大変なんだなあ〜、と
富士山以来すっかり忘れていたのを、この大山でも
(楽なところもあったけど)降りるほどに思い出され、
ガクガクと膝は笑っても、私はぜ〜んぜん笑うどころではないのだった。

下界はまだ午後の日差しで明るいのだが、
山の斜面の日陰ではどんどん気温がさがって、
ちょっと休憩する間に身体もどんどん冷えていく。
こちらはやや急ぎ足で下山をする中、ケーブルで来られる気軽さからか、
おや?今ごろ?と思う時間に軽装で山へ登ろうとする人たちがチラホラ。
めったにないだろうが、もしもうっかり道に迷ったら?
・・・と思うとやっぱり怖い。
落ち葉の散り積もった石階段や、一部ぬかるんだ山道に、
ここで怪我をしてはいけない、最後まで気を抜いちゃいけないよ〜!
・・・と自分に言聞かせながら、今度は男坂とは反対にある女坂を下り、
夕方4時ごろ無事に下山した。



江戸に流行ったという「大山講」はなんとなく知ってはいても、
うちに帰ってから調べてみたら、
大山は博打と商売にご利益があるとあるではないか?!
なあ〜んだ〜!早くそう言ってくれりゃあよかったのに〜!
(・・・って誰に?)
はじめて行った今回は、初登山のご挨拶しかしなかったけれど、
今度行くときは、商売繁盛のご利益もきっとお願いしてこよう。
・・・なんて書いてるうちに、落語の『大山詣り』を聴きたくなった。

by team-osubachi2 | 2011-12-05 15:59 | 出かける | Trackback | Comments(3)