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はたきは働きもの

私の箪笥にはリサイクル着物や、お福分けでいただいた着物が多い。
そのまま着ることもあるけれど、ほとんどはまず洗い張りをして仕立て直して着る。
そうすると新しいものに替えたりして、古い胴裏がどうしてもいくつか溜まってしまう。

もう使わないだろうなあ〜、ヤケた古い胴裏なんて。
でも絹だし、それも洗ってあるからツヤツヤしてて、
捨て魔の私でもすぐには捨てられない代物・・・。

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昨日の午後のこと。突然筆を放り出し、
うちにある竹の棒(近所から拾ってきたもの)と、その胴裏を取り出し、
ネットで作り方を検索して、記事に書いてある通りに
布端にハサミで切れ込みを入れてビャー!ビャー!っと布を裂きはじめた。

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ま、短冊の枚数としてはこんなものかな?ほつれ糸も取り除いて・・・と。

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裂いた短冊を揃えてAmazonの空き箱に置き、真ん中にまち針を一本突き刺しておく。
こうすると短冊を放射状に広げやすいでしょ?

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枚数減らした方がよかったかな?まあいいや、今回はこれでいっちゃえ。

まち針をはずして、そこへあらかじめ棒先に木工ボンドで
細く裂いた布を巻いて貼り付けておいた竹の棒をセンターにおいて、と。
(べつにそんな面倒くさいことはしなくてもいいんだけど、
こうしておくと布が滑らずちゃんと止まってくれそうだもんだから)

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棒先をそっと短冊でくるんだら、いったんくるんだ棒先を輪ゴムでがっちり留めておき、
それから逆さに返して、あらためて頭のところを細紐でしっかり巻いて結び留めれば、

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あっと言う間に「はたき」のできあがり〜〜〜♡

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和室に飾り棚を置き、おふくろさまの形見の土鈴なんかを飾るようになってから一年ほど。
一度飾ればひと月ほど放ったらかすものだから、どうしても塵や埃がつもってきちゃう。
うっかり掃除するとせっかくの彩色が薄汚れてしまうし、なんとかしたいと思ってたんだ。

で、「はたきってものがあるじゃないか?!」とハタと思いついた!
それも胴裏の絹布でこさえるはたき!・・・なんでもっと早く思いつかなかったかな〜?

そうそう、玄関に鎮座している乙川の招き猫さんらも、これではたけるね〜♪

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あらやだ、これじゃまるでお祓いみたい・・・?w

今回作ったのは、お飾り用に使うための小ぶりのはたき。
短冊も柄にする棒ももっと長くすれば、棚や電灯の笠など家具向きにもなるね。
家にある古着でいろんな柄もので作ったらそれはそれで楽しいのが出来るだろうし、
汚れても、胴裏や八掛けならまだまだあるから、すぐ取り替えられるしね。

うん、いんでない?このはたきはきっと働きものだわ♡

by team-osubachi2 | 2017-05-12 20:22 | これが好き | Comments(6)

アケビのかご

えーっと、今日は最高気温何度までいったんだろう?
暦の上ではすでに夏。でもって今日は暑さもしっかり夏だった。
こんな陽気になると手にしたくなるのが蔓を編んだかご。

着物好きのや手工芸好きの女性たちの間で人気のかご。
このごろはヤマブドウやクルミが大人気のようだけど、
私のはヤマブドウよりちょっと持ち重りするアケビのかご。

二十数年前に世田谷のボロ市で買ったもので、
何回か砕いたクルミを手ぬぐいでくるんで磨いてきたせいか、いまも表皮には艶がある。

何年か前、ただ一箇所、持ち手とカゴ本体のつなぎ目が傷んだときに
補修してくれるところがなかったのには困った。
秋田だか青森だかから大量のかごを運んできておばちゃんが切り盛りしていたお店は
いまもボロ市に出店し続けているかは不明だし、
手提げかごを扱っているようなお店にも「他店のものはお受けしていません」と断られ、
藁にもすがる思いで、ヤマブドウのかごを扱っていた某呉服店の社長にお願いし
つなぎ目だけ仕方なしにヤマブドウの蔓で直してもらったかごである。

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たぶん私の荷物が重すぎるのだ。
震災以降持ち歩いている非常用ポーチのほかに、スマホの充電池とかも重いからなあ。
そこへもってきてミネラル水だの日傘だのも差し込んで持つからよけい負担がかかるのだろう。

今度またどこか傷んだらどうしようかしらん???
傷む前に荷物を減らせ・・・って?・・・そうね。考えておくわ。

持ち手の表皮の巻きと、本体とのつなぎ目はことに大事にしておかなくちゃ。
この夏もかごを傷めないよう気遣いつつ、でも存分に活躍してもらおう♪

by team-osubachi2 | 2017-05-08 21:52 | これが好き | Comments(6)

紺定の金太郎

私の飾り棚には端午の節句に飾れるようなものがないなあ〜と思っていたところ、
この春ちょっとした出会いがあって、今月になってにわかに動きはじめた私。

まずはスケッチを描き起こしてみる。・・・うん、まあ、こんなところかな?

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続いて、前に別件に使うつもりで買っておいた子供用の紙粘土を物置き棚から出し、

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ペットボトルの底を切って土台にし、紙粘土をねりねりコネコネ・・・っと。
紙粘土をいじるのなんて、子供のとき以来だけど楽しいもんだネ〜♪

あんまりキッチリ造り込まないところで切り上げておく。
少しくらい歪んでる方が素朴さが出るもんね。

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数日乾燥させたら手持ちのガッシュで彩色。

このあたりを塗ってる間はまだ鼻歌が出るくらい余裕ぶっこいてたけど・・・

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お顔を描くときはむちゃくちゃ緊張しちゃった〜〜!!

私のじいじの天眼鏡使わないととてもじゃないけど細かいところは描けない。

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一気呵成に色をつけたら、またひと晩乾燥。

そして今日、朝から飾り付けにとりかかった。
まず、押入れから取り出したるは、ジャーン!田中御大の「紺定の金太郎」!
・・・の腹掛けですね、正しくは。

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これと出会ったおかげで、何か置き物を自作しようと決意したのであ〜る♪

なんてね、ホントは最初は可愛い金太郎さんはいないかな?と
ネットで探してはみたものの、気に入るようなものはひとつもなかった。
どこか出歩いてわざわざ探すような時間もないし、正直言うと予算もない。
だったら自分で作ってみようか?材料ならうちにあるし・・・。

ーーー かえぬなら こさえてみせう きんたろう ーーー

せっかくなので、紺定金太郎の布につけてある白い紐も活かしたくて、
近所の公園から拾ってきた竹を切って紐通しに通し、
首ひもをりぼん結びにしてみたら、いいアクセントになった気がする。

友だちからもらった麻布の端切れを敷いて、その上に紙粘土の金太郎を置き、
菖蒲がないのでベランダの鉢に生えていたヒメヒオウギの葉を切ってきて花器に挿し、
金太郎の両脇に置いたら、はい!端午の節句飾りの出来上がり〜♡
一応大人向けにシックにしたつもり。w


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金太郎さんのお顔、見てるとなんだか自分も赤ん坊のときは
こんな顔してたんじゃないかって気がしてきた。

銭湯で湯上がりポンポンしてもらってるときでも、
「あれえ〜♪なんちゅうかいらしい坊やかねえ」・・・と言われていたらしいから。

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どうかこのお顔に自分で飽きませんように。w

ともあれ、なんとか季節に間に合ってよかった、よかった♪
御大の紺定金太郎以外はぜんぶ手持ちで賄えたところがなんともありがたい。

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連休中はとくにこれといった予定もないし、
この棚の前でちゃぶ台出して、柏餅でも買ってきてゆっくりお茶でもしようかな♪

さあ、明日から大型連休ですね。
どなたさまも、どうぞ楽しい連休をお過ごしください。

by team-osubachi2 | 2017-04-28 18:12 | これが好き | Comments(8)

ズビズバの歯

私の台所仕事の大事な相棒の一人(?)、食器洗いスポンジのズビズバくん。
(過去ログ:http://okakara.exblog.jp/25157059/

先日、また新しいコの交換してほどなく・・・あら?

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今度は歯が生えてきたようです。w

by team-osubachi2 | 2017-04-14 09:24 | これが好き | Comments(2)

ええ、そうでしたわね。
もう半月以上も前、名古屋の月日荘さんで私が出会ったのは
帯でも端切れでもバッグでもなく、オンタイ・ボトムスのあ、な、た♡

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あれから寒い日ばかりが続き、なかなか出番もないまま
いつの間にか桜も盛りってゆー季節になりました。

でも、とうとうその日がやってきましてよ♪

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このあいだ相方が誕生祝いに買ってくれた
あの松岡修造さんの歯よりも白い(!?)アディダスのスニーカーにあわせて
ついにデビューいたしましたの、昨日。

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ああ、あなたはなんて着心地のいい布子なんでしょう!
御大の藍がムラムラ絞って染められた細い幅の布を縫い合わせて、
こんな素敵なあなたを生みだすなんて、若い衆のお一人・キクヨさんは素晴らしい方ね。

ええ、ええ、そうですとも!
これからトップスやシューズをいろいろ替えながら
(ってそんなに持ってるハズもないけど)
ガシガシはかせていただきますコトよ!お覚悟なさ〜〜〜い♡

by team-osubachi2 | 2017-04-07 19:06 | これが好き | Comments(4)

婚約指輪のペンダント

四月に入っていよいよ新年度スタートの今週。
今日は「清明」っていう日らしい。うん、今日はそんな空の色かも。
清明・・・天地がすがすがしく明るい空気に満ちること、なんだそうだ。

一回洗ったのに、あまりの寒さにまた引っ張り出したカシミアのセーターも
さすがにもうこの先は出番ナシ。
てゆーか、もう春だし。着たくないし。洗いましょ〜よ。

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で、長いこと大事に着込んできたこの古いカシミアのセーターに合わせてたペンダント。

遅い結婚によくあるパターンか、「する」と決めたらスルスルと事が運んで
婚約期間は本当に短かかったけど、婚約指輪として買ってもらった銀の指輪。
表に刻印してあるのは、世界人権宣言の第二条の要約文。

年のせいか、さすがにこのごろ指の節を通すのがキツくなってきた。
とても好きなデザインなんだけど直しが効かないのをなんとか活かしたくて、
思いつきでベルベットのリボンを通し、ペンダントトップとして冬場に愛用。

セーターを仕舞ったら、この指輪ペンダントも次のシーズンまでお休みね。

by team-osubachi2 | 2017-04-04 09:07 | これが好き | Comments(2)

今日から四月♪
・・・なんだけど、なんちゅ〜寒さじゃ〜〜〜?!

桜も開花してから足踏み状態。
まあ、大人の花見宴会用よりは、
保育園や小学校の入学式なんかに満開なのがいいのかもだしネ。

昨日は美容院に行って髪をさっぱりとカットしてもらい
帰りに赤いチューリップをひと束だけ買って帰り、
先日友だちから贈られたガラスの花器に無造作にさしてみた ♪
村上恭一さんていう作家さんの吹きガラスだそう。

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弥生三月、めいっぱい飾ったお雛さまをようやく片付け(^ ^;;)、飾り棚の上段へ。

ふむ、何か横に黄色いものが欲しいなあ〜。
宇都宮の「黄鮒」の土鈴を出して、花器の横にポン!

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・・・正直、サマになってるか全然わかんない。

チューリップ、蕾の瞬間はまだよかったけど、どんどん開いちゃって
花器にたいしてデカすぎでしょ。

でも、まいっか、楽しいから ♪
ひとまず四月はこれでスタートしましょう!

by team-osubachi2 | 2017-04-01 12:44 | これが好き | Comments(4)

藍、清らかに

先週末、不祝儀で出かける相方が喪服に着替えたあと、
つっと新しいカードケースを手にとり、名刺を仕込んで胸のポケットへ。

一瞬「おや?」と思ったけど、すぐに
そうだ、御大の藍染めはとても清々しくてチカラもあるから、
こんなにちいさなものでも、どこか “身の防ぎ” になるのかも・・・。

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同じく御大の藍染めのファンである着物友だちの一人が言っていた。
「藍染って、土着の重苦しいものもあるでしょ?!
田中御大の布にはそういうのが感じられないのです」

津田さんもだし、けろさんも言っていた。
「次第に気づいたのは、邪気のない染めの清々しさです」って。

ほんとそんな感じ、する。
田中昭夫さんの藍染めの布に接した人はみんな異口同音にそう言う。
この名刺入れが案外不祝儀からデビューするのも、
ある意味、その清々しさの現れかも?

黒と白に栄える藍色に、思わず手をとめさせて一枚パチリ!

by team-osubachi2 | 2017-03-20 16:09 | これが好き | Comments(2)

ちびた鉛筆

透明水彩という画材が大好きで、それを自分一生の画材と決め、
かれこれもう二十数年になるけれど、その透明水彩と同じく好きな画材が鉛筆♡

もっぱら2Bか3Bのやわらかいのを使う。
ちびてくるとホルダーにかませて使うのだけど、
それも2〜3センチになるとホルダーでもぐらついて使いにくくなるのでそこで寿命にする。


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先日、動画で鉛筆の製造方法を見た。
この製造法は約200年ほとんど変わってないというから驚き。

早回しで見る鉛筆の作り方/日本経済新聞映像

へええ〜!なるほどなあ〜。
じゃ鉛筆って誕生して200年なの?と思って調べてみたら・・・

鉛筆の歴史・えんぴつが生まれたのはどこで?いつごろ?/日本鉛筆工業協同組合

なあ〜んだ、コンテだのファーバーだのといった名前になじみがあっても
メーカー名としてしか認識してなかった。
そっか、人の名前だったのね。ははは、今ごろ知るなんてね。

余談だけど、このごろの美術館では
ボールペンやサインペンなどの使用は禁止されてるけど鉛筆なら館内でも使えるんである。

シャープペンシルも登場して久しく、子どもも減って生産数は減ってるそうだけど
私はこれからもどしどし、でも大事に使うよ〜♪

by team-osubachi2 | 2017-03-07 11:45 | これが好き | Comments(2)

来月の月日荘(名古屋)での会にむけて、けろ企画さんの御大レポートが続いている。
先日のブログの中に、

「慌てた仕事をしない」

というひと言を読んで、だら〜んと座っていたこちらの背筋までもが、
いかんいかん!と、急にスッとのびた感じがした。

「そうは紺屋が卸さない−2」by けろ企画
http://kerokikaku.exblog.jp/23867104/

そして思い出したのが、二、三年も押入れに仕舞いっぱなしだった御大の端切れ。
中幅のゆるやかな波模様は、はて、バッグにしようか、巾着にしようか、
それとも他に何か出来るかな?と思ううちにすっかり失念してしまっていた。

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押入れから引っ張り出して長さを計ったら154cmほど。
あら、もしかしてショールサイズの範疇かしら?
それなら何かをものを作るのはやめて襟巻きにしちゃおうか ♪

思い立ったら吉日!
さっそく糸切り鋏でちょきちょきと端ミシンをぜーんぶ解いて一度水洗い。
布端はあえて切りっぱなしにして・・・。

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こんななんでもないこと、どうしてすぐに思いつかなかったのかな?

春はもちろん、夏場も冷房対策は必要な時代。
首に巻いたり肩に羽織れる布はある意味消耗品なので何枚あってもいい。

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リネンやコットンのコートやシャツ、デニムとの相性も良さそうで嬉すい〜〜♡

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正藍型染師 田中昭夫の新作染め帯と、若い衆とのコラボ展@月日荘(名古屋)
(*この展示は終了しました)

御大こと田中昭夫さんの新作も含めた染め帯、
月日荘さんによれば、なんと五十反はまず出るようです。
また御大の端切れを使った若い衆のコラボ作品もぞくぞく集まっているようです。

詳細は以下をご覧いただき、尾張名古屋はもとより、近畿東海、中部に関西、関東などなど、
ご興味のある方、お越しになれる方はどうぞお出かけください♡

正藍型染師 田中昭夫/月日荘展特設サイト

月日荘/Facebook

正藍型染師 田中昭夫(カテゴリ)/けろ企画(blog)

by team-osubachi2 | 2017-02-25 21:20 | これが好き | Comments(2)