カテゴリ:しみじみご飯( 228 )

フーチャンプルー

先日、MacBookの電池交換のため銀座へ出たついでに
沖縄物産店の「わしたショップ」へ行き、
お麩やら沖縄そばやら島豆腐なんかを買って帰った。

ちょうど1年ほど前、新婚旅行で沖縄へ行ったときに食べた
フーチャンプルーがめちゃくちゃ美味しくて、
思わずお土産にお麩も買って帰ったのだった。
それ以来、フーチャンプルーは、
わざわざ沖縄のお麩を買いもとめてはこさえる
我が家の定番メニューのひと品になった。

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その沖縄旅行のときに滞在していたブセナ・リゾート内の
鉄板焼きのお店に、ある晩入ってみた。
男性コックの中に紅一点、30代前半と思われる女性コックさんがいて、
私たちはその彼女が受け持つ鉄板テーブルに案内されて席についた。

白いコック帽の下で髪をキッチリとまとめあげ
化粧っ気のない素顔からさっぱりとした気性がうかがえる。
気さくにおしゃべりをしながら、ひとつのコースをお願いし、
何番目かのお皿として用意された食材の中に、
小さなボウルに入った黄色いものがあるのを見つけて
それはなあに?と訊けば、溶き卵に、水に戻して絞ったお麩を
ひとくち大にちぎって入れたものだという。

大きな鉄板の上で丁寧に炒める野菜のその隣で
戻し麩の入った溶き卵は、ジュジュッジューとふわふわに焼かれ、
どちらもいい具合に火が通ったところではじめて一緒になって、
仕上げの味付けをされてから、お皿へと盛られた。
そっか〜、こんな風に別々にこさえてから一緒にすると
ふわふわの美味し〜いフーチャンプルーが出来るんだね〜!
・・・以来それに習って、私なりのフーチャンプルーをこさえている。

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そもそもフーチャンプルーは沖縄の「家庭の味」なのだろうけれど、
ブセナ・リゾートでいただいたチャンプルーの美味しさって、
もしかしたら、大きな鉄板の上という舞台でお客を相手に、
女の腕一本で鉄板焼きコックになった若い女子の
「心意気の味」・・・だったかもしれないなあ〜。
by team-osubachi2 | 2011-01-17 00:08 | しみじみご飯 | Comments(6)

昨日4日は自分の仕事始め。
でもって5日は着物でまた遊びに出かけたのだけれど、
(年賀状はいったいど〜なったわけ?ああ〜・・・)
夕方に帰宅して着替えたとたん、ドッと疲れてしまった。
う〜ん、年末年始の疲れがいまごろ出てきたのかもしれない・・・。

重いカラダにカツを入れて、さて夕飯は何にしよう?と
冷蔵庫や野菜箱を見てみた。
暮れに実家から送られてきた
たくさんの小さな里芋を見ていたら気がついた。
そうだ、茹でればいいんじゃん!

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ということで、おかずの一品は茹でた小芋に
ゲランダの塩と、めんたいマヨネーズを添えてみた。
泥をよ〜く落として茹でただけとはいえ、
つるりと皮が剥けて食べやすい上に、小芋そのものの旨味というのか、
まあそのおいしいこと、美味しいこと!
添えた塩もめんたいマヨも、ほんのちょびっとだけにした方が
よりいっそう美味しいんである。

ニコニコと舌鼓を打っている間、
疲れのことはすっかり忘れてしまっていた
今夜のしみじみご飯だった。
by team-osubachi2 | 2011-01-05 23:48 | しみじみご飯 | Comments(2)

2011年のおせち

なんのかんのと言っている間に、新年があけた。
今年2011年はどんな一年になるだろう?

元日へと日付が変わってからいったん寝て、
目覚ましをかけておいて、初日の出を拝んだのは朝6時50分ごろ。
それからもうひと眠りして、ゆっくりと起きてから
雑煮を作ったり、お重を詰めたりしておせちを支度。

去年、二人で初めて迎えたお正月に雑煮の出汁をとったとき、
何で読んだか忘れてしまったが
高峰秀子さんが松山善三さんと結婚した最初のお正月に、
お手伝いさんに出汁をひくところから教えてもらって
二椀の雑煮を作ったときの高峰さんの感慨を思い出したのだった。
そうして今年の雑煮は、
その高峰秀子さんの訃報を思い出しながら出汁をとった。
(高峰さんの襟をキュッと詰めた着物の着方が好きだったなあ〜)

我が家の雑煮は、相方の実家のものに私の好みを加えたもので、
かしわ、八つ頭、なると(今年は紅白つみれ)、青菜に
香りに柚を一片のっけたものだ。
焼いたお餅をすまし汁で柔らかくしてから椀に盛る。

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そして今年のおせちは去年よりも薄味にした。
2日と3日は相方の実家である浅草へ一泊で出かけるため、
食べるのは元日だけのおせち料理だし、年齢のせいもあるのか、
味が濃いとあまり量を食べられなくなってきている気がする。

一の重/田作り、黒豆、紅白なます、伊達巻き、菊花かぶ
二の重/煮しめ(大根、結び昆布、人参、がんも)、栗きんとん、たたきゴボウ
三の重/水菓子(いちご)、干し柿

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大晦日の午後から作ったのは、結局
なます、菊花かぶ、田作り、煮しめ、栗きんとん、たたきゴボウだけ。
大人二人のおせちはあっさり気味がよろしいようで。

正月料理でお腹を満たしてから、近くの氏神さまへ初詣に行き、
帰宅してからは、もう目をあけているのもしんどくなり
年賀状書きを後回しにして、昼寝を2時間ばかりむさぼった。

自然と眠りから覚めて気がつけば、外はもうとっぷりと日が暮れていて
あわてて年賀状を書きはしたものの、まだまだ書ききれないまま
おたおたと元日も終わってしまったのだった。

とまあ、こんな調子で、今年もやっぱり
あっという間に時間ばかりが過ぎてゆくのかもしれない・・・。
by team-osubachi2 | 2011-01-02 01:30 | しみじみご飯 | Comments(6)

きんぴらごぼう

11月に入って2日目。
食欲の秋たけなわで、新米がおいしい。
新米って、なんでこんなにおいしいかなあ?
友だちから各地の新米のお裾分けが届いたり、
富山の実家からコシヒカリ白米と玄米が5キロずつ届いたり・・・。
ご飯好きにはなんともありがたい季節だ。

ご飯を炊くと、おかずは自然と和食系のものが多くなる。
塩分をちょこっとひかえめにして、手早く調理できて、
でもって、口に入れると素材の味がわかるようなお惣菜が好きだ。

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先週届いたいつもの野菜箱に牛蒡が入っていたので、
久しぶりでキンピラをこさえた。
一日二日は日持ちもする普段のなんでもないおかずのひとつ。

ホカホカと湯気がたった炊きたてご飯に、お醤油と砂糖の甘辛さのほか、
舌にピリリと効く辛さが大人にはまた好ましい一品だ。
by team-osubachi2 | 2010-11-02 21:25 | しみじみご飯 | Comments(4)

十五夜の初もの

22日の宵の口、日もすっかり暮れたころ、
ベランダから見える東むこうの陰影深い竹林の丘から、
十五夜の月が、まさに「はなやかにさしのぼって」きた。
ホントならうっとりとしずかに眺めていたいところだが
今夜はそうそうに引っ込んで台所へむかい、しみじみご飯の支度をした。

週一回届けてもらう野菜箱に今日入っていたのは、わが家では初ものの栗だ。
なので、十三夜にはまだひと月あるけれど、今夜は栗ご飯を炊くことにした。
この栗は無くん蒸のため、すぐに下処理をしないといけないらしい。
ひい〜、この忙しいときに手間のかかるう〜・・・。
生栗をむくのに手指を傷つけないか、それも心配だ。

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でも、ちゃんと楽にむく方法が紙に記して添えてある。
なになに?鍋に入れた栗がかぶるくらいの水で、沸騰後15分ほど中火で茹で、
水で粗熱をとって、お尻からむくといいらしい。
そうして荒皮渋皮、ほぼきれいにむけた栗で、
たっぷりとした栗ご飯が炊きあがった。むふふ、おいし〜っ!

一人暮らしのときは、わざわざ栗ご飯なんて炊かなかった。
こうして少しずつ献立の幅がひろがってゆく。
食べてくれる相手がいるというのは、とてもありがたいことだ。
手間はかかるけれど、結局は自分でも食べたいものを作るので、
いやしん坊根性も、献立とともに満たされ肥えてゆくようである。
ああ〜、秋だなあ〜。
by team-osubachi2 | 2010-09-23 01:05 | しみじみご飯 | Comments(0)

サンマと秋の風

先週末の夜、サンマを焼いた。
我が家では、これが初ものだ。
脇に添えた大根の鬼おろしとすだちが、
こんがりと焼けたサンマの味をさらにひきたててくれる。
むう〜ん、おいしい・・・!

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晩ご飯を早めに食べたあと、時間をおいて
ひさしぶりに近くの川べりをウォーク&ランした。
日中はウンザリする暑さがあいかわらず続いているものの、
肌に感じる微かな夜風は、間違いなく9月のものだった。

日差しや星の位置、木の葉や草花や虫の音、そして食べもの・・・。
移ろう季節は、さまざまなツールを通して、
確実に「秋はそこまで来てるよ〜!」と知らせてくれている。
だいぶくたびれてはいるけれど、
秋本番まで、もう少し我慢するしかなさそうだ。
by team-osubachi2 | 2010-09-07 00:04 | しみじみご飯 | Comments(2)

夏野菜の炒めもの

昨日は処暑だったらしい。
ホントに〜?と訊きたくなるような厳しい残暑だ。
さらに先週末、めずらしく喉にくる夏風邪をひいた。
なんとか悪化は避けられているものの
いつもならすぐに治まるような対策も、いまひとつ効きが弱くて
今回はちょこっと長引いている。

が、この暑さと夏風邪でも食欲は落ちない。
考えてみると、結局はこの食欲のおかげで
夏バテもせず夏風邪も悪化しないで済んでいるのかもしれない。

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毎日ご飯を炊いて、お味噌汁をこさえて、冷や奴やナムルの簡単おかずと、
新鮮な夏野菜を甘酢タレや中華味噌なんかで
ジャジャッ!と炒めるだけのおかずがあれば、
しみじみするご飯の出来上がり〜。

まだまだ一所懸命に働かなくちゃいけない夏だ。
なんとか乗り切れるよう、しっかり食べて頑張るゾ〜!
by team-osubachi2 | 2010-08-24 09:36 | しみじみご飯 | Comments(0)

イエメンの石鍋

アラビア半島の西南端に、イエメンという共和国がある。
私がイエメンを旅したのは6年ほど前のことになるが、
「アラブの最貧国」という不名誉な格付け(?)にもかかわらず、
今も大好きな旅先のひとつだ。

イエメンを訪れたその年に知り合って、
以来仲良くしている在日イエメン人の若い夫婦がいるのだが、
イエメンに残る古き良きアラブのホスピタリティを
この若い夫婦もしっかり受け継いでいる。

私よりうんと若い20代の妻のラニャは、
知り合ったばかりの頃は、まだ初々しい新妻だったのが
今では二児の母となり、オラオラな新米兼業主婦の私なんかよりも
はるかに心頼もしい専業主婦なんである。

その彼女が作るイエメンのしみじみご飯がとてもおいしくて、
口が恋しくなると、ついついこの夫婦のもとへ行って食べさせてもらう。
若いイエメン人夫婦に甘える私はただの「いやしんぼ」だ。

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そんなイエメンご飯の調理道具のひとつに石鍋があるのだが、
出会ってほどなく、この若い夫婦から
ちいさな石鍋をひとつ分けてもらい愛用している。

教えたもらったイエメン料理のひとつ。
油をひいて熱したこの石鍋に、
みじん切りにしたタマネギとニンニクを入れて炒め、
さらに粗みじんに切ったトマト、塩、スパイスやハーブを入れて炒め、
最後に溶き卵を流し入れて、くしゅくしゅとかき混ぜただけのものだが、
石鍋のまま熱々の出来たてを食卓に出すので、
時間がたってもあったか〜くておいしい。

他にも教えてもらった料理は、作ることなく忘れてしまった。
いま弟の結婚式に参列するため、
子供と一緒に帰国しているラニャが、秋になって東京に戻ったら、
またイエメンのしみじみご飯を食べさせてもらいに行こう。
・・・ホントに、私はただの「いやしんぼ」なんである。
by team-osubachi2 | 2010-08-18 08:39 | しみじみご飯 | Comments(0)

週に一度届けてもらっている野菜箱に
夏が旬の赤タマネギが3個入っていた。
火を通すのがもったいない赤タマネギ、食べるとすればやっぱり生で、か。

子供のときから、生のタマネギの辛さが苦手だった。
でも、ナゼかしっかりとタレに漬かって
しんなりしたものだと食べられるので、
冷蔵庫にあったちりめんじゃこと一緒にマリネにしてみた。

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薄くスライスして、水で充分にさらした赤タマネギに、
カリッと硬めに炒って冷ましたちりめんじゃこを加え、
酢2、砂糖1、塩お好み、エクストラバージンオリーブ油1強の
およそこんな割合で作った甘酢油を混ぜ合わせて
冷蔵庫で1〜2時間ほど漬けこめば出来あがり〜!

これだと、大ぶりな赤タマネギも一個分ペロリといける。
お酢もしっかり摂れるし、暑い日に冷たくして食べると
なんだか元気が出てきそうなおかずだ。
by team-osubachi2 | 2010-08-10 08:31 | しみじみご飯 | Comments(0)

週末の手作り餃子

普段から持久力に欠ける体質ではあるが、梅雨でも食欲はある。
夏場、台所の暑さには辟易することもあるけれど、
季節ならではの食べたいものがいろいろあって、
ササッと作れるようなものにして食べている。
さすがに以前ほどには(量的に)食べられなくなったけど、
いやしん坊の習性か、夏ヤセしたことがない。

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先週末は餃子にしてみた。
具材のお肉は、やっぱり豚がいちばん好きだ!
野菜は、冬場なら白菜、いま時分ならキャベツ。
これにニラ、にんにく、しょうが。
皮で具材を包むとき、なぜか逆手になって下手クソなひだを寄せてしまうのだが
まあ、食べてしまえば見栄えも気にはならない。
あとはなにかスープと、野菜炒めが少しでもあれば、
なかなか立派なしみじみご飯になる。

外食の餃子も悪くはないけど、
たまの週末、家で作って食べる餃子もいい。
by team-osubachi2 | 2010-06-29 12:01 | しみじみご飯 | Comments(0)