カテゴリ:しみじみご飯( 233 )

岩手県普代村のすき昆布

先日でかけたsogno(ソーニョ)さんとご主人の二人展。
そのとき会場でふるまわれたのをいただき、また、お土産にもくださった
sognoさんの故郷、岩手県普代村の「すき昆布」。
先週末、sognoさんが料理していたようにマネて煮てみた。

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乾燥していたすき昆布を少しの間水で戻してみたらば
みるみるうちに昆布の緑色が鮮やかになり、
ぷう〜〜んと磯のい〜い香りが濃く漂ってきた。
まあ〜素晴らしい!

私の郷里の富山県も、北前船の文化が色濃く
実家があるちいさな漁村でも、
北海道で獲ってきた昆布をたくさん売り捌きもし、
また私たちも普段からよく食べるけれど、
(ちなみに富山のおむすびは、とろろ昆布でくるむのがスタンダード)
このすき昆布のような色と香りはまた別物だ。

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少しケチって半分だけ煮てみたのだが、
どうにかこうにかsognoさんのものに近い味がだせたかな?
出汁がなくなるまで煮詰めても、歯ごたえのある昆布だった。
うん、美味しい!!

岩手県での次の収穫はいつになるだろう?
ぜひまた手に入れたい食材のひとつだ。
がんばれ東北!!私も食べて応援していきたい。
by team-osubachi2 | 2011-04-26 07:35 | しみじみご飯 | Comments(4)

焼き大根のさっと煮

先週末、都心へ出たついでに、美術館やらギャラリーを回って帰った。
帰宅すると、もうとっぷりと日が暮れてしまい、
夕飯の支度も手早くやらないと
あっという間に夜が更けてしまうことになる。

野菜箱に大根がまるまる一本あったので、
焼き大根のさっと煮をこしらえることにした。

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皮を剥いた大根をあまり分厚くならないように乱切りにして、
少しだけゴマ油をひいたフライパンで、やや焦げ目がつくまで焼く。
こうすると、大根の煮物も早く仕上がるから時間のないときには大助かり〜!

ほどよく焦げ目がついた大根をお鍋に移して、出汁昆布と水を入れ、
水が温まって煮立つ前に調味料も入れてからひと煮たち。
そのあと、お肉だとか練りものだとか葉ものなど
好みのつけあわせを一緒に炊いて、煮上がったらおしまい。

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この日はぶた肉としらたきを一緒に炊いて、
「肉じゃが」ではなく「肉大根」にしていただいた。
まだまだ寒い日もあったりして、出来立てアツアツの大根は
地味ながらも食卓の主役になってくれるんである。
by team-osubachi2 | 2011-02-20 11:25 | しみじみご飯 | Comments(8)

里芋ごはん

もう半月ほど前のコトだ。
毎週届けてもらっている野菜箱のその日の里芋がけっこう悪くて、
思わず食品会社へクレームをつけたくなったけれど、
「でも・・・」と、ひと呼吸おいて、
どうやったら美味しく食べられるかをまず考えた。

痛んだところを取れるだけとったら、
残りは煮ころがしにも味噌汁にも足りない量だったので、
甘辛く煮付けて里芋ご飯にすることにした。

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小口に切った里芋を小さなホーローの鍋に入れて、
出汁昆布と少しの水とみりんと醤油で炊き、
汁が煮詰まって少なくなったら、最後に鰹削り節を入れてもうひと煮立ち。
それを炊きあがったご飯と手早く混ぜ合わせたら出来上がり〜!

去年の暑さの影響で、根菜類もダメージが大きかったと聞く。
わずかでも美味しく食べられて、お腹もふくれたせいか
ごちそうさまを云うころには、不満は納まっていた。
ん〜・・・ま〜いっか。

こんなコトでは、清く正しいクレーマー(?)になるには
失格かもしれないけど、でも、
美味しいと思えるご飯でお腹を満たすと、
ちょっとした不満や不機嫌はどこかへいってしまったりする。
少しでもいいから、美味しいって思えるものを食べるのって
日々の暮らしを穏やかなものにする効果がある・・・かもしれない。
by team-osubachi2 | 2011-02-17 01:15 | しみじみご飯 | Comments(4)

ザワークラウト風

週に一度運んでもらっているおまかせの野菜箱には
たいがいキャベツかレタスが入っていたりする。
我が家では生野菜のサラダはめったに食べないので、
世のご家庭ではそんなにレタスを食べているのだろうかと
いつも疑問に思ってしまう。
(もっとも、レタスも中華鍋でさっと干しエビと炒めたりすると、
妙に美味しくて、量もあっという間になくなったりするのだけど・・・)

そんなある週のこと、先に届いたキャベツひと玉を
ろくに使いきらないうちに、もう次のひと玉が届いてしまったコトがあった。
うわあ〜、冷蔵庫に入らないよ〜!!
こんなにキャベツばっかり、どうしたもんかしら?!

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そこで、iPhoneに入れてあるアプリ「クックパッド」で
キャベツ料理を検索してみたら、
簡単に作れるザワークラウト(正確には「ザワークラウト風」というべきか?)
が紹介されていたので、本場の自然発酵のものにはかなわないまでも
ワインビネガーを使って作ってみたらば、
あっさりサッパリそれなりに美味しく出来上がった。
お鍋で一緒にソーセージも蒸して添えると、ビールにもよくあう。
何よりもキャベツが一気に消費できるところが助かる。・・・ホッ。
by team-osubachi2 | 2011-01-30 18:47 | しみじみご飯 | Comments(8)

山芋のバター焼き

子供のころ、食べるものによって口の端を腫らしてしまうコトがあった。
イチジクやとろろなどを食べるともうテキメン!むずがゆくなった。
とはいえ、食べても特にキライではなかったから、
単に食べ方が下手クソだったのだろうと思う。

契約して週に一度運んでもらっている野菜箱の中身は毎回相手まかせだ。
配達チラシにおよその予告は記されてはいるものの、
毎回中身はちょっとづつ変化する。
そういうやり方が苦手な人もいるだろうけれど、
個人的にこのシステムの気に入っているところは、時として
自分からことさら買わないような食材が入っているというコトだろうか。

今あるもの、やってきたものを利用して
さて、今夜は何を作ろうか、と考えるのが面白いんである。
そういうところは、私の仕事と共通しているかもしれない。
与えられた課題をどう味つけして絵にするか、である。

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先だって、配達されてきた野菜箱に山芋が入っていた。
二人して口の端がかぶれやすい我が家では
山芋や長芋の類いはもっぱらフライパンで焼いて食べる。
この日はバター焼きにしてみた。
こんがりと焼き上がったところへ塩をパラリとふっておしまい。チョー簡単!
ホコホコとした旨味は、晩酌のお供にもピッタリだった。
by team-osubachi2 | 2011-01-20 12:15 | しみじみご飯 | Comments(0)

フーチャンプルー

先日、MacBookの電池交換のため銀座へ出たついでに
沖縄物産店の「わしたショップ」へ行き、
お麩やら沖縄そばやら島豆腐なんかを買って帰った。

ちょうど1年ほど前、新婚旅行で沖縄へ行ったときに食べた
フーチャンプルーがめちゃくちゃ美味しくて、
思わずお土産にお麩も買って帰ったのだった。
それ以来、フーチャンプルーは、
わざわざ沖縄のお麩を買いもとめてはこさえる
我が家の定番メニューのひと品になった。

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その沖縄旅行のときに滞在していたブセナ・リゾート内の
鉄板焼きのお店に、ある晩入ってみた。
男性コックの中に紅一点、30代前半と思われる女性コックさんがいて、
私たちはその彼女が受け持つ鉄板テーブルに案内されて席についた。

白いコック帽の下で髪をキッチリとまとめあげ
化粧っ気のない素顔からさっぱりとした気性がうかがえる。
気さくにおしゃべりをしながら、ひとつのコースをお願いし、
何番目かのお皿として用意された食材の中に、
小さなボウルに入った黄色いものがあるのを見つけて
それはなあに?と訊けば、溶き卵に、水に戻して絞ったお麩を
ひとくち大にちぎって入れたものだという。

大きな鉄板の上で丁寧に炒める野菜のその隣で
戻し麩の入った溶き卵は、ジュジュッジューとふわふわに焼かれ、
どちらもいい具合に火が通ったところではじめて一緒になって、
仕上げの味付けをされてから、お皿へと盛られた。
そっか〜、こんな風に別々にこさえてから一緒にすると
ふわふわの美味し〜いフーチャンプルーが出来るんだね〜!
・・・以来それに習って、私なりのフーチャンプルーをこさえている。

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そもそもフーチャンプルーは沖縄の「家庭の味」なのだろうけれど、
ブセナ・リゾートでいただいたチャンプルーの美味しさって、
もしかしたら、大きな鉄板の上という舞台でお客を相手に、
女の腕一本で鉄板焼きコックになった若い女子の
「心意気の味」・・・だったかもしれないなあ〜。
by team-osubachi2 | 2011-01-17 00:08 | しみじみご飯 | Comments(6)

昨日4日は自分の仕事始め。
でもって5日は着物でまた遊びに出かけたのだけれど、
(年賀状はいったいど〜なったわけ?ああ〜・・・)
夕方に帰宅して着替えたとたん、ドッと疲れてしまった。
う〜ん、年末年始の疲れがいまごろ出てきたのかもしれない・・・。

重いカラダにカツを入れて、さて夕飯は何にしよう?と
冷蔵庫や野菜箱を見てみた。
暮れに実家から送られてきた
たくさんの小さな里芋を見ていたら気がついた。
そうだ、茹でればいいんじゃん!

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ということで、おかずの一品は茹でた小芋に
ゲランダの塩と、めんたいマヨネーズを添えてみた。
泥をよ〜く落として茹でただけとはいえ、
つるりと皮が剥けて食べやすい上に、小芋そのものの旨味というのか、
まあそのおいしいこと、美味しいこと!
添えた塩もめんたいマヨも、ほんのちょびっとだけにした方が
よりいっそう美味しいんである。

ニコニコと舌鼓を打っている間、
疲れのことはすっかり忘れてしまっていた
今夜のしみじみご飯だった。
by team-osubachi2 | 2011-01-05 23:48 | しみじみご飯 | Comments(2)

2011年のおせち

なんのかんのと言っている間に、新年があけた。
今年2011年はどんな一年になるだろう?

元日へと日付が変わってからいったん寝て、
目覚ましをかけておいて、初日の出を拝んだのは朝6時50分ごろ。
それからもうひと眠りして、ゆっくりと起きてから
雑煮を作ったり、お重を詰めたりしておせちを支度。

去年、二人で初めて迎えたお正月に雑煮の出汁をとったとき、
何で読んだか忘れてしまったが
高峰秀子さんが松山善三さんと結婚した最初のお正月に、
お手伝いさんに出汁をひくところから教えてもらって
二椀の雑煮を作ったときの高峰さんの感慨を思い出したのだった。
そうして今年の雑煮は、
その高峰秀子さんの訃報を思い出しながら出汁をとった。
(高峰さんの襟をキュッと詰めた着物の着方が好きだったなあ〜)

我が家の雑煮は、相方の実家のものに私の好みを加えたもので、
かしわ、八つ頭、なると(今年は紅白つみれ)、青菜に
香りに柚を一片のっけたものだ。
焼いたお餅をすまし汁で柔らかくしてから椀に盛る。

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そして今年のおせちは去年よりも薄味にした。
2日と3日は相方の実家である浅草へ一泊で出かけるため、
食べるのは元日だけのおせち料理だし、年齢のせいもあるのか、
味が濃いとあまり量を食べられなくなってきている気がする。

一の重/田作り、黒豆、紅白なます、伊達巻き、菊花かぶ
二の重/煮しめ(大根、結び昆布、人参、がんも)、栗きんとん、たたきゴボウ
三の重/水菓子(いちご)、干し柿

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大晦日の午後から作ったのは、結局
なます、菊花かぶ、田作り、煮しめ、栗きんとん、たたきゴボウだけ。
大人二人のおせちはあっさり気味がよろしいようで。

正月料理でお腹を満たしてから、近くの氏神さまへ初詣に行き、
帰宅してからは、もう目をあけているのもしんどくなり
年賀状書きを後回しにして、昼寝を2時間ばかりむさぼった。

自然と眠りから覚めて気がつけば、外はもうとっぷりと日が暮れていて
あわてて年賀状を書きはしたものの、まだまだ書ききれないまま
おたおたと元日も終わってしまったのだった。

とまあ、こんな調子で、今年もやっぱり
あっという間に時間ばかりが過ぎてゆくのかもしれない・・・。
by team-osubachi2 | 2011-01-02 01:30 | しみじみご飯 | Comments(6)

きんぴらごぼう

11月に入って2日目。
食欲の秋たけなわで、新米がおいしい。
新米って、なんでこんなにおいしいかなあ?
友だちから各地の新米のお裾分けが届いたり、
富山の実家からコシヒカリ白米と玄米が5キロずつ届いたり・・・。
ご飯好きにはなんともありがたい季節だ。

ご飯を炊くと、おかずは自然と和食系のものが多くなる。
塩分をちょこっとひかえめにして、手早く調理できて、
でもって、口に入れると素材の味がわかるようなお惣菜が好きだ。

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先週届いたいつもの野菜箱に牛蒡が入っていたので、
久しぶりでキンピラをこさえた。
一日二日は日持ちもする普段のなんでもないおかずのひとつ。

ホカホカと湯気がたった炊きたてご飯に、お醤油と砂糖の甘辛さのほか、
舌にピリリと効く辛さが大人にはまた好ましい一品だ。
by team-osubachi2 | 2010-11-02 21:25 | しみじみご飯 | Comments(4)

十五夜の初もの

22日の宵の口、日もすっかり暮れたころ、
ベランダから見える東むこうの陰影深い竹林の丘から、
十五夜の月が、まさに「はなやかにさしのぼって」きた。
ホントならうっとりとしずかに眺めていたいところだが
今夜はそうそうに引っ込んで台所へむかい、しみじみご飯の支度をした。

週一回届けてもらう野菜箱に今日入っていたのは、わが家では初ものの栗だ。
なので、十三夜にはまだひと月あるけれど、今夜は栗ご飯を炊くことにした。
この栗は無くん蒸のため、すぐに下処理をしないといけないらしい。
ひい〜、この忙しいときに手間のかかるう〜・・・。
生栗をむくのに手指を傷つけないか、それも心配だ。

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でも、ちゃんと楽にむく方法が紙に記して添えてある。
なになに?鍋に入れた栗がかぶるくらいの水で、沸騰後15分ほど中火で茹で、
水で粗熱をとって、お尻からむくといいらしい。
そうして荒皮渋皮、ほぼきれいにむけた栗で、
たっぷりとした栗ご飯が炊きあがった。むふふ、おいし〜っ!

一人暮らしのときは、わざわざ栗ご飯なんて炊かなかった。
こうして少しずつ献立の幅がひろがってゆく。
食べてくれる相手がいるというのは、とてもありがたいことだ。
手間はかかるけれど、結局は自分でも食べたいものを作るので、
いやしん坊根性も、献立とともに満たされ肥えてゆくようである。
ああ〜、秋だなあ〜。
by team-osubachi2 | 2010-09-23 01:05 | しみじみご飯 | Comments(0)