カテゴリ:着物のこと( 379 )

雑誌やネットで見る着物

昨日は雑誌『美しいキモノ』(ハースト婦人画報社)』さんと
『きものSalon』(世界文化社)さんの発売日でした。
今シーズンはそれぞれにカット仕事をお手伝いさせていただいたので、
編集部から届いた見本をさっそく拝見いたしました。

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『美しいキモノ』さんには女優陣による麗しい着物や帯がいっぱい紹介されていて
私などにはこれはもう目の保養としてたっぷりと浴びておくにしかずといったところ。
そしてなんと今号は“妹”誌の『いろはにキモノ』が付録についていて、
カジュアルな着物や帯、コーディネート、小物、着付けの手順など
カジュアルに着物を愉しみたい人やビギナーさん向け情報が満載です

一方の『きものSalon』さんは沖縄の染織の第一特集(琉球ものは何度見てもあきない私)と
初夏にどんな着物を着るかという第二特集が興味深い内容に思います。
昨今の温暖化では、夏にどういう着物を着たらいいのか(礼装以外は)もはや切実な問題です。
個人的には、立場のある側の人々や情報の発信元から
現実に即した着るものの提案をどんどんしていただきたく思っています。
でないと、着物が日常のものでなくなった時代からなぜか逆に強まった
「こうあるべき」という固定観念に縛られた
世間一般の意識を変えていくのは難しいと思いますので。このような企画は大歓迎です。

また、思いがけず二誌それぞれに
着物友だちが登場しているのを見つけたりして嬉しく拝見しました。
このたびのお仕事、どうもありがとうございました。

春から初夏にかけての着物や帯満載の雑誌。もしもご興味がありましたら
ぜひぜひお手元でご覧いただければと思います。

『美しいキモノ』/ハースト婦人画報社

『きものSalon』/世界文化社

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さっきお昼ご飯を食べながらテレビを見ていて、
毎度素敵な着物姿をご披露くださる竹下景子さんの今日のお召し物がまたひときわ素敵で
番組HPなどでも着物姿紹介されていないかな?と検索してみたら
竹下景子さんのスタッフブログにちゃんとこれまでのお召し物の記録があったのですね〜。
知りませんでした。
全身の前姿と後ろ姿、それぞれにお召し物や小物のことが記録されていて
思わず過去にさかのぼって見ちゃいました。これからも楽しみに拝見いたします♪

TAKESHITA KEIKO OFFICIAL WEBSITE/スタッフブログ

by team-osubachi2 | 2017-02-21 13:58 | 着物のこと | Comments(2)

好きな動作

「あなたが着物を着付ける動作で一番好きなところはどこですか?」

・・・とは、あるとき(ゆる趣味として)
友だちらに着付けを教えてるときに、ふと思い浮かんだ質問。

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私が着付けで一番好きな動作ははっきりしていて
帯揚げのはしを始末するとき・・・なんである。

なぜかは分からないのだけど、帯揚げで枕をくるみ、脇をきれいに整え
前で軽く結んで残りを帯の中へぐいっと押し込む、まさにそこが一番好きなのだ。

なんでそこが好きなのかなあ〜?とは自分でも不思議なのだけど。

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次に好きなのは、帯を締め終えてから、おはしょりのしわをきれいにならすところ。

なぜかここも好きなんである。
帯下に指を差し入れて、左右にスッと指をならすだけで
おはしょりのしわがとれる。・・・好きだ。理由はわからない。笑

そんな好きな一瞬を毎回着付けるたびにひとり愉しんでいる。

質問「「あなたが着物を着付ける動作で一番好きなところはどこですか?」

by team-osubachi2 | 2017-02-17 09:34 | 着物のこと | Comments(6)

御大の藍染め帯で集合

機会があれば、正藍型染師 田中昭夫さんの藍染めをゲットなさった方々の
着姿を見せていただくのが私のひそかな楽しみなのであるが、
今日はお三方に「御大帯の同窓会」のようにしてお集りいただいた。

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案の定スマホじゃいい具合に写せないのだけれど、たとえ四人だけとはいえ、
同じ作者の帯を締めて同時に居並んだところはちょっぴり壮観だった。
(掲載写真はトリミングしちゃったけど、みなさん満面の笑みでいらっしゃる)

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お二人は以前にもお会いしていて、今回はじめては拝見した「鉄線」を帯にされた方は
残り裂をバッグに仕立ててもらって愛用されていた。

ああ〜、しまった!
バッグだけどこかで置き撮りさせていただくべきであった・・・が、後の祭り。

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田中御大の藍染めは、もちろん染め上がったフラットな布として見ても
どこか不思議なチカラを感じるのだけど、
着物や帯という最終形になって人が身につけると、持ち主の雰囲気がプラスαされて、
人それぞれの持ち味が醸されて現われるのが見ていて本当に面白い。

今日集ってくださったみなさま、どうもありがとうございました♪

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三月、名古屋の月日荘さんでの展示開催までひと月ほど。
では、以下、けろ企画さんへつなぎます。

詳細はこちらからどうぞ。(*この展示は終了しました)

正藍型染師 田中昭夫(カテゴリ)/けろ企画(blog)

正藍型染師 田中昭夫/月日荘展特設サイト

by team-osubachi2 | 2017-02-16 00:02 | 着物のこと | Comments(12)

スイスから来た KIMONO GIRL

昨日は旧暦のお正月だった。
節分と立春がカレンダーで決まっている日本と、
アジア圏でひろく採用されている旧暦の旧正月。
どこどう受けとめて区切りにしたらいいのかわからないんだけど、
まあ、お目出度い日は何度あってもいっか〜♪・・・と。Googleの表紙もこんなだったし。w


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陽気のポカポカした昨日、相方の実家へ新年のご挨拶にうかがった。
(たまたま旧暦正月と重なっただけだけど)

駅で電車を降りててくてく歩いていたら・・・おや?
信号のところで、いまどきめずらしく黄八丈風の着物を着た女子に遭遇。
思わず声をかけて写真を撮らせてもらった ♪

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相方の実家にほど近い駅の界わいは、近年外国人旅行者がわんさと泊まりにくるエリアで、
きけばスイスから来たというこの女子は、なんと来日5度目で、着物が大好きなんだそうだ。

織田信長の大ファンだそうで、その織田の名字を使った
日本語のハンドルネーム(?)を持っていた。
(一応断りをいれてFacebookとブログに写真をあげさせてもらってます)

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東京でも浅草界わいはいまカラフルポップな
花柄の着物などを着た若い女子観光客が闊歩してたりする。
まあね、私だって韓国行ったら韓服着てみたいし、
民俗衣装がある地方へ行ったら着てみたいしね。

この“織田ちゃん”は自分で着物を調達し、自分で着たのかな?
それも日本人の女子でもめったに着ない黄八丈系に赤い帯よ♡
「(着付け)これでいいですか?」ってきかれたけど、もうぜーんぜんOKよ!
なんだか嬉しくなって、こうして日記に書いて残しておこうと思ったのだった。

着てくれてありがとう。今日も素敵な一日をネ!

by team-osubachi2 | 2017-01-29 17:26 | 着物のこと | Comments(0)

女正月、小正月

昨日今日はこの冬一番の寒気が日本列島に入り込み、
北はもちろん、九州まで雪がどっちゃり降り込んだようだ。
交通に難儀だったろう受験生の皆さんも、
いまごろはようやく試験もひととおり済んでひと息つけたころかな?

昨日はフォトグラファーの武藤奈緒美嬢と私とで
ともに仕事などでもお世話になっている表参道の呉服店へうかがい、
ちょこっと女正月を愉しんできた ♪

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社長が郷里の金沢で仕入れてきたかぶらずしや昆布〆のお刺身やかまぼこ、
店員さんのお家で手作りの柚子の甘露煮(のようなもの)などに舌鼓を打ちながら
ほんのおちょこに一杯二杯だけお酒をなめて、
後から来たお友だちも一緒にしばし着物談義に花を咲かせた。
ふわあ〜、なんともいい心持ちだった〜♡

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フォトグラファー・武藤奈緒美嬢は、
この呉服店でお世話になったという琉球紅型の黄色い帯で登場。

沖縄のうちくい(風呂敷などの布もの)用の柄を一部帯に写したものだそうで、
筒書きの太い線がなんとものびやかでパワフルな菊の花模様の帯だった。
着物も同じく沖縄のもので南風原(はえばる)花織♡

撮りたい、撮りたい。撮らせて〜!
はい、後ろ向いて〜お太鼓も撮らせて〜!ついでにポーズもつけて〜!

あらよっ!ほいさ!(笑)

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いいねえ・・・琉球の風が吹いてくるみたいだ♪

ついでに私も撮ってもらえ〜!こんなポーズはどうよ?
「首の角度、反対、あ、そっちの方がいいです」と
プロにご指導いただき、スマホでパシャッとな。w

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午後ほどよく遊んだところでお店を辞し、表参道の駅で別れ、
武藤嬢は銀座へむかい、こちらは大人しく帰宅。

夕方、風花でも舞ってきそうな空の下を家に帰り、着替え、お湯を沸かし、
相方は友人と出かけて夜も留守なのをいいことに
熱々のミルクコーヒーを淹れて、あんこバターの塩パンとでひと息いれた。

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地方によっては女正月、小正月が鏡開きってところもあるみたい。
カビたところを落としたお餅を、そうしてあずきと一緒に食べるのね〜。
私はあんこバターの塩ぱんだったけど。

こっそり女一人で食っちょるのう・・・そうよ、だって女正月ですもの!
おほほほほ♪

by team-osubachi2 | 2017-01-15 14:35 | 着物のこと | Comments(6)

八掛けを選ぶ

季節季節の変わり目や決算時期、それから歳末といい初春といい、
百貨店の売り場が催す売り出しのときを狙って
そのときどきで必要なものを買うことがある。
(もちろん冷やかしておしまいなんてこともしょっちゅうだけどー)
たとえば敷き畳紙だったり、帯枕だったり、縮緬の帯揚げだったり・・・。

今回必要だと思って、この年末年始に百貨店の催事を見てまわって
ようやく手に入れたのは一反の八掛け。

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以前まだ四十代のときにリサイクルで手に入れたのはベージュがかった薄茶色の紬。
洗い張りしてそのまま押入れで寝かしてあったのだけど、
いつの間にか私ももう五十代になっちゃったし、いい加減仕立てて着ないとネ。

というワケで、反物持参で着物催事売りしている百貨店に出かけ、
バーゲンワゴンにどわーっと並んでる中から検討して選んだのは無難な共色。

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共色の八掛けって、ま、つまんないといえばつまんないんだけど、
たとえば淡い春色の帯をもってくれば、春らしく明るく着られるだろうし
秋色のこっくりとした濃い色目の帯をもってくれば、すんなりと秋の装いになるだろうし、
冬の雪の白さや枯れた墨色の帯をもってくれば、冬枯れの風情に見えるだろう。

・・・とまあ、この紬は帯を楽しむための一枚にすべく選んだ八掛けである。
胴裏は洗い張り済みのもとのを活かして、と。
さあ!あとはお仕立て代の捻出あるのみよ!
仕事、おおいにがんばってくれ〜〜い、自分!(笑)

by team-osubachi2 | 2017-01-10 17:32 | 着物のこと | Comments(6)

今年の着初め

昨日は着初め、相方と私の今年の着物はじめ。

身につける新しいもの、今年は何もないなあ〜と思って
小物のコーディネートを考えていたら・・・あら?
そうだわ!これがあったんだわ!縞の伊達締め。

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何年も前に買って使おう使おうと思いつつ
ついついなじみのものばかりに手が伸びてしまい
ずっと寝かせたまんまだった伊達締めさん、ようやく出番ですよ〜!

で、着物をささっと着て、その伊達締めを締めたところで、
相方の着付けに取りかかった。

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去年のお正月に着物デビューして氏神様へ初詣に出かけたものの、
それっきり着ることもなくあっと言う間に一年がすぎ、
今年は着物で街中へはじめて出かけることにしたのだった。

家を出るとき、本人より付き添うこっちがキンチョーしちゃったよ。w

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しかし、男着物の着付けは楽チンねえ。

慣れないと帯位置が多少ムツカシイけど、相方はこのごろ
冬場は家の中でウールのうわっぱりに半纏帯を締めるようになったせいか
帯位置は本人が納得する位置があるようなので、
貝の口の結び方だけ手助けすれば良さそうである。

遠からず貝の口結びくらいなら覚えられそうかな?
いずれ自分で畳むところまでいければ・・・見込みは明るい・・・ハズ?!

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まず銀座松屋で展示販売会の初日をむかえた友だちを陣中見舞いして、
そのあと渋谷へ移動して、文化村で開催中の『マリメッコ展』を観た。

やあ〜〜♡いいなあ〜!きれいでワクワクするプリントや
お洒落なワンピースドレスの数々に胸ときめいた〜♡
(どれも自分に似合わないのだけど、そのコトと観賞するコトは別モノである)

見ているうちに、世に出るデザインには、
どこか幸福感が込められていなければいけないということに気付かされた。
うん、その幸福感なしには、人々の暮らしに密着してに広がらないのかもね。

マリメッコ展/渋谷文化村にて2月12日(日)まで開催中

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冬に締めることが多い大好きな鶴の染め帯。
今年はもうちょっと活躍してもらいましょ♪

by team-osubachi2 | 2017-01-05 09:53 | 着物のこと | Comments(6)

手持ちのものにちょこっと手を加えて
ついこのあいだ自分好みにカスタマイズしたウールの道中着。

先週末クラシックコンサートへ出かけるときにデビューを果たした♪

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師走に入ったのに思いのほか暖かい日が続いていたから
暖冬でもしも着る機会がなかったらどうしようなんて心配もしたけど、
この日の最高気温は11度くらいだったかな。
空は晴れて日差しがあったけど寒気が入って寒かった。

待ってたんだよ、こんな寒い日を。
少々チープではあってもウールはウール。羽織るとあったかいんだ♡

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コットンテープをどの位置へどう模様にして置くか
何度も仮置きして試着しながらバランスをとった。

フリーサイズの市販品だから、ホントいうと
チビの私には少々大きすぎるのだけど・・・まあ、よしとしますか。

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これで良かったのかどうかは正直いって私にはよくわからない。
でも出来・不出来にかかわらず、以前のそっけない無地のときより
着ていて断然たのしいの〜〜〜♡

そういう意味では成功っていえるのかもネ。年明けもどうぞよろしく♪

by team-osubachi2 | 2016-12-20 22:15 | 着物のこと | Comments(8)

年の瀬の寛ぎの茶会へ

先週末の日曜は前の日に続いてこれもおだやかに晴れた一日だった。
私の今年のイベントの最後を飾ったのは「S先生のお茶会」であった。

「着物はどれをを着ようかしら〜?」・・・などと言えるほどの選択肢はない。
がしかし、いま時分ならクリスマスめいた気分があってもいいかな?と
箪笥から出したのは友だちのご親戚からいただいた昭和のモダンな付下げ。

半世紀以上たった今でもつややかで手触りがよくて、
個性的だけれど「ヨダカの星」と名付けて着る大好きな一枚である。
(私の箪笥の中身は少ないけれど、でもどれも大好きなものばかりなんだ〜♪)

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古手の、でも、これもどこかモダンな焼箔の袋帯をあわせてみた。

・・・うん、はじめてあわせてみたけど、悪くもないかな。

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集まった皆さんとのランチタイムが済むまでは、
こんなのぶら下げておいてもいいわよネ?w

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毎回心を尽くして釜をかけてくださるS先生の寛ぎの茶会。
ほんのこの数年のことだけれど、年に一度うかがうようになり、今年も楽しみにしていた。

今回は港の見える丘公園内にある大佛次郎記念館でひらかれたので
以前からのお仲間の方々と四人集い、和やかなお席で一服をいただいた。

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今回も頭の中にどんな茶室にどんなお道具やお菓子であったかは
頭の中で映像を再生するかのように思い出せるのだけれど、
先生がそれぞれご説明してくださった単語の数々はとんと頭に残っておらず、
ただ美味しかった、ただ楽しかった・・・と、
年々「むかし茶道を習っていました」などとは到底言えないような
お粗末な有り様になってきたのが情けない。

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床のお軸には、どなたの手によるものかお名前を忘れてしまったが
「山窓無月一燈明」・・・とあった。

ーーー山窓月無く一燈明かなりーーー
月もない山の家に窓あり、ひとつ灯が明るい、という意味らしい。
傍らの砧を模した花器に活けられた花は、
赤い侘助と、それへふんわりと積もる雪のような綿花だった。

床を拝見するうちになぜか一幅の画を見ているような気持ちになった。
その画は・・・どうも自分の心の中のある情景と重なって見える。

どういう情景かというと、一昨年の夏大きく体調を崩し、
両手両足が不自由になって思うように動けなかったとき、
いつのまにか私は心の中でひとつの景色を描いていたのだけれど、
それは自分ひとり山深いところにある小屋にこもって越冬しているというものだった。

たまに天気が良いと、遠く見はるかす人里は春や夏をむかえて人々が明るく活発に動いているのに
自分だけはいまだ冬の山小屋に押込められているのはなんとしたことだろうか。
私もはやく人里へゆきたい、ゆかねばならぬ!と小屋を出ようとすると、
とたんに嵐や吹雪に見舞われて、またすぐに小屋へ引き返さなくてはならず、
嗚呼とため息をつきたくなるような日々。

そんな毎日をくり返すうちに、ようやく自分にとって必要なことは「休む」ことだと悟り、
春がくるのを待って山を下り、ふたたび人里で活動を再開し今に至る・・・。
そういう心の中の情景がこの日のお茶席の床を見て蘇ってきた。

面白いのは、たとえ自分にはつらい山籠もりの間であっても
その山小屋の囲炉裏端の灯が窓からもれて、
同じように暗闇の山中で迷う人にとってはそれが明るく見え、
かすかな道しるべのようになる事もあるかもしれない
・・・というところまで思えたことだ。

人生にはこういう経験も不可欠で、つらい時期に得たものが
だんだんとても意味深いものになってきているように感じる。

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・・・なんて、ね。

慌ただしい年の瀬におとずれた和やかなひととき。
自分と対話するヒントをいただけたお茶会だった。

ご一緒したみなさま、S先生と社中のみなさま、どうもありがとうございました♡

by team-osubachi2 | 2016-12-19 23:22 | 着物のこと | Comments(6)

それまでのポカポカ陽気から一転、木枯らしが吹き出した一昨日の午後、
大好きな弁柄色の格子紬に、これも大好きな上原美智子さんの無地帯をあわせて
(色、なかなか出ないねえ〜)サッと出かけてきた。

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向かった先は、冨田潤さんとホリノウチ マキさんの二人展をやっていた
銀座のギャラリー「日々」さんとこと(*会期は終了しています)、
染色家の津田千枝子さんの個展が開かれている「青山 八木」さんとこ・・・。

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「日々」さんでは冨田さんのタブローのようなちいさな作品とクールなタペストリー、
そしてホリノウチさんのうっとり♡する手触りの毛織物のショールやマフラーを
お話をうかがいながらゆっくりと見せていただいた。

素敵だったなあ〜、とくに赤いショール・・・♡
お嫁にいただけたらいいだろうなあ〜。
こんな若い素敵な人をこれからも応援してあげたいなあ〜と思ったりもした。

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「日々」さんを出ると、すぐ斜め向かいに凮月堂さんが見えた。
そうだわ、ひさしぶりでお茶していっちゃおうかな〜♪

カステラと飲み物のセットで、しばし本を読んだり思索したり・・・いい心持ちだ。

ふと、自分はなぜ、人さまの作品展や絵画展を見に
いそいそ出かけてゆくのだろう?と疑問に思った。
いまあれこれ作品を見て、それを買えるわけでもないのに・・・。

「だって、きれいなものや美しいものを見るのが好きなんだもの」

そうよ、美しいものを見るのが大好きなんだもん。
じかに見ることで、作品が持っているパワーをいただいたり、
よい刺激になるとでも言えばいいのかなあ。

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それは次に立ち寄った「青山 八木」さんところで拝見した
津田千枝子さんの作品でもあらためて思ったことだった。(*10日土曜日まで開催中)

初日の夕方だというのに、大半はすでにお嫁入りしてカウンターの上に除けて置かれた帯の山から
「こっちもぜひ見ていって ♪」と津田さん自ら広げて見せてくださる。
布が広がるたびに、優しい、けれどとても力のこもった染めの花模様や
洒脱な幾何学模様がこぼれるように現れる。

はああ〜・・・・♡
ため息をつきながらも、作品の持つ輝きというのか、オーラのようなものに釘付けになる。
浴びると言ってもいいかもしれない。
たとえその物が自分とご縁がなくてもいっこうに構わない。
作品と対面するこの瞬間が大好きだ。

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拝見し終えてそろそろおいとましようかというとき、
津田さんの帯を締めた八木さんのお客さま方がグループでいらっしゃった。

布という平面から帯となって人の体に立体的に添うと、
それまでとは異なる表情になるのが本当に面白い。
たちまち会場は祝祭感でいっぱいになり、にぎにぎしくなったところでお店を後にした。

帰宅してから着ていたものを着物ハンガーにかけ、さぼしながら惚れ惚れと見とれる。
ああ、私は綺麗なものを見るのが本当に好きだ♡
またあちらこちら、時間の都合がつくときには見に出かけよう。
心の中の小引き出しには綺麗なものがすでにいっぱいあるけれど、
まだまだいくらでも余地はあるから ♪

by team-osubachi2 | 2016-12-08 22:14 | 着物のこと | Comments(13)