カテゴリ:着物のこと( 371 )

それまでのポカポカ陽気から一転、木枯らしが吹き出した一昨日の午後、
大好きな弁柄色の格子紬に、これも大好きな上原美智子さんの無地帯をあわせて
(色、なかなか出ないねえ〜)サッと出かけてきた。

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向かった先は、冨田潤さんとホリノウチ マキさんの二人展をやっていた
銀座のギャラリー「日々」さんとこと(*会期は終了しています)、
染色家の津田千枝子さんの個展が開かれている「青山 八木」さんとこ・・・。

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「日々」さんでは冨田さんのタブローのようなちいさな作品とクールなタペストリー、
そしてホリノウチさんのうっとり♡する手触りの毛織物のショールやマフラーを
お話をうかがいながらゆっくりと見せていただいた。

素敵だったなあ〜、とくに赤いショール・・・♡
お嫁にいただけたらいいだろうなあ〜。
こんな若い素敵な人をこれからも応援してあげたいなあ〜と思ったりもした。

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「日々」さんを出ると、すぐ斜め向かいに凮月堂さんが見えた。
そうだわ、ひさしぶりでお茶していっちゃおうかな〜♪

カステラと飲み物のセットで、しばし本を読んだり思索したり・・・いい心持ちだ。

ふと、自分はなぜ、人さまの作品展や絵画展を見に
いそいそ出かけてゆくのだろう?と疑問に思った。
いまあれこれ作品を見て、それを買えるわけでもないのに・・・。

「だって、きれいなものや美しいものを見るのが好きなんだもの」

そうよ、美しいものを見るのが大好きなんだもん。
じかに見ることで、作品が持っているパワーをいただいたり、
よい刺激になるとでも言えばいいのかなあ。

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それは次に立ち寄った「青山 八木」さんところで拝見した
津田千枝子さんの作品でもあらためて思ったことだった。(*10日土曜日まで開催中)

初日の夕方だというのに、大半はすでにお嫁入りしてカウンターの上に除けて置かれた帯の山から
「こっちもぜひ見ていって ♪」と津田さん自ら広げて見せてくださる。
布が広がるたびに、優しい、けれどとても力のこもった染めの花模様や
洒脱な幾何学模様がこぼれるように現れる。

はああ〜・・・・♡
ため息をつきながらも、作品の持つ輝きというのか、オーラのようなものに釘付けになる。
浴びると言ってもいいかもしれない。
たとえその物が自分とご縁がなくてもいっこうに構わない。
作品と対面するこの瞬間が大好きだ。

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拝見し終えてそろそろおいとましようかというとき、
津田さんの帯を締めた八木さんのお客さま方がグループでいらっしゃった。

布という平面から帯となって人の体に立体的に添うと、
それまでとは異なる表情になるのが本当に面白い。
たちまち会場は祝祭感でいっぱいになり、にぎにぎしくなったところでお店を後にした。

帰宅してから着ていたものを着物ハンガーにかけ、さぼしながら惚れ惚れと見とれる。
ああ、私は綺麗なものを見るのが本当に好きだ♡
またあちらこちら、時間の都合がつくときには見に出かけよう。
心の中の小引き出しには綺麗なものがすでにいっぱいあるけれど、
まだまだいくらでも余地はあるから ♪

by team-osubachi2 | 2016-12-08 22:14 | 着物のこと | Comments(13)

暦でいえば、今日は二四節気の「大雪」なのだそう。
ここんとこぽっかぽかな陽気でキモチが悪いくらいだったけれど、
昨日の午後から木枯らしが吹きはじめてようやく師走らしい寒さになった。

そんなしっかり寒い日用に・・・と、以前ネットでポチったウールの道中着。
上等のカシミアや上質のベルベットなら無地のまんまがいいのだけど、
値段に応じた出来に嘘はなく(苦笑)
そこはかとなくチープ感が漂うのはもうしょうがないことなので、
そのチープさをいっそ逆手に取って遊んでみることにした ♪


↓Before
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で、先月からまた夜なべ仕事で針を持ち、
手持ちのウールの道中着に、『布博』で買ってきたコットンテープを
(リボンみたいな両面ではなく、ミシン刺繍の裏みたいになってて
片面しか使えない紐だからテープでいいわよね?)
裾まわりと袖の片面ずつに縫いつけてカスタマイズしてみた。

地色がサンドベージュなので、見繕った色は、
生成り、深緑、ボルドー赤、それとグレイの四色。
写真だと、ウール地とテープの色がなじんでるようにはとても見えないネ。w


↓裾前の試し置き
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おおよそどこに入れるか、試着してメインのラインを決め、
前身頃からてきとーに切ってならべながらデザインを決めていく。


↓袖部分の試し置き
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袖もね、付け下げにならって、右袖は後ろ側、左袖は前側に
これもテープをてきとーに切っておいてみる。

裾まわりと袖がおおよそ決まったところで、
どうしようか悩み悩み襟もとにも仮置きしておいた。


↓襟もとの試し置き
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そしてまた試着。どうも気に入らないバランスのところは二度三度並べ変えてみて
裾模様の決まったところから縫い留めてゆき、
もちろん裏地に糸を出してしまわないよう、ひと手ひと手確認しながら進める。
(たまにほどく羽目にもなったけど・・・)

裾まわりが終わったら、そこでまた試着し、袖模様を決める。
平面で見るのと、着てみるのとではやっぱり様子がちがってくるから
ときどきで試着は必要なのである。

そして襟もとをどうするか・・・。
髪がベリーショートの私は、真冬にはこのコートにあわせて帽子もかぶるので
帽子にマフラーに襟模様では、顔まわりがうるさくなるので襟もとはやめておいた。
・・・え?着物なのに帽子?と驚くなかれ。
ショート髪のせいかこの道中着に帽子をかぶると
マントに帽子をあわせるかのごとくバランスが取れる気がするのであ〜る。

そんなこんなで昨日、ようやくぜーんぶ縫い終え、アイロンをかけて
私のウールの道中着が出来あがった♪


↓After (Back)
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↓After (Front)
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実際の色目はもう少し落ち着いた方向に沈んでいて
古着じゃないのにすでに古着めいた色味になってしまっているのだけど、
果たしてこれが成功なのか、失敗なのか、
手塩にかけた分だけはやくも愛着がわいてきて自分では判断がつかない。

でも、自分だけの、ある意味世界で一点だけの道中着。
チープでもいい、失敗でもいい・・・嬉しい。とにかく嬉しい♡

これでもういつ強烈な寒さがやってきても大丈夫!
いやあ〜、しかし、くたびれたあ〜!もうやらないぞ〜こんなコトは〜!!w

by team-osubachi2 | 2016-12-07 14:23 | 着物のこと | Comments(8)

道中着に飾りつけ

いつのまにか・・・って何回クチにするようになっちゃったかしらん。
(それでも言っちゃうけど、いいわ、いいのよ)
いつのまにか、今日で11月もおしまいだって!?・・・ひえええ〜!

この間から手持ちのウールの道中着に、
自分でみつくろってきた4色のコットンテープを
付け下げみたいに裾まわりや袖に毎日少しずつチクチクと縫い付けている。

右手左手交互に動かし、裏地に糸を貫通させないよう表地だけに縫い止める。
ひと針ひと針、ちょいと刺繍してるかのような錯覚・・・やったことはないけど。w

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来月にはデビューさせたいと思いつつ、明日はもう師走ぢゃん?!
あわてないあわてない、ひと針ひと針・・・♪

by team-osubachi2 | 2016-11-30 18:03 | 着物のこと | Comments(6)

ウールの道中着に・・・

一昨日は雨天でダメだったけど、昨夜はスーパームーンの十六夜だった。

月の出は薄いヴェールに覆われたようにおぼろげだったけど
夜中にはかろうじて写真が撮れたもよう、相方の一眼で・・・。

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ここ数日あたたかい空気が入ってたけど、
夜半から風向きが変わったみたいで、また寒くなるみたいね。
この冬の寒さはどうなるかな?

何年か前の真冬は本当に寒くて、着物を着たときには
正絹のコートではどうにも寒くて、とうとうネットでウールの道中着を購入。
(本当はカシミアのお誂えがいいのだけど、そりゃ無理ってもので)

畳むと厚手の毛布みたいにかさばって、とてもじゃないけど
劇場などで膝におけるような代物じゃなかった・・・(^ ^;;
でも、外を歩くときのあったかさは抜群よね〜、ウール。

生地が上等ならプレーンな無地でいいのだけど、
さすがに中等な生地だと、なんてゆーか、可愛げがなさ過ぎる・・・かな?

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ちょっと何かひと工夫してみようかなあ〜と思うコト数年。
今年はじめて行った「布博」で見つけたコットン・テープ(リボン?)。
これを使ってまたちくちくとお針の夜なべ仕事、やってみましょうか ♪

はたしてこの思いつき、うまくいきますかどうですか。
てゆーか、シーズン中に間に合うかどうか、それも問題だ。(^ ^;;

by team-osubachi2 | 2016-11-16 10:17 | 着物のこと | Comments(4)

日曜の午後、相方に運転してもらい、はじめて藤野というところへ行った。
藤野駅から奥へゆくほどに、晩秋の日差しの中、
木々が少しずつ色付いてゆくのが分かる。

あ〜〜、なんだかチカラのこもった山の気が溢れるところだなあ〜。

そんな山里の中にあるギャラリー「studio fujino」の帯留展へ。

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木々の葉の色が美しく成熟する季節だね。きれいだなあ〜♡

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山の中の古民家に、ご夫婦で手を入れた開放的な空間のギャラリーは
どこか懐かしくもモダンな雰囲気。

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大きな卓の上にきれいにならべられた帯留めはどれもきらきらしてた ♪

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企画展の帯留めだけでなく、陶や木工の器やアクセサリーなどもある。

あれやこれや、手にとりながらゆっくりと拝見。

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入り口の土間はカフェになってるんだね。

空気はひんやりしてたけど、お天気がいいので、軒先に並べてあった床几と畳の卓上で、
珈琲とかわいいお甘のセットでいっぷく♡

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いいところだなあ〜・・・。

建家の奥、石蔵があって、その庭端にある岩にも
苔がたっぷりといい具合に育ってる。

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どれも綺麗で素敵で洒落た作品が多く、私は見るだけで満足だったけど、
中にお一人、うちのゆるオタクのハートを鷲掴みにする作家さんがいた!w

なんと相方が「ひとつ買おうかな」という?!

ええーっ?帯留めだよ〜?お、び、ど、め。

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堀 道広さんとおっしゃる漆芸の職人さんだけど、なんと漫画を描くお人だそうだ。
知る人は知ってるという作家さんらしい。へええ〜〜〜?!

で、相方が選んだのはコレ↓

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一切れの食パンに見えなくもない、か?・・・ゆる〜。w

男の人には帯留めは無用だけど、羽織紐の真ん中にきてたら面白いネ♪
じゃひとつ羽織紐にすべく私が工夫してみますか。

愉しかったね〜!
着物女子三人組はそれぞれの羽織りものをまとってギャラリーをあとにした。

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その夜、帰宅するや、相方はギャラリーにも置いてあった
堀さんの漫画をさっそくポチッとお取り寄せ。

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studio fujinoの美しい女将も
堀さん、、、麻薬みたいなもので、とても危険ですよ。笑。ちなみに私は中毒です」とのこと。

翌日届いたこの脱力系漫画を読み始めた相方も完全に病みついてしまい、ご満悦至極である。

なんと堀さんのプロフィールを見てみたらば、まさかの同郷、富山県人っ!であった。
うう〜む、こうなったら私も応援するゾ〜!堀さん!(って、何を?w)

いい出会いがあってよかったね・・・!?


「studio fujino」の帯留展は13日(日)まで開催中。ご興味のある方はぜひ♪

sutudio fujino

by team-osubachi2 | 2016-11-08 17:34 | 着物のこと | Comments(4)

昨日の午前中、さっと着物に着替え、
相方の運転で、はじめて藤野というところへ行ってきた。

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秋に着る木綿は毎度おなじみの「ちはやふる」久留米絣。
あわせたのは、この前お友だちのところから私のもとへやってきた
柿色のミンサー帯を吉弥結びにして・・・。

半幅帯はこういうとき気軽に結べて、
着付けの時間もうんと短くてすむし楽チンなんだよね〜♪

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向かった先は藤野というところにある
山里の中の古民家ギャラリー「Studio Fujino」さんへ。

今回お誘いしてくれたのは、友だちのカメラマン女子とMさん。三者三様の着物姿で現地で合流 ♪

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ギャラリーで開催中の帯留展で、きらきらする帯留めを見たり、
午後の日差しの中でお茶をしながらお喋りしたりして、しばし愉しいひととき。

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帰り道、夕日を振り返ると山のふところに抱かれるように建っている
ギャラリーを見ながら、みんなそれぞれパチリ。w

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・・・むむむ?・・・なんじゃ、これは?

続きはまた明日。w

by team-osubachi2 | 2016-11-07 18:09 | 着物のこと | Comments(2)

11月15日は「きものの日」だそうな。
ほお〜!5月29日の「呉服の日」は知ってたけど
「きものの日」があるとはまったく知らなかったわあ。
そんなことを西の着物仲間のブログから教えてもらって、
ついでに自分の着物姿で着物雑誌の表紙を飾るという
お遊びアプリがあることも知った。へえ〜〜〜?!

若かりしころは、着物仲間に引き入れた友だちと
それこそ「美しいキモノごっこ」や「細雪ごっこ」と称して
洋館や時代建物の中、庭園などで写真を撮って遊んだものだけど、
最近はめったに自分の着姿の写真なんて撮らないから
古いアルバムから一枚プリントをえらんで複写してみた♪

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プリントからの複写だからピントがあまいネ。w

懐かしいなあ〜、大好きだった付け下げ小紋♡
これも月賦でお願いして一所懸命仕事して返していった一枚。
いまはもうない東急文化会館の二階にあったちいさな呉服屋の支店の店先に
うんとうんとお安く売られていた振袖の袖を切ってもらって
晴れ着替わりによく着てたっけ・・・。
(切った袖は二部式の名古屋帯にしてよく締めてました)
二十代最後の年。新宿御苑で催された野点茶会にて。

着物を着るには今がベストシーズンです。
まだ未体験(?)の方も、ぜひこのアプリで着物姿を遊んでみてください♪

きものブック表紙アプリ/KOMS

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おまけ:男子もおおいに着物を着るべし!
・・・なんて、そうは言っても、今年のお正月にいっぺん着せただけだけど。w

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↑袖の影に文字がかぶってちょいと失敗・・・かな。
お遊びだし、まあいっか。w

by team-osubachi2 | 2016-11-05 14:46 | 着物のこと | Comments(8)

恩師を偲ぶ会へ

昨夜は東京イラストレーターズソサエティさんの主催で、
長らく会の会長を務めていらして、
この夏身罷られた灘本唯人先生を偲ぶ会が都内某所で開かれた。

晩年にご自分で塾を持たれ、その塾生だった私たちも会によんでいただき、
郷里の神戸でのご葬儀に出席できなかった元塾生の私たちにとっては
おかげでようやく先生にお別れのご挨拶が出来た会だった。

とはいっても、しめやかなお別れの会ではない。
冒頭、宇野亜喜良さん、和田誠さん、長友啓典さん、山口はるみさん、
そして、十代のときに出会い、業界の中ではおそらく先生とは一番長い付き合いになるという
横尾忠則さんらお歴々が、思い出話に花を咲かせ、おおいに盛り上がり、
洒落た祭壇に置かれたフレームの中の先生はどこか照れくさそうであった。w

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ところで、今回「何を着ていく?」と元塾生の友だちと話をしたとき、
あれ?・・・そういえば自分の喪服は、実のところビジネスライクな黒のパンツスーツに
インナーもレース状の黒いカットソーをあわせた“喪服がわり”で通しているものの、
こういう偲ぶ会やお別れ会などで「平服で」とご案内いただいた会に着られるような
小洒落た黒い服は何も持っていないことに気がついた。
(さらに云うなれば、偲ぶ会などで迂闊に黒いパンツスーツを着ていると
スタッフさんと間違われてしまいそうなのである)

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「知子さんは着物でしょ?」と言われ、そうそう着物なら黒いのがあったっけ!と
今回は黒地に細い白の格子が入った駒結城紬、通称“スーツ着物”に、
琴糸のように野太い縮緬の無地帯(いかにも青山八木さん好みな・・・)、
おふくろさまの加賀小紋を解いて再利用した帯揚げ、
それにアンティークの菊花の帯留めといういでたちで出席した。

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つい先日も着物友だちと話していて、自分たちの年代を考えると
おつきあいのあった方々の葬儀やお別れの会などに着られるような
(身内ではない立場が和装の喪服を着たのでは仰々しくなってしまう場で)
墨色やチャコール色などの江戸小紋の袷や単衣があると便利よね
(喪の帯や小物は持ってるんだし)・・・と、そんなお喋りしたあとだっただけに、
昨夜はちょっとだけくだけた別れの場にふさわしい装いについてあらためて考えさせられた。
そうだなあ〜、あると便利かも。
哀しみの場にふさわしい黒、墨、鈍や古代紫といった色合いの江戸小紋。

とはいえすぐに用意できるハズもないから、いまは心に積もっておくだけでもいっか。
いつかご縁があったら・・・というコトで。

by team-osubachi2 | 2016-10-29 09:59 | 着物のこと | Comments(2)

紫と白の長襦袢

今年の春頃だったか、まだしつけ糸がついたまんまの
紫色の絞りの長襦袢をお友だちの方からいただいた。
じき夏場になったので押し入れに仕舞っておいたのだけど、
明日の夜、ある集まりがあるのでそこで着ようと思い立った。

寸法はほぼそのままでイケるのだけど、少しだけ短い袖丈・・・出せそうね?
和裁が出来るお友だちから教えてもらった通りにちょちょいのちょいと袖丈を直したり、
襟にも薄い帯芯を切って縫いつけて補強したり
せっかくの白い襦袢なので、袖口の汚れ防止に綿レースを付けたり、と
今週ちびちびと夜なべしてお直しした。

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え?袖口に綿レース?・・・これはずーっとずっと以前、
学生時代からの友だちに着付けを教えたときに、彼女が持参したモスリンの長襦袢の袖口に、
かわいいチロリアンテープが縫いつけてあったのを見て、
「あ、それ、いいアイデアだね!」と云うと、
お母さんがつけておいてくれたものだという。いいね〜それ、いただき♪

以来、全部にじゃないけど、白っぽい長襦袢につけている。
袖口って長襦袢の方が着物以上に汚れるんだもんねー。

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最後に半襟をかけて、と。さあ、これで明日のお出かけの支度は整った。
天気予報は・・・雨かあ〜。まあ、お祝いとは真逆の集まりだからそれもまたよしである。

by team-osubachi2 | 2016-10-27 22:30 | 着物のこと | Comments(2)

なにやら2020年のあの大イベントに向け、知らない間に文化面でも
この秋は行政主導のイベントが催されているみたい。

その一環で、渋谷の文化村で三番叟が観られますけどご一緒にいかがですか?
・・・とお誘いいただき、先週末、夕方から着物に着替えてお出かけしてきた。

この舞台、構成と美術はいまリニューアルオープンした東京都写真美術館で開催中の
『ロスト・ヒューマン』で話題の杉本博司さんと知り、おおいに興味がわいた。
(って、私自身はまだ観に行けずにいるのだが・・・)

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「三番叟」というものから絵面は想像つくけれど、正直言うとこれまで観たことがなかった。
出演は野村萬斎さんほかの面々。お能にくわしいお友だちによると
神社で奉納されているのとはちょっと違うらしいけど、
初見の私には杉本美術とともに興味深く観た。
口伝で古くから伝わるという三番叟、いつかお正月の神社で拝見してみたい。

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この秋ようやく袖を通した袷の着物はどっしり縮緬にあっさり流水模様の小紋。
あわせたのは何年かぶりで締めた塩瀬の帯。
どちらも二十代のときに、お買い得品の中から選んだものだけど、
当時の私には月賦払いで精一杯の着物と帯。
いまも大好きなこれを手に入れた当時より現在の方が似合うとなれば、
それこそまさに「お買い得だったわ〜♪」というべきかな。w

でも、着替えてしまってから気がついたことだけど、
間をあけながら長く着たツケで、裾裏(八掛け)が擦り切れちゃって
(そうだ、前回着たときに気がついててすっかりそのこと忘れてたーーっ!)、
さすがにもう限界。八掛けを仕立て直さずには着られそうもない。とほほ〜。

声をかけてくれたお友だちは、草木の色が美しい牛首紬にこちらも塩瀬の染め帯。
帯締めの色が大人だなあ〜♡

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一応コートと薄いショールも用意はしておいたけど、帯付きという季節だもの、
結局どちらも使わず仕舞いだった。あたたかい秋だ。

このたびはお誘いいただき、どうもありがとうございました♪

by team-osubachi2 | 2016-10-23 23:58 | 着物のこと | Comments(10)