カテゴリ:着物のこと( 379 )

色無地に絽綴れの帯で

ちょっとした都合でつい一昨日までリビングのエアコンを使わずにいたせいか
カラダがようやくこの暑さに慣れてきた感じがする。
おかげで絽の着物を着るなどという、ちょっと前まで気が萎えそうなシチュエーションも
案外すんなりと受け容れて、昨日のお昼前には着替えて家を出た。

盛夏に着るのは、まず麻縮の晒を素肌に巻きつける。脇と背中の汗対策にもなるしね。
自分で縫った白い絽の袖をつけた(内側にはレースの筒袖つき)二部式襦袢を上半身に着て、
裾よけは白い麻縮(ペチコート風にウエストにゴムを通したもの)をつける。
それから絽の一つ紋色無地に袖を通す。つまり肌襦袢は省略。

そして帯芯のない、軽くて風通しのいい絽綴れの帯を締めて・・・っと♪

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夏場はヘチマをかまぼこ状に縦半分に切って、自分でこしらえた帯枕を愛用。
せっかく絽綴れという風通しのいい帯を締めるのに、
ウレタンなどの帯枕じゃ背中の汗もハンパない気がしてネ。

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人さまからいただいた玉虫の帯留はこの日がようやくデビュー♪

で、向かった先は国立能楽堂。
切符を一枚、ピンチヒッターで私が引き受け観賞させていただいた。

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席は違えど、ご一緒した着物友だち二人も、この日は絽の盛装に絽綴れといういでたち♡

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黒地に銀色の萩などの夏草の葉の模様を織り出した絽綴れを締めたKさんは
やさしみのある大人ピンクの地の訪問着。

教えてもらって、おや?とみれば、裾模様の枝にとまる蝉が二匹ばかり・・・。
わ〜、蝉が描いてあるなんて珍しいね〜?!

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実は私の玉虫の帯留はKさんからのいただきものだったので
「虫つながり」の装いにしてくれたもよう。w

かたや明るいシルバーグレイに刷毛で霞のような染め分けの付下げをお召しのEさんは
白と黒とが交互に織られているのかな?面白い地に
さらりと波があらわれている絽綴れの帯に、蓮の花びらかしらん?
その花びらの中に、ひと粒水滴のようにパールがあしらわれた帯留・・・といった装い。

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お能って、着物でいらっしゃるお客さま方を見ていて、
(落語はもちろん)文楽、歌舞伎ともぜーんぜん違う雰囲気のお召し物の方が
多くいらっしゃってなかなか拝見していて楽しい。

この日のお能は「第四十回 納涼能」っていう催しで
ご挨拶、ミニ講座、『枕慈童』『文荷』、お仕舞がみっつに、最後は『安宅』。

個人的には座席においてあったこの演し物の紹介リーフレットのデザインに目がいく。
どこか懐かしいような感じすら覚える写真のレイアウト♪

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最初の『枕慈童』・・・舞台に置かれる台の菊まがきが綺麗で、
藁屋だのといった舞台上で見立てられた屋根と仕切りのある空間を見るとわくわくする♪
(被衣だの虫垂れ衣の市女笠みたいなのも好きでして♪)
でも、題名にも枕とあるように、なんともいい心地で船を漕ぐ。

私が一番興味が湧いたのは、おしまいの『安宅』。
歌舞伎などの『勧進帳』は何度も拝見してはいても、その源を拝見したのはこれが初めて。
舞台いっぱいに人がいて、その舞台からどんどん客席に押し寄せるような気迫がすごくて、
終演直後、緊張から解放されたかのように私の席の前や後ろから男性客から
「ふう〜・・・」とか「やっぱり大曲だな」という声が漏れ聞こえてきた。

本当ですね。いやあ〜面白かったです!!
・・・面白いという表現がふさわしいのかはわからないけど、
見ていてこちらが気圧されるっていう感じがとてもよかった。

もしも本当に、事実として義経一行が都から奥州へと日本海側沿いに逃れていったなら
義経主従は私の郷里の町も歩いて通っていったことになる。
今回の『安宅』や歌舞伎の『勧進帳』や時代劇を観るたび、そのことに想いを馳せてしまう・・・。
(ちなみに吉川英治さんの『新平家物語』には、うちの町の地域名を名乗った
「入善太郎」なる人物の名もチラリと出てきて、はじめて読んだときはびっくりした)

お能を観終えて、日もかげりだしたころ家に帰り着いた。
夕飯の支度よりも先に、ワーッと着替えてまずはシャワーを浴びる。
いつも思うのは、夏着物の醍醐味のしめくくりは、
この着替えたあとのシャワーである・・・ということ。
きっと夏に着物をお召しの方には共通の感想じゃないのかな?

このたびのお誘い、どうもありがとうございました♪

by team-osubachi2 | 2017-07-22 23:13 | 着物のこと | Comments(8)

絽の着物

ここのところずっと真夏日が続いている。なんとも暑い日々。

今週末、思いがけずよそゆきを着て出かけるかもしれないので、
ちょっと絽の着物の下見をしておこうか・・・と、箪笥をあけてみれば、
そうだ、私の箪笥に絽の着物は、おふくろさまがむかし誂えてくれた
一つ紋灰緑色の色無地(それと五つ紋の黒)一枚しかない?!・・・のだった。

秋明菊が染められたやさしげな付下げは(人によっては五十代でも着られなくもないが)
私のニンではなかったし、これから着てくれることを見込んで若い姪っ子に譲ってしまった。
若いころによく着た青い地に白い蕾模様の小紋はだいぶ前に処分してしまった。
・・・えっと、えっと、ほかに持ってなかった〜?

持ってないんだったわ〜。そう、これしか持ってないのよね、絽の着物って。
だって、滅多に着る機会がないわ、年々暑くなるわで
絽の着物なんてもう要〜らない!って思ってたんだもん。

一つ紋の色無地があればなんとでもなるっしょ、と思っていて、
実際真夏によそゆきを着るならそれで充分やりくり出来てたのだけど、
いちばん役に立ったのはやっぱりお茶を習っていたころかなあ。

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安直なアルバムに記した日付は2003年8月とある。
当時稽古していただいた社中で希望者のみでやった正午の茶事。
茶道会館の「山里」をお借りして、三名のお客様を前に
後座の亭主をつとめさせていただいたときの写真。

面白かったなあ〜、茶の湯における手前座には宇宙がある!な〜んて思ったっけ。
朝から集中の連続だったので、暑さは二の次だったかも。
いやあ〜、でも、もうあんな集中力は続かないね、きっと。

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いまでは暑さの感じ方も若いころとはだいぶ違うのだけど、
う〜ん、う〜ん、う〜ん・・・こう、なんていうか、ワードローブとして今さらだけど、
せめてもう一枚くらい絽の小紋なんかあってもよかったんじゃないかしらん?

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こうなってはもうしょうがない。絽の色無地を着ましょうかね?
帯は黒と黒紫の地色の絽綴れ、帯留には玉虫を♡
・・・と心積もりしておき、さて、半襦袢に半衿もかけておかねば。

以前よりも今の方が似合うだろう絽の色無地。
うっかり「暑くて着ないから」といって放り出したりしなくてよかった♪

by team-osubachi2 | 2017-07-16 16:50 | 着物のこと | Comments(6)

半幅帯好き

半幅帯が好きだ。
暑い季節に限らず、真冬でも半幅帯をよく締める。
帯揚げ帯締めを用いて締めると、半幅帯でもちょっとだけシャンとして見えるし
遊び着としても疲れないところがいい。

先日、彼方さん此方さんからそれぞれ半幅帯をちょうだいした♡
ひとつはまさにダミエな黄八丈。

若いころ、時代劇に夢中だったこともあり、
女子でも黄八丈に黒い(掛け衿ではなく)八掛けをつけて洒落てみたいなどと思ったものだけれど、
実際に黄八丈の反物の相場を知った段階でぐんと遠退いてしまった。

ひところ黄八丈の反物だけでなく、帯もさかんに出回っていた時代があった
、、、ように思うけど、これはそのころのものかしら?
ちょっと短めなのが、かえって締めやすいかもしれない。

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もう一本は白地の印花布。
素朴でリズミカルでなんだか元気が出てきそうな型染めだ。

印花布は中国の藍木綿であるけれど、布通の方にうかがうと
印花布でも白地のものは少し高いのだそうだ。
げんきんなもので、それをうかがってお得感が増した気がした。w
裏地は青朽葉とでもいうのか、抑えた大人向きなグリーンで、それも気に入った。

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私の廉価な桐箪笥の(深くない引出しが何段にもなってるタイプ)一番下段には
湿気があっても大丈夫なように夏帯と半幅帯が仕舞ってあるのだけど、
さすがにもういっぱいいっぱいで、開け閉めのとき
ちょっと手を添えないとダメになってきた。
半幅好きとはいえ、いまある帯だけで一生愉しめるだろう。

おばあちゃんになったとき、
今よりもっと活躍してくれるだろうな〜♪と夢見ている。

by team-osubachi2 | 2017-07-01 00:18 | 着物のこと | Comments(4)

夏、銀座で集う

*6月25日(土)晴れ

昨日に続いて、今日も朝からいい天気。
バッチリ夏日、、、だろうなあ〜、暑くなりそうだもの。

昨夜のうちに箪笥から出しておいたのは、お福分けの夏の紬。
ところどころ透けるので、藍色の麻襦袢を下に重ねて透けにくくして着る。
(白でも濃い色でも、どちらの長襦袢も着られるようこの夏紬にはあえて居敷当はつけていない)

あわせた帯は、大好きな沖縄の張り子玩具「闘鶏(トウチー)を染めた琉球紅型。
素朴さと愛らしい表情の型染めって大好き〜♪

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向かった先は「銀座もとじ ぎゃらりー泉」さん。
今回澤田麻衣子さんの初個展でのトークショーということで、
澤田さんとは長いつきあいのY子ちゃんが九州から応援に馳せ参じ、
私にも声をかけて誘ってくれたので、ありがたく参加させていただいた。

この日フォトグラファーの武藤奈緒美嬢も型染め小紋でトークを聴きにきたので
私よりもお若い二人にはさんでもらって記念に一枚パチリ!w
(私が持っているのは、実はカブトムシくんのケージをいれた紙袋)

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工房で修行なさって充分にチカラをつけられてから独立なさった澤田さんの作品には、
しっかりした技術の上に華やぎと優しさが感じられて、
作家としても花が咲きはじめた時期を迎えられたかのよう。

型染めに用いる現代の道具や素材のお話には興味津々。
ご自分が思う色使いのことなどに同感したり、あっという間に一時間が過ぎちゃった。

トークのあと、もっとじっくりと作品を拝見したかったけれど
大変なにぎわいで遠巻きに見ながら、会場に居合わせた知人や
お世話になってる編集者さんへご挨拶にいったりでわらわら。

でも、会場で「ブログを楽しみに拝見しています」と声をかけてくださった美しい方が
澤田さんの帯を締めていらしたので、お話をききながらじっくり見せていただいたり、
なによりこの日Y子ちゃんが締めていた帯が澤田さんにお願いして誂えた帯とのことで、
きけば、Y子ちゃんの人柄もよく知っている澤田さんが提案しつつ染められた作品だそうで、
濃い地色に型絵のクコの花と、絞りによる緑の葉の表情がなんとも素敵でまたよく似合っていた。
うわ〜!これ、イイね〜♡と、武藤嬢と二人でY子ちゃんの帯にノックアウト♪

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おかげでまたひとつ憧れのものが増えた感じがした。
着物世界の憧れが現実になるなんてことはめったにないのだけど、
でも、こういう憧れを持つってそれこそ自由だし、無制限だし、
どんなにたくさん抱いても無料だもん!笑
そういう憧れも、着物好きにはがんばる原動力のひとつになるってものよネ♪

この日手渡しで贈った白い日傘をさっそくその場でさしてくれたY子ちゃん。
うん!臆せずはつらつと差してくれるところが若い着物姿にいっそう映えるわ〜♪
洋傘とちがって、地面に映る影がまあるいところがまたイイね!

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同じく澤田さんとは旧知のY子ちゃんのお母さまとお友だちも大阪・京都から応援に来られて、
四人で一緒にランチをしに銀座の街を横切って移動。
まったくの初対面だのに、お三方とも着物好きのせいか、
親しみやすく和気あいあいとしゃべくりランチタイムを愉しんだ。

銀座のホコ天、真ん中で止まって「どや?!」・・・ようお似合い〜!

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おかげさまで楽しい一日でした♡

お誘い、どうもありがとう。また東京や、横浜にも遊びにきてネ〜♪

by team-osubachi2 | 2017-06-26 17:16 | 着物のこと | Comments(0)

*6月23日(金)晴れ

予報よりもいい方にお天気が転んだので、日中は暑くなりそうだ。

今日は一日、長平庵で画家の朋百香さんの個展のお手伝いに入る。
気温の上下が激しい日は消耗も激しいので、
去年手直しした能登上布の胴衣(ドゥジン)を着て、軽く琉装風の格好で出かけた。
この軽装は疲れ方がまるで違うんである。

昨秋京都で開催された朋百香さんが絵を手がけた「京都タロットカード」の原画展。
それを横浜の自宅アトリエでも展示なさるとのことで、二日間にわたってアトリエを開放。

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何人ものお客様がいらして、和のタロットカードの世界を愉しんでいらっしゃった。

着物好きの朋百香さんの友人方もお着物でいらっしゃってにぎやかなひととき・・・。

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帯飾りや羽織紐などの和小物作家のSakurakoさんも来場して、一緒にパチリ♪

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希望された方々は、さわり程度にカードを三枚ひき、
この京都タロットの著作者である岩倉ミケさんに診てもらっていた。

お客様がみなさんお済みになったあと、最後に私もちょろっと引かせていただいたので
この日の備忘録に貼っておこうかな。

この三枚の内容は、基本的にミケさんにお話をきいた私しか知らないことなのだけど、
なあ〜んで「今の私の状況」その通りのカードが出るのかなあ〜????
不思議だなあ〜・・・。

まだ未刊の京都タロットカードだそうだけど、時期がきたら世に出ることになるんだろうね。

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アトリエ展、お疲れさまでございました。お天気にも恵まれ、ご盛会で何よりでした。


ご興味のある方は、朋百香さんのブログでどうぞ。(お着物のカテゴリ「きもの道」も見ものです ♪)
ブログ『胡蝶の夢』: http://tomoko358.blog102.fc2.com
(カテゴリ「タロット」: http://tomoko358.blog102.fc2.com/blog-category-3.html


by team-osubachi2 | 2017-06-25 14:18 | 着物のこと | Comments(10)

昨日から六月に入って、和装ではお襦袢、小物、帯は夏向きのものに衣更え。
でも、いきなり28度だの30度だのという暑さに
着物好きの人たちは透けにくい盛夏の着物などに袖を通す人も多い。
まだまだ暑さに身体が慣れていないので、倒れるくらいなら
(エアコンが効いた空間での礼装などは別として)
季節を先取りして盛夏のものを工夫して着るほうがいい。
着物を着る人たちの間では、すでにそういう流れが定着しつつある・・・と思う。

先だって友だちからいただいた絣木綿。
出雲あたりか弓浜あたりか、山陰地方のどこかの産と思われるこの単衣を、
今から洗い張りに出して仕立て直して着ようなどと考えてみたけれど、
すでに押入れでスタンバイしている仕立て待ちの反物が頭をよぎり、
じゃあいったいいつ着られることになるかまったく分からないので、
だったら、これも琉装のドゥジン(胴衣)もどきに直してしまえば、すぐ着られるじゃん?

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というコトで、さっそく糸切り鋏で両袖をはずして解き、両脇もほどいて、
背中の(衿付けの繰越し分の)内揚げもほどき、
洗濯機でガランガラン洗って干してからアイロンをかけた。

私は和裁そのものは出来ないから、衿と背縫い、おくみなどはそのままに、
両脇、両袖、裾だけを直せばいいのである。
袖口は開きっぱなしで、着物の袖先のカーブみたいな始末も無用だし、
そう、まっすぐ縫えれば出来るのよ〜!・・・て、あ、紐も四本縫わなくちゃいけないんだ。
うう〜ん、正直いってやっぱ面倒くさいけど。w

本当は琉球絣の紬か木綿があればベストなんだけど、持っていないからあるもので賄う。
ついでに以前これもひと様からいただいた上布の着物でドゥジン用半襦袢も制作中。

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5月や6月に入ったばかりで、気温29度だの30度などという日に着ればいい。
いままだこれから袖付けと裾の始末もあるから今月デビューできるかわからないけど
9月も間違いなく暑いから、美術館や民藝館へ行くだとか、友だちとちょっと会うとか、
でも着物を着るにはちょっぴりバテ気味のときなどに着ればいいよネ♪

晒も巻かない。帯も締めない。
裾脇には深くスリットが入り、大きく開いた両袖から風がゆったりと身体を抜けていく。
今年も楽しもう「琉装ごっこ ♪」・・・ま、あんまり流行りそうにないけどネ。w



by team-osubachi2 | 2017-06-02 23:55 | 着物のこと | Comments(4)

絣木綿デート

*5月8日(月)晴れ

以前着付けを教えた友だちが、
「普段気軽に着られる着物として久留米絣を誂えました〜!」というので、
じゃあ横浜で会いましょう、と絣木綿デートしに行ってきた。

この日の予想最高気温は横浜で28度。あぢい〜。
私の木綿の単衣は弓浜絣一枚きりなので、これを着る。

長襦袢は、手持ちの半襦袢に、これも貰い物だった紋紗の麻で
両袖と裾をぐるりと縫って半襦袢に合体させた自作の「なんちゃって長襦袢」だけど、
汗も気にせず洗濯もザブザブ出来るから気楽でいーんだ〜♪

まだ身体が暑さになれていない感じだから肌襦袢は省略して、
巻いた晒の上に(晒と麻の)長襦袢と、絣木綿の単衣を着る。
帯もひと様からいただいた八寸の型染めを自分で半幅にかがったもの。

私は半幅帯を締めるときも、帯揚げと帯締めを使うのが好き。
ゆるみの心配もないし、正面からみれば普段着でもくだけすぎない格好に見えるからかな?
帯留はどうしようかな?蓮の葉の提げものを主役にして、帯留はよしておこうか。

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午後のんびりとお茶出来るような時間に待ち合わせた場所に、
亀甲に麻の葉と小花模様の久留米絣を着てあらわれた友だちは半幅帯を小粋に結んでいた。

きけば我がお団子ちゃんの着付けノートを見て締めてくれたそうな。
おおー!ご利用いただきどうもありがとう!

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実は私はいまだにこれが「矢の字」なのか「吉弥結び」なのか、
どっちがどっちなんだかわからないままなのだけど (^ ^;;
個人的な印象でいえば、たれ先は斜めっている方が後ろ姿が、
ことにお尻まわりが「シャープに見える」。
だから背が大きい方や、お尻が大きいと思っていらっしゃる方にはこちらをオススメする。

一方の、たれ先がまっすぐに下がっている方も好きで、こちらは雰囲気が少し優しくなって
小柄な人や柔らかい雰囲気が似合う方にはそちらをオススメしちゃうかなあ。

・・・で、友だちの入場券で一緒に見たのがコレ↓(会場ポスターより)

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さすが!池田先生!目ヂカラすげーーー!!

すみません、ことさらなファンでもないくせに池田先生の漫画を読んで育った身には、
先生の美しい原画と華麗なご経歴を目の前にしては、
さながらマリー・アントワネット様の御前にひれ伏す
下々の人間と化してしまうのであります。・・・ははーーっ!
よりによって絣木綿なんて着ている手前どもには、ことのほか眩しうございました。w

楽しく見終わって、百貨店の階下でお茶をしながら、あれこれ着物談義 ♪

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だれもいなかったので化粧室の鏡前で並んで一枚パチリ。

友だちは、絹ものとちがって、これなら居酒屋へも行きやすいし、
「着ていてすごく楽♡」と言って嬉しそうだった。

木綿のデビューにはもってこいの季節。これからもおおいに愉しんでね ♪

by team-osubachi2 | 2017-05-10 09:50 | 着物のこと | Comments(5)

*4月30日(日)はれ

朝からいいお天気だ。
軽くお腹に入れておいてから着物に着替える。

洗い張りしたまんま数年寝かせてしまった牛首紬。
ようやく袷→単衣に直してもらい、今年はどしどし着るつもり。

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帯は緑無地の伊兵衛織。かなり重い帯なので
お太鼓が単になるよう自分で切って、たれ先だけ折り返して名古屋帯にしたもの。

帯留はかまぼこ板から彫った自作のそら豆。まあ、これもいま時分毎年使う小物ですかね。

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今日は友だちのカメラマン女子・武藤奈緒美嬢と着物de散歩する日。

まず向かった先は目白の「ゆうど」へ。

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9回目を迎えた『井戸端・着物マーケット』に出店していた
和装小物の『富士商会』のペタコさんと、リサイクル着物『初屋』の絵理ちゃんを陣中見舞い。
(*この販売会は昨日で終了しています/http://kimonoindies.blog.fc2.com

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あらやだ、帯留ズレてるよ〜ワタシ〜。

ペタコさんは小付けな絣模様の藍木綿。武藤さんは横段の紬。絵理ちゃんは藍紬の小格子。
みんなそれぞれ好きなもの、似合うもの、よくおわかり。

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気のおけない者同士、なんかまたこんな風に集まりたいネ♪

「ゆうど」を後にして、目白駅前にある
「伴茶夢」のナポリタン・セット(930円!)で軽くランチタイム〜♪

いまどんどん消えてゆきつつある街中の昭和な喫茶店。
こういうところはなんだか気持ちが落ち着くんだよね ♪

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そのあと移動して、今日はこちらへも♪

『東京キモノショー2017』@日本橋三井ホール。
(5月7日(日)まで開催中!/http://tokyokimonoshow.com

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いろんな企画がいっぱいの催しは今年から有料に。

この先どんな風に続けてゆくのか、主催者も考えねばならないこととかいっぱいありそうだし、
試行錯誤がこれからも続くんだろうなあ〜。

ま、場内のあれこれはHPや訪れた方々のブログでご覧いただくとして、
武藤嬢とともに遊んだのは昭和なおさしんが撮れるセットのちいさなコーナー。

「すっかり喉かわいちゃって。武藤さん、お茶いただきましょか」
「あ、すいません、この電話終わったらいただきます〜」・・・なんてもーそー♪

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そこへ「あ?!岡田さーん!?」って声がして、誰かと見れば・・・

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おおー、おひさしぶり〜!「きものカンタービレ」の朝香沙都子さんとは、
何年か前にバッタリ五島美術館で遭遇したことがあったのだけど、
思いがけず後に『美しいキモノ』さんのお仕事関係で正式に知り合い、
年に一度くらいどこか着物がらみの場所で出会う。
(きものカンタービレ/https://ameblo.jp/wingofkimera/

よかったらここあがって、一緒に写ろうよ!
武藤さんが「小津作品のカメラ位置で撮りますよ」と言ってパチリ。

あ〜はいはい、いま遊んでますよ〜、ええ、ええ。w

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着物好きの阿呆、買う阿呆に着る阿呆。同じ阿呆なら遊ばにゃ損でしょ、損。w
・・・な〜んてネ。

武藤さんと日本橋で分かれたあと、相方と合流してどこぞのエビス・バーで一杯♪

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暑い日の締めくくりにはもってこいネ。

着物好きならではの阿呆を愉しんだ一日だった。
今日はお誘いいただき、どうもありがとうさんでした〜♪

by team-osubachi2 | 2017-05-01 16:14 | 着物のこと | Comments(8)

昨日、着付師をしている友だちから一冊の本をもらった。
あ!これ、近いうちに買おうと思ってた本なんだよ。わあ〜、ありがとう!

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淡交社さんの『なごみ』で連載していた青木奈緒さんの紀行エッセイが一冊にまとまったもので、
目次をざっと見ただけでも、藤山千春さん、竺仙さん、冨田潤さん、
小岩井カリナさん、臼井織布さん、大西實さん、西川はるえさん、藤井礼子さん、
野原俊雄さんなどなど、着物好きにはよく知られた方々のお名前が並ぶ。

スタッフの一員として関わった友だちのこぼれ話の中で
ことに興味を持ったのが手織物流通士の山田標件さんのこと。
まずはこの山田さんの章から読んでみようかな ♪

「これから先 きものはどうなるのだろう?」と帯紙にもあるように
青木奈緒さんの視点を通して、自分も着物の今とこれからのことを少し考えてみたいな。
何が出来るというワケでもないけれど・・・。


『誰が袖わが袖』青木奈緒/淡交社

by team-osubachi2 | 2017-04-27 10:20 | 着物のこと | Comments(2)

これも昭和な藍木綿

昨日は友だちのおうちへ行って、ほんの少しだけ断捨離のお手伝い。

そして、「あなたに似合いそうなのが出てきたのよ」と
友だちのお祖母さんのだったらしい藍木綿の単衣を一枚いただいてきた♡

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桐の花とおぼしき模様と、これは何菱というのか幾何学模様が
緯(よこ)糸の絵絣で織られていて、ふ〜む、おそらくは弓浜あたりかな?
または山陰地方のどこかの出かしらん・・・と推察する。

私が自分で誂えた平成の弓浜絣とは糸がまるで違う。
たぶん昭和の中後期あたりに織られたのかな?ふっくりとした手紡手織の糸の様子も、
正藍の絣脚の色もとてもきれいで、丁寧な仕事だなあって思う。

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寸法を計ってみれば、なんと身丈は私よりも大きい。裄も充分。でも普段着物らしく袖丈は短め。
どのくらい袖を通されたのか、まだまだしゃんとしているから
また洗い張りに出して、仕立て直してもらおうかな。
とはいえ、いったいいつ着られるようになるかは毎度のことながらまったく不明・・・。

こういうおおらかで素朴さが感じられるような紺絣が好きで、
(とはいえ、もしも自分で選ぶとしたら男っぽい小絣になっちゃうけど)
自分で言うのもなんだけど、元が田舎の出身だからか、
こういう田舎風(?)の紺絣は私の顔によく似合うんだ〜。w

ごく普段に着るなら無地や縞の八寸帯とかを合わせるといい。半幅帯ならもっと気楽でいい ♪

そうね、たとえばこんなのとか。
人さまからいただいた八寸帯のなみなみ模様を活かしたくて自分で半幅にかがったもの。

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同じく友だちのお祖母さんのリバーシブルの無地帯だったものを半幅に直したもの。

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大好きなミンサー帯ならどれも全部も合うわ〜♡

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田舎風の絣も、白い博多でキリリと辛口にするのもいい。
これもいただいた博多帯の単帯を自分で半幅にかがったもの。

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はあ〜、愉しいなあ〜♡こんなことしてると時間を忘れちゃう。

で、昨日はめずらしく朝からわずかな目眩と頭痛で調子があがらず、
(もしかしたら前日水分補給に失敗して、ごく軽い熱中症予備軍に?)
たいして断捨離の役にはたてないくせに、食欲は問題ナシだものだから
友だちのママさんに美味しいランチをごちそうになり、
さらに着物までしっかりもらって帰ってきて、
はて、私はいったい何しに行ったんだ?・・・という一日だった。w

by team-osubachi2 | 2017-04-21 11:46 | 着物のこと | Comments(6)